第三章「神殿」裏4


「―――えっ?……み、ミントさん? なに、今度は何するの? いや、これ以上は…いやぁ……」
 これは何かの前触れに違いない。嵐の前の静けさみたいに……きっと何かあたしに酷い事をする準備をしているのだと……
 けれど十秒たち、一分がたっても何も感じる事が出来ない……ミントさんの声や温もりはおろか、客席にいるはずの男性客の声一つ聞こえはしない。
「あの……誰もいないの? ミントさん? 弘二? 誰か…誰かいないの?」
 呼びかけても返事は無い。あたしの声が静寂の向こうに消えてしまうと、周囲に広がるのは暗闇だけ……
 どうしたんだろ……さっきまであんなに人がいっぱいいたのに。―――あ、「おマ○コ」って言ったから許してもらえた……って言うのとは違うよね、やっぱり。
 どうして人がいなくなったのかは分からないけれど、ミントさんの指から解放されたのには助かった。でも……以前としてあたしの手足は椅子と二本の棒とに拘束されていて、人の気配のなくなった客席に向けて足を広げたままだ。しかも今は下着も脱がされていて、奥のほうを掻き回されたときに溢れ出した液が……
「んっ……」
 みっちゃんの指…思い出しちゃった……
 地下とはいえ湿気も多いフジエーダのムワッと舌空気が左右に開いた脚の間を流れていくたびに太股にじっとりと汗がにじみ出る。その中心、さっきまで一本だけ指を挿し入れられた割れ目……おマ○コには入り口から奥へ向けてぴりぴりと痺れるような違和感が残っている。
「く…ぅ……!」
 今は誰にも触れられていない。――だというのに、あたしは軽く溜息をついて唇を噛みしめる。
 ウソ……身体が疼いてる。なんで…なんでこんなに身体が……くぅん!…胸が…張りすぎてジンジンしちゃってる……
 目隠しをされているから自分の身体を見下ろす事は出来ない。でも…だからこそ自分の肉体が…破られた服の胸元から露出した乳房の膨らみや、恥ずかしくても隠すことの出来ない股間の状況がありありと脳裏に浮かび上がってくる。
 舞台に姿を見せただけで何十人といる客席をうならせた自分の美しさ、そしてほとんど晒している自分の体の成熟さを思い出すだけでも……
「あたし…どうしたらいいのよ……」
 意識すれば意識するほどに体の奥に熱が灯る。そして――股間から何もしていないのに蜜がこぼれ出る。
「んっ……!」
 アソコから熱が……引いていかない……ううん、熱くなってきてる……放ったらかされたから? 最後まで……頭の中が真っ白になるまでされなかったから…だからアソコが…おマ○コがヌルヌルになってるの?
 掻き回され、擦りたてられたおマ○コは揉みほぐされて柔らかくなったのか、伝い落ちてお尻の穴まで濡らすほどに液が滲み出している。あたしが息を吐くたびに膣の入り口はヒクッと震え、まるでミントさんの指使いを求める様に股間の膨らみを突き出して腰をくねらせてしまう。
「ハァ…ハァ……―――えっ!!」
 だ、だれ………誰かいる!?……あたしの事…じっと…見てるの?
 姿は見えない。声も聞こえないし気配だって感じられない。だけど……目が見えない分敏感になった肌の感覚は全身に絡みつく粘質的な無数の視線を感じ取っていた。
「ねぇ! いるんでしょ、誰かそこにいるんでしょ!? たすけて…たすけてよぉ! お願いだからこの椅子を何とかしてぇぇぇ!!」
 助けを求める声……それは無意識に悲鳴になっていた。
 身動きを封じられ、視覚も聴覚も使えないあたしに出来る事は考える事と声を出すことだけ。
 まるで肌を舐めまわすような高密度の視線が若々しく弾力のある素肌へと絡みつく感触は、村祭で見世物同然の勇者役をやらされたときとは違う。
 ―――はぁぁ…見られてる…こんな恥ずかしい格好を…やだ……疼きが収まんない……見ないで…お願いだからあたしを見ないで、見ないでぇぇぇ!!
「くぅ……!」
 奥歯を噛み締めても断続的に震えるおマ○コから溢れる蜜を押さえ込む事は出来ない。それどころかグチャリと粘つく水音が響く股間を突き出して半裸をさらしている状況を想像するだけで流れ落ちる汁の量は増し、鼓動の早くなった心臓から血液を流しこまれた乳房はさらに張って乳首もジンジンと痺れるほどに硬くとがってしまう。
―――グチャ…ズチャ……グチャ……
 やめて…とまって…どうしてあたしのおマ○コはこんなにも勝手に動いちゃうのよ……あっ…いや、な、なんか出…出ちゃう……っん!
「いっ…ああっ! ダメ、やめ…いあああっ!!」
 プルンと乳房が弾む。そして、湿ったおマ○コを駆け抜けた衝動が丸々と膨らんだ恥丘を貫くと、閉じ合わせる事の出来ない足の付け根から熱い液体が音を立てて飛び放たれた。
「あっ…あああああっ……!!」
 Vの字に拘束された両脚がビクビクと痙攣する。太股の肌は張り詰め、腹筋さえもヒクつかせながら三度ほど汁を放ったおマ○コは今もなお物欲しそうに唇をパクパクさせている。
 ―――これが…女の子の体の気持ち良さ…なのかな……
 ホウゥ…と体にこもった熱を唇から吐き出したあたしは、まだ火照りは収まろうとしないけれど愛液を放つ際の内壁の擦れあう快感に身をとろかせてしまい、おマ○コを震わせたまま斜めに傾いだ背もたれにがっくりと首を預けてしまった。
「………イっちゃった?」
 と、突然あたしの耳が女性の、ミントさんの声を聞き取り、突然の五感の復活に軽い頭痛を覚えながら身を起こそうとして――拘束された腕に引き戻される様に元の位置で仰向けに寝かされてしまう。
「な…なに…いったいなにがあったの?」
 近くにミントさんがいる。耳を済ますと彼女の呼吸する音も聞こえるし、右腕のあたりに彼女のいる気配が伝わってくる。―――けれどそれだけだ。その向こう、あたしが足を広げて見せている先からは以前としてなんの音も声も聞こえてこなくて、
「―――そうか、魔法使ったんだ」
「あたり♪ その目隠しがちょっとしたマジックアイテムでね、装着者の五感の一部を封鎖するの。なかなか面白かったでしょ?」
 面白いはずが無い!――そう叫びたかったけれど、そう口にするだけの体力があたしには残っていない。
「ふ〜ん、答えられないぐらい気持ちが良かったんだ。こんなにおマ○コをヒクつかせてるもんね」
 そう言葉であたしを責めたミントさんは前触れも無くあたしの膣口に左右の膨らみを割り開いて丸いものを押し当てた。
「はあっ!……やっ、これ……まさか……」
 熱い…そして敏感な内側の粘膜に伝わってくる脈動……指なんかよりもずっと太く、おマ○コの入り口を抉じ開けようとする圧迫感は……
「お…おチ○チン……」
「またまたあったりぃ♪――じゃあ最後の質問よ。ルーミット……気持ちよくなりたい?」
「え……」
「口に出さなくていいから、今の気持ちを素直に答えて。YESでもNOでも、答えたら戒めは解いてあげるし、いやがる事はしないから。じゃあもう一度訊くわよ。ルーミット……気持ちよくなりたい?」
 ミントさんの声が耳のすぐそばから聞こえてくる。
 もしあたしがここで拒否すれば、ミントさん…いや、みっちゃんだったら本当にこれ以上の事は何もせずにあたしを解放してくれるだろう。だけどあたしは、自分なりの決意を胸にして娼館にやってきたのだ。それに………体が…体の方が気持ちよくなりたいって……
「――――して」
「ん? よく聞こえなかったからもう一度言って」
「もう…………気持ちよく…して欲しいの……これ以上言わせないで」
 そう言うとあたしはみっちゃんとは反対の方へと顔を背ける。と、同時に――
「待ってましたぁぁぁ!!」
 あたしの感覚が全て戻り、直後、腰を大きな手の平に掴まれ、ビクビクと震える膣の中に逞しいペ○スを捻じ込む様に挿入されてしまった。
「くあああああああああっ!!!」
 大きくエラ張ったペ○スの先端がグチャッと蜜の絡んだ粘膜を擦りたて、Gスポットといっていた膣の天井にあたる敏感な部分を抉りながら一突きにしてあたしの窮屈な膣の奥、コリッとした場所を強烈に突き上げられる。
「す…すげぇ締め付けだ。こりゃ名器に――」
「イくぅ、イくゥ、イくゥゥゥ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「ええっ!? おい、待てって…うおっ!?」
 あたしのおマ○コの入り口から一番奥までが男の肉棒に埋め尽くされる。寺田のときには感じられなかった挿入時の快感に涙をこぼして身を震わせると、太いペ○スに姪いっぱい広げられた膣口から自分でも驚くほど大量の愛液を噴き出し、目隠しされている恐怖も忘れて肉棒を強烈に締め上げながら豊満な肉体は待ち望んだ絶頂に裸体を震わせて駆け上がっていく。
「はうぅぅぅぅ!! イく、イくっううううううううっ!! おマ○コが、おマ○コが…あっ、いあっ! ああああっ!!」
「この…こっちは金を払ってるんだ、まだ早いって!」
 だって…体が勝手にイっちゃうんだもん。あたしは…あたしは……ダメ、やっぱり我慢できない。イくの、イっちゃうのぉ!!
 耐えきれずに行ってしまったあたしだけれど、はめてくれた男性の方はまだ射精していない。当然…男はあたしに覆い被さると、何時の間にか開放された両脚をあたしの肩へと押し上げる様にしてお尻を突き出させ、お尻の谷間まで蜜に濡れた下半身にパンッと勢いよく腰を叩きつける。
「ああっ、あああっ!!また、またイっちゃうぅぅぅ!!」
 足と同時に解放された手を跳ね上げると汗で額に張りついていた髪の毛を掻き上げ、降りる事無く続けざまにオルガズムに達し、体を仰け反らせて悶え狂う。胸は張り、乳首の先にまで快感の電流が流れ、あまりに濡れすぎて僅かな動きにでもグチャグチャと汁の跳ねる音を奏でてしまう股間の泉を乱暴に掻き回されるたびに脳天にまで突き抜ける快感があたしを終わる事の無い絶頂の頂へと押し上げて行った。
「んあああっ!!んあっ、イくゥ、また、またっ、はああああああああっ♪」
「なんだこいつ、イくたびに締め付けが…おっ…すげぇ…チ○ポに吸いつくぅ!」
「あはぁ♪ 深いの、太くて硬いのが暴れるのぉ!!」
「へっ、嬉しいこといってくれるじゃないか。そらっ、最初の一発はご祝儀だ、たっぷり中に出してやるからな!」
 度重なる絶頂に神経が焼ききれそうなほどの快感があたしの頭を埋め尽くし、だらしなく涎をこぼしながら笑みを浮かべ、恥丘を突き出した格好のままおマ○コどころかアナルまで震わせ、結合部からはあふれ出る愛液をしぶかせて自分の体まで濡れ汚してしまう。
「ああんっ♪ また…またイくのぉ…♪ ハァ、ハァ、んっ、ああっ……んんんっ!!」
 そして十回も奥を抉られただろうか、男は急に動きを止めて勃起ペ○スの先端をあたしのおマ○コの奥の壁にぐりぐりと擦りつけると、真上から叩き付ける様に深深と肉棒を打ちこんだ。
「んあっ―――!!」
 そして膣奥に達した肉棒は一瞬ブワッと大きく膨らんだかと思うと膣内で大きく脈打たせ、あたしと自分の腰を密着させてこれ以上無いというほど胎内の奥深くで精液をたっぷりとぶちまけた。
 ビュル、ビュルルルルッ、ビュル、ビュルビュルビュルッ!
「ハァ…ハァ……これが…精液……熱いぃ……んふぅ…♪」
 下腹部の奥…赤ちゃんを産み育てる為の場所の中が満たされるほどに精液を注がれる。目の覆いはまだ取られていないけれど、だからこそ流れこむ熱い液体が染み込んで行く様子が手の取る様にわかる……
 そうして満足した男は晴れやかな顔をしてあたしの中からペ○スを引き抜くと、やっと自由になったはずの両脚は椅子の前へと白い肌をした太股を投げ出し、おマ○コの脈動に合わせて股間から濃厚なオスの精液をあふれさせた。
「はい、次の人〜♪」
「おう、ワシじゃワシじゃ。お嬢さん、よろしく頼むぞ、ほっほっほっ」
 や…休む暇もないの? もう十分気持ちよく………
「おーっと、二番手は80過ぎてもナンパを止めない色男、服屋のおやじの助兵衛さんだぁ!! 当娼館でも娼婦イかせなスケベジジィ、しかもジュニアは黒光りする巨根だ巨根! これに対する新人ルーミットをどうするつもりだぁ!?」
「ほっほっほっ、ミントちゃん解説ご苦労。なぁに、ワシがたっぷりと抱いて他の男じゃ感じんぐらいに悶えさせるのよ。ほぉ〜れ、足を上げて股を開けぇ!」
 まだイかされた余韻も収まらず、目隠しの下でも瞳を閉じて荒い呼吸を繰り返していたあたしの右足を掴んで高々と持ち上げたお爺さんは老人とは思えぬ力であたしの体を引き寄せると、脚を抱える様にして剛直と呼ぶに相応しいペ○スをあたしの精液滴るおマ○コに突き入れた。
「くぁあああああっ!! ふ、太いぃ!! さっきのより、太くて、大きいっ! イイッ、ダメ、深すぎるぅぅぅ!!」
「うっ……くぅ……こ、このルーミットとやら…濡れ良し、締まり良し、吸いつき良し! わ、ワシの見たて通りの極上名器。中でチ○ポを締め付け様と蠢くミミズ千匹!」
 最初の一突きでまたしても達しそうになったのをなんとか堪えたけれど、あたしにはわからない言葉を叫びながら振りたくられる腰に合わせてドロドロのヴァギナに年の功を感じさせる巨根を押しこまれ、最初に注ぎこまれた精液が肉の壷の中で泡立つほどたっぷりと掻き回される。腰を使ってペ○スで円を描き、おマ○コを余す事無く擦りたて、幾重にも重なった肉壁をめくり上げる動きにあたしは溜まらず唇を開いて熱い呼気を吐き出す…けれど、敏感なあたしのおマ○コにはお爺さんの動きはあまりに激しすぎた。
「………ね、ねぇ…お願いが…あるの」
「んっ? なんじゃ、家か、服か、宝石か!? 娼婦なんぞやめてワシとねんごろになれば幾らでも買ってやるぞ、ひょっひょひょ〜〜!」
「ち、違うの……もっと…ゆっくり感じさせて……お願い…んっ……」
 あたしが身を捻って右腕を姿の見えないお爺さんの首に探して巻きつけると驚いたように身を震わせて動きを止めてくれる。そしてあたしは興奮し、早く乱れている心臓の鼓動を少しでも沈めようとお爺さんの体にしがみついて上半身を起こすと、白い髭を蓄えた老人と唇を合わせ、お互いの唾液が唇に流れこむような濃厚なキスを交わす。
「んっ…んむっ……はぁ……」
「………良し…良し、良しっ、全て良しぃぃぃ!!」
 数秒とイきを交換して顔を離すと、しばし呆然としていたお爺さんは「良しっ!」と何度も叫びながらあたしの両脚を抱え、そしてあたしを自分にしがみつかせると、なんとその老いた腕であたしの膝の裏に腕を回してグイッと持ち上げたのだ。
 男のときから体重は軽かったけれど、それでもこんな格好で持ち上げるなんてスゴい力……なんて考える暇もなかった。
 あっ…いやぁ! 持ち上げられて…くああああっ!!、これ、深い、来る、奥におチ○チンが突き刺さるゥ!!
 その体勢のまま、老人はあたしの体をグイッと引き寄せると前の男よりも一段と大きい肉棒をあたしの膣内へと突き上げる。するとどうだ、あたしの体重はペ○スと密着している膣奥の一点へと全て加わってしまい、より深く、より強烈に、精液が溜まっている下腹部を押しつぶされると錯覚するほどの圧迫感があたしの体を貫いた。
「あうっ! はうっ! はああっ!!」
 こんな、こんな窮屈な格好でおチ○チン入れられて、苦しいのに、お腹も押されて太いの入れられて苦しいのにどうして……なんでこんなにおマ○コが感じちゃうのよぉ!!
 開脚したまま抱え込まれた体を激しくゆすられるたびにあたしの口から切れ切れに喘ぎは放たれる。反りかえった足の指先は野太い老人のペ○スが根元近くまでズブッと突き刺さるたびにさらに高く跳ねあがり、引き抜かれるたびにペ○スと一緒におマ○コに溜まった愛液も吸い出される様に流れ出していく。
「はうっ、はううっ!!」
「うほおぉぉぉ!! ワシのチ○ポが吸い上げられるぅ!! 極上じゃ、この娘のおマ○コは最高級の極上じゃあああ!!」
「あっ…いっ、いぅん! これ…ハァ…気持ちいっ…イイッ……はああっ!!」
 腰を前後に揺すられるとあたしの首も髪を揺らして不規則に揺れる。まるで繋がりあったお互いの結合部を支えにしているかのように上へ上へと押し上げられるような心地に、御爺さんの耳元に甘い言葉を吐きながらおマ○コを収縮させ、皮と骨しかないような胸元にあたしのふくよかな乳房を潰れちゃうぐらいに押しつけ擦りつける。
「ああぁん♪ 骨が、ゴリゴリ乳首に擦れるのぉ♪ もっと、もっと激しく、あたしの体を突き上げてぇぇぇ!!」
「くぅ…! こ、これが新人か。張りのある乳房! 桃のような尻! 絞めつけサイコーのおマ○コマ○コぉぉぉ!!」
 そう叫んだお爺さんの亀頭がブワッと膨れ上がり、抜き差しするたびに擦れ合う肉壁との密着度がさらに高まる。
「ああぁぁぁん! そんな、太いので突かれた…くあああっ! 掻き回さないで、あぅん、ハァァ…イっちゃ…イっちゃう…ふ……ああああああぁぁぁ!!」
 ―――熱い液体があたしの股間から迸った。それがおしっこかおマ○コの汁なのかはわからないけれど、その汚液が放たれるたびにあたしのおマ○コは激しく痙攣しながら収縮し、飲みこんだお爺さんのペ○スを絞めつける。
「くぉぉおおおおっ!? ワシが、もうアカン! 出すぞ、ルーミット。ぬぉおおおおおおっ!!」
 お爺さんの背中に指を立て、おマ○コを貫く快感に身を震わせる。――すると一度目の性交で放たれた精液とあたしが滲み出させる愛液の混ざり合った体液をグチャリと押し上げ、あたしの体重が加わえてペ○スと膣奥をぴったりと密着させると、地下のステージに響き渡る叫びと共に勢いよく射精を始め、濃厚な精液をたっぷりとあたしの膣に解き放った……
「は………ぁ………」
 次々と注がれる精液が胎内を打ち、入りきれなくなって小さな小さな膣奥の穴を押し広げて逆流する感触に、あたしは陶酔した表情を浮かべてお爺さんに抱きついたまま女の体をいつまでも震わせていた。
 ―――気持ち…いい……いやじゃない……こんなに気持ちよくなれるんだったら……はぁぁ…………
 だらしなく唇を開いたまま、あたしは目隠しの下に広がる黒い風景を見つめて熱い吐息を漏らす……お爺さんに密着したままの乳房の下では心臓は激しく鼓動しているけれど、今はまだ……この感覚に溺れていたかった……
 でも、感傷に浸る時間はほとんど無かった。黒子三人の手を借りて床に横たえられたあたしを待っていたのは三人目の男……お爺さんのペ○スよりも小さかったけれど、何処までも収縮してしまいそうなあたしのおマ○コにおチ○チンの大きさなんて関係無い。突き上げられ、逆流する精液を押し返す様に激しく犯してもらえれば、オルガズムを覚えた体は瞬く間に快感を覚え、感極まった喘ぎ声を上げてしまう。
「はうんっ、あんっ、そ、そこぉ…あっ、はあああっ!!」
 リズミカルに腰を叩きつける男の動きに、結合に慣れたあたしも腰をくねらせ、着き込まれるおチ○チンに迎え腰を振って行く。そうする事で挿入のスピードが速まって快感が増してしまうのだ。
「スゴい、スゴいよルーミットちゃん! おマ○コヌルヌルで柔らかくって使い心地最高だよぉ♪」
「んっ!…はぁぁ…あ、ありがと……んんっ! んはぁぁぁ!!」
「気に入ったよ、今度は、二人っきりで…あおぅ! 出るゥ、出るよ、ルーミットちゃんのおマ○コにぃ!!」
―――ドクンッ!
「んんん―――――っ!!!………あっ………ま…た……精液が…中…にぃ……」
「ハァ、ハァ、ハァ…せ、精液じゃなくてザーメンとか言ってよ。娼婦なんだからさ…おうっ!」
「ザ…ザーメン……ザーメンが…あたしの中にいっぱいなのぉ……んんっ…まだ…おチ○チンから…ザーメン出てるぅ……」
「あああ……顔が見れたら最高なのに……絶対だよ、今度は二人っきりで抱いてあげるから、その時は顔射だよ、約束だよ」
 ガンシャ……よくわかんないけど…それも気持ちいいのよね………だって、娼婦のすることなんだから……
 体の感覚だけは鋭敏になって行くのに、逆にあたしの思考力は靄がかかったみたいに鈍って行く。――それが仇なのかどうかさえ分からないけれど、四人…五人…と仰向けのままで犯されていたその時、不意にあたしの唇に濡れた肉の感触が触れた。
「ルーミットちゃんや、五章じゃ、生い先短いワシのチ○ポがまだ納まりつかんのじゃ。頼む、順番が待ちきれんから口で、の?」
 その声は二度目にあたしを抱いたお爺さんだった。じゃあこれ…おチ○チン?
 おマ○コを突き上げられて揺れる体と意識をグッと堪えて右手を伸ばして唇に触れていたものを握り締めると、硬くて熱く、表面にはドロッとした液体が纏わりついていた。
「こら、そこのジィちゃん! 今回はルーミットには男を教えるだけなんだからそんなバッチぃチ○ポを咥えさせようとすんな! イエローカード出すよ!!」
「ふ〜んだ、これのどこが汚いか。このチ○ポにはワシとルーミットちゃんの愛し合った証拠でドロドロなんじゃい。の〜、ルーミット――」
「んっ……」
「んのおおおぉぉぉ!?」
 正直どうしていいか分からなかった……だからあたしは考えも無しに右手を自分の感じる場所を思い出しながら濡れた肉茎に滑らせ、今にも射精してしまいそうなほど痙攣し始めたそれを「口で」と言われたから、涎をこぼしている唇を寄せ、吸い込む様にその大きな亀頭を口の中に含み入れた。
 ………にがぁい……変な味…これがあたしの中に入って…こんなに苦いのを出したんだ……
「んんっ…んむっ、んんんっ……んっ…んふぅ……」
「おおっ、おおっ、おおおおおおっ!? こ…これは…純情そうな外見そのままに稚拙な舌の動きじゃけれども男の弱点を優しく舐め上げ――」
 はぁぁ……おチ○チンしゃぶってると…おマ○コまで疼いてきちゃうよぉ……んんっ! やっ…おマ○コの擦れ具合、強すぎよぉ〜〜!! あっ…だめ、もっと優し…んんっ、ん―――――――っ!!!!
「す、吸いよる、ワシのチ○ポからザーメン吸い上げよるぅ!! 満点じゃ、この子はお口も満点じゃあぁぁ!!
「俺も出るッ! やらしいぞ、この女のマ○コ、絞めつけスゴいのに、絡みついて離さねぇ…この…好きモノ女がぁぁぁ!!」
「んんんんんっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 口の中とおマ○コの中、達しすぎて反りかえったまま戻らないあたしの体の二箇所でほぼ同時に痙攣した二本のペ○スからまたもや大量の精液が撃ち出され、おマ○コだけ出なく、口とお腹の中にまで熱いものが流し込まれて行く……
「まだじゃ、まだまだでるぞぉ!!」
「へへへっ、俺もぶっ掛けてやるゼェ!」
「んあっ!!……あっ…つぅ……ザーメン…んっ……あっ…顔に…顔にぃ……」
 予期せぬ精液の浴びせ掛け。突然ペ○スが二本とも抜き取られたかと思ったら亀頭があたしの頬や鼻先に擦りつけられ、ビクビクと痙攣しながら熱い精液をあたしの顔に噴射し、瞬く間に顔どころか喉や胸元までドロドロに汚されてしまう。
「はぁぁ……」
 けれどあたしは喜びも嫌がりもしない。さすがに…えっと…五人目か六人目か。それだけの男の日とに犯され、始終イきっぱなしだったために息をする事でさえ苦しいぐらいに疲れ果て、小刻みに半裸の体を震わせながらぐったりとステージに横たわった……
 ―――だからといって、それで終わりのはずが無い。
「へへへ…つ、次は俺なんだな。い…いいいイくぞ」
「あっ…まって…もう……んああっ!!」
 あれほど体は重たかったのに、熱くて蕩けたような状態になっていたおマ○コに肉棒が押しこまれると、重たい快感がビクッと肉体を震わせてしまう。
「いやぁ、ダメ、おマ○コ…壊れるぅぅぅ!! ああっ…また…またイっちゃうぅぅぅ!!」
 グチャグチャと耳を塞ぎたくなるほどの大音量のいやらしい音のリズムに合わせて、肉棒に掻き出されて押しこまれる肉ヒダからは止まる事無く愛液が滲む。それでもズンズンと膣奥を突き上げるペ○スに乳房を震わせて身悶えていると――大きく突き上げたはずの乳首を押し返すように硬くて太いものが突き刺さる。――勃起したおチ○チンだ。
「な…なにを…くふぅ! ち、乳首にそんな…あっ、くヒィ! イくふぅぅぅ!!」
「おっぱいも柔らけ〜〜! チ○ポが全部めり込んでるぞ」
「さ…ささってるの? あたしの胸におチ○チンが…おチ○チンが……」
「胸だけじゃないだろ。ほら、口開けよ。お前の大好きなザーメンたっぷり飲ませてやるからよぉ!!」
「あっ…んむうぅぅ!!」
 胸を皮きりに、あたしの周囲へ一斉に男たちの気配が押し寄せるとあたしの体のいたるところへチ○ポを押しつけてきた。
「ほら、奥まで咥えろ。出したら溢さず飲むんだぜ、はははっ!」
 仰向けのまま喉を逸らせて、頭上から突き出された肉棒を無理矢理唇に押しこまれて、
「あ〜あ、口を取られた。だったら俺は手ね♪」
「俺は左手だ。ぎこちないのが気持ちいい!」
「俺、俺は脚ぃぃぃ!! 太股、すべすべにねっとり汗掻いたふ〜と〜も〜もぉぉぉぉ!!」
「あぁ…反り返る喉もとの美しさ…綺麗だよ、ルーミット。そこに僕の熱いものを……うっ!」
 やめて、やめてぇぇぇ!! そんな、みんな一度に来ないでってば!!
 口を塞がれ、華で喘ぐあたしの前身に獣数本のチ○ポが押しつけられ、先端からにじみ出ているヌルヌルを擦り付ける様にすべすべの肌を縦横無尽に滑りまわる。そして左右にチ○ポを握りこまされた手指は覆い包む様に男の手が被さって、反り返るチ○ポを無理矢理にしごかされ、その嫌悪感に身を揺すれば男たちの間から歓喜の溜息が漏れ聞こえ、口に含んだペ○スとおマ○コに突き入れられたペ○スが内壁との擦れ具合が代わった途端に大きく跳ねあがる。
「んっ、んんっ、んむうううっ!!!」
 ビュクッ! ビュクッ! ビュルルルッ!!
「アオウッ!」
 最初の射精は思いのほか早かった。乳房の丸みをへこませる様に執拗にチ○ポを擦りつけていた男が奇妙な悲鳴を上げると膨らみに押しつけたまま射精したのだ。
 すごいいっぱい……んっ…胸の谷間に、流れこんで……そんなに気持ち良いのね……
 口の中を逞しい肉棒で埋め尽くされ、溢れる唾をを蒸せかえるほど濃厚な男の匂いと一緒に飲み下す。すると二人目、三人目と次々に体に精液をぶちまけられ、粘つく液体に裸体を覆われて行くにつれて、あたしの胸の奥で妙な感覚が沸き起こってくる。
「んんっ……」
 舌の上を滑るように唇を出入りする肉棒に唾液をまぶすと、あたしは首の傾きを変え、がくがくと震わせるように頭を動かし、より深く肉棒を飲みこみ始める。そして握らされている二本のペ○スに自分から指を絡ませ、たどたどしく扱いてみる。
「うあっ……たまんねえ舌使いだな。……っと、油断……うっ!!」
―――ドクッ…ドクッ……
 また……今度はあたしの口の中に出した……変な味の…ザーメンを……
 喉の奥に生臭く、ねっとりとした精液を吐き出された瞬間、あたしは吐き出そうと喉の奥を閉じた。……けれど、男が腰を震わせて射精している最中に、
「で…でででででるぅ、俺も、俺もルーミットに…ルーミットぉぉぉ…!!」
「んむううううっ!!」
 突けば精液が玉になって溢れ出すヴァギナに体を激しく揺さぶられながら精液が放たれ、あたしも溜まらず悲鳴を上げようとするけれど……その時を見計らったかのように口内からこぼれそうなほど溢れかえった精液が喉へと流れこみ、絶頂に達してもまともな喘ぎ一つ放てないまま胃の中へどろりとしたザーメンを飲み下して行く。
「い、いいぜ、もっとベロ使って…吸え、吸えよ、チ○ポに残ってるザーメン全部吸い出せ…あおうぅ!!」
 あっ……なんで、なんで言われる前におチ○チン吸ってるのよ。男のものよ!? なのに…なんで、なんでおチ○チンをこんなに美味しそうにしゃぶっちゃうのよぉ……
 膣道を押し広げたペ○スが玉袋がお尻の穴に触れるほど腰を密着した状態でヒクヒクと震える中、またしても体に精液が降り注ぐ。その間にも達しつづけたままのあたしは無我夢中で口に頬張ったペ○スを飴の様に舌を絡ませて舐め上げ、細い管に残った精液をチュルチュルと吸い上げる。
 変な…気分……おチ○チンをしゃぶってるのに…精液を飲まされてるのに…イヤじゃないなんて……
「おら、次がつかえてるんだ。出したんならどけ!」
「ルーミットちゃん、今度は俺が、俺がイかせてやるからね!」
「い…いやあぁぁぁ……抜かないで…おチ○チン…もっと膣に入れて………んはあぁぁぁ!! スゴい、いきなり激し…太いのが、擦れて、おマ○コに擦れて…イく、またイっちゃうっ…ああああああッ♪」
―――待ちきれない男たちは強制を上げるあたしの体にペ○スを擦りつけ、我慢する事無く精液を全身に浴びせ掛ける。乳房はまるで無数のチ○ポにもまれている様で、ヌルッヌルッと膨らみを凹ませて熱い亀頭が滑るたびに濃厚な精が流れ落ちる暇もなく新たなザーメンに覆われ、膣内や口内にたっぷりと射精された精液とおっぱいや腰にわだかまる服の下にまで発射された精液とがあたしの体に内と外から染み込んでくる様な……そんな倒錯的で、ザーメンに狂ったあたしは胸を震わせて何度と無くオルガズムに上り詰めてしまう。
 これが…女の子の…気持ち良さ……なのかな……
 女になってしまったあたしの体。それを犯され、貫かれ、汚されるたびに湧き上がる衝動は……まぎれも無い喜びだ。それを抵抗無く受け入れてしまったあたしは考える事をやめ、悩む事もやめ、男たちに犯されるままに股間から精を噴いて、取り囲み、そして射精する男たちに目隠しされた顔で白く汚れた笑みを向ける。
「あああっ、あああんっ♪ すごいの、大きいのが、奥に届くのぉ♪ えっ…キツいの? あたしのおマ○コ…気持ちいいんだぁ…だったらもっと、もっとザーメンちょうだい。あふぅ、んふぁあああっ! イく、いくぅああぁあああっ!! おチ○チンで、イくの、あたし…気持ち、イイッ、イイッ、イ…くうぅ――――――!!!!」

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……で、それからどうなったかと言うと――


第三章「神殿」裏5へ