第四話 藤沢美紀編


17歳の高校2年生。ロングヘアーのスレンダーな女の子。勉強 は苦手でおっちょこちょいだが、共学の高校では1,2の人 気を誇るアイドル的存在である。薄ピンクの紐ビキニと紺色 のオーバーニーソックスを配布され、チャレンジしている。 健気なかわいらしい女の子である。 「絶対ゴールしなきゃ!」私は、第二関門の水上耐久サバイ バルをなんとか生き残って、次の関門に歩いて行く。とにか く暑くて、みんな倒れそうなくらい疲れている。このチャレ ンジで、隣で一緒にぶら下がっていた女の子と親しくなって いた。二人で励ましあいながらクリアする事ができたのだ。 彼女の名前は桜井裕美。しっかりした性格で、私を一生懸命 励ましてくれた。「じゃあ、美紀ちゃん、次もがんばろう ね。」「うん、ぜったいクリアしよう。」私達は、更にプー ルの奥へと進んでいった。飛び込みプールを過ぎると、巨大 な流水プールが現れた。幅は10m以上あり、遥か奥のほうま で流れている。そして、その上には次の関門となると思われ る巨大な丸太があった。4本の足がプールからそびえ立ち、そ の上に丸太が渡されている。しかし、第一関門のつり橋とは 違い、太さ60センチ程の安定した丸太になっていた。「それ では、第三関門の説明をします。」いよいよ第三関門が始ま る。61人の水着の女の子達は、全員流水プールの周りに集ま る。「第三関門は、集中力が必要な競技です。『水上丸太渡 り』です。」これじゃあ第一関門と同じじゃない。「みなさ んは、この流水プールの上に渡された丸太を渡っていただき ます。」丸太は水上4mくらいの高さに設置されている。 「この丸太は、立って渡っても跨いで渡ってもいいです よ。」なんだ、簡単そうじゃない。「ただし、途中にはレー ザー光線が張り巡らされており、それに触れないように渡っ ていただきます。特殊な光線で、肉眼で赤く見えるようにな っています。この光線に触れてしまうと、丸太を渡る事が難 しくなってしまいます。丸太からプールに落ちてしまうと、 その時点で失格です。」よく見ると、丸太の横には装置らし いものが点々と置かれていて、いやらしいことにカメラまで 設置されていた。「説明は以上です。」え?ってことは、赤 いレーザーに触らないように渡ればいいってことでしょう? それなら簡単。ここは大丈夫そうね。「ここは大丈夫よ ね。」「そうかな・・・?」彼女は不安そうに答えた。確か に、レーザーに触ると何が起こるのかわからなかった。「さ あ、ゲームスタート!一番手は、水色のビキニで挑戦の、桜 井裕美ちゃんです!」会場の観客は、カメラを撮り恥ずかし い言葉を投げかけてくる。「裕美ちゃん、いいねぇー。はや くそのオッパイとアソコ見せてよ!」彼女はモデル並の体型 で、170センチと私よりも10センチくらい背が高く、胸のライ ンも綺麗な女の子だった。それを黙って見ているような観衆 ではない。彼女はゆっくりと丸太に跨り、進んでいった。丸 太は全長10mで、それほど距離はない。彼女の前に赤いレー ザーが見えた。しかし、これは丸太から10センチくらいしか ない為、立ってまたぐしかなかった。続いて2本目のレーザ ー。これはしゃがんでくぐりぬけることができた。残り2 m。これからの競技もまだ残っているにも関わらず、半分以 上の女の子が失格となってしまっては、やっぱり簡単な仕掛 けだったのだろうか?しかし、ここで異変が起きた。丸太に 再び跨った瞬間、急に彼女は止まってしまった。「どうした の?がんばって!」「う、うん・・・アッ、はあっ、うう ん、何でもない。」彼女の様子がおかしい。最後の方に行く に従い、レーザーの配置も厳しくなってくるようだった。 「さあ、どうしたのかな?裕美ちゃん。」「はあぁ、イヤ ッ、・・・んんっ」彼女は最後と思われるレーザーをくぐろ うとした。最後は下以外はすべてレーザーが張り巡らされて いた為、下をくぐるしか方法はなかった。丸太にしがみつく 格好で、ゆっくりと進んでいく。「はうっ!」その時、彼女 の体は感じたらしく、その反動で背中がレーザーに触れてし まったのだ!「ブーブーブー!」けたたましくブザーが鳴っ た。「裕美ちゃん、あとちょっとだったのに。レーザーに触 ってしまいました。しかし、まだ渡りきれば大丈夫です。」 その瞬間、裕美ちゃんは更に「あああっ!や・・やめない で・・・」と、吐息や喘ぎ声を発しはじめた。思わず仰け反 る体。落ちないように必死に丸太にしがみつこうとするが、 体は言うことを聞かないらしい。「はぁぁぁぁぅ、気持ちい いよう・・・」何言ってるの?裕美ちゃん、しっかりして! そんな思いも空しく、彼女はバランスを崩し、「ああああぁ ぁぁぁっ!!」ドボーーーーーーーーン!!「ざんねーー ん!裕美ちゃん、最後まで渡ることができず、ここでアウト です。」そして彼女は、流水プールに流され、待ち構えてい たサメダイバーに両手両足を縛られて宙吊りにされてしまっ た。思わず駆け寄る私。「裕美ちゃん!」無残な姿の彼女に 呼びかける。「・・・ごめん・・ね・・。私、落ちちゃっ た。美紀ちゃん、気をつけて・・さ、最後は・・・・いやあ ぁっ!」彼女の恥部にはバイブが入れられており、そこで意 識を失ってしまった。「あたし、・・ぜったい裕美ちゃんの 敵とってあげる。」私は、涙を拭いてスタート地点へのはし ごを上り始めた。「さあ、藤沢美紀ちゃんのチャレンジで す!」ソックスを膝上まで上げて気合を入れなおす。私は慎 重に丸太を渡り始めた。赤いレーザーをくぐり抜け、進んで いく。「さあ、あと2mまで来ました!みなさん、お待ちか ねの時間ですよ!」絶対わたってみせるんだから!私は丸太 に跨り、最後のレーザーをくぐりぬけようとした。その時、 私はやっと分かった。丸太の表面に細かい突起が出ており、 これが恥部を刺激していたのだった。「あぅ!」私の恥部が 突起に触れた瞬間、声がでてしまった。触れないように体を 挙げようとすると、レーザーが当たってしまう。どうすれ ば・・・。私は裕美ちゃんとの約束を心に秘め、一気にくぐ り抜けようとした。「あぅぅぅぅぅ・・・いやあああっ!」 あと少し・・・・。あと少しで・・・「あん!」「ビービー ビー!」え?ウソ?最後の最後で、私は油断してしまったの だ。私のお尻にわずかにレーザーは触れていたのだった。そ の瞬間、体に電流が走る!「ああああぁ!!くぅっ!」そ う、このレーザーに触れると、突起がバイブのように振動 し、更に強力な刺激を与え続ける。立たなきゃ・・あと1 m、裕美ちゃんと約束したんだ・・・でも・・・・気持 ち・・いい・よぉ・・・「はっ、はっ、ひゃぁ!」このまま じゃ・・・落ちちゃう。でも、いいよぉ。。。「おっと、美 紀ちゃん、恥ずかしい液がでていますよ!どうしたのかな ぁ?」ん・・もう・・・ダメ・・・あたし・・・。私は最後 の力を振り絞り、やっとのことで立つ事ができた。が、腰に 力が入らず、バランスを崩してしまった。「あっ、あっ、き ゃああああぁぁぁ!!!」丸太から踏み外し、ゴールを目前 にして落ちていく私・・・・もうダメだ。ドポォォォンンン ン!!「あー!残念!美紀ちゃん、あと1mのところで力尽 き、プールへ落ちてしまった!もう少しだったのに!」アナ ウンスを水中で聞きながら、流水プールに流される。水着は 水に溶け、裸にされた私。もう体は動かない。裕美ちゃんの 敵をとることができず、水中で縛られる。そしてバイブが挿 入され、水上に吊り上げられた。横には裕美ちゃんが顔を涙 にぬらしてぐったりとしている。「ゆ・みちゃん、あ・・だ めだった。がんばったけど・・・・ハゥッ。一緒に・・帰れ なかった・・・ね。」そして私の意識はここで消えた。GA MEOVER 「あっと、クリアが出ました!なんと、丸太の下側にしがみ ついて渡り、あっさりとレーザーをよけてしまいました!」 この女の子のクリアが、残りの女の子達を救った。彼女は椎 名かりん。これから、彼女の物語が始まる。ここで力尽き転 落した女の子は、18名。残り43人で第4関門へと進んでい く。どんな恥辱の仕掛けが彼女達を待ち受けているのか? (続)


第五話へ