第2話「新人研修での痴態」


 滝輔とようやく出会い、姉のことを頼むことを出来た結樹奈は一安心し て準備室へ向かっていく。  これから、自分の身にいろんな恥辱なことをやらされる事はわかってい るが、捕まっている姉を助けるためなら仕方のないことである。  社内にある花見準備室へ行き、中へ入っていくと、どうやら結樹奈が考 えてた以上の最悪の状況が待ち構えていたのであった。  ガチャ。「あのー遅くなりました」  結樹奈が入った部屋にはすでに先輩OLが数人いて何やら凄い形相をし ている。 「あのー先輩?どうかしたんですか?」 「どうかしたじゃないわ。あんた平田に変なことを頼んだんじゃないでし ょうね」 「そうそう、ちゃんと見てるのよ。さっきはずい分と甘い行為をしてたみ たいだけどね」 「!!ええ、お兄ちゃんにいろいろ頼んだわ。どーせ、立ち聞きしてたか ら言わなくてもわかってるんでしょ?」 「ふふ、姉と違ってまだ強気でいられるのね?」 「あんまり強気だと〜、全裸のラジオ体操以上のことをやらせちゃうかも よ〜」 「どーせ、素直に従っても私をとことん辱しめて堕とすんでしょ。少しぐ らいの反抗は大目に見てもらいたいわね」 「まったく、本当に姉よりも強い子ね..ここまで辱しめてもまだこんな 口を叩けるなんてね」  そう、結樹奈は姉と協力して花見を中止にさせようと頑張っていたのだ が、姉が先輩OLたちに捕まり、調教されていく姉の無残な姿を見せられ ると逆らう事が出来なくなり、脅されて従うようになった。  これが普通の脅しなら、まだ耐えるだけでもいいのだが、先輩OLたち の脅しは結樹奈にとって、とんでもないものとなっていた。  そう、彼女たちの脅しは姉と同じに結樹奈をじわじわと調教していく性 的なイジメに近いものであったのだ。  その性的なイジメに始めは凄く抵抗した結樹奈だったが、閉鎖的なこの 準備室で彼女らに無理矢理、快感となるまで繰り返しされ続けられたので あった。  それは、とても口に言えない責めばかりであり、そんな彼女らの行為が 続くうちに結樹奈の身体が快感を覚えてしまい、調教の効果が出始めてき ているようだった。  今では彼女らの言い付けを素直に実行するまでになっており、研修最終 日が始まる数日前からは結樹奈に下着着用を禁じる命令や全裸でラジオ体 操をやらせるとこまで出来るようになったのである。  これも全て姉を救い出す為の代償として行っている結樹奈だが、その肝 心の姉の姿が見えないことに気づいた。 「あ・あの、姉さんは、どこに居るんですか?」 「姉さん?姉さんって何のことだって?」 「ふざけないでください。捕まっていた姉さんはどこにいったんですか」  そう、昨日まで捕まっていた姉の姿が辺りになく不安になる結樹奈。  そんな結樹奈に先輩OLたちがくすくす笑いながら言ってきたのだ。 「ああ、もしかしてアレのことかしら?」 「ど・どういうことですか!」 「アレが姉さんとはすっかり忘れてたわ。あははっ」 「教えてくださいっ!ど・どこにいるんですか」 「アレなら、。ほら部屋の端っこに転がってるわ」  結樹奈が部屋の端の方を見ると無造作に床の上に放置されてる人の姿を 見つける。  それは亀甲縛りで身体の自由を完全に奪われた上に様々な性具で散々イ かされまくった姉の無残な失神姿であった。  それも性器には未だに激しく動くバイブが突き刺さっており、失神して しながらも、ぐちゅぐちゅと生々しい音が続いていたのだ。 「ひ・ひどい..ここまでするなんて約束がちがいますっ」 「約束?ああ、あまりひどい事をしないってことね。まだ守ってるけど」 「そうそう、これぐらいでひどいなんて甘いわよ」 「そ・そんな..」 「まあ、アレ以下にしたくなかったら素直に私たちの言うことを聞いてね」 「卑怯ですっ!絶対にあなたたちを許さないからっ」 「あらあら、怒ってる♪まあ、いいわ。明日の最終日ではある事をしてく れないかしら?このお願いをきくなら、アレをちゃんと開放してあげるわ」 「ほ・本当ですか..嘘ではないですよね」 「もちろんよ。あなたもアレをこれ以上、ひどくしたくないんでしょ?」 「わ・わかりました..何でもしますので姉を解放してください」 「OK、誰かアレの縄をほどいて身体を拭いてあげて」  その言葉に、ようやく結樹子の縄を解き始め、介抱を始める彼女たち。  姉の顔色がまだそれほど悪くないことから少し安心した結樹奈であった。 「姉を解放してありがとうございます。約束どおり、私も何でもしますの で言って下さい」 「そう、じゃあ明日の研修最終日で指定された時間に男風呂に入っていっ てもらいたいの」 「それはタオルも何も付けずにってことですか?」 「そう、貴女は女風呂と間違えたフリで入ってもらいたいの。そういう設 定で堂々と素っ裸で入浴して欲しいのよ」 「当然、誰か先客がいるんですね..」 「ぴんぽーん、部長が偶然に入っているから、部長は美味しいシーンに遭 遇することになるわね」 「わかりました..要は部長とそのまま入れということですね。どーせ、 そういう流れになってるんでしょ」 「ま〜ね。あとはヤられない様に注意しなさいよ♪あの部長結構スケベだ から挿れてくるわよ〜」 「そうそう♪そうなったら、あとはされまくりってとこよ」 「注意すればいいんでしょ!あなたたちの思い通りにさせてたまるもので すか!」 「じゃあ、それで明日は頼むわよ〜♪」 「わかりました」  結樹奈はむっとした表情でドアから出ようとした時、先輩OLたちから ある追加注文がきてしまった。 「渡部ちゃん。出る前に少し注文していい?」 「・・・注文って?」 「たいした事じゃないわ。明日は研修のあとに親睦会もあるから部長のご 機嫌を損ないたくないの」 「はぁ..」 「たった2つの言い付けを守ってくれるだけでいいのよ」 「2つですか..」 「1つは部長に逆らわない事。スケベな部長だけど誰か入ってくるかわか らない男風呂とあって、それほど変な事出来ないから素直に従ってね」 「はい..従います..」 「後は部長の質問には例え答えが違っていても全て肯定して」 「肯定するんですか?それは全てはいと言う事ですか?」 「ええ、全てその通りって答えてね。そうすれば、部長は上機嫌であなた に何もしないでお風呂から解放させてくれるわ」 「・・・わ・わかりました」  何やら意味深な言い付けを言われ結樹奈は明日の研修最終日に挑む事に したのであった。  翌日、例年通り研修最終日は親睦会を兼ねて新入社員たちは宿泊施設を 併設した旅館で午後3時まではみっちり研修をすることになった。  そのまま泊まる関係で研修は私服で受けていいことになっており、結樹 奈も当然私服を着なければならなかった。  ただ結樹奈が着ている私服は先輩OLが用意したものであり、研修を受 けるには場違いな格好になっていた。  上の方はダブダブの白いタンクトップをノーブラで着ており、下の方は ノーパンでのミニスカート姿となっていたため、ちらちらと恥部が見えて しまうのであった。  タンクトップの方は前からは谷間が、横からは横乳が丸見えだったので、 ほとんどおっぱいがはみ出している感じだった。  さらに、すごいのはミニスカートをお尻の下に敷かないで直座りだった ため、風が吹く度に捲れておま●こが横から見えてしまうのだ。  まあ、室内で椅子に座っているので風なんか吹くことはないのだが、不 運な事に結樹奈のすぐ近くには空気清浄機が置いており、送風口からの風 でずっとぴらぴらとスカートが舞っていた。  正直なところ、結樹奈は全裸で研修を受けられているのと大差ないと言 っても過言はないだろう。 (こんなことで負けてたまるものですかっ!見るなら好きなだけ見なさいよっ)    今さら恥ずかしい格好で戸惑う結樹奈ではなく、男子社員たちの視線に 睨み返しながら、何とか研修を乗り越えることが出来た。  こうして研修が終わり、後は午後7時から始まる新人親睦会まで自由時 間となり、結樹奈はさっそくお風呂に入ることにした。  先輩OLたちが指定した午後4時に男風呂の脱衣所で服を脱ぐ結樹奈。  頭の中でここは女風呂だと言い聞かせて、浴室のドアを開けながら元気 な声でこう言ってきた。 「一番風呂〜♪まだ、みんな入ってきてないのね。女風呂は狭いって言っ てたけど結構広いじゃない〜」  タオルも巻かずに明るい顔をしながら先に進んでいくと、やはり湯に浸 かっていた部長が居り、わざとらしい言葉を出してきた。 「ちょっと君!な・何で男風呂に入ってきたんだ?どういうつもりだ」 「えっ?男風呂っ!女風呂じゃないんですか..」 「ここは男風呂だ。もしかして間違えて入ってきたのか?」 「す・すいませんっ..間違えました。今すぐ出て行きますので」 「そういうことか。まあ、君さえ良かったらこのまま入っていきたまえ」 「えっ..でも男風呂に女性がいるのは不味いですよ」 「何、この旅館は貸切なんだから問題はないだろう。私は君が裸で入って きても襲うような男じゃないから安心したまえ。裸のつきあいに男女の隔 たりなどないわい」 「そうですよね..裸のつきあいですものね。部長は信頼できますので、 お言葉に甘えて入らせてもらいます」 「そーそー。ついでに勺でもしてくれないか」「はい♪」  心の中ではすごく悔しい結樹奈だったが先輩OLの言い付けで”逆らわ ない事”に従って素直にお勺につきあうしかなかった。 「しかし〜間違えて男風呂に入るなんて君はそそっかしいな」 「は・はい..すいません」 「いや、もしかするとわざと間違えて入ってきたんじゃないか〜。確か君 の姉さんは露出狂だったしなぁ〜」 「ち・ちが...!!」 「何か言ったかの〜」  質問をしてきた部長に否定の答えを出そうとした結樹奈が、何かに気づ いて言葉を止めてきたのだ。  そう、この時になって、初めて第2の言いつけの意図がわかった。  どうやら、先輩OLたちは部長がこういう質問をしてくるのを理解して おり、部長も結樹奈が肯定するのを知りながら、わざと質問してきたので あった。 「どうした?実はわざと男風呂に入ってきたんじゃろ?」 「はい..裸を見せたくて、わざと間違えました..」 「そうかそうか、まあ君の姉も露出狂だったから今回は目をつぶるとしよー」 「ありがとうございます」 「しかし、君がそういうつもりでここに入ってきたのなら、一緒に入るの は非常にまずいな〜。そう思うじゃろ?」 「は・はい・・・」 「そうだっ!ここの男子風呂は奥の混浴にそのまま出れたはずだな。この まま混浴に行けばいいだけの話だな。名案じゃろ?」 「そ・そうですね..名案です」 「じゃあ、さっそく行くとするか〜。構わんよな?」 「はい、混浴に連れてってください..」  結樹奈は部長に連れられて裸のまま男風呂から混浴へ向かうことになった。  部長の顔を見るとニタニタしており、何かを企んでいるのは言うまでも ないだろう。  まだ親睦会が始まってないと言うのに結樹奈の恥辱はどんどん増してい くのであった。


 ※ この短編は、1度カットした「僕の会社」部分を「僕の会社2」の一部分の
   話として使った経緯があり、今回のリニューアルで内容が重複した部分を
   カットした作品となってますので、ご了承願います。
  (「僕の会社2」の旧2話後半、旧3話は「僕の会社」現4話・5話に含まれて
    いますので、こちら側の旧2話後半、旧3話はカットしております)
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