実験小説「たく波」・お正月編-4


 和室に戻ると、あたしは何かと用事をつけては順番に一人一人個別に部屋の外に連れ出します。そして最後の一線だけは越えないようなエッチを楽しみました。

 −*−

 ある人には、あたしのおマ○コを嘗めさせてあげました。
 あたしのおマ○コが見たくて見たくてたまらないというから、階段に腰をかけて膝を開いたあたしの股間に顔を埋めさせ、ヒクヒクと震えている膣口に舌先を捻じ込ませ、イってしまう直前まで愛液をすすり上げてもらったんです。
 クンニは強引にやめてもらいましたが、唾液でベトベトにされた淫裂からは濃厚な愛液が大量にあふれ出していて、お尻を載せていた階段にはグッショリするほどの大きなシミを作ってしまっていました……

 −*−

 別の人には、イく寸前まで自分の手でオナニーをさせてあげました。
 狭いトイレの個室の中、あたしを前にして便座に据わった男の人はエプロンの裾をめくりあげながら、空いたほうの手で勢いよく男根を擦りたて、勢い余って飛び散った先走り汁があたしの太股へと飛び散りました。
 決してイってはいけない……男好きのするイヤらしい身体をしたあたしを前にして、自分の手で扱いていてさえ射精を許されない……それでも、苦悶に歪む表情を浮かべながら童貞ペ○スを扱き続ける男の人に、あたしは耳元へ唇を寄せて囁いてあげました。
 「お兄さん…」と。「後でいっぱいチ○ポ汁を飲んで上げますから…」とも。
 だって…そうでも言わないと、せっかくの童貞の“お年玉”が床に撒き散らされたかもしれないから……本当にザーメンを飲みたいなんて思うわけ……あるはず……

 −*−

 また別の人には、ずっとあたしのおっぱいばかりを見ていたので、たっぷりと揉みしだかせてあげました。
 エプロンの脇から大きな手の平を差し入れてもらった途端、あたしは身体を壁に押し付けられながら膨らみを荒々しくこね回されたんです。
 けれど弾力のある乳房はそれでも男の人の指を受け入れてしまいます。まるで搾乳するように搾り出された快感は先端に乳首に集中し、エプロンの裏地に擦れるだけでびりびりと痺れて……この人は絶対オッパイ星人なのだと思いながらも、後ろ手でそっと陰嚢に指を触れさせると、お兄さんはヒッと息を飲んで身体を強張らせてしまい、あたしのなすがままになってしまいました。
 もう少し、あたしがオッパイで気持ちよくなってからでも良かったかも……そんな後悔が思わず胸をよぎってしまいました。

 −*−

 そしてまた別の人には、お尻の谷間でおチ○チンを擦りつけさせてあげました。
 あたしは廊下の壁に手を突いて動きません。そんなあたしの淫裂を、ペ○スに押し上げられているズボンの股間でなぞり上げてもらったんです。あたしの愛液はズボンに染み込み、オシッコを漏らしたみたいなシミが広がるけれど、男の人は分厚い布地を挟んでもどかしいぐらいにしか感じられないあたしのおマ○コの感触を求めて懸命に腰を揺すりたてまず。
 その振動はまるでバックでハメあっているかのようで、男の人がイきそうになって飛び退らなければ、あたしはオッパイを振り乱しながら和室にいる他の人にまで聞こえるぐらいの喘ぎ声を放ってしまっていたと思います……

 −*−

 最後……六人目の人を部屋の外に連れ出す時には、コタツの周囲からは不満に満ちたオーラが立ち上っていました。
 先に軽くエッチをした人たちは、明らかに欲求不満です。あたしが夏美の義妹だからと遠慮していた雰囲気もなくなってしまい、後一押しでエッチをさせてくれる淫乱オンナだと思ってくれたようです。散々ひどいことをしてしまいました。だからその不満をあたしの身体に童貞ザーメンと一緒にたっぷりぶつけて欲しいんです。
 でも……もうそれを待ってなんていられません。五人の男の人とスキンシップをしたあたしの方が、もうイきたくてイきたくてたまらなくなってしまっています。
 勃起チ○ポをしゃぶって観察して触って擦り付けられて……一本でいい。あたしのおマ○コに捻じ込んで溜め込んでる精液を子宮にビュクビュク射精して欲しい。飲めと言われれば飲み干します、ノドに絡みつくような濃厚なザーメンを六人分でも十人分でもお好きなだけあたしの口に撒き散らして欲しいんです。
 六人目の人は、実はちょっぴり好みです……男の人の好みを語る時点で、あたしはもう男には戻れません。それ以前に、これから童貞を奪おうと考えるだけで太股を愛液が伝い落ちるほど興奮して濡れるような淫乱オンナ、誰がどう見たって男だと思ってくれるはずがないんです。
「こっちに……きて……」
 もう理由をつけるのはやめました。ずっと待ちぼうけを食わされていた人は、童顔のせいであたしよりも年上には思えない顔を強張らせたまま、誘われるがままに隣の部屋へと付いてきてくれました。
 ここだと声は丸聞こえ、何をしているのかだってすぐにばれるけど……もう構いません。突き飛ばすように最後の男の人をソファーに座らせると、その腰の上に飛び乗り、相手の首に腕を絡ませながら舌先で唇を割り開いていました―――

 −*−

「だ、ダメ、出るよ、たくやちゃん…ごめん、俺、もう、もう……!!!」
「んッ…んふゥ……レロ…ん…んんんゥ……!」
 エプロンの肩紐を解いてまろび出させたあたしのオッパイ……その間に挟んで扱き上げたおチ○チンから、先っぽに吸い付いていたあたしの口の中に勢いよく精液が迸ってきます。
 ノドの奥に当たるぐらい勢いが良くて、それに……三回目なのに、童貞の味がします。年上のお兄さんの精液をコクッ…コクッ…と味わうように飲み下していくと、SEXに手馴れたユージさんのとは違う“初物”のお味があたしの口とノドとにいっぱいに広がってくるんです。
 ―――すっごく…美味しい……年上の人の童貞って……♪
 六人目のお兄さんには、もう射精を我慢してもらっていません。「気持ちよくなったらいつでも出して欲しい」……そう言ってから、手コキで、お口で、そしてパイずりの三連続で気持ちよくしてあげました。ソファーに身を横たえさせられたお兄さんは射精のたびに腰を弾ませ、ソファーを軋ませ、それでも未だ童貞のままのおチ○チンからあたしの大好きな濃厚ザーメンを迸らせてくれるんです。
 ―――それを……全部聞かれてるのかと思うと……
 他の五人の人に比べて、六人目のお兄さんには時間を掛けて、タップリと射精させてあげています。足の付け根から太股をへと唇を滑らせたり、陰嚢からアナルへと指先を滑らせたり、男の弱いところを“自分の身体”で知り尽くしているあたしのご奉仕はとても満足していただけたようで、性欲を溜め込んできてくれていたおチ○チンからは惜しげもなくザーメンが噴き出され、それを嫌なそぶりすら見せずにあたしもゴクゴクと飲み干して……そんな様子は全て、隣の和室にいる五人のお兄さんたちへ筒抜けになっています。
「んふっ……♪」
「ま、待って、少し休ませ……うああァ!」
 あたしはお兄さんの制止を振り切ると、頭を上下に揺さぶってむさぼるようにペ○スを嘗め回します。射精を終えたばかりで敏感になりすぎている亀頭がビクビクとあたしの舌の上で跳ね回り、女の子にこんな事をしてもらうのが初めてで嬉しくて仕方がないと言わんばかりにおチ○チンには精力が漲っていきます。
 そんな奥地でのご奉仕の中でちらりと視線を隣の部屋の方へと向けると、
 ―――目…あっちゃった……
 一瞬、心臓を鷲掴みにされたみたいになりました。息を飲んで動きを止めてしまい、だけど……あたしのおマ○コからは粘膜の擦れあう淫靡な響きがはっきりと鳴ってしまいました。
 入り口に誰かの視線があります。あたしとユージさんがまぐわっているときも、そうやって覗いていたのでしょうか……そんなことを考えると、亀頭をノドと舌の奥とで締め付けたまま、背筋を震わせて悶えてしまいそうになるんです……
 ―――頭の中が真っ白になって、ううん、真っ赤になっちゃって、なんにも考えられなく…ああ、ああァ、ダメ、あたしも……我慢がァ……!
 ノドの奥でタップリとザーメンのノド越しを味わってしまったから、もう一時間以上にも渡ってお兄さんたちとエッチなことをしてきたあたしの身体の方が待ちきれなくなってしまいました。童貞を奪う淫乱な女、年上の男を弄ぶ小悪魔を演じているうちに本当にスケベな“オンナ”になってしまっていて、一秒でも早くカチコチになった童貞ペ○スを捻じ込んで欲しいと訴えているスケベおマ○コからは熱いお汁がよだれのように溢れ出して来ているんです。
 ―――ちょっと前まで男だったのに、童貞のおチ○チンとSEX出来るってだけでこんなに……
 恥ずかしさで赤くなった顔を背けてしまいたい……そう思う一方で、あたしの大きな胸は男のままでは感じることもなかった甘いときめきで満たされています。ノドの奥にビクビクと震える亀頭の脈動が伝わるたびに、犯されると抵抗しながらも必ずイってしまっていたおマ○コの奥から、壊かけのポンプのように熱いものがトロトロとこぼれてしまうんです。
「んっ……」
 ちゅぽんと音を響かせてペ○スを口から引き抜きます……音が鳴ったのはノドの奥。亀頭と密着しておチ○チンをストローのようにして精液を吸いだそうとしていた口マ○コから鳴り響いた音です。
 四度目の射精をノドで受け止めてあげても良かったのですが、もう一回童貞ザーメンを味わってしまうとあたしの理性が飛んでしまいそうでした。
 でもあたしのノドの奥の温もりと締め付けに涎を滴らせていることに気づかないほど酔いしれていたお兄さんは違います。乱れた息を吐きながら恨めしそうにあたしを見つめてくるので……安心してと言う代わりに微笑を浮かべ、身体を起こしてエプロンの腰の紐に手をかけます。
「お」
 と短く感嘆の声を上げ、お兄さんの視線は全裸になったあたしの身体に注がれます。そしてその声は同時に、扉の隙間からのぞき見ている他のお兄さんたちの声でもありました。
「次はこっちで舐めしゃぶってあげますよ……ふふふ……♪」
 エプロンを床へと脱ぎ捨てると、年下のあたしの裸体に見ほれてぼんやりしているお兄さんの身体の上へとまたがります。そしてあたしのお口の中で十分すぎるほど臨戦体制の整ったおチ○チンに手を添えると、その先端をあたしのおマ○コへとあてがいました。
「んふゥ……♪」
「うわ、わ、わァ〜〜〜!!?」
 大丈夫……まだ童貞はそのままです。パンパンに膨れ上がった亀頭を陰唇の間に挟みこみ、腰をゆっくりと前後に揺すって粘膜と粘膜を擦り合わせているだけです。
 だけどお兄さんにとって、初めて自分のおチ○チンが女の子のアソコとくっついた驚きが強すぎたいみたいです。言葉を失い、わなわなと唇を震わせ、あたしがアン…アン…と声を上げて気分を盛り上げるほどに全身を強張らせてしまっていました。
「ふふっ……童貞を捨てたいなら、あたしのおマ○コを使ってもいいんですよ?」
 もう肉棒には根元にまで伝い落ちるほど大量の愛液がおマ○コから滴っていました。そんな肉棒にあたしはキュッとすぼまった膣口をあてがうと、ほんの少し、1センチにも満たないぐらいわずかに腰を落とし、先っぽだけおマ○コに咥えました。
「お…俺……たくやちゃんの中に……!」
 膣内の熱に犯されたのか、声を上ずらせるお兄さん。ですが挿れるのは1センチだけ。ですが今にも暴発しそうなほどおチ○チンは脈動を繰り返しています。その脈動を膣口で感じながら、あたしはお兄さんの両手を取り、細くくびれたウエストにあてがわせます。
「童貞……捨てたいですか?」
 浮かせた腰が揺らめくだけでも、あたしの中に入りたい入りたいと痙攣を繰り返している亀頭の粘膜とあたしの膣口とが離れてしまいそうになります。滴る蜜を潤滑液にして擦れあったおチ○チンとおマ○コとが離れようとしたその瞬間、童貞のお兄さんの手が離すまいとあたしの肌に食い込んできました。
「い、入れて……いいんだね?」
「ええ……それとも、あたしが奪ってあげましょうか? お兄さんの、ド・ウ・テ・イ♪」
 唾液で濡れた唇を淫靡にゆがめて微笑むと、ソファーに仰向けになっているお兄さんのノドがゴクリと鳴ります。そしてその音は、扉の隙間の向こう側からも聞こえてきたような気もしました。
「緊張しなくてもいいんですよ? あたしは……誰のおチ○チンをハメられても感じちゃう、スケベな“オンナ”なんですから……」
 もう男であることとは決別していても、自分が淫乱であることを認める言葉を口にすると背筋に続々となんとも言えない震えが駆け巡ります。
 今、きっと物凄くイヤらしい顔をしてる……そんな確信が胸をよぎるあたしの下腹に、グッとおチ○チンが押し付けられます。腰を掴んだお兄さんの手があたしの身体を引き下げ、射精口に吸い付いて離れない膣口に角度も何も気にすることなくズブッ…と亀頭を捻じ込んできたのです。
「ああぁン……♪」
 自分よりも年上の人の童貞ペ○スが挿入され、膣壁が押し広げられるのを感じると、あたしはグッと背中を逸らせて声を上げてしまいました。
「んッ…アアァ……当たっちゃ…った……おチ○チンの先っぽ…あたしの子宮に届いたの……分かります…か?」
 お正月の間、ずっと感じっぱなしで常に降りっぱなしのあたしの子宮に亀頭を密着させると、お兄さんは動きを止め、ただビクビクと腰を震わせています。先に三発も抜いていたのですぐに射精することはありませんでしたが、そんな震える腰の上にまたがったまま、あたしは熱いと息を漏らしながらお兄さんに快感で蕩け始めている微笑を向けてしまっていました。
「童貞……卒業しちゃいましたね……分かります? あたしのおマ○コに…今…お兄さんのおチ○チンが入ってるんですよ……?」
「あ、ああ……熱くて、ヌルヌルしてて、お…オレ、オレ………!」
「よかった……じゃあ、楽しみましょ。挿れただけで……SEXは終わらないん…ですからァ……♪」
 円を描くように腰を振り、おマ○コの奥をおチ○チンで掻き回すと、刺激を加えられたおチ○チンが苦しげに脈動を繰り返します。そしてそれで我に帰ったお兄さんは、あたしの腰を掴んだまま腰を振り、おマ○コの中に童貞ではなくなったおチ○チンをズンッと力強く突き上げてきました。
「んあァ! ああッ、んはぁああああああああああッ!!!」
 元日からユージさんに突かれまくり、今またずっと童貞チ○チンを捻じ込んでもらうのを我慢し続けていたあたしのおマ○コは入り口から子宮の奥までドロドロに濡れそぼっています。そんなスケベどマ○コに迎え入れたおチ○ポは、あたしの身体が浮き上がるほどの勢いで真下から何度も何度もヴァギナを刺し貫き、締め付ける膣肉との摩擦に喜び身悶えしながら亀頭を膣奥に叩きつけてきます。
「オレ、SEX、してるんだ、夏美の妹と、たくやちゃんと……!!!」
「して、ますよ、あたしとお兄さん、ずっぽりハメあってSEXしてますぅ! ああぁん、はあああァ、す…素敵……こんなに気持ちいいおチ○チンなのに、童貞だったなんて信じられないィ〜〜〜!!!」
 これはお世辞でも何でもありません。本当に……ソファーの上で身体を弾ませ、ボリュームのある乳房を上下に揺らしながら、あたしのおマ○コからは潮噴きしているかのように愛液の飛沫が飛び散っています。
 身体が沈むたびに年上の男の人のペ○スは根元まであたしのおマ○コに押し込まれます。肉ヒダが掻き毟られ、子宮が押し上げられ、髪を振り乱してあられもない声を上げてしまい、そのたびにあたしはお兄さんの射精だけでなく、自分の絶頂がもうすぐそこにまで迫ってくるのを感じてしまっていました。
「おねがい……キて…あたしの中に、あたしのおマ○コにィ! 外なんてダメ、童貞卒業記念のザーメン、あたしのおマ○コに注ぎ込んでェ!!!」
「い、いいのかい? 中で出したりしたら、もし妊娠とかしたら……」
「いいわよ、妊娠したら産んであげる、お年玉の童貞ザーメンで孕んだ赤ちゃん、あたしが、あたしが産んであげちゃうのォ♪」
 そんなことあるわけない……まだ生理すらきていないのに、あたしが男の人と子供を作れるはずがないんです。でも、改めて妊娠の可能性を言葉にされてしまうと、本当に……この人だけじゃなく、ユージさんも含めた男の人たちとの子供……七人でも八人でも一編に孕みたくなるぐらいにおマ○コが精子を欲し始めてしまいました。
「産んであげる、孕んであげる、だからみんなのザーメン、童貞ザーメン、全部おマ○コに入れて、ああ、イく、イくゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 妊娠の話が出て萎縮するかと思いきや、ますます固く膨張したペ○スが熱く煮えたぎったあたしのおマ○コを容赦なく掻き回します。お兄さんのお腹の上を蜜まみれにするほど愛液を噴きながら全身のバネを使ってオンナの喜びを知ってしまった心と身体を弾ませ、あたしは遂にビクビクとお尻を痙攣させてしまいました。
「あ…ハァああああああああああああああああああッッッ!!! イく、イクイク、イっちゃ…うゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 相手は童貞のお兄さんだったのに、絶頂へと昇りつめたのはあたしの方が先でした……そしてその直後、三回出した後とはとても思えないほど熱くて濃厚なザーメンがあたしの子宮の中へと注ぎ込まれてきたんです。
「ああ、熱…ゥ〜………!!!」
 オルガズムを迎えた直後に、膣出しされて続けざまにアクメを迎えてしまいました……ユージさんに何十回も満たされたからだが他の人を相手にしても喜びを覚えてしまった瞬間です……
「ご…ごめん……もっと我慢したかったんだけど……気持ちよすぎて……オレ……」
 そんなことありません。あたしのおマ○コで“オトコ”になったこの人は、十分すぎるほどあたしを満足させてくださいました。でも……さすがに立て続けに四度の射精では精力も限界です。
「いっぱい……出して…くれましたね……♪」
 力尽きて小さくなったおチ○チンが小さく音を響かせておマ○コから抜け落ちると、お兄さんはがっくりと脱力してしまいます。その腰の上から降りたあたしもその場に座り込んでしまいたかったんですけど、童貞を美味しくいただいてしまったおマ○コから白濁液を滴るのもそのままに、激しい情交の跡も生々しい身体を扉へと向けました。
「いいんですよ……もう我慢しなくて」
 その一言で、待ちぼうけを食わされていた誤認のお兄さんたちが部屋になだれ込み、服を脱ぎ捨てて我先にとあたしへ襲い掛かってきます。今にも精液を噴出さんばかりにがちがちになった童貞ペ○スが五本もあたしに突きつけられる様子には……たまらず絶頂がぶり返してきてしまい、緊縮したおマ○コからザーメンが搾り出され、先ほど果てたばかりのお兄さんも含めて六人の男の人の視線があたしの股間に集まります。
 ………違う。六人じゃなくて……
 気がつけば、あたしとSEXしたくて押しのけあうように股間を突き出している男の人たちの向こうに、ニヤニヤとしているユージさんが立っていました。その表情から何を言いたいのか……言葉にしなくてもなんとなく分かってしまったあたしは、膝を開いて白濁液を溢れさせているおマ○コを自分の指で割り開いていました。
「ねえ、早く挿れて。あたしのおマ○コに、パイずりもしてあげます、フェラチオだってしてあげます、お尻の穴でだってエッチしてもいいんですよ、だから―――」
 言葉を区切るたびに、あたしの下腹から大きな震えが期待と共に込み上げてきます。今からさらに五人もの年上の人とSEXして、それからまたユージさんの巨根とSEXして、その後でまた童貞を卒業した六人のお兄さんたちと……
「童貞おチ○ポ……あたしがみ〜んな可愛がって差し上げますからね♪」
 そういうと、あたしがユージさんの女であることや夏美の義妹であることで遠慮していた部分を捨て去った男の人たちが裸体に群がってきます。ユージさんが後ろにいることに気づいている人もいるけど、そんなことお構いなしに溜め込んだ性欲をぶつけてくるんです。
「ああァ……みんなスゴい、おチ○チンこんなにビクビクさせて……あっ、い…いいッ…んむッ、んふゥ…んんッ……んアァ、あ、焦らないでゆっくり……そ、こに…ああああああッ!!!」
 床に押し倒されたあたしのおマ○コに誰かの童貞ペ○スが挿入されます。唇にも鼻の奥に突き刺さるような臭いを漂わせた肉棒を捻じ込まれ、胸の谷間にも、手の平にも足の指にも、あたしの身体の至る場所におチ○チンが押し付けられてきます。そして一分もしないうちに一人が射精すると、おマ○コの内外を問わず、あたしのわななく身体は次々に濃厚な童貞ザーメンまみれにされてしまいました。
「そんなに焦らなくても……みなさんはアタシがちゃ〜んと“オトコ”にしてあげますから……♪」
 でも……最初の人も復活して六人もの童貞のお兄さんに責められて、あたしもいつまでも冷静でなんていられません。次々に身体に圧し掛かられて膣内射精で童貞を卒業させてあげるだけで何度もエクスタシーに昇りつめてしまって、自分が淫乱なメスに生まれ変わったことを思い知らされてしまうんです。
 ―――だから……
 おチ○ポが欲しいんです。
 もっとおチ○ポをはめて欲しいんです。
 ―――お正月からこんなに気持ちいいなら……今年はスゴく気持ちいい年になりそ……♪
 六人に輪姦されれば、二桁の射精回数なんてあっという間です。その間にその倍以上にオルガズムを迎えながら、あたしは期待に膨らむ大きな胸を上下させて童貞ミルクの匂いに身も心も蕩かせてしまっていました………

 −*−

1月3日・午後:相原家

 さすがに親の帰ってくるギリギリの時間までSEXを楽しんでいるわけにはいきません。
 リビングも和室もザーメンまみれ。息も出来ないぐらいに精液の匂いが充満し、放っておけば三日間あたしが何をしているのかがバレバレです。
 でも丸二日以上、ほとんど休むことなくエッチし続けたあたしは満足に動けません。最初に掃除してもらったソファーにユージさんと並んで腰をかけ、お正月から掃除に励んでくれている六人のお兄さんを応援することしか出来ません。
「みなさ〜ん、がんばってくださいね〜♪」
「「「「「「お〜……」」」」」」
 みなさん、初体験を済ませて童貞卒業したものの、喜びに打ち震える体力も残っていません。ペース配分も考えず、精根尽き果てるまであたしを犯し続けたんですから当然といえば当然です……が、
「一番頑張ってくれた人には、あたしのメアド教えちゃいますよ〜♪」
「「「「「「よーし、やるぞー!!!」」」」」」
 単純な人たちで助かります。でも……どうせみんなに携帯の番号とメアドは教えるつもりだったんですけど。
「たくやちゃんも悪い女になっちゃったね。ダメだよ、夏美を見習って男を手玉に取っちゃ」
 そんなことを言うユージさんは、さっきからずっと服の上からあたしのオッパイを揉み揉みしています。そんなことをされると……また乳首が勃ってしまうんですが、気持ちいいことには抗えないのでそのままにしています。
 ―――でもあっという間だったな、三日なんて……
 これからはまた時々しかSEXできません。セックスフレンドが六人増えたけど、あたしも学業があるし、毎日毎日SEX漬けなんて生活を送るわけにはいきません。
 でも思いっきり楽しめるのも時々だからなのかな……そう自分ひとりで疑問に思って納得までしていると、ふいに携帯電話が鳴り出しました。
 ―――誰かな? もしかして明日香?
 隣の家ではどんなお楽しみがあったのかは知りませんが、あたし同様SEXばかりをして過ごしていたんでしょう。そんなことを考えながら、強いリクエストを受けて胸の谷間にはさんでいた携帯電話を服の襟から手を入れて抜き出します。
 しかしあたしの予想とは異なり、表示されていた番号は父のものでした。帰宅時間は夜のはずなんですけど……後ろめたさからドキドキしながら携帯に出ると、三日ぶりに聞く父の声が電話の向こうから聞こえてきました。
「―――え?」
 あたしが驚きの声を上げると、ユージさんが眼鏡をかけた顔に怪訝そうな表情を浮かべます。そちらの様子を伺いながら手短に用件を聞くと、あたしは携帯電話を握り締め、少し困りながら、でも押し隠しきれない笑みを浮かべてユージさんや他のお兄さんたちへと顔を向けました。
「父さんと義母さん、他の温泉もめぐるからもう数日帰らないって……」



 ―――今年はやっぱり、“気持ちのいい”年になりそうです。