実験小説「たく波」・お正月編-3


1月2日・朝:たくやの部屋

 ―――ああぁ……あたしのおマ○コに入ってたユージさんのおチ○チン……んッ、んチュ…なんでこんな…美味しいんだろ……♪
 元日の一日でユージさんが射精した回数は優に二十回を越えています。そのほとんどがあたしのおマ○コかアナルへの中出しで、コンドームなんて一度も使っていません。もし子供の産める身体になっていたら、絶対にユージさんとの赤ちゃんを妊娠していたと思うほどにあたしのおなかの中はザーメンでいっぱいにされてしまいました。
 だけど……さすがに二日目になると、ユージさんのおチ○チンも勢いがなくなってきました。
「だ、ダメだ……たくやちゃん、出すよ、出すよ…!」
「ん、んんゥ…あたしのフェラ……気持ち…いいれふか?」
「ああ、しゃぶらせるたびにますますイヤらしくなって、初めてのとき、あんなに嫌がったなんて思えないよ……!」
 ユージさんと初めてSEXしたのは、今いるあたしの部屋、そしてユージさんが仰向けになっているあたしのベッドの上です。起きてすぐに一回戦をこなしてくださったおチ○チンをイヤらしい吐息を漏らしながら嘗めしゃぶっていたあたしは初めてのときのことを思い出し、頬を染めながら深く淫茎をノドの奥に咥え込む。
「うあッ……!」
 ヒクヒク痙攣するおチ○チンを握り締め、精液の込み上げてきたおチ○チンを愛おしく嘗め回します。そしておチ○チンの反応を確かめながら指先を玉袋からアナルへと何度も滑らせる。
 ―――ふふふ……もっと…気持ちよくしてあげます……♪
 フェラチオで男性を悦ばせる喜びに、あたしは頬を緩ませ、先端から根元にまでさらに激しく舌を絡みつかせていきます。浮き上がった血管や裏筋の隅々にまで舌先を這わせ、鈴口をノドの奥に擦り付けると、必死に射精を堪えているペ○スからビュクッと先走りの苦い汁が噴き出してきました。
「ほんと……たくやちゃんは女になって正解だよ。ほら、大好きなザーメンを飲ませてあげるから……!」
 内太股を緊縮させたユージさんがあたしの頭を抑え、ノドの奥へと痙攣するおチ○ポを捻じ込んできます。けれどそんな乱暴な行為をあたしは嬉々として受け入れ、亀頭にノドをふさがれながらも唾液のぬめりを帯びた唇で脈打つおチ○チンの根元を締め上げました。
 ―――ああ、出るの、あたしのおマ○コに入ってたおチ○チンから、おマ○コに出されたのと同じザーメンが、出るの、飲ませてもらえるのォ!!!
 あたしはもう、おチ○チンをしゃぶるのが大好きな淫乱女です。ザーメン飲ませてもらえると訊かされて、おマ○コから膣内射精されたザーメンをビュクッと搾り出してしまうような女になってしまったんです。
 ユージさんが情けない声を上げて顔を歪ませるほどに、あたしの笑みは妖艶になります。そしてノドの中へと挿入された肉棒をキュッと締め付けて口いっぱいにされた肉茎に舌を絡ませ、固さも熱さも臭いも味も、心行くまで味わいつくすのです。
 ―――出して、あたしのお口に、あたしの口マ○コにユージさんのザーメンをいっぱい…いっぱいぃぃぃ!!!
 そんなフェラだからユージさんにイヤらしいイヤらしいと言われるのでしょうか……でも、あたしは自分に芽生えたメスの本能を押さえられません。お正月の三日間は、我慢せずにスケベな女になると決めたんだから。
 そしてユージさんが歯を食いしばり、整ったアゴ先を突き上げた瞬間、痙攣した亀頭からあたしのノドの奥へと熱いザーメンが流し込まれました。
「―――――――――ッ!!!」
 ノドをふさがれて呼吸すらままならないフェラなのに、直接おなかの中へと精液を注ぎこまれたあたしはむせ返りそうになりながらも、備考に逆流するザーメン臭だけで軽く絶頂へ昇りつめてしまっていました。
 ―――でも……ちょっと薄いし、量も……
 心のどこかで逆流するほど大量に精飲させられると期待していたけれど、寝てるとき以外ずっとハメっぱなしだったので、さすがのユージさんも体力の限界に達していました。おチ○チンの痙攣は収まっていないのに精液を吐き出し終えた巨根は、瞬く間にあたしの口の中で勢いをなくしていきます。
「さすがにこれ以上は、ちょっと休まないと……」
 そういうユージさんのおチ○チンを、あたしは名残惜しそうに嘗め回して、尿管に残っていた精液の残滓まで吸い取ってからチュポンと唇から吐き出します。そして口内に残ったわずかな精液を唾液と混ぜ合わせて何度も噛み締め、コクッと飲み込んでから、大の字になって荒く息をしているユージさんの腹筋にたわわな乳房を押し付けました。
「そういう気持ちいいことされると……休めなくて困るんだけどな」
 だったらユージさんが休んでいる間、あたしはオッパイをお布団代わりにして差し上げます。……と言いたい所ですけど、それよりも何か精の付くものを作ってあげたほうがいいかもしれません。部屋の床には、精力ドリンクのビンがゴロゴロしているだけで、固形物の食事は昨日一日とっていませんから。
「でも安心していいよ。たくやちゃんにはタップリ満足してもらうから」
「あ……♪」
 ユージさんの手がお尻に伸びてきて、グイッと割り開かれてハメられるのに慣れたアナルをさらけ出されると、あたしの唇から小さな喜びの声が突いて出ます。
 休もうとされているユージさんがあたしを満足させてくれる……それは手指や口を使って、愛撫し続けてもらえることなのかと、新たな期待が湧き上がってきます。でもユージさんがもう片方の手でベッドの隅に置いておいた携帯電話をいじりだすと、あたしの豊満な胸に一抹の余韻がよぎりました。
「覗きはもう十分だろ。入ってきていいよ」
 電話口に述べたのはただそれだけ。どういう意味なのかと考えようとしても、ノドをペ○スに塞がれていて軽く酸欠になってしまっていた頭では無理でした。
 けど―――
「し、失礼します……」
 いきなり部屋の扉が開き、見知らぬ男の人が頭を下げて入ってくると、もう考えるどころの話ではありません。ユージさんもあたしも、一糸まとわぬ姿でベッドの上で肌を重ねているのです。ドリンクのビンや精液や愛液を拭ったティッシュが散乱している床には、一緒になってあたしの下着も放り出されていますし、ユージさんの手で広げられているお尻だって扉の方を向いているのですから。
 それに、あたしの姿を見てゴクリとノドを慣らした男の人が部屋へ足を踏み入れると、その後ろからもう一人、別の男性が続いて入ってきます。さらに一人、さらにもう一人……結局六人もの男の人があたしの部屋に入ってきて、ティッシュなどを踏まないようにしてベッドを取り囲みました。
「こいつら、みんなたくやちゃんのファンなんだよ。“あの”夏美に妹がいるって話題で大晦日の日に盛り上がっちゃってね。写真を見せたら是非お友達になりたいんだって」
「そ、そんなこと、急に言われたって……」
 ユージさんの携帯を見せられましたが、表示されていた写真はあたしがラブホテルのベッドの上で全裸で気を失っているところ。もしそれを見せたのだとしたら、「お友達になりたい」と言うのは……言葉どおりの意味ではないことになります。
「でも、あたしは……」
「怖がることないよ。みんな、たくやちゃんを実際に前にして緊張してるだけだから」
 あたしが淫乱な顔を見せていられたのは、相手がユージさんだからと言う安心感があってのことです。肌を隠すこともままにならない状態で六人もの男性の視線にさらされると、ユージさんの言葉でも拭い去れないほど不安になってきます。
「それに、こいつらは絶対にたくやちゃんに酷いことはしないよ。だって、童貞を貰ってもらいにきたんだから」
「ど、童貞……?」
「だからたくやちゃんには、こいつらから素敵な“お年玉”をもらって欲しいなって思って呼んでおいたんだ」
 そういわれて見回してみると、誰もがズボンの前を膨らませていながら、身体のほうも固く強張らせていました。きっかけがあるかどうなるか分かりませんが、今すぐ押し倒されてレイプされると言うことはないようです。
 ―――でも、“童貞”がお年玉だなんて……
 童貞は「捧げる」とか「もらう」とか言いますけど、あたしだってこんなお年玉、聞いたことがありません。それに皆さん、あたしよりも年上です。ユージさんほど見た目的にパッとしていませんし、女性とエッチするどころか付き合ったこともないと言う話も嘘ではないのかも知れません。
「……ユージさんは、それでもいいんですか?」
「夏美だけじゃなくて他の女の人ともSEXしたことあるけど、たくやちゃんはそれに嫉妬する?」
 そういう事なのかな……でも、そういう事にしておきます。
「じゃあ……みんなで朝食でも食べませんか?」
 身体を起こしてユージさんのおなかに密着させていたオッパイを六人の男の人の前にさらすと、短い歓声が上がり、同時に裸を見られてしまう倒錯的な興奮を感じてしまうのが隠せなくなってしまいました。
「あたし、シャワーを浴びてきますから、皆さんリビングで待っていてくださいね」
 SEXの余韻が香り断つ肌を、あたしは自分の手で隠したくなる衝動を抑えながらベッドから立ち上がります。そして技と前かがみになって床から脱ぎ捨てていたエプロンを拾い上げると、おマ○コやお尻に何本もの視線が突き刺さるのを感じ、ヴァギナをキュッと締め付けてしまいました。
 ―――どうしよう……相手は六人なのに、SEXしたくてたまらなくなってる……
 一秒でも早く浴室に飛び込み、7Pを始める前におマ○コを指でグチュグチュ掻き回してオナニーしないと発狂してしまいそうです。でもあたしは出来るだけゆっくり、視線にさらされて肌があわ立つ感触を楽しみながら自分の部屋を後にしました。
 ―――だって……似てるんだもん、考えちゃうんだもん。あの人たち……
 廊下も走りません、階段を下りるのもゆっくりです。ぽたぽたと股間から愛液を滴らせながらも、あたしは高鳴ってしまう胸に手を当て、ため息をつきました。



 ―――あの人たち……女になる前のあたしにイメージが重なっちゃうよォ……

 −*−

 お風呂では自分の指で潮を吹いてしまうぐらい時間を掛けて念入りに膣内洗浄をすると、素肌の上にエプロン一枚だけを身に付け、リビングから和室のコタツへと移動したユージさんと六人の男性たちに手製のおせち料理とお雑煮を振舞いました。
 ―――顔を合わせてすぐに獣のようにSEXなんて……ユージさんに始めて犯された時もそうだったけど……
 名前も知らない相手に無理やりエッチな目に合わされたことは一度や二度じゃありませんが、出来ればちゃんと名前なんかを知ってから肌は重ねたい……でもコタツを囲む男の人たちの間を裸エプロンで給仕をして回っていると、今にもエプロンから零れ落ちそうなほどたわわに実った乳房や裾からチラチラ覗くおマ○コに熱い視線が絡みつき、身体の奥から羞恥心がこみ上げてきてしまいます。そうなると、今すぐにでも誰かに飛び掛られて犯されてしまうんじゃないかって妄想が沸き起こってきて、タオルで丁寧に湿り気をぬぐいとったはずの股間からクチュ…と蜜の音が小さく鳴ってしまうんです。
 だからあたしも、
「どうぞ……」
 小さなコタツに肩を寄せ合って座る男の人たちの間に背後から強引に身体を押し込むと、肩と触れ合ったオッパイが押しつぶされてひしゃげます。もちろんわざと……ユージさんのニヤニヤした視線や、このハプニングをうらやましそうに見つめる他の人の視線を感じながらも、身体を硬直させた二人の男性に故意であることを感じさせないように、でも豊満な膨らみの弾力をエプロン越しに自己主張するように強く押し付けます。
 ―――本当に女の人としたことないんだ……
 そんな感じで順番に胸や肌を密着させると、手を出してくるどころか誰もが身体を強張らせてしまいます。そんな年上の男の人たちの初々しいほどの反応にあたしの中で悪戯心にも似た感情が芽生えるのに、そう時間はかかりませんでした。
「みなさん、義姉のお知り合いなんですね」
 丸一日ぶりの食事となるユージさんが余計な贅肉のついていない身体とは裏腹に次々と料理を平らげていくのに対し、他の人たちは料理にあまり手を付けてくれません。視線はユージさんの隣に座るあたしへとそそがれていて、手を出したくても出せないもどかしさに料理もノドを通らない様子でした。
 でも時間がたてば次第に緊張も和らいできます。例え視線がエプロンから覗く胸の谷間に釘付けでも、夏美に散々な目に合わされてきた話になると場も盛り上がり、あたしも散々酷い目に合わされてきた義姉の逸話をいくつも聞くことが出来ました。
 そして話も一段落がつくと、
「僕はそろそろ休ませてもらうよ」
 後は自分たちで楽しめと言わんばかりに、ユージさんがあたしを男たちの前に一人残し、部屋を後にします。
 ここに来た目的……皆さん、それを忘れていたわけではありません。あたしも忘れていたわけではなく、薄いエプロン一枚の上から体中にまとわり着く視線に、何度も太股をモジモジ擦り合わせていましたし。
 でも……いざその時になると、なかなかあたしに手を出そうとする人は現れません。
「お、おい、お前いかないのか?」
「そう言うお前はどうなんだ?」
「べ、別に怖気づいたわけじゃないけどさ……」
 手を伸ばせば触れられる位置にあたしがいるのに、隣にいる人に遠慮して……いえ、ズボンの中ではエッチしたくておチ○チンをギンギンにさせているのに、土壇場になって手を出す踏ん切りがつけられないでいます。
 ―――この人たちから見れば、あたしはユージさんの“オンナ”で、義姉さんの妹なわけだし……
 夏美に散々酷い目に合わされてきたこの人たちには、過去の記憶が童貞を捨てる一歩を踏み出すのを押しとどめる要因になっています。もちろん性格的な部分もあるのでしょうけど、六人相手に滅茶苦茶にされることさえ期待してしまっているこちらからすると、じれったくさえ思えてしまいます。
 ―――でも、そういうところが可愛くもあるんだけど……
 室内に異様な緊張感が充満するほどに、行き場を求める性欲のこもった視線がエプロン一枚しか身に付けていないあたしの身体へと熱く注がれます。
 高鳴っているあたしの胸を揉みしだいているのか、唇に滾る肉棒を捻じ込んでいるのか、それともポコポコとザーメンが噴き出してくるおマ○コをさらに犯し抜いているのか……頭の中では自分が“オトコ”になるところを何回もシュミレーションしているのは、その真剣な眼差しからも伝わってきます。
 だから……
「食器を片付けるの、手伝ってくれませんか?」
 あたしは隣に座っている人の腕を取り、自慢の巨乳をぎゅっと押し付けて自分から誘惑してしまっていました……

 −*−

「ああ、た、たくやちゃん……そんな…し、舌が……ああァ……!」
 ほとんど空になったおせちの重箱とお雑煮のお椀を台所に運ぶと、あたしは二人きりになった男の人の股間をズボンの上から指先でそっとなぞりあげました。
 突然のことに戸惑う男の人の目の前で悪戯っぽく微笑んだあたしは、そのままその場に跪き、ズボンの中で窮屈そうにしていたおチ○チンを引っ張り出してヌップンヌップンとイヤらしい音を響かせてフェラチオをしてあげました。
 大きさは童貞だからといって決して小さくはありません。カリ首が包皮に包まれた仮性包茎ですけど、ネットリとした唾液に覆われた舌で剥きおろし、刺激に不慣れなカリ首をレロンレロンと嘗め回しました。
「おチ○チンをずっとこんなにしてたから、お疲れなんじゃないですか……?」
 唇からペ○スを吐き出したあたしは、上目遣いでそう微笑みかけ、ペ○スに細い指を絡みつかせます。ただそれだけなのに、何が起こったか分からずに戸惑うだけの男の人の股間に、今にも射精しそうなほどの痙攣が駆け巡りました。
「出したかったら出してもいいんですよ……でも、ここで出したらあなたとは本番しませんからね」
「本番なしって……そんなァ!」
 男の人のおチ○チンは、今すぐにでもあたしの顔や口で精液を迸らせたいと訴えています。それを目の前にして酷いことを言っていると思うけど……あたしは根元を指でギュウ…と締め付けながら裏筋から射精口へと舌を這い回らせます。
「だって……あなたの童貞はあたしへの“お年玉”なんだから……どうしようとあたしの自由でしょ?」
 先端から搾り出された透明な先走りをペロペロと嘗め取ると、あたしの唇は陰嚢へと吸い付きます。
「く……ううッ………!」
 タップリと精液の詰まっていそうな袋を舌でネットリと嘗め回していると、頭上から悔しそうな、けど感じていることを隠しきれていない声が漏れ聞こえてきます。
 ―――年上の人を……弄んでる……
 イきたいんだ、あたしの口で、あたしのノドに、溜め込んできてくれたドロドロの童貞ザーメンを息が出来なくなるぐらい射精したいんだ……だけどイかせてはあげません。亀頭をパクッと口に咥え、淫茎を唾液でトロットロしても、ビクンビクンとおチ○チンが跳ね回るのを感じると躊躇いながらも顔を離し、よだれの滴る口元を拭って立ち上がりました。
「戻りましょ。あまり時間を掛けてると何をしてたのかって勘ぐられちゃいますよ」
 いきなり絶頂寸前のまま放り出された男の人は情けない顔をしています。でもすぐに背中を向けたから気づかれませんでしたが、おしゃぶりだけであたしももう……


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