「羞恥都市・海開き」前編


「技術提供ありがとうございます、K・C。あなたの発明はどれもこれも独創的過ぎて、やはり面白い」
『お褒めに預かり光栄です。こちらこそあなたの街から提供していただいている多くの実験データ、感謝していますよ』
 葉塚市市長がモニター越しに話しているのは、日本屈指のマッドサイエンティストだ。
 10代にしか見えないツーテールの少女だが、彼女が本気を出せば世界人口の大半が性別を操作し、男女比率を1:9ぐらいにしてしまえるという恐るべき人物である。
 そんな人物との秘匿回線を用いた会談を終えた市長は、別のモニターに表示されたデータを見つめながら、傍らに置いたシャーレを手に取る。
 中に入っているのは白い粉だ。それを手に暗い部屋の隅に設置された水槽へ歩み寄ると、粉をためらいも惜しみもせずに水の中へと放り込むと、
「………いつ見ても素晴らしい」
 水に溶けるかと思われた白い粉……けれどそれは水槽のそこに沈むまでに、ある変化を起こし始める―――


 −*−


「そんな……あ、あ、い…弄っちゃダメ……あ、く、くふぅぅぅン……!」
 葉塚学園の女教師である美琴は、男女“共同”の更衣室で何人もの男性に身体を弄られ、棚に手を突いて悩ましくその身をくねらせていた。
(み、皆さんが外で待ってるのに、早く、早くしなくちゃ……でも、わたしィ……!)
 豊満な尻肉を左右に割り開き、その中心のすぼまりに執拗に舌先を滑らせていた男が、ズリュッと直腸内に舌先をねじ込ませる。それに合わせて、肉感的に盛り上がっているGカップの膨らみに荒々しく指先が食い込み、美琴は紅潮した顔を大きく跳ね上げ、汗にまみれた裸体を弾けるように打ち震わせた。
「んぁああああああっ! ダメ、そこは、汚いのにィ! 嫌、舐めるなんて、そんなのいやぁぁぁ〜〜〜!!!」
「お高く留まった先生様が尻の穴で感じるなんてなァ」
「お外で待ってる学生さんたちもここに連れてきてやろうか? 尻穴でイくところ、タップリと見せてやろうぜ」
「そ、それだけはやめてェ! 彼女たちに見られたら、私、もう、生きていられませんゥ!!!」
 羞恥に奥歯を噛み締めながらも、モデルのような長身には断続的に震えが駆け上っている。
 昂ぶる羞恥心とは真逆に、淫蕩な身体は丸々と見事に膨らんだGカップを壁に向けて突き出し、美琴はそこにだけは誰の手も触れない膣口から愛液の雫がポタポタと滴らせながら、アナルを抉る舌先を締め付け腰を揺さぶってしまっていた。
「報道見て何度も抜いたけど、先生さんの生オッパイはやっぱりスゴいな。こんなにずっしり重たいオッパイは初めてだよ」
「お…おね…が……みんな…まって………だから…だからもうやめ……おねが…ィ………」
「わかってるって。俺たちも今日は“お仕事”で来てるからね。心配しなくてももう終わるよ」
「ぁ………」
 アナルに鼻先を押し込んでいた男がそういうと、美琴の全身に伸ばされていた手が一斉に引かれる。今にもイかされそうな状態から急にやめられたので身体のほうが困惑してしまうけれど、それでも口元には安堵の笑みが浮かび……男たちが自分の腰や足を動かないように固定すると、涙の滲んだ芽を見開き、困惑しつつも問いかける視線をレンズ越しに後ろへと向けた。
「そんな目をするなって。すぐに終わるよ。……あんたの尻の穴で、ここにいるやつが一発ずつ抜いたらな」
「い…いやァああああああああああああああああああああッ!!!」
 男たちの手でシワが伸びきるほどに広げられたアナル。その中心へ肉棒の先端が押し付けられると、タップリ唾液を流し込まれていた直腸は必死に締め付けて抵抗を示しつつも、まだまだ未熟な学生などとは比較にならない野太い肉棒を強引に根元までねじ込まれてしまう。
「んおぉあぁぁぁあぁ! ひィんゥ、! く、苦しィ……! らメ、ンンッ、とめて、とめ、おしりに…は、はいってく…ゥ……んあ、んハァああああっ!!!」
「スッゲェ! この先生、尻の穴まで超名器だ。オレのチ○ポに吸い付いて離れやしねェ!!!」
 男は巨根を直腸の奥にまで届かせるべく、抽送を加速させる。さらに手馴れた動きで腰をうねらせ、直腸の中をかき回して子宮を裏から突き上げると、美琴は汗と涙でドロドロになった美貌に悶絶の表情を浮かべ、悲鳴のような嬌声をノドの奥から迸らせる。
(私、どうしてお尻の穴を犯されて感じてるのォ!? 変態じゃない、わたし、知らない人にお尻を犯されていったりなんかぁぁぁ!!!)
 夏休み前、生徒たちに自分の口から伝えたのだ。―――「知らない人にむやみに辱められないように」と。
 それなのに今の美琴は、名前も知らなければ顔もよく見ていない男の巨根でアナルを目いっぱい拡張され、キュッキュッと締め付けている。熱く滾っている直腸内はビクビク脈打ち始めた肉棒を愛おしげに嘗め回し、腸奥をこね回されるたびに感じてしまう恥ずかしさは涙になってヴァギナの奥からとめどなく溢れ出してしまっている。
「こ、こんなに隙間なくヒダの詰まった尻穴は初めてだ……おう、ほら、先生も感じてんだろ。タップリ出すからな、イけよ、尻穴に膣出しされながら絶対にイけよなァ!!!」
「―――――――――ッ!!!」
 男がスパートをかけ始め、狭い肉穴でふと長い肉棒を扱きたてれば、一回り膨らんだカリ首が腸壁を乱暴に掻き抉る。けれど背筋が総毛立ち、お尻の中の圧迫感と開放感の連続する繰り返しに意識を揺さぶられながらも、まるで男の一言が強烈な暗示にでもなっていたかのように、自ら腰を後ろへ突き出し、精液を搾り取ろうとキュウゥゥゥ…と緊縮する。
「ああっ! んあ、あッ…ああっ! おしり、こわれるゥ! おしり、おしり…で、わたヒッ、イク、らめ、そんナノ、らメェェェ!!!」
 レンズの奥で美琴の瞳の潤いが増し、大粒の涙が堰を切ったかのようにこぼれだす。その涙さえも振り払われるほどに、これでもかと言わんばかりに形よい曲線を描くヒップへ腰を叩きつけていた男は、極上の占め膣穴が昇りつめようとする緊縮に涎を滴らせてゲヒた笑みを浮かべた。
「オラァ! 尻穴に中出しだァ! イけ、タップリイきやがれェ!!!」
「いやぁあああああっ! 中はイヤぁ! イくけど、抜いて、せめて、それだけはぁぁぁ!!!」
 もはや錯乱して膣内射精との区別もつかなくなっていた。ただ「膣出し」というキーワードに感じる怯えと興奮のままに悲鳴を上げながら、直腸の一番深い場所へ同時に熱い精液を叩きつけられ、半ば気を失うほどにオルガズムに飲み込まれてしまっていた。
「あ………あっ……ぅ……、…………………」
 次の男が早く変われと叫んでいるが、それすらも今の美琴の耳にはどこか遠くに感じられる。
(おしりに……膣出し…されちゃっ………た…ぁ………)
 脈動するたびに精液を吹き上げる肉棒を、直腸が緩やかに蠢き、絞り上げる。
 注ぎ込まれた媚薬はまるで大量の媚薬でもあるかのように、美貌の女教師の腸壁に染み込み、昇りつめたばかりの腰を小刻みに痙攣させていた。
 そんな心地よい美琴の膣内から、柔らかくなってしまった肉棒が名残を惜しむように引き抜かれる……と、余韻を味わう暇も与えられず、グチュリと粘つく音をを響かせ、先に出された精液を押し出すように別の肉棒が美琴のアナルを深々と刺し貫いた―――


 −*−


 葉塚市では、「海開き」という言葉には二つの意味がある
 一つは、市外と同じように海岸が開放されて海水浴が出来るようになる日。
 もう一つは、海が女性たちに解放される日……つまり、海岸には男性の立ち入りが認められず、辱めを受ける日々を過ごしている女性たちが男性の視線や魔の手に怯えることなく、開放的な夏の海を満喫できる日のことである。
 時刻は朝の9時から。監視員も海の家の店員も全て女性。そのため、喜び勇んで2時間も3時間も早く来てしまうと、海岸の外で獲物を求めている男性たちに捕まって辱めを受けることがあるため注意が必要である―――


 −*−


「うわあ、美琴先生、かわいィ―――――――――――――――!!!」
 水着への着替えを終え、葉塚学園の女子生徒たちとの待ち合わせ場所へとやってくるなり、飛んできた第一声がこれであった。
 葉塚市において「犯されすぎる美人教師」として知られるほどになった美琴は、さすがにスタイル抜群だ。
 何人もの男を無自覚に誘惑してきたGカップの膨らみはいまさら言うまでもないが、セパレートの水着姿は贅肉のついていないウエストが下半身に向けて描く絶妙の曲線を惜しげもなく曝け出している。
 大きさだけで言えば、今日も誘われて来ている春香のIカップ108センチの方が上だ。けれど総合力でならば美琴のバストがさらに上を行っている。重力に逆らうかのように前に突き出されたお椀型の乳房は、これまでに百人とも二百人とも言われる男たちに揉みしだかれてきたはずなのに、健康的な瑞々しさと理想的なラインとを兼ね備えていた。美術部にヌードモデルを頻繁に依頼されるのも、全てはこの胸を拝み、記録に残したいがためと言う話だ。
 それに加えて、美少女揃いの葉塚学園の女子生徒であっても持ち合わせていない魅力が美琴にはもうひとつあった。それは、全身から醸し出される“大人の色香”だ。若々しさでも決して少女たちに劣っていないというのに、大勢の男性を受け入れてきたそのボディは実に扇情的であり、しっとりとした色気が否応なく人の視線を吸い寄せている。
 そんな美琴に、まるで穢れを知らないかのような幼さを感じさせる童顔で恥じらいの表情を浮かべられると、二つの魅力の相乗効果で男たちの股間にズンッと重たいものが来る。キてしまう。
 そしてそれは、同性に対してもフェロモン効果を発揮するようであり、
「先生……オッパイ揉んでいい?」
「だ、ダメです、ダメに決まってます! なにを言ってるんですか、いきなり!」
「一度でいいから先生のオッパイに顔をうずめて揉みしだいてみたい。うわ、わたし、レズッ気ないはずなんだけど」
「大丈夫。10分も遅れたんだから遅刻の罰と言う事で問題ない」
「はうぅ〜……問題おおありですよぅ……」
 まさか輪姦されてたから遅れたなどとは言えず、自分の身に降りかかった不幸に心の中で涙しながら、美琴は先ほど“かわいい”と絶賛された水着の胸元を両腕でガードする。
 その水着はフリルのあしらわれたビキニだ。色はオレンジとイエローで、ボトムもフリルをあしらったミニスカートタイプ。フリルのせいで胸がいっそうボリュームを増して見えるし、スカートが魅惑的なヒップや股間のデルタゾーン、それにスラリと伸びる太股の付け根を隠し切っていないけれど、それは葉塚市内で美人教師・美琴に対して抱かれているイメージと真逆の、可愛らしい水着だった。
 実は、葉塚市では食い込みがキツいハイレグや布地の極端に少ない水着ばかりが売られているわけではない。市外で売られているような水着も、辱めや露出を目的とした水着と一緒に店舗に並んでいる。常に丸出しがエロい……とは限らないからだ。
 そして実のところ、美琴はこういう可愛らしい服の方が好きだ。着れるものなら、フリフリのいっぱい付いた少女趣味の服を着てみたいと思う事さえある。
 しかしながら、抜群のプロポーションを誇る美琴はスタイルもよければ身長も高い。そういった服を自分が来ても全然似合わない事は、着るまでもなく理解できてしまう。フリルがいっぱい付いた服は、可愛らしい女の子にこそ似合うものだからだ。
 以前、羞恥から逃れるために男装をして過ごしていたため、幼い頃に着る機会もなかった。教師に採用されて以後も、学園での勤務中はタイトなスーツ姿。下着までアダルトなものを履くように指定される。
 大勢の男性が侵入してくる自宅にぬいぐるみ等を置いておけば乱暴に扱われそうで、やはり置いておけない。もし可愛いぬいぐるみに精液が飛び散りでもしたら、ショックで三日は寝込んでしまうだろう。
 このようないくつかの理由により、美琴は自分の衣服や小物に対し、趣味を満足に満たせない日々を過ごしていた。そんな折、クラスの女子たちが「海開き」の日に遊びに行くための引率として美琴に声をかけたため、水着を新調しようとした矢先、自分に合うサイズの可愛らしい水着を見つけてしまい、思い切って“冒険”してみたのだ。
 デザイン的にはオレンジとイエローで明るい南国を意識しつつも、どこか子供っぽい。しかしそれが幼さを感じさせる美琴の顔立ちと相まって非常に似合っていると言えた。だが、水着に包み込まれた豊満な膨らみは左右から押し上げられて、魅惑的な深い谷間を胸元に形作っている。しかもフリルによって胸元のボリュームは普段の二割も三割増しだ。
 下半身も、装飾であるスカートがボトムの股間をわずかに隠さない短さのため、身体を動かすたびに魅惑的な下半身がチラチラと覗き見えてしまう。それがもっと奥まで、もっとはっきりと見たいという見る者の飢餓感を煽るため、視線が思わずひらひら揺れ動くスカートの動きを追いかけてしまうのだ。
「あの、あの、なんでみんなそんなに凝視するんですか? やっぱり、ダメですか? 私なんかじゃこれ、似合ってませんか!?」
「いや〜……むしろ似合いすぎてるよね。犯罪の匂いがするぐらいに」
「犯罪ですか!? わ、私の歳で、フリフリって犯罪なんですか!?」
「そんなことありませんよ。とてもよく似合ってらっしゃいます。すっごく可愛いです♪」
「よ…よかったぁ……」
「わたしは大人っぽくなろうと頑張ったんだけどなァ……先生一人だけ別路線なんてずるい!」
「はうっ! ご、ごめんなさいぃ……」
「あはは、先生も気にしない気にしない。でも、いいなぁ、私も胸が大きいから可愛いのは諦めてたけど……ね、今度、服を選んでくれませんか?」
「私がですか!? そんな、私って服のセンスはありませんから……」
「だったらやっぱりぃ……遅刻の罰だ、乳揉み刑に処す〜〜〜♪」
「きゃあああああっ! ダメ、こんなところで…ひあっ! んっ…うあ、ふあぅゥ……!」
 普段、教師と生徒として一線を引いた立場ではあるけれど、女子たちが抱いていたイメージを覆すような可愛らしい水着を着てきた美琴はいきなり話題の中心になるが……突然、背後から忍び寄ってきた女子に胸を鷲づかみにされると、途端に甘い声をあげ始めてしまう。
(や…あァ……更衣室での余韻が……でもこの子、さ、触るのが、じょう、ず……んんゥ!!!)
 両方の乳首を同時に探り当てられ、キュッと摘み上げられると、収まりかけていた性行為の余韻が、悶え震えた身体の奥からマグマのように一気に込み上がってくる。白い肌は真夏の日差しの下で赤みを増して汗を滲ませ、正面にいる女子たちに見せ付けるかのような揉みしだきに鼻を甘く鳴らし、愛液を溢れさせ始めた蜜壷をキツく収縮させてしまう。
「見て……もう太股にまで……」
「あ、ああァ! 見ちゃイヤ、見ちゃ、見ちゃ、あ…んッ、くゥゥゥ……!!!」
 見られているのに……教え子たちの視線が胸や股間、そして熱を帯びた自分の顔に向けられている事を意識するほどに内股に震えが走り、全身が引きつって弓のように反り返っていく。
「先生のオッパイ、すっごくプリプリ……えいっ!」
「んあァ! だめ、乱暴に揉んじゃ…あっ、んアッ、は、恥ずかしいの……お願いだから…やめ…てぇ………」
 合流する先ほどまで、野太い男根を膣奥にねじ込まれ、幾度となくオルガズムの昂ぶりに悶えていた美琴の躯は、たちまち肌を赤らめ、汗を滲ませ始める。フリルに隠れているものの、布地をツンッと突き上げる乳首を摘まれると、鋭い快感美が全身を駆け巡り、熱く滾った愛液を秘唇の奥から溢れ出させてしまう。
「ふ…ゥ……くゥんんんッ!!!」
 愛液にまみれ始めた水着の内側でヒクン、ヒクンとクリトリスが疼きだすと、まるで先ほどの男たちの手指にそうされたように、クリトリスの包皮がズリュっとひとりでに向けてしまう。敏感な肉突起がむき出しになると、胸を揉みしだかれて身体を揺するだけで水着の裏にクリトリスが擦れ、たまらず股間が激しく痙攣してしまう。
「先生、スゴくいやらしい……なんか、変な気分になっちゃいそう……」
「ふあああっ!?」
 もう胸だけじゃない……女子生徒の右手は美琴のくびれたウエストを撫で下ろし、ヒップラインをなぞりながら、愛液の滴る内股に指先を滑らせる。そして身をかがめて美琴の背中に唇を寄せると、
「ひっ!? んっ、ふあっ!」
 反り返る背中の曲線に、年下の女子生徒の唇が滑る。水着を着て露出している肌にキスマークをつけはしない。けれど唾液でぬめる唇が敏感な背中のラインを滑ると、驚きに胸を弾ませながらノドを反り返らせる。
「ああ、あああああああ〜〜〜〜〜!!!」
 普段、男性に責められる一方の女子なのに、同姓ゆえに感じるポイントを知り尽くされている。ボトムのすぐ傍まで撫で上げられると、クリトリスを中心に重たい疼きが下腹部に込み上げ、蠢き絞り上げられる蜜壷の奥からお漏らしするかのような大量の愛液が迸ってしまう。
「も、十分なのに……罰ゲームなら、もう、終わってぇ……も、わたし、が…我慢でき、ないぃ……堪えるの、むり、む…ムリィィィ……!」
「あの……でも、先輩には逆らえなくて……ごめんなさい、先生」
「え……え、えっ……え?」
 唇を戦慄かせながら瞳を開けば、目の前には学園一の巨乳を黒のビキニで支えた春香が立っていた。
 なんで謝るのか……息を喘がせ、思考に酸素が回っていない美琴が結論を出すよりも先に、春香は美琴の方に自分の手を置き、身体を寄せ、グググゥ〜……と乳房同士を押し付けあう。
「ぁ………」
 自分のものよりもずっと柔らかい春香の膨らみに、美琴の唇から、軽く簡単の声がこぼれる。……春香にすれば、抜群の弾力を誇る美琴の乳房に同様の驚きを覚えている。
「女の人とするのは初めてだけど……先生とだったら、私は……」
「待って、春香さん、あの、な…なにを……!?」
 ボリュームで勝る春香の乳房と張りで勝る美琴の乳房が潰れあい、身体の横に押し出されていく。二人の巨乳が身体を寄せなければ見られない現象に、この光景を見守っている少女たちの口からも声がこぼれ、そして乳房が押し潰れるほどに、整いすぎているがゆえに鋭くもある春香の顔が美琴に近づき、そして……美人教師の唇が、女子生徒の唇に塞がれてしまう。
「んぅ、んっんふっ…んうっ、んっ、んっ、んゥ……!」
 ―――女の子と……は、春香さんと私、キスして……どうしよう、生徒と教師で、くちづけなんて……
 けれど春香と美琴の手はお互いの腰に回され、興奮が昂ぶるほどに相手の背中を撫で回すように抱きしめあう腕に力を込める。
「うわ、うわ、うわぁ〜……二人とも、マジキスしあっちゃってますよ!?」
「女同士でなんて……初めて見ました………」
「それじゃ私は、そんなに気分盛り上げてくれてる先生を、もうちょっと弄んじゃいましょうかね♪」
「―――――――――!!?」
 春香に胸と背中を奪われた背後の女子は、その場にしゃがみこんで美琴のお尻側から股間へと指を伸ばす。水着の上から恥丘に指を押し当て、淫唇に沿って擦りあげると、口づけを交し合う美琴の声が明らかな変化を見せ始めた。水着から染み出るほどに愛液をお漏らしした股間をグチョグチョと音を響かせて責め立てられれば、その衝撃が子宮にまで突き抜ける。
 けれど、どんなに美琴が悶えようとも春香の抱擁が解ける事はない。たどたどしくも舌先が押し込まれ、美琴の下を絡め取ると、卑猥な音を響かせて唾液をすすり上げる。
「やっぱり先生って大人の女だよね〜、私たちじゃこんな人前で平然と悶えられないのに」
「んんっ、んんぅ、んウぅ〜〜〜〜〜〜!!!」
「イきたいんでしょ? いいよ……泳ぐ前だから手加減するけど、満足させてあげるから♪」
 言うなり、背後の女子はまだ湿り気の少ないはるかのヒップに鼻先をうずめ、伸ばした二本の指で水着の上からクリトリスを正確に摘みあげた。
「んんんんんんんんんんんんんんんんっ!!!」
 愛液を吸った水着の食い込んだ割れ目が、グチャグチャと粘つく音を響かせる。その音の中、逃れる事のできない春香との濃厚な口付けと、アナルを鼻と下とでくすぐられる恥ずかしさの中で、強烈なクリ攻めに美琴は腰をガクガクと跳ね上げ、そして、
「んゥ――――――――――――――――――――――……ッ!!!」
 股間で、ブシャッと大量の絶頂液が弾け飛ぶ。
 生徒が、そして“海開き”で集まった女性の海水浴客たちが視線を注ぐ中、羞恥で発狂しそうなほどに悶絶しながら……海に入る前に大量の潮を足元の砂浜に撒き散らしてしまっていた―――


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