第十一章「賢者」18


「あっ、あっ、はァ、弘…二ィ! んんっ! ダメ…そ、そこォ! んあァ、ああぁあああァ!!!」
 崖の岩肌に手をついたあたしの背後から、弘二ががむしゃらに太長い肉棒を突きこんでくる。互いに何度も絶頂を迎え、結合部は愛液と精液でドロドロになっていると言うのに、弘二はあたしの尻たぶを掴み、あたしの身体を引き寄せながら膣の奥めがけて腰を叩きつけて、そのたびに空に向けて悲鳴じみた嬌声を迸らせてしまう。
 ―――こんな場所でのSEXなんて……だ、誰かに見られるし……今は…しなきゃいけない事だってェ……!
 汗の雫がとめどなくにじみ出てくる肌を屋外で犯される恥ずかしさが打ち震わせる。村まで距離はあるけれど、もし誰かが来たりしたら隠れる場所のない岩場では弘二のペ○スにグチュグチュとヴァギナをかき回されている姿を晒さなければならなくなる。
 背中はジャケット、お尻の大半はビキニに覆われていると言っても、崖に手をついてお尻を突き出していれば、誰がどう見ても犯されていると丸分かり……それなのにあたしは弘二の大きなストライドの突き上げにあわせてお尻を打ち震わせる。下腹がバシンバシンと音を立てて叩き付けられるたびに張りのあるヒップに岩場へ打ち寄せる大波のように衝撃が走り、乳房を揺らして貫かれる悦びに泣き悶えてしまうのだ。
「ああ、ああァ、あたしの…中……こ、壊れるぅ……弘二の…おチ○チンでぇ……!」
 隅々まで精液で満たされた子宮の入り口を、自身が吐き出した白濁液にまみれた亀頭がドリルのように抉り、押し上げてくる。まるで精液を吸い上げる機関にでもなったような子宮口と何度出しても萎えることを知らない逞しいペ○スとが密着すると、キュウ…ッとヴァギナが収縮し、またもや射精せんと繰り返される脈動のせわしなさに、あたしも今だけは男であることを忘れ、肉ヒダと言う肉ヒダをビリビリと震わせながらお腹の奥をグツグツと煮えたぎらせてしまう。
「き…気持ちよすぎます、先輩のおマ○コ……久しぶりだからって、ボクのチ○ポをギュウギュウ締め付けて、なんてイヤらしいおマ○コなんですか!」
「やあっ! ああッ! んぁああああああっ!!!」
「くあ…! そ、そんなに精液が欲しいんですか? 欲しいんですよね、僕との赤ちゃん! 孕ませますよ、先輩はもう、ボク専用おマ○コですから!」
「い…ヤァアァァァ!!! 中は、中に出すのだけは、いや、許して、に…妊娠なんてェ……!!!」
 弘二の子供を孕んでしまう……大介に犯された昨日に引き続き、本当は男なのに種付けされて妊娠させられてしまう恐怖に背筋が冷たく震えてしまう。―――けれどそれとは真逆に、猛烈な勢いで前後に抜き差しされる弘二の肉棒をあたしの膣口は白い涎を滴らせながら美味しそうに頬張ってしまっていた。
「いいですか? 出しますよ!? 先輩のおマ○コに赤ちゃん産ませますからね!!?」
「や……だめ、だめぇえええええっ! お願いだから中には、中出しだけは……あ…あああああァ………!!!」
 唇を戦慄かせながらまぶたをギュッと閉じると、あたしの懇願もむなしく、限界を迎えた弘二のペ○スから大量の精液がドクドクと流し込まれてしまう。衰えることを知らない勢いで迸った白濁液は、胎内に溜まっていた先の膣出し分を押し流すかのようにあたしの中で溢れかえり、込み上げてくる熱さとネットリ感に悲しさと喜びの混ざり合った幸せを覚えてしまうのは、
 ―――ち、違う!
 心の中で否定する。
 ―――弘二に抱かれて喜んでなんかいないもん。弘二なんて嫌いよ……大嫌い……なんからァ……!
 だらしなく口を開ききった子宮口に高度を保ったままの亀頭を突きたてられながらの膣内射精に、あたしの腰はいやらしくくねり、言ってきでも多くの精子を搾り取ろうと蠢動を繰り返していた。
 身体中に未だリビドーの嵐が吹き荒れていて、ペ○スを咥え込んだままなのに痙攣する舌先を突き出して蕩けきった吐息を洩らしてしまう。そんなあたしを後ろから伸びてきた弘二の手が後ろへ振り向かせ、唇を奪う。舌先があたしの舌の裏まで舐め犯し、大量の精液を子宮に溜め込んだまま鼻を鳴らして悶えてしまえば、弘二はいきなり唇を離し、
「少し休憩にしましょうか」
 そう言ってズボッと卑猥な音を響かせ、あたしのヴァギナから写生し老いえたペ○スを勢いよく引き抜いてしまう。
「んっ……んゥ………ッ………!」
 膣内から肉棒を抜かれたからと言って、これで終わるはずがない……けれど、言葉どおりに休むことも出来はしない。弘二のペ○スの張り出したカリ首に絶頂を迎えたばかりで過敏になりすぎている膣壁をめくり上げるように擦り上げられ、真っ赤に腫れあがった花弁からは精液と絶頂汁とがまとめて溢れ出してくる。どんなに力んでも風船のように膨らんでいた子宮から逆流してくる精液を押しとどめることは出来ず、膣を下っていく粘液の感触に全身を絞り上げながら、あたしは膣口から精液を“射精”してしまっていた。
 しかも水着のボトムの股布を、弘二はご丁寧に元の位置に戻していた。狂おしいほどの快感を伴って花弁の中心から迸った濃厚な粘液は、いわば野地免に撒き散らされることなく、あたしの恥丘を包み込むように白い布地の中に溢れかえる。快感が邪魔をして崩れ落ちることもままならず、膝をよじり合わせて岩場にすがりつくように中腰になっているあたしの下腹には、訳が分からなくなるほどの快感とヌルヌル感が渦を巻き、アナルやクリトリスにまで精液の温もりを絡みつかせてしまう。
「んんゥ…! ん…こ…んな……ぁ……ッく……んぅ………!」
「今度はフェラしてくださいよ。おマ○コばっかりだったんで、お口が寂しくなってるでしょ?」
 まだ快感が引き切っていないあたしの体を、弘二の手が上から押さえつけ、今の今まであたしの膣内には言っていたペ○スを肩越しに顔の右に突き出してくる。いつものあたしならそんな一方的な欲求の押し付けには暴力で持って答えているのに、首をよじって口を開くと、左手で射精口をいじくりながら根元からカリ首に唇を吸い滑らせてしまう。
「んっ……む…チュ……あ…んんっ……」
「は、あぁ……! さ、最高です、先輩のフェラ……!」
 自分で意識したことはないんだけど、娼館で何人もの男性を悦ばせてきてしまった舌使いで、肉棒の表面に纏わりついた白濁液を拭い取っていく。そして右に左に首をよじって唇を何度も往復させると、あたしはアクメの余韻から抜け切っていない恥丘を水着の上から左手で揉みしだきながら、ペ○スを横向きに頬張ってしまう。
「くあ……!」
 あたしの子宮を気が狂ってしまいそうなほど何度も突き上げた亀頭が左の頬の内側に包み込まれる。
 凶悪なペ○スなのに頬張った感触は意外なほどにツルツルとしている先端に歯先を滑らせながら頬の粘膜を擦り付けると、弘二の腰にも震えが駆け巡り、尿道に残っていた精液の残滓が口内にビュクッと迸って濃密なオスの臭いを溢れかえらせる。
 ―――は…あぁぁぁ……どうしよう……弘二のザーメンが…ザーメンがぁ……
 裏筋からカリ首へと巻きつけた舌を前後に蠢かせながらノドを鳴らし、唾液と混ざり合った精子を飲み込んだ途端、左手の中で股間が大きく脈打ち、本気汁を迸らせてしまった……そこで感極まってしまったあたしは、何度も頭を跳ね上げるペ○スを吸い上げながら嘗め回し、時に甘く甘く噛み付きながらネットリとしてきた濃い唾液を塗りまぶしていく。
「う…あ……せ、先輩……!」
 ………あ……イきそうになってる……出すのかな……あたしの口の中に……ザーメン…濃いの……だ、出しちゃうんだ……
 口から鼻へと抜ける精液臭に恍惚と表情を蕩かせ、歯があたってしまった場所を舐めて直そうと舌を擦り付ける。普通のフェラとは異なる角度の口淫奉仕に新鮮な喜びを覚えながら自分の指で秘所の縦筋をなぞり、布地越しにクリトリスを摘んでいると、水着の端から白濁液を溢れ出させる一方で、ノドの奥から唇まで溢れかえるほど口内射精されるザーメンを夢見ながら胸を震わせてしまう。
 ―――あんなの……飲みたいなんて……お、おかしいの……あたし…おかしくなって………
 精液を包み込んだ水着を突き破らんほどに硬く尖ったクリトリスを捏ね、グチャリと音を立てながらヴァギナとヒップを絞り上げる。巨乳の膨らみをゆさゆさと弾ませながら唇にペ○スを抜き差ししていると、舐めるほどに張り詰めていく肉棒からもう少しで精液が迸るかと機体も昂ぶってしまい、そんな自分の浅ましさに頬を火照らせてしまうのだけれど、
「んんんゥ!!!」
 それは突然に。あたしの頭に乗せられていた弘二の両手が、いきなりあたしの乳肉に食い込み、前かがみの体勢で勃起ペ○スがグイッとあたしの口内へと押し込まれてくる。けれど横向きに頬張っているせいで上手く動けないペ○スはがむしゃらにあたしの頬を突き、
「もうダメだ! 先輩、胸に、先輩のおっぱいに出させてください!」
「んああッ! やぁ……ミルクが、熱いのが、んはぁあぁぁぁ〜〜〜〜〜〜♪」
 弘二が大きく腰を引いて唇からペ○スが引き抜かれた瞬間、唾液をタップリ塗り込められていた先っぽから真っ白い液体が上から下向きに噴き出した。焼けどしそうなほど熱い性欲の固まりはノドから胸元に、そしてその大部分を張り詰めて一層丸々としてしまっているあたしの乳房へとぶっ掛けられ、汗のにじんだ肌に絡みつきながら二つの膨らみが形作る深い谷間へと流れ込んでいく。精液ミルクを味わえなかったことでノドの奥にむなしさが広がるけれど、右手を弘二の両足の間に突いて上体を傾け、顔の真横でビクビクとおチ○チンが震えるのを感じながら胸に射精される感触は、肌を伝い落ちていく白濁液のもどかしいくすぐったさも相まって、半裸の身体を戦慄かせながら恍惚に酔いしれてしまう。
 ―――真っ赤に腫れあがった亀頭から真っ白い精液が迸るのも、結構……♪
 まだ弘二のおチ○チンの味と感触が残っている舌で唇を舐めまわし、おへそのくぼみからあふれ出して股間へと伝い落ちていこうとする精液を左手で肌に塗り広げる。そしておへそから胸へ、谷間や上乳に撒き散らされた半固形の白濁ゼリーを指先でプチュッと潰しながら手の甲に降り注がれる精液と混ぜ合わせてたわわな膨らみへと刷り込むと、崖に向けて突き出した恥丘の膨らみもアクメを極め、布地を突き抜けるほどの勢いで愛液を噴いてしまう。
 ―――イッ…イってるゥ……オッパイに精液浴びて……身体中に塗り広げて……はぁぁ……体中でイっちゃってるゥ……♪
 パイずりするように左腕を谷間に挟んで乳房をこね回すと、精液まみれになったその手で、あたしは水着の中の秘唇を撫で回した。その心地よい快感に小さな喘ぎを洩らしながら首を後ろへ反り返らせると、焦点が少し合わなくなってきている弘二と視線が重なり合う。
「まだ……終わりじゃないんでしょ?」
「もちろんです! 先輩がお望みなら、一晩中だってお相手してみせます!」
 そう言う従順なところは可愛いんだけど……そんなことを言われると、あたしのほうが止まらなくなってしまいそうだ。
 ―――あれ? そういえばなにか……なにかしなくちゃいけなかったはずなんだけど……
 SEXが一時中断したせいか、気だるい身体を立ち上がらせながら頭の中ではSEX以外のことを考えていた。何もかも忘れて肉欲に溺れればいい……逆らいがたい衝動があたしの胸に込み上げてきているのに、引っかかった魚の小骨のように意識の隅っこで何かが引っかかっていた。
 ―――何かを忘れてる……何を忘れて………あたしは、何で、こんなところに来たんだっけ……?
「あっ………」
 すっかり忘れていた。“忘れていた”ことを忘れていた。ここへは弘二が記憶を失い、昨晩の出来事を忘れていたから来たのだ。
 今にも快感に傾倒してしまいそうな意識を何とか保ちながら耳を済ませると、崖の向こう側からは誰が弾いているのか分からない怪しい竪琴の音も聞こえてきている。
 それなのに―――
「あ…あぁ……弘二のおチ○ポ…まだこんなに固ァい……♪」
「当然です。ボクは先輩と結ばれる日を一日千秋の思いで待ち続けてきたんですから!」
「じゃあ、シよ。あたしも……おチ○チンが欲しいの! 壊れるぐらいに、めちゃめちゃに抱いてェ!!!」
 ―――何を言ってるんだ、あたしは! 今は……それどころじゃない…のに………あたしの、オ…おマ○コに、弘二のペ○スを突き立てて、グチャグチャに掻き回してもらわなきゃいけないのに!
 忘れてしまうようなことなら、後回しにしたっていいはずだ。今は一秒でも長く弘二とSEXすることより大切なことなんてありはしない。あたしのおマ○コも、唇も、お尻の穴だって弘二のペ○スが欲しくて欲しくて仕方がなくて、だらだらと涎を垂らしているのだ。一本だけじゃ物足りない。弘二のペ○スを五本でも十本でも一度におマ○コにねじ込んで欲しいぐらいなのに、他の事を考えてなんていられるはずがない!
「弘二……あたしを満足…させてくれるんでしょ?」
 今のあたしがどれほど淫蕩な笑みを浮かべているのかは、想像に硬くない。立ち上がって崖にもたれかかると、中も外も精液で濡れ汚れた秘所をさらけ出すと、カクカクカクと首を頷かせた弘二がスポポンと服を脱ぎ捨てあたしへと飛び掛ってくる。



 ―――そして弘二は、あたしへと両腕を伸ばした体勢のまま、鉄砲水を側面に食らって真横に吹き飛ばされていった。


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