プログラム87「身に染みていく快感(後編)」


 プログラム87 暴かれる痴態(後編) 「ひぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  部屋全体に響く私の恥声。そして子宮の奥まで響く切なく重い愉悦。私の恥部、 ヴァギナの穴に筆が入った瞬間だった・・・ 「あ・・・あぁ・・・うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  目の前が真っ白になり、腰が抜けそうになる。甘く切ない快感に脳が蕩けそうだ。 間違いなく、ここまでされた中で最大級の快感だ。 「あん!! やん!! うはぁ!! ひ・・・ひぃぃぃぃ!! あく・・・ふぁぁ!!」  膣内の隅々まで触れてくる筆の穂先。その穂先の一つ一つが襞襞を隙間無く撫で上 げる。下萄の調教師としての卓越したテクニックに心が崩れそうになってきた。 「あふぅ!!あ・・・やぁぁ・・・ひん!! そんなに・・・ひゃ!? そこらめぇ!!」  刺激に麻痺し、舌の呂律が回らなくなってきた。完全に身体の力が弛緩しきってい る。その上更にクリトリスや乳首を、濡れた筆で撫で回してきた。 「あん!! んぁぁぁぁ!! あ!! あ!! あぁぁぁぁぁぁ!!」  ひたすら絶叫し続けた。濡れた筆の穂先が、濡れていない筆と別の快感を与えてく る。たかが筆だ。だけどこんな・・・こんなに気持ちいいなんて・・・ 「くくく、どうだ? 自分の愛液で濡れた筆で刺激されるのは? 気持ち良いだろ う?」 「んはぁぁ!! ひぃぃぃ!! い・・・いぃぃぃ!! 気持ちいいぃぃぃぃ!!」  恥じらいもプライドも忘れ、あられもなく本音を叫んでしまう。気持ち良さに心の 枷が緩み始めているのが自分でも解る。 「くくく、そうか。気持ちいいか!! そら!! そらそらそら!!」 「あひゃぅぅぅぅぅ!! おぁ・・・ん・・・んぅぅぅぅぅぅ!!」  もはや完全に思考が快感一色に染まっているのがわかる。大嫌いなこの男に辱めら れているというのに、筆から来る快感に頭の中が真っ白な閃光一色に彩られる。腰は 切なく痺れヴァギナは熱くもどかしい愉悦に蕩けている。乳首もクリトリスも限界ま で堅くなっている。 「ひぁぁぁ!! 痺れ・・・痺れるぅぅぅぅ!!」  快感という名の電気を浴びせられ、痙攣していく身体。これが・・・こ下萄が言う マゾの悦びなのか・・・? 「くくく、いいぞ!! もっと悶えろ!! 男を挑発しろ!! お前の中に眠る牝の性を開 放しろ!!」 「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!! イ、イくぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」  この瞬間、私は乳首とクリトリス、そしてヴァギナの順に沿って筆だけでイかされ てしまった・・・ 「ん・・・?」  目を開き、周りを見る。いつの間にか目隠しは取られ、淫らなピンク色のライトが 灯る部屋に両腕を吊るされた状態だった・・・ 「あ・・・れ・・・? 一体どうしたんだ? 私は何故こんな所に?」  先程とは違う部屋にいたことに驚いてしまう。私は・・・気を失っていたのか? 「あいつは・・・どこだ? ・・・んぁ!?」  私が気絶した根源の下萄を探そうとした瞬間、あそこから切なく甘い愉悦が走っ た。一体何だ? 「あ・・・これ・・・んぅ・・・」  愉悦の走った根源を見た瞬間、私は恥ずかしさと恐怖に慄いた。 「や・・・こんなの・・・あいつ・・・こんないやらしいのを付けるなんて・・・」  私の恥部に、クリトリスに貼り付けられているもの、それは私に初めての絶頂へと 導いたローターだった。ローターは微かに震え、私を痺れさせる。 「はぁ・・・ん・・・こんなの付けたままにさせて・・・はん・・・どこへいっ た?」  じれったい刺激に悶えながら、もう一度周りを見渡す。 「な・・・」  思わず絶句してしまう。顔がどんどん赤くなっているのが自覚できる。床から突き 出たバイブ、何に使うか解らないが、何となく用途が覗える端から端へと繋がった 縄。それらを見てると、何故かアソコからいやらしい液が溢れてきた。一体何故? 「くくく、ようやくお目覚めのようだな?」  その声にハッとなる。いつの間に現れたのか、私の目の前にヤツが現れた。 「く・・・こんな姿にして、私をどうするつもりだ?」 「ほう? あれだけ恥をかいておきながらまだ強気でいれるのか?」 「あ、当たり前だ!! あんなことで私が堕ちるとでも思ったか!?」  筆の刺激を思い出し、顔を赤らめながら叫ぶ。確かに、あの時はもう諦めかけてい たが、そう簡単に堕ちるわけにはいかない。 「くくく、顔を赤く染めながら言っても、気持ちよかったと言っているようなもんだ ぜ?」 「そ、そんな事は無い!!」  そう反論してみるものの、顔はますます赤くなるばかりだった。言葉で嬲る・・・ ヤツはそう言った。これがそうなのか? だとしたら・・・辛すぎる。私に耐え切れ るのか? 「くくく、まだまだ反抗の意思が強いようだな? だが、それでいい。その頑なに強 気なお前の性格が崩壊してくのをじっくり楽しませてもらえるからな」 「・・・お前などに屈したりしな・・・んひゃぅ!?」  屈したりしない・・・そう言おうとした瞬間、クリトリスから甘く激しい快感が 走った。  ヴィィィィィ・・・ 「んぁ!! はぅぅ・・・んぅぅぅ・・・」  振動音と共に激しく震え始めるローター。しかも、震えられて気付いたが、どうや らクリトリスを中に咥えてるようだ。 「ひぁぁぁ!! くぁ・・・くぅぅぅ・・・」  さっきの振動だけで責められるのとは違う快感に、身体を思い切り仰け反らしてし まう。クリトリス全体が、表現しがたい快感に包まれている感じだ。 「くくく、随分いい声で喘くようになったじゃないか。そら、今度は強にしてやる よ」 「え? ひぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」  いきなりコントローラーのような物を取り出すと、クリトリスが凄まじい勢いで震 わされる。振動に見合った快感が身体中駆け抜けていく。 「くくく、さぁ、お目覚めの絶頂を迎えさせてやる」  ヴィィィィィィ・・・ 「ひ・・・あぅ・・・うぁぁぁぁ!! くぁぁぁぁぁぁぁ!!」  快感の閃光が、うねりながら私の身体を絶頂へと導いていった・・・


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