第弐話「人形遊び(前編)」


ヒロトのいるクラスは普通に授業していた。 これは昔の感覚で言うと当然のことだが、 現在の世界では学歴社会は崩壊し、 大卒の肩書きは普通の人には必要の無いものになっていた。 大学は一部の研究をしたい人のみが行く場所で、 そこを卒業したら就職が有利になるなどという、 昔の習慣は完全に崩壊していた。 また、一般常識の範囲の知識は小中学校で教えており、 それ以上の知識は、コンピューターをぽんと押すと答えが返ってくる この世界では必要の無いものであった。 そのため、高校での授業はもはや必要の無いものであるが、 一応、形式的に教科書があり、授業がおこなわれているが それは卒業のための定期テストをおこなうためである。 その定期テストですら、今までのように一学期ではここまで進むとかという 指導要領が無いため、そのクラスの授業が進んだ範囲内だけでおこなうことになっている。 ただし、テスト自体は、昔と変わらず難しいもので、 留年などは昔よりも厳しく存在しているため、授業がおこなわれる時は ちゃんと生徒たちは聞かないといけないことになっている("特別"は例外) そのため、そのクラスの事実上の支配者である、"特別"が授業をおこなわずに 違うことをやるときは、まったくそのクラスでは授業が進まないが、 そんなことは、特に問題は無い。 というよりも、一年生の時ははじめて"特別"になったという事から、 クラスの女子と乱交していたり、全員を裸にして並べてみたり 女教師にバイブを突っ込みながら授業させたりと、 ほとんど、授業らしい授業はやってないのが普通の状態だった。 しかし、ヒロトのクラスは中学の時と同じように 普通の授業をおこなっていた。 それは、ヒロトが性的なことに何も興味がないとかではなく また、女性を気遣ってのやさしさなどがあるわけでもなく ましてや、もちろん勉強が大好きだ!ということのはずも無い。 彼には彼なりの羞恥理論をもっており、 「羞恥心は普通の生活の中でこそ発生する。」 彼は、そう思っているのであった。 そのため、普段は普通の生活をおこない、 彼の気の向いたときにだけ辱める、そんな風にしようと思っていた。 彼は、まるで10年以上"特別"をやっているベテランのように 女性を辱めることに関してはまさに天才的であった。 他の生徒がテストに向けてしっかり授業を聞いているなか テストとは無縁のヒロトは先日配給された"特別"に与えられる"道具"を机に並べ それの説明書を真剣に読んでいた。 「ふーん、なるほどねぇ、、、これはけっこう使えそうだな、、、。」 「ははは、こんなの、いつどうやって使うんだよ!!」 「おぉ、、、こんなことも出来るんだ、最近の科学はすごいねぇ、、」 そんなことをいいながら、ひとつの道具がヒロトは気に入ったようだ。 【触覚シンクロ人形無線式(女性版)】 これが本日のヒロトのお気に入りらしい。 男性版も横にあったのだが、すぐにヒロトは投げ捨てた。 これはどのようなものか簡単に説明すると、 身長20センチくらいの精巧に女性の体を模した人形があり、 これを、その人に向けてロックオンすることで この人形をさわったり、叩いたりした感覚や痛みが ロックオンした本人へ伝わるというものである。 一昔前まではその対象に全身タイツのようなものを着せたり 専用の下着や洋服を身に付けさせなければならなかったのだが、 現在ではもはやそのようなものは必要なく、人形をその人に向け ボタンを押すだけで、解除するまで永遠にその人形の感覚が 対象の人間にシンクロさせることが出来るのである。 対象の体に合わせて、女性用、男性用があるのだが、 博人は、男性用には何の興味もないようだ(当然) ヒロトは早速その人形を裸にし、 誰に使うかを考えた、、、。 不幸にもヒロトの視線に止まったのは 「永井 真尋」であった。 高校生には見えないような、ちっちゃい体つきをした かわいい真尋を実験台にすることに決めたようだ。 ヒロトは人形を真尋のほうに向けぽちっとボタンを押した。 「さて、ほんとうにこれでいいのかな、、、」 ヒロトもこのような道具を使うのは初めてなので、半信半疑である。 「どれどれ、こんな感じでどうかな、、」 『えっ・・?』 ヒロトが人形の二の腕のあたりを軽く触ると まるで真尋は誰かに肩を叩かれたかのように振り返り 誰もそこにいないことを確認すると、不思議そうにまた前を向いた。 「フフフ、なかなか面白いな、、、」 次は、ヒロトは太腿あたりを軽く撫でた。 『くぅぁ・・・』 次は真尋はスカートを抑えた。 まだ、何が起きているか分かっていないようだ。 しきりに机の下に何か居るのか見ている。 「さぁて、そろそろ、本格的にやるか、、」 今までは一瞬しかさわってなかったヒロトだが、 今度は、内腿のあたりを、継続的に撫で回した。 『ぅん・・・・くぅん・・・・あはぁ・・・・・  な、なに・・・・ぅぁ』 おそらく、今まで社会で生きてきた女性ならすぐに"特別"が何かやってると 気づくのだろうが、真尋はついこの間まで中学校という "特別"が居ない世界で生きていたのである。 『んん・・・・・ぅぅん・・・・ぁぁ・・・・はぁ・・・・  ちょ・・・・な・・・なんなの・・・・・・』 スカートの上から内腿のあたりを抑えても 人形から伝わる感覚はけっして抑えられることはない。 彼女は原因不明の快楽に内腿のあたりを撫で回されていた、、。 『ぁぁ・・・・・うぅ・・・・んぅぅ・・・・』 『ちょ、ちょっとどうかした??』 あまりにも不自然な真尋の表情と態度に そばに座っていて心配した由美が声をかけた。 『ぅぅ・・・いや・・・なにか・・足が・・・』 『足を・・・何かが触ってるの・・・・』 『何かって、、別に何も居ないわよ。』 『ゥん・・・・な、何も居ないんだけど・・・なんか・・』 『何か・・誰かが撫で回しているような・・・・・はぁ・・・ぁん』 頭の回転の速い由美は直ぐに"特別"のせいだと気づいて ヒロトのほうを振り向いた。 「お、あの子、気づいたか。なかなか勘がいいねぇ。まぁ、気づかれても何も出来ないけどね。」 ヒロトは今度は人形の胸のあたりを撫でた。 『あぁぁ・・・・はぁん・・・いや・・・な、なに・・・・』 真尋は制服の上から胸を抑えた。 彼女からときおり発せられるうめくようなささやかな喘ぎ声は まだ、ほとんどの生徒には気づかれておらず、 授業は何事も無いかのように進められている。 『あぁん・・・・・うぐぅ・・・なに・・・くぅん・・・・・』 『"特別"よ。"特別"が何か道具を使ってやってるの。耐えるしかないわ。』 由美はそう真尋に告げた。 確かに、ヒロトが言うように、彼女らにはそれが"特別"の仕業だと分かったところで 何も出来ないのである。ただ、快楽に耐えることしか出来ないのである。 『あぁん・・・・そんなぁ・・・・な、なんで・・・くぅぅ』 『あぁぁん・・・はぁぁ・・あん・・・あん・・・・』 ヒロトが人形の乳首をつまむと共に 真尋の声は大きくなり、ほぼ全員の生徒と教師は なにがおきているか気づいたようだが、 特に"特別"から指示が無い限り、何事も無いかのように授業は進められる。 『ああん・・・・ぁぁ・・・・あん・・・やめてぇ・・・・』 『はぁぁ・・・くぅぅ・・・あん・・・あああん・・・いやぁ・・・』 『はぁ・・・うんん・・・あん・・・はぁん・・・おねがぃ・・・・』 ヒロトは何かを思いつき、机の中をあさり始めた。 「あったあった。これが良いかな。」 ヒロトが取り出したのは美術の時間に使用する絵筆だった。 この筆で、ヒロトは人形の胸からおなかのあたりを 執拗に撫で回し始めた。 『あぁぁ、いやぁ・・・なにぃ・・・あん・・あぁん・』 『ああぁ・・・なにかぁ・・・・なにか・・へんなかんじぃ』 『おねがいぃ・・・・やめてぇ・・・・』 『はぁぁん・・・・あん・・・くふぅん・・ああん・・うんん・・・』 『いやぁ・・・・ぅぅん・・・はぁぁん・・ああぁぁ・・・だめぇぇ・・・』 もはや教師も含むクラスの全員が真尋の異常に気づいているが 授業が進められている以上、真尋のほうだけを見ていると "特別"から何を言われるかわからないので、 ちらちら横目で観察して楽しみつつ、授業は続く。 『あん・・あん・・あん・・・あああん・・・』 『あん・・・あん・・・・ああん・・・あん・・ああああん・』 真尋の声がひときわ大きくなった。 見ると、ヒロトは筆を横に置き、 次は鉛筆の先でやさしく人形の股間をつつき始めたのだ。 『ああん・・・・・くぅぅぅん・・・・・はぁぁぁん・・・あん・・あん』 『なにぃ・・・あん・・・あん・・・・いやぁ・・・あん・あん・・・・』 『つつかないでぇ・・・・あん・・・あん・・・ああぁぁん・・・いやぁ・・・・』 真尋はヒロトのいたずらに対し、 ただ、ただ耐えることしか出来ないのであった。 秘部をつつかれている感触による快楽に ひたすら耐えることしか真尋にはで着ないのであった。 『ああん・・・・はぁぁん・・・・いやぁ・・・お願い・・・』 『んぅぅ・・・くぅぅん・・・あぁぁぁぁ・・・も、もう・・・ゆるしてぇ・・・』 『ああああぁん。・・・はぁん・・・あん・・あん・・あんん・・・おねがいぃぃ・・・』 『だめ・・・だめ・・・いやぁ・・ああん・・・はぁ・・はぁ・・・あん・・あん・・・』 ヒロトは、真尋、、いや人形の陰部をつつきながら 何気なく、その人形を取り出した箱を見ていた。 そのとき、まだ空けてない小さな箱があるのに気づいた。 そこで、一時突付くのを中断して、箱を手にとった。 『はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・・』 ヒロトが箱を手に取っている間、 真尋にはわずかな休息が与えられたようだ。 「なんだ、このはこは、、、おまけ??」 ヒロトは箱をひっくり返し、 中身を机にぶちまけた。 その中身は、人形に使えるオプションであった。 人形に着せる服(服の上から触られる感触を出すため) 小さな針(痛めつけたい相手用、、主に男相手?) etc etc その中にひとつ使えそうなオプションを見つけた。 人形のサイズにぴったりのローターである。 5,6個あって、いろいろ使えそうだ。 とりあえず、ひとつ手にとってスイッチを入れた。 「おぉ、こんな小さなものが、ちゃんと振動するのか、、、」 ヒロトはいたくこれが気に入ったらしく 早速真尋の股間に近づけた。 やっと快楽が去っていったと思い油断していた真尋を 再び快楽地獄へと誘い込んだのである。 『え? なに・・はぁぁぁぁ・・・いやぁ・・・・』 『えぇぇ・・・あぁぁぁん・・・なにぃぃ・・・あん・・・んん』 『いやぁ・・・だめぇぇぇぇ・・ああああん・あん・あん・・あああん』 さらにヒロトは、いやに精巧に出来ているその人形の性器の クリトリスの部分にローターを押し当てた。 『いやぁぁぁぁ・・・あああああん・・・はぁぁぁぁぁ・・ああんん・・・』 『やめてぇぇぇぇ・・・くぁぁぁん・・くぅぅぅぅぅ・・・あん・・あんんん』 『おねがいぃぃ・・・おねがいぃぃぃぃ・・・・あああん・・・あん・・うぅぅん・あん』 『あああん・・・・いやぁ・・・そこ・・そこだけはぁぁぁん・・・ゆるしてぇぇぇぇ』 『あああん・・・・・はぁぁぁあ・・・あん・・・ああああん・・うぁぁあ・・あん・・・』 『もう・・・もうだめ・・・あん・・・ああぁあん・・いやぁ・・おねがい・・・・』 『も、もう・・・あん・あああああぁん・・かんべんしてぇぇぇ・・・あん・・・ああ』 『いやぁ・・・あん・ああぁ・・・だめ・・・だめ・・もうだめぇ・・・ああああああああん!!』 あえなく、彼女は授業中にみんなの前でいってしまったのである。 しかし、授業時間はまだ少し残っている。 授業は彼女の絶頂など無いかのように進んでいるが、 みんな、横目では彼女の絶頂を興奮してみていたのである。 『いやぁ・・・・・みないでぇ・・・はずかしぃ・・・・・』 『あぁ・・・・あっ・・・え・・・・そんなぁ・・あああああああああん』 絶頂を迎え恥ずかしがっていた真尋であったが、 ヒロトはまだまだ許す気はないようだ。 『えぇ・・・ああん・・そんなぁ・・・そんなぁあ・うぅん・・あん・・あん』 『もう・・・・や、やめてぇ・・・あん・・あああ・・・・いやぁ。。。』 『あぁぁぁ・・・な、なにかはいってくるぅ・・・・だめぇ・・くぅぅぅぅあ』 ヒロトは今まで押し付けていたローターを その性器の中に押し込んだのである。 『あぁぁ・・・いやぁ・・・あん・・あああああ・・・だめぇ・・・』 『そ、そんなぁ・・・もうだめぇ・・あん・・・いやぁ・・・くぁぁん』 『ああああん・・・・いや、いや、いやぁぁぁぁ・・・だめぇ・・・』 『くぅぅぅ・・あん・・・はぁぁぁ・・・ゆるしてぇ・・・ゆるしてぇ・・・』 『もう、いやぁぁぁ・・・おねがいぃ。あん・・ああああん・・・・おねがいぃぃ』 『はぁ、、はぁぁぁ・・・・いやぁぁぁ・・・だめぇぇ・・・・・・』 『あぁぁ・・・・もうだめぇぇぇぇ・・もうだめぇぇぇぇぇ』 『だめ、だめぇぇぇ・・・・やめて・・・・おねがぃぃぃぃ・・あああん』 『ゆるしてぇぇぇ、、ああぁぁぁぁ、そんなぁぁぁぁあぁぁ』 『いやぁぁ、またぁ・・・またぁ・・・・ゆるしてぇぇぇああぁぁぁぁあぁ!!』 き〜ん こ〜ん か〜ん こ〜ん 彼女の2回目絶頂と共に、この授業も終わりを迎えた。 彼女もふらふらになり2回もイカされたが この快楽地獄もこれで終わりだと思った。 が、しかし、、、、 どうやら、ヒロトはまだまだこの少女を快楽地獄から 救い出してやるつもりは無いようだ。 後編へ続く。


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