「通学バス・番外編(その3)」


「やっぱりスケベな姉ちゃんだったか。だったらよかったよな、こうやってチ○ポを擦りつけられてさ。感謝し て欲しいぐらいだ」  ズリュ、ズリュ、ズリュ 「クッ……は…はい……ありがとう…ございます……」  私の肌の表面に浮き出した汗とおチ○チンの先端から溢れるねっとりとした体液とが混ざり合い、潤滑液にな って真っ直ぐ上を向いたおチ○チンが上下に動く。弾力のあるお腹の上を滑るように登ってきて、おっぱいまで 来るのかも…そう思うところで急に止まり、肉茎全体を使って舐めまわしながら下へと降りて…そしてまた登り …また降り…まるで蛇が這いずりまわっているような感触に私の身体が徐々に波打ち始める……  こんな…怖い…変な感じ……  蛇が這いまわる……そう、まるで爬虫類がお腹の上を動いているようなおチ○チンの動きに、どうしても身体 が固くなってしまう。熱くなりつつある身体に走り抜ける鳥肌の立つような感触は、私の生理的嫌悪を呼び起こ すのに十分なものだった。 「なんだ。震えてるのか?」 「…………」  耳元で囁かれた男の人の言葉に言い返す事もせず、目をギュッと閉じて、早く時間が過ぎる事だけを心の中で 念じていた。 「おいおい、そっちから誘っておいて、いまさらだんまりかい? ま、いいけどね」 「………あっ……」  言葉の最後の方が妙にさっぱりしていたと思ったら、男の人は腰の動きを止めて、背筋も伸ばしてしまった。 そのせいで、胸に押しつけられる圧迫感も少しだけ弱まり、お腹から込み上げてきていたおぞましさも同時に消 えてしまった。  ひょっとして…もう終わったのかな……?  女性としての格好でバスに乗るようになってからと言うもの、痴漢された事はほぼ毎日だったけれど、こんな にすぐ終わったと言うのはほとんど無かった。それだけに、覚悟していたところまでされなかったので、肩透か しと言うか…自分で望んではいないけれど、何か物足りないような感じを覚えてしまう。 「あ…あの……」 「今日は痴漢は無しだからな。無理強いはしないよ。どうしてもやりたかったら自分でするんだな」 「自分で…ですか?」  何も考えずに、ただ上げただけの声に帰ってきた男の人の言葉が妙に心に引っかかる。  私が自分でするって……腰を…動かして……  視線を下げても、男の人の胸板にぴったりと密着した乳房の膨らみで下半身にまで視線は届かない。けれど、 私に興味を無くしたように顔を上げてしまった男の人の態度とは裏腹に、お腹に貼りついているおチ○チンはそ の固さを失わず、それどころか火であぶられているんじゃないかと思うほどの熱を帯びて、私に自分の興奮を主 張していた。 「……ハァ………ハァ………ハァ………」  やだ…顔が熱い……息が…苦しい……んっ……熱い……  人の体温で蒸された車内の空気を飲み込み、吐き出しているだけで私の周りの空気が段々濃密な湿り気と匂い を持ち始めてきた。  首筋を伝い落ちていった汗が二つの丸み同士の隙間さえないほどに押し潰れた乳房の谷間に滑り落ちると、興 奮で火照った熱であっという間に気化して女の色香を漂わせている……  興奮…私…何もされてないのに興奮してるの……?  目の前にある逞しい胸板…車内の空調が聞いていないのか、湿気を多く含んだ空気の熱に浮かされてぼんやり とし始めた私は、引き寄せられるように……唇を寄せた……  チュウ……チュル…ンッ……はぁ…レロ…チュウチュウ……はぁ……んん……  私と同じく、流れ落ちていくほど汗をかいた男の人の胸に唇を当て、水分を舐めとって乾いた喉に唾液と混ぜ て流しこんでいく。  なんだろう…この感じ……込み上げて…くる……  何かされているわけじゃない…今は自分がしているだけなのに、おチ○チンの触れているところの奥から熱い 疼きが湧き上がってきて…意識がとろとろと溶けていく…… 「んっ…はぁ……んむぅ……」 「…いいぜ……そんな感じだ……やっぱり…スケベ好きの痴女だな……自分から男を舐めるなんてよ……」  ち、違う……私はこんな事…したく…ない……  心の中でそう思っても、しょっぱい汗の味と身体からにじみ出る蒸せ返るほどの体臭に病み付きにでもなって しまったかのように唇を離す事が出来ない……喉の下の出っ張っている骨を唇で挟み、小さく横に滑らせながら 唾液をまとわせた舌先で汗をすくい上げる。そして、身体の密着を防ぐように割り入っていた両手も、汗の雫を 塗り広げるように、男性の肩からわき腹の辺りを小さな円を描くように撫でまわしていた。 「おおぅ…お前…商売女じゃないのか?…かわいい顔して……ふぅ〜…上手いぜ……こんな満員バスの中で男を 食う別嬪さんよ、へへへ……」  聞きたくない…言わないで…言わないで……!  どんなに車内が混んでいても、手は顔のすぐ近くにあるんだから耳を塞ごうと思えば出来たはず…簡単な事の はず…それなのに、私の手はずっと男性の胸を撫でまわしている……辱めの言葉を聞きながら…… 「……あっ!?」  ビクンッ!!  何かを忘れるかのように胸板に舌を這いまわらせていると、不意に何かがお尻に触れる感じがした。  い…今のは……偶然当たった…だけ?  ………さわっ…… 「ふあぁ!!」  あ…当たったんじゃない……後ろの人が…触ってる!!  最初は手の角が当たっただけなのに、今度はお尻の丸みに合わせて曲がった手のひらがそっと重ねられる…… いつもなら身体がビックリして震える程度だけど、今日は裸通日…何も覆うものがなく、柔らかい果実をさらけ 出しているところを突然触られ、その中に溜まっていた快感が身体の中を一気に駆け上がってきた! 「おい、あんまり大きな声を出すなよ。他の奴にばれちまうだろ…ま、姉ちゃんがそれでいいって言うなら別だ けどな」 「ご…ごめんなさい……は…んむ……」  男の人に言われ、離れた唇を再び吸いつけさせる。しかし、どうしてもお尻の方が気になってしまい、さっき までのように無心で舐める事は出来なくなっていた。  それでも男の人に怒られないように、回りの人にばれない様に、口の中に溢れてくる唾液を絡めた舌を男の人 の肌に這わせ続ける……でも、その間にも、最初は触れているだけだった手が上下に小さく動き、丸みの上を滑 り始めた。  ―――んっ……や…こんなときに……  動き自体は単調なものだったけれど、それでもそろえられた指先が敏感な部分を通るたびに、うっすら開いた 視界のすぐ前で睫毛がピクンと震えてしまう。 「おい、もうちょっとちゃんと舐めてくれよ。そんなんじゃまだまだ満足しないぜ」  で…でも……お尻をいじられて…はぁっ!  触られているのに私が抵抗しないので気をよくしたのか、お尻を触る手が徐々に大胆に動きだした。  最初肌触りを味わうかのように滑っていた手が時折、クイッと柔らかい膨らみに指を押し付けてる。そして五 つの指先が食いこんだかと思うと、白桃を片側だけ上へと持ち上げられ、左右の丸みが割れ目の部分で擦り合わ さって、もどかしいくすぐったさを感じてしまう。 「ふぅ…んん……んむぅ……んっ!」  ヒップのふくよかな膨らみを丹念に押し揉まれ、私の身体がガクガクと震え始める……目の前の男の人にもた れると言うよりも、足に全然力が入らなくて既にしがみついている。肌をしゃぶる唇の端から小さな喘ぎ声を漏 らしながら、両手で筋肉に包まれた男性の腕を握り締め、愛液の伝い落ちている太股を摺り寄せていく……  す、すごい…おチ○チンが…びくびくしてる……  後ろからの痴漢の手から逃れるように前へ、男性へと限界まで密着したせいで、ゴムマリのように張り詰めた 乳房が押しつぶされているので、肺が圧迫されて、呼吸が上手に出来なくなってきた。息を吸うたびに弾力のあ る方乳の中で乳首が押しつぶされ、転がされて、今にも声を上げてしまいそうな刺激を感じてしまう……  そして、もう一つ…お腹にめり込んでいるんじゃないかと思うほどに押しつけられた――いえ、自分から押し つけてしまったおチ○チンは、右に、左に…くねる腰の動きに合わせ、ネチャネチャと粘着音をたてながらお腹 の上を這いまわっていた。  私の汗なのか、男の人が感じた時に先端から出す液なのか、それとも……まるで自分が濡らしてしまっている んじゃないかと言う想像が頭の中に湧き上がってくる…… 「ふっ…んむぅ…んむぅ…んっ…んんっ……」  おチ○チンが肌の上をなぞるたびに、閉じ合わさった美脚の付け根から本物の愛液が溢れ出してしまう……胸 が潰れて、お尻を揉まれて、おチ○チンを押しつけられて……それなのに、一番敏感なところだけが誰にも触ら れず、淡い茂みをじっとりと湿らせるだけ…… 「んっ、ふぅ、んっ、んんっ、んはぁ、はぁ、あぁ、んんっ、ちゅる、んはぁぁ…!」  だるい膝を一生懸命使って身体を上下に動かす。自分から腰を振って男の人を受け入れているところを思い描 きながら……  はぁ…はぁ…きてぇ……お願いですから…わ…私の…アソコに……コレ…コレを下さい!  肌を通じて伝わってくるおチ○チンの熱さ…固さ…お腹に擦りつけられる感触を膣で感じようとするかのよう に、より激しさを増して身体を揺する。 「うっ…な、なんだ…いきなり激しくなりやがって…そんなにチ○ポが欲しいのか?」 「はぁ…はぁ…お…チ○チン…んくぅ…はぁ…はぁ……」  唇を離し、代わりに首を傾けて頬をもたれさせ……もうおチ○チンを擦りつけられると言うよりも、私が汗で ぬるぬるの肌を擦りつけていると言った方がいいと思えるぐらいに、グリグリとお腹で先端を弄ぶ。  そして…後ろの人も、私がこれだけ悶えているのを見て、お尻の谷間から少し左右に開いた太股の間を通って 前の方に指を滑らせてきた。  や…やだ…濡れてるアソコ…触られちゃう……!  以外と小さい手が内股に食いこむように少しずつ前に進んできます……その感覚だけでもおマ○コが……  ツンッ 「!?あああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!」  や、声…出ちゃった…出ちゃった……!!  ゆっくりと進んできた指先がおマ○コの下側に少し触れた瞬間、今まで我慢していた声が一気に喉から迸った !  そして同時に集中する車内の乗客の目、目、目!!!   眼鏡のすぐ前は男の人の大きな身体で遮られているけど、両隣にいた男性たちが何事かと一斉に私の方を振り かえった。  あぁ…見られちゃった……こんなところを…こんなに大勢の人に……んんっ!!  視線から逃げるように目を閉じて首をすくめても、見られてると言う意識はどうしても拭えない。視線が絡み ついていると思うだけで…ビクッと身を震わせ、膣の奥から愛液をトロッと溢れ出してしまった…… 「へへ、チ○ポを擦りつけられるだけで感じまくりじゃねえか。そら、欲しいんだろ? 早く動いてくれよ」 「はい…はっ…あぁぁ……んっ!」  人に見られているのに…淫らに身体を揺り動かす……そして…… 「ふぁああ!!」  後ろの痴漢の指がついにおマ○コに入ってきた! 瞬間的にキツく締まった秘唇の中に、指の先っぽだけだけ どぬるぬるの粘膜を割り開いて入りこんできた。そしてゆっくりと掻き回してきて――  やっ…あ…はぅん……あ、あああああ…はあぁぁぁ……  手が限界まで伸ばされているのか、ほとんど奥まで入ってこないけれど、少し動くだけで私の身体は跳ねあが り、足首まで流れ落ちるほど大量の愛液を溢れさせていた。 「うっ…そろそろイくぜ…おうっ、おっ…うっ!!」  ビクン!ビクン!!  あ…で、でた…おとこのひとのせいえき……あ…はぁ…はああぁぁぁ!!!  真上を向いていた大きなおチ○チンから吹き出た精液は真っ直ぐ飛んで私の乳房の下側に打ちつけられる。そ のほとんどはねっとりと下に垂れ落ちていくけれど、二人の身体の間に撒き散らされた濃厚なそれは肌にまとわ りついて、膨らみをたっぷりと絡みつき、汚していく…… 「あ……はぁ……」  ゼリーのように特濃の液体が蒸せ返るほどの男の匂いを放ちながら、ゆっくりとお腹の上を滑り落ちていく感 覚が背筋の震えとなって走りぬける……それでも、私は痙攣を繰り返す肉棒にさらに射精を促すように身体を動 かす……乳首を擦りつけて快感を貪りながら。  細かく震えながら小さくピストンを繰り返す指先に翻弄され…胸が張り裂けそうなほど快感の詰まった乳房を 男性に押し付けて…… 「ふはぁ、いい、くぁ…んんっ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、きもちいい、あぁ、おっぱいが、おマ○コが、あぁ ぁ、い、イく、いくぅぅぅぅううう!!」  立ったまま、大きくよじれた身体が激しい快感に貫かれる!  もう、誰に声を聞かれているかも気にしない…気にする事が出来ない…断続的に来る震えに身悶えながら、よ じれるように締め上げられた女淫から破裂するように熱い愛液が溢れ出してくる!  子宮が震え、膣道がウネる。秘所から前身に流れ込んでいく熱い快感に身も心もとろけてしまう……  そして…… 「葉塚学園前〜〜、葉塚学園前〜〜」  ……………………ああっ、お、降りなきゃ!! 「す、すみません、降ります、降ろして、降ろしてください!!」  意識が戻ると同時に込み上げてくる恥ずかしさ……バスが止まると同時にわずかにできた人の流れに無理やり 乗り、全裸の男の人、全裸の女の人を押しのけて、学園の前に降り立った…… 「はぁ〜〜〜〜……」  一番最後にバスを降りた私の後ろに止まっていたバスが発車すると、込み上げてきた開放感から身体を曲げな がら長い長い溜息をついた。  やっとついた……ものすごく長く感じたなぁ……  胸の中に溜まった熱い空気を全部吐き出して、少し排気ガスの匂いの混じる冷たい空気を吸いこみながら身体 を起こす。  ヌチャ―― 「あっ……」  肌の表面で響いた粘着質の音……そして息の最後に吸いこんだ、生臭い匂い……  私が胸の下に手を当てると、ねっとりとした液体が指の先に触れる…… 「んっ……」  自分の指なのに、触れた瞬間に小さな声を漏らしてしまう……  目蓋を開き、視線を下げると、ようやく開放されて元の形に戻った乳房が目に入る。長い時間押しつぶされて いたせいで先端の方にくっきりと赤い後が残っている。  その跡を精液の残滓を掬い取った指先で一周だけなぞってみる…… 「ふぁ……!」  柔らかな膨らみが小さく弾む。ようやく目にする事が出来た勃起した乳首がまるで喜んでいるかのように……  …………これ…どうしようか……  つい、いたずら心でしてしまった自分の行為を反省する意味で頭を振り、改めて指先を目の前に近づけてみる。  細い指先についている精液は空気で徐々に冷やされながらも、糸を引くほどの濃厚さを失ってはいなかった。 それどころか、少量しか顔に近づけていないのに、頭がくらくらしそうなほどのオスの匂いを放っていた。  ―――ゴクッ  もし…これが私の中に入っていたらどうなったのかな……あんな激しさで私の中に出入りしていたら……  少し早めに家を出たので、校門前にはほとんど人の姿はない。運動系の部活の朝練で走っている女の子が白い 靴下と靴だけと言う目のやり場に困ってしまう姿で走っているのが見えるけれど、私の周りには誰もいない……  これ…私の中に出されていたら…どんな…味だったのかな……  指を擦り合わせても粘りが消えない……そんな精液を見つめているうちに私の中にある衝動が芽生える……そ の精液を…舐めてみたいって……… 「あの…先生?」 「! は、はいぃぃ!!」  いきなり背後から声をかけられた私は慌てて手を背中に回して振りかえる。そこには私と同じぐらいの身長の 男の子が立っていた。  び…ビックリした……まさか後ろにいるなんて……  一見すると中性的な顔にキツそうな表情を浮かべて私の方を見ている。視界の下の方は……当然裸だけど…… 「先生…僕は何点でした?」 「えっ……な、何点?」  いきなり現れた男の子の口から放たれた言葉の意味を理解できなくて、思わず聞き返してしまう。 「さっきの…痴漢です……僕の手で先生はイきましたよね。だから、何点か言ってください。気持ちよかったで すか?」 「えっ?えっ…?…あ…えっ?」  き…気持ちよかったかと言うと…気持ち…よかったけど……  自分が感じてしまっていたかどうかなんて恥ずかしくてすぐに言う事が出来ず、俯いてもじもじしてしまう… … 「……そうですか…ダメだったんですね……じゃあ今から復習をさせてもらいます」  そう言うと男の子は私に近づいてきて、いきなり股間に手を伸ばしてきた! 「ひゃあああ!! だ、だめぇ、今は…今は敏感になってるのぉ!!」 「ダメです。授業が始まるまで…僕の復習に付き合ってください。ほら、先生も」 「あ…大きい……で、でも、ダメぇぇぇ〜〜〜〜〜!!」  結局…校門前で痴漢の復習をされた後、場所を変えて………授業ぎりぎりまで付き合わされました……  やっぱり私は…普通に学園に来る事はできないみたいです……ぐすん……


<完>
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