美佳を素っ裸のままで校庭を走らせる。
いくら何でもそこまですることは出来ないと思いながら、男子たちは期
待していた。
その次の瞬間、美佳が花壇から裸で飛び出した。
どうやら、女子が上の窓から美佳が花壇で隠れてることを見つけて悲鳴
を出して喚いたらしい。
「きゃぁぁーー、変な女が裸で隠れてるわぁぁ」
「うそぉぉー。マジまっぱだよ」
その悲鳴を聞いて、美佳が慌てて逃げていく。当然ながら通学する生徒
たちに逃げていく美佳の姿は丸見えとなった。
「おい、誰か裸で走ってるぞ」「誰なんだ?」
「ちっ、気づいて方向を変えたぞ」
生徒に裸を見られて、頭が混乱していく美佳にとっては人がいない方へ
逃げていくのが精一杯となっていた。
(こんな姿、見られるわけにはいかないっ!逃げなくちゃ..にげなくち
ゃっ!)
必死で裸で逃げている美佳が校庭のトラックの方へ誘導されていく。
そして男子たちがそれぞれの教室の窓から校庭を注目してる中、校庭に
美佳が全裸で走ってきたのだ。
「すげぇぇー、マジで素っ裸で走ってきたぜ」
「いったい、どうやったらこんなことが出来るんだよ」
いくら動揺していてもここが校庭だということが分かるはずなのに何故
なのだろうか?
誰もが思う謎の全裸校庭疾走だが、答えはすごく簡単なことである。
美佳が校庭以外の人の居ないところに逃げようとしたところに男子を予
め配置し、校庭しか逃げられないように誘導していたのだ。
もちろん逃げるのに必死な美佳は、男子たちが窓から覗いているのを気
づくことなく、裸を晒しながら走ることになった。
美佳の後ろから男子たちも追いかけてきたらしく、手で恥部を隠すこと
が出来ないように美佳を全力で走らせるようにした。
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