「通学バス・番外編(その2)」


 バスが動き出しちゃった。どうしよう…今日はただでさえ裸なのに……こんな時に痴漢されたら…こんなに狭 いのに…きゃっ!?  身体をすぼめても息詰まりそうな圧迫感からどうやって逃れようかと考えていると、車内に全裸の乗客を満載 したバスが動き出すと立っている人たちが慣性で後ろへと移動しようとするのを止めようと前に重心をかける。 バスの中心に立つ私は前後から押しかかってくる力に挟まれ、その場から完全に動けなくなってしまった。  やだ…私ったら男の人に……  後ろから押されてよろけてしまい、目の前の男の人の胸に持たれかかるように手と、眼鏡をぶつけまいと首を 捻って横顔を引っ付けてしまった。 「す…すみません……」 「いえ、お気になさらずに」  結構強くぶつかってしまい、ひょっとして怒ったのではないかと思って顔を見上げながら謝ると、頭半分は身 長が高い男性が優しく私を見つめて微笑んでいた。  あっ…優しい人なんだ……  最近私の側にいる男の人たちはあまりこう言う顔をしてくれないので、何処か懐かしくて新鮮な感動を覚えて しまう。 「あ…そ、その……すみません……」  場違いみたいな変な事を考えてしまった私は熱くなっていく顔を逸らせて離れようと思っても…後ろにも左右 にもぴったりと男の人が密着しているので、触った感じは贅肉もそれほど無くて逞しい胸板や腹筋に逆に身体を 引っ付けてしまう……  ふにゅ…  日一日と女性らしくなり、同時にふくよかさを増した乳房の膨らみが男の人の身体に押し付けられて、まるで 貼りついていくように形を変えて潰れていく。見た目にはお餅が潰れたように、男性の肌に隙間無く引っ付いて、 まるで自分のほうから吸いついているようにも見える。  こんな……私、どうしたら……  恥ずかしくて上を向く事が出来ない……バスが道を曲がり、加速減速するたびに私の身体の揺れに加えて回り の人の動きに翻弄され、そのたびに私のおっぱいと満員状態の車内の熱で少し汗ばむ男性の身体が密着したまま 擦れ合う……一番前に突き出た乳首は動かずに量感のある乳房が私たちの間に挟まれて潰れているのに、右に… 左に…ムニュムニュッと変形を繰り返しながらはみ出すかのように動き回る。  ど…どうしよう……わ、私、こんな………?…!?…も…もしかして……  身体が揺れるたびに、ほとんどこね回されているような乳房が徐々に疼き始める。出来れば回りの人に、そし て目の前の男の人にばれない様にともじもじしていると、お腹に何かが触れてくる。  最初は痴漢の人の手のひらかと思ったんだけど……指の腹で触れているのか、股間の少し上に一点だけで触れ てきて、あまり動かずにその場で小さく円を描くように肌の上を撫でまわしている……  やだ…動けないのに……それに裸だから…このまま……でも、こんな場所で……  頭の中で今までにされたバス車内の痴漢行為を思い出していると、顎の下から車内よりも熱い空気が昇ってく る。内側から徐々に官能の火にあぶられ始めた私の肌の上にもねっとりとした汗が滲み出し、蒸発してどことな く甘く感じる匂いになって立ち上ってくる。その汗が潤滑液になって、逞しい胸板の上を張りのある半球の乳房 が逃げ出すかのように滑り始める……それと同時に強く押しつけられている乳首が転がされ、固くなりながら胸 の膨らみの中に快感を流し込んでくる。 「くっ……はぁぁ……」  男の人と肌同士が擦れあうたびにせり上がってくる刺激が、細い喉を通って薄く開いた唇から吐息と一緒に漏 れ出てくる。  徐々に…溶けていってしまう……そう思ってしまうほど、車内の熱さと、男性に抱き合うような体勢で胸を擦 り合わせている事、そして下腹に這いまわる感触に不安と、それ以上の快感を感じてしまっている……  はぁ…はぁ…はぁ……  ふと、私の首筋に熱い吐息が吹き掛けられる。髪の毛越しだったので弱い空気の流れだったけれど、同時に耳 に捉えた男の人の声が気になり、少しだけ頭を上げると、少しタバコの匂いが混じる吐息とそれを吐く音は私の 頭のほぼ真上から聞こえてきていた。 「……あっ………」  上目使いで眼鏡のフレームの隙間から男の人の顔を盗み見ると、目を閉じ、何かに集中しているように見えた。  じゃあ……このお腹のは、この人の……  キキキキキ〜〜〜〜!! 「きゃあ!!」  何が起こったのか、突然の急ブレーキに私は悲鳴を上げて男の人にしがみついた!!後ろからも別の人が押し か買って九手、私たちの密着度合いはさらに強いものになって……下腹に当たる感触もつるっと肌の上を滑って お臍の近くにまで移動した。  あ、あれ?…これってなに?……ひょっとして…男の人の……  何か水みたいな液体をお腹に塗りつけながら移動したソレの下側に、何か固い棒のようなものが縦に押し当て られる。金属とは違う、温かい感触のソレの感触に……私の頭の中にあるものが思い浮かんできた。  お…おチ○チン……この人のおチ○チン……  バスは既に普通の運行に戻っているのに、ますます身体を密着させていく私たち……押されているんじゃなく、 目の前の男性が身体全体を使って私を後ろに向かって押し、そしてあそこの上の肌におチ○チンを押しつけてくる。  ……大きい…こんなに大きいの……  下腹におチ○チンの下の袋が触れてくると、先端部分はお臍の位置を通過していた。実際に見ていないから詳 しく分からないけれど、今まで見た(触らされたり、色々…)中では一番大きいかも……  そんなおチ○チンが動き始める。こんなすし詰め状態では当然大きく動けないけど、肌の上を滑るように長い おチ○チンが上下に動きだすと、身体中に鳥肌が立つような感触が走り抜け、お腹の奥のほうが無意識に強く収 縮していく。  あっ…何か…溢れてくる……  おチ○チンの先端から玉袋に繋がる根元の部分までの全部を使って肌を擦り上げられると、感じる部分を責め られているわけでもないのに子宮がジンジンと痺れてしまい、それに伴って体内へと繋がる通路をねっとりと流 れ落ちてきた体液が陰唇の間からこぼれ出し、内股を伝い落ち始めた。 「……ねぇ…感じているんだろう?」 「!?」  不意に耳元で囁かれた男の人の言葉に、肩がビクンと震えあがった。 「ほら…乳首がこんなに固くなってるよ……」  クリ…クリ…… 「くっ…んんっ!」  男の人が軽く身体を動かしただけでも胸が熱くなる快感だったのに、少し大きく動かれたら……充血している のに押しつぶされて膨らむ事が出来ない乳房の中に溜まっていた疼きが一気に溢れだし、重たい疼きが身体中に 響き渡る。 「だ…だめ……」 「ダメな事なんて無いだろ。君だってこうされたいんだろ…こうやって……」  ギュムッ! 「んぐっ!」  身体をくねらせても四方を囲まれている状況では触れ合う胸とおチ○チンから逃げる事が出来ない。そんな私 のお尻を逃がさないとばかりに男の人の手がゴムまりみたい握り締めた!!  口の中にまで喘ぎ声が押しあがってくる。指の間からお尻のお肉がはみ出す強く揉まれると、思わず身体を男 の人に擦りつけてしまい、ますます張り詰めていく乳房と固く勃起した肉棒が互いの身体の上で動き回る。 「へぇ…その気になってきたね…こんな場所でエッチするのが好きなんだ」 「ち…ちが……」  ギュムッ!ムギュムギュ!! 「くはぁ!!」  ついに耐えきれなくなって、頭を仰け反らせながら大きな声を上げてしまう。私の声にこちらを振り向いた乗 客もいて、急いで首をすくめて人ごみの中に隠れる。 「違わない…よな?」 「んっ!…くぁ……」  私を辱めるような言葉で羞恥心を煽りながら、おチ○チンが、両手が、私の身体を這いまわる……もしここで 拒否すれば……このバスの中でもっと酷い目に遭う…… 「…………は……はい……」  もう……逃げる道は無かった………顔をうなずかせて、身を任せるしか……  小さな声でうなずいた後、上を見上げると……優しい笑みを浮かべていた顔は、私への淫らな欲望に満ち溢れていた……


その3へ
戻る