Dルートその4


「それでは失礼ですが、またがせてもらいますね」 「は、はいっ!」  やるんだったらどんな事されてもいいから、とにかくさっさとしてっ!と叫んでしまいたいぐらい緊張している  あたしは、先生の何気ない断りの言葉にも過剰に反応してしまう……  ううう〜〜…ドキドキする〜〜、心臓に悪いよ〜〜!! もう、泣きたいよ〜〜!!  バスや電車で痴漢に会ったり、弘二やいろんな男の人に身体をまさぐられても、こんなに身体を強張らせたり  しないんじゃないかと思う……ベッドに横たわって、ただ待ってるだけなのに……  そうすれば心臓の鼓動が少しは静かになるんじゃないかと、ふかふかの枕を両手で持ってギュッと顔に押し  つける。呼吸がちょっと苦しくなるより、口から熱い吐息が漏れたり、真っ赤になった顔を見られる方が、  今は恥ずかしくって耐えられない…… 「そんなに硬くならないで下さい。所詮はマッサージなんですから、もっとリラックスしてくれて構わないんですよ」  何とか平静を装ってたつもりなのに、やっぱりバレバレなんだ……あうう〜〜……  声をかけられたことで枕にますます顔をうずめていくあたしを見てクスクス笑いながら、一際大きくベッドの  スプリングをきしませて、先生があたしのお尻の上にまたがった。わずかに体重は感じるものの、体重をかけ  ないように膝立ちになっているみたいで、あたしの身体に伝わってくるのは先生の股間の温もり……って、  あたしったらまたこんな事を〜〜!! 「さぁ、マッサージを始めますから力を抜いてください。最初は……この辺りから……」 「んっ!!」 「へぇ……結構硬くなってますね……でも、すぐに柔らかくしてあげますからね……」 「ま…マッサージって…こんな……あっ!! そ…そこ……」 「気持ちいいでしょ。さ、もっと力を抜いて…ゆったりとして……」 「はぁ……んくっ………んん…いっ……ふぁ……ん…んっ……あっ!」  じょ…上手……先生…スゴく上手い………こんな指使い……初めて……んあっ!!  さすがプロ……あたしの感じるところを的確に指で揉み解していく。少しだけ強く、細い指先がバスローブ越し  に圧力を加えるたびに、押し殺しきれなかった短い声が漏れ出してくる。でも、もうそんな事はほとんど気に  ならなかった……それどころか、次第に身体中から力が抜け落ちて、先生の指からもたらされる優しい快感に  うっとりと身を委ねていた…… 「やっぱり…それだけプロポーションがいいと…いろいろと大変なんでしょうね……肩や背中がずいぶんとこって  ますよ。特に…この辺とか」 「そ…そうなんです……最近…親に揉んでもらっても……すぐにこっちゃって……んっ…はぁ……気持ちいいです……」  肩…背中…腰…女になってから、ずいぶん凝っていた場所に先生の指が移動して押しこまれるたびに、身体が  とろけちゃうぐらいに気持ちがいい……下から上に、横から真ん中に、筋肉が揉み解されて、ツボを押しこま  れるたびに、ビクンと身体を震わせて、段々と長く息を漏らしながら、白いシーツに豊満な胸を擦りつける…… 「そう言えば相原さんはお仕事は何をなされているんですか? これだけ素晴らしいプロポーションならモデルとか」  どれぐらい指圧されたのだろうか……最初はアレほど顔に強く押し付けていた枕からも顔を上げ、艶のある声を  漏らし始め、きっちり着込んでいたはずのバスローブも悶えるうちに乱れて、表面に汗の浮かんだ肩が露わに  なってしまったいた頃、先生はあたしの身体の上から降りて、マッサージをする場所を足や脹脛に移動しながら、  世間話でもするかのように声をかけてきた。 「はぁ……そんなの…あたし…まだ…学生だし……はっ、あぁぁ〜〜……」  といっても、あたしはまともに話せるような状況じゃないけど……  ようやく一息つけたところなのに、タオルをかけられた足の裏に指が押し込まれ、脹脛を手のひら全体で揉み  解されて、すぐに声が熱くなってしまう…… 「へぇ、学生ですか。じゃあ大学では男の人にもてるんでしょうね」 「そんな…もてても…うれしくなんか……あっ!?」  せ、先生の手、内股に触った!!  それまでぼんやりしていて、足にも力を入れず少し開いていたせいか、それまで膝より下の方を触っていた  先生の手が膝の裏側を通って太股にちょっと触れた瞬間、たらだを電気ショックのように駆け抜けていった  衝撃に、思わず驚いて顔を上げてしまった。 「す、すみません、当たってしまいましたか?」 「あ……ごめんなさい、あたしの方こそあんなに驚いて……」  あたしが首だけ振り向けると、先生がすまなさそうに表情を暗くしながら頭を下げていた。  偶然……よね。ビックリした〜〜、だって突然触るんだもんな〜〜。ものすごく気持ちよくて………気持ち…よく!? 「あの…次は太股のマッサージに入りたいんですが、よろしいですか?」 「へ!?……あ、ああぁ、はい、お願いします」  さっきの感覚が一体なんだったのかと言う事を考えていたあたしは、先生が聞いてきた事をほとんど聞いていなくて  生返事を返した。 「それでは……失礼します」  と、先生の声が聞こえると同時に、あたしのお尻を覆っていたバスローブがめくり上げられ、火照った肌にひんやり  とした空気が触れた。 「ひ……きゃあ!!!」  それに気付いたあたしは、悲鳴を上げながらベッドの上を転がりって身体を起こした。一瞬で真っ赤になった顔で  先生の方を向きながら慌ててバスローブを引き降ろし、白い水着に包まれたお尻を隠してしまった。 「ど、どうしました!?」  先生も驚いているのか、きょとんとした表情であたしの方を見つめている。 「い…いえ、あのその、えっと…急にお尻をめくられたからビックリしちゃって……あ…あはは……」 「そ、そうなんですか。それはすみませんでした」 「こ…こっちの方こそ……」  あ…あたしったら、なんでこんなに反応しちゃうんだろう……  激しくなった心臓の動きに合わせて熱い息を吐き出しながら、幾分汗を吸って重くなったバスローブをはだけた  肩へと引き上げ、居住まいを正す。 「それで…どうしましょうか? 太股もずいぶんと疲れが溜まりやすい場所なのですが……後で落ちつかれてから  にしましょうか?」 「そ…そうしてください……」  自分のした事が恥ずかしくて、とても先生の顔を見ていられない……あたしはなるべく先生と視線を合わさない  ように俯きながら、また元いた場所にうつぶせに寝っ転がった……… 「うわ〜〜、スゴい♪ スゴく軽くなった♪」  人間の身体ってこんなによく動くものだったんだ、信じられない♪  あれから横を向いて肩、腕、首と、身体のいたるところを揉まれたあたしは、マッサージが終わって身を起こす  と、まるで両腕が羽毛のように軽く感じられることにまず驚いた。起きあがる動作も、まるで身体に油でもささ  れたみたいに滑らかで、自分の身体じゃないみたい♪ 「よかったですね。相原さんはずいぶんとお疲れだったようですから」  そうね……あたしが女になってから、エッチ…アルバイト…痴漢バス…千里の実験…弘二に襲われて…バイト先  でも襲われて……エッチばっかり…しくしくしく…… 「えっと……それじゃあ、ずいぶん時間が掛かったから少し休憩をしましょうか。相原さんはおトイレとかに行って  くださって構いませんよ」 「はい♪……あ…は…はい……」  さっきまでの元気が先生のやさしげな笑みを見た途端に、急速に萎えていく。さっきの事がまだ恥ずかしくて、  身体は気持ちよかったけど、まだちょっとギクシャクしている…… 「僕は軽い食事でも持ってきますから、十分ぐらいで戻ってきますから少し待っていてくださいね」  そんなあたしを見つめていた先生はベッドの端に移動すると床に降り立ち、あたしの方を振りかえらずに部屋  の外に出て行ってしまった。 「…………はぁ〜〜」  扉がパタンと音を立てて締まり、先生の白衣を着た背中があたしの視界から消えると同時に、あたしは長い息  を吐き出した…… 「どうしよう……」  誰もいない空間に向かってそう言うと、あたしは軽くなったはずなのに、持ち上げるとなぜか重く感じてしまう  両手でバスローブを止めていた腰の紐をしゅるり…と解く。汗を吸っても貼りつかないバスローブはそのまま  身体の左右に流れ落ち、少し下げたあたしの目には身体とベッドに挟まれてタップリとこね回されたおっぱいと、  女の子座りで座る太股……  あたし……こんなに………どうしよう……先生に太股を触られたときから……ここが疼いてしょうがないの……  あたしは後ろに尻餅をつくと、少しだけ膝を開き、手をそっと白いビキニの上に滑らせる。 「ああっ!!」  剥き出しの太股に手の甲が当たっただけで、あたしは背を仰け反らせて、そのまま後ろに倒れこんだ。太股の  付け根――ビキニラインに手が当たった瞬間、走り抜けた快感がアソコに直撃し、中に溜まっていたエッチな  知るがビキニに中に溢れ出した。 「こんなに漏らしちゃった……もう……先生が…いけないんだから……」  あたしは誰かに言い訳するようにそうつぶやくと、下半身を覆う唯一の布地であるビキニの腰紐に手をかけ、  少しだけお尻を浮かせて、次に垂直に持ち上げた膝のところまで降ろし……少しだけ迷って、片方の足を  パンツから抜き取ってしまった……  そして仰向けになったまま、膝を立てて少し開くと……ゆっくりと蜜壷の入り口に人差し指を押し当てた。 「あ…んんっ!!」  クリ○リスに、おマ○コに、軽く触れただけだと言うのに身体が痙攣し、声が出そうなる。そこであたしは、  ぼんやりかすむ視界に映った枕を空いている手で引き寄せて、うっすらと開いた口に押しつけた。  これで…声は大丈夫……でも…スゴく濡れてる……  太股を触られてから妙に先生の事を意識してしまい、先生の手があたしの身体に触れるたびに、その場所から  快感が流れ込んできて、それに耐えかねて身体をよじると股間からグチュリ…という音が聞こえてきた。 「ん……ふぅ……んん……」  目を閉じて、あたしのアソコに触れている手が先生の手だったら……もし、あの時太股のマッサージをされて  いたら……その事を想像して……先を考える。 「んんっ!…ふぅ…ふぅ…んむ!!」  秘穴の入り口に引っかかった指をそのまま中に押しこむと、最初はキツかったけど、あたしのおマ○コは細い  指をしっかりと咥えこみ、ぎゅうぎゅうと締め上げた。  熱い……あたし…先生に犯されるのを想像して感じちゃってる!! 「あ、はあぁぁぁ〜〜〜!!」  アソコが…おマ○コがジンジン疼いてる!! とまんない! とまんないの、あぁんっ!!  枕を支えていた手を胸へと運び、水着の中に手を差し込んで、手に余るほどの大きさの乳房を形が変わるほど  握り締める。途端に人差し指で膣壁を掻き回されていたおマ○コの奥から愛液が洪水のように溢れだし、外へ  滲み出して、お尻の穴へと零れ落ちていく。 「ああっ、あぅん、ダメェ…気持ちいい……こんなに…感じて……ひゃあん!!」  身体の中に溜め込んでいた快感が一気に溢れ出して、歯止めがきかなくなったあたしの声が誰もいない部屋の  中に響き渡る。  ここが先生の部屋で、いつ戻ってくるかも分からないのに―――ううん、先生に…戻ってきて欲しい……  そして…あたしをどうにかしてぇ!! 「先生…きて…きてぇぇ〜〜〜!!」  狂ったようにおマ○コへと激しく指を捻じ込んで、壁を抉るようにしてメチャクチャに掻き回す。それだけ  でも足らなくて、胸を揉んでいた手でビンビンに充血したクリ○リスを摘まみ、指の腹でおチ○チンのよう  に上下に扱き上げる!! 「あ、あ、ああっ! あああっ!! い…イくぅ、あたし…イくぅ、イくぅ、い…いいぃぃ〜〜〜!!!」  噛み締めた歯の間から悲鳴のような声が漏れる。ギュッと閉じた眼の端に涙が浮かぶ。股間の奥で限界に  まで膨れ上がった射精感に耐えきれなくて、汗の吹き出た全身が痙攣して、腰がかくかくと震え出す。 「ああ…いっ、あ…あああぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」  ぷしゅ!!ぶしゅぶしゅぶしゅ!ぴゅるるる!!ぶしゃ!!  あたしは一際大きな声で叫ぶと、全身を弓のようにそりかえらせ、上に向かって突き出したおマ○コから  大量の飛沫を解き放った!! 「イくぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜!!! あっあっあっ、ああーーーーーーーー!! ああああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜!!!!  …………ああっ!……ああっ…あ………はぁ………」  宙に弧を描かせながら全てのイヤらしい汁を出し尽くすと、長い硬直の後、あたしは不規則な痙攣を繰り返しながら  ベッドの上に倒れ落ちた。  そして……ベッドに沈み込むような感覚をまといながら……ゆっくりと熱い息を吐き出した…… 「さて、それでは食事も終わりましたし、これから特別メニューを初めてもよろしいですか?」 「ほ…ほふへふへひゅー? もぐもぐ…んぐっ、ぷぅ……特別メニューですか?」  結局あの後、あたしが身なりを整えるまで先生は戻ってこなくて、戻ってきた時には両手にサンドイッチが  山盛りになったお皿を抱えていた。まぁ、さっきあんなに濡らしちゃったベッドでは食べたくなかったので、  今はリビングの方に戻っている。  で…ずいぶんとお腹が減っていたあたしは、ダイエットなど何処吹く風、口いっぱいに頬張っているのだ!  だって、サンドイッチと紅茶がとってもおいしいんだもん♪ 「え、ええ、一応美容にも効くマッサージですので相原さんにはあっていると思いますよ」 「そうなんですか……でも……」  といいつつ、サンドイッチに手を伸ばしながら考えてみると……これ以上先生に触られてたら、またどうにか  なっちゃうような気がする……でも、ダイエット………ま、大丈夫よね。さっきもなんとかなったんだし。 「はい。それじゃお願いします」 「じゃあベッドの方に戻ってもらえますか? 僕は…ちょっと準備しますので……」  そう言って先生はソファーから立ちあがり、あたしより先にベッドルームへと戻っていった。  準備……か。あたしも早く終わらせてもらわないと。  最後にもう一切れサンドイッチを摘まんだあたしは、しっかり飛ばすローブを着こんで、ソファーから立ち  あがった。


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