「羞恥都市・交流学生〜市内観光〜」1


「んっ…ふ……んぅ〜……!」
 葉塚市の市街地、その往来の真ん中で、交流学生としてやってきた少女は悩ましく鼻を鳴らし、多くの男性の視線を一身に集めていた。
 市外の学園の制服は、葉塚市ではよく目立つ。しかも“接触”を親愛を表すスキンシップと教え込まされた少女たちは、男性の手で肌をなぞられることに顔を赤らめるほど強い恥じらいを覚えながらも、それ以上の抵抗は出来ない。そして葉塚市に住む者であれば、それは十分すぎるほどに熟知していることであり、珍しい市外から訪れた純粋無垢な“生贄”に我先にと手を伸ばすのもまた当然のことであった。
「ひゃん! さ、先っぽは……く、くりくりしないで……ェ!」
 制服の裾から入り込んだ手が、入管で下着類を全て没収されたために覆い隠すものを身につけていない胸の膨らみを思う存分こね回す。その少女の胸はいささかボリュームにかけるものの、葉塚市に来て以来一日一秒として静まる暇もなかった肌はしっとりと汗ばんで吸い付くような質感であり、指先を膨らみに食い込ませて掴むほどにその小気味良い弾力で男の手を楽しませてくれる。
「んあ……あ…ああ……」
「色っぽい声で鳴くんだね、キミは。そんなにこの“挨拶”は気に入ってくれたのかな?」
 恨めしそうに少女を見つめている人の輪の中心で背後から抱きすくめていた男は、鼻を少女の髪に埋め、アゴでうなじをなぞり上げる。市内観光に費やされるはずだった自由時間をここでこうして足元に水溜りが出来るほど幼さの残る身体を弄ばれた少女は、自分を取り囲む視線から逃れようと瞳を伏せるけれど、硬く尖った乳首を指の腹で転がされると、それすらもままならない。
「はあぁぁぁぁ! す、スゴいです、スゴく気持ちいいから……わたし、大好きだからァ!!!」
 没収された下着には当然ショーツも含まれる。唇を噛み締める暇も無く、心の奥底に秘めていた本音を喘ぎ声に乗せて叫んでしまうと、しなやかな身体を大きく仰け反らせながら更なる愛液を地面に向けて噴き出してしまう。
「ふあぁ、あっ、ああァ! もう…こ、こんな…はずかしいの……イヤなのに……見られてるのに……なのに…なのにィ〜……!!!」
 少女は電気ショックを受けたように何度も身体を跳ねさせる。葉塚市に来るまで知りもしなかった快感が次々と押し寄せ、愛撫を受けていないはずの割れ目が激しく戦慄きながら、内股におびただしい量の愛液を衆人環視の中で勢いよくぶちまけてしまう。
「やあァ! い…イくゥ…イくゥ…イくッ、イくッイくッイくッイくッイ……イあァあああああああああッ!!!」
 葉塚市に来てから覚えた単純だけれど卑猥な言葉を涙ながらに連呼し、少女は湿り気を吸ったスカートを自らの震える手でたくし上げる。その下からさらけ出されたのはオルガズムが突き抜けている真っ最中の下腹部であり、胸とうなじだけで昇りつめてしまったイヤらしい場所からビュク…ビュク…と熱い液体を観客に向けて迸らせる。
「わ…わ…わたし……イヤらしい…女の子なんですゥ……“挨拶”してるだけなのに……みなさんと…“触れ合ってる”だけ……お股をグチョグチョに濡らしちゃったんですゥ……!」
 だから……そう言葉を繋げると、ポロポロと涙の雫を目の端からこぼしながら、少女は自分の恥ずかしさを告白し続ける。
「こんなんじゃ、お、お嫁さんになれませんゥ……か、可愛いお嫁さんになるのが夢だったのに……み…みんなが大好きなの……エッチなわたしでも…挨拶してくれる優しいみんなが大好きになっちゃったのォ! はしたなくてごめんなさい……だから……もう…もう……みなさんのお嫁さんにしてください! 赤ちゃん産みます、みんなの赤ちゃん産んじゃいますゥ! だからこんな、“浮気”しちゃうわたしを許してくださいィ〜〜〜!!!」
 胸とうなじだけでは満足しきれない……もう“女”として完全に目覚めてしまった少女は一人の女として葉塚市の男性たちに接する道を選んでしまう。
 その頃、別の少女はバスの停留所に設置されたベンチの上で既に子作り行為を重ねてしまっていた。
「は…にゃ……まら……抜いちゃヤらァ……おチ○チン…ビュクビュクしてるの……ん…んふゥ〜〜〜♪」
 ベンチに横になるのではなく、さかさまに。いわゆるマングリ返しの体勢でお尻を高々と突き上げた少女は、上から下へと流れ込んでくる濃厚な精液の感触を胎内で味わいながら、もう何度目になるとも知れない膣内射精アクメに膣を弾ませていた。
「ふぅ〜…本当に今朝まで処女だったのかよ。俺のチ○ポを吸い上げてくるぜ」
「あは…♪ 他の人もそう言ってるにょ〜……わたしは…おなかの中でおチ○チン感じるのが……しゅきィ〜……♪」
 少女が空に目を向ければ、自分の秘所に太い肉棒を付きたてている男の股間と、精液を噴出すたびにヒクッヒクッと跳ね上がっている陰嚢と、収まりきらなかったスペルマが逆流して真っ白に濡れ汚れている自分の股間がいやでも視界に飛び込んでくる。
 真上から子宮の中に注ぎ込まれた精液がじんわりと少女の内側へと染み込んでくる。もう十人以上もの知らない男の子種を受け止めた子宮は、奥の奥までオスミルクで埋め尽くされていた。その大勢の男性が注ぎ込んでくれた温もりは、勉強するだけでは絶対に味わえない幸福感であり、身体中に男性の臭いが染み付いてなお、秘所もアナルもさらけ出す恥ずかしさ以上の快感にどっぷりとはまり込んでしまっていた。
 もう肉棒から離れることが出来ない。忘れることが出来ない。少女はほんの数日前までは想像も出来なかった世界に身をおきながら、自分の秘所から抜き取られたばかりの逸物を逆さに向いた唇に捻じ込まれなお、いつまでもこうありたいと願い、膣口からゴプリと噴きこぼしていた―――



「キミは左側だね。よく頑張ったじゃないか。そしてキミは……右側のようだ。だけどずいぶんと……クククッ」
 最終日午後、自由時間を全て葉塚市市民との触れ合いに費やしてしまい、予定していた施設見学までも急遽自由時間に当てられた少女たちは、葉塚市職員の前でスカートをめくり、午前中にも大勢の市民たちと“挨拶”してきた秘所を丹念にチェックされていた。
 その結果で決められるのは、少女たちに少しでも葉塚市内を広く見て回ってもらおうと用意された特別バスの席順だ。ただ左右のどちら側に座るかだけなのだが、二十人の少女のうち十四名が左列、六名が右列と、数に極端な差が生じていた。そして葉塚市の教育者たちと熱心に“教育”指導を受けてきた引率の女教師も左の列に座らされる事となった。
「皆さん、今日も下着は身につけていませんね? ではこれより市内観光に向かいますので、バスにお乗りください」
 そう命じられても、連日のアクメ地獄で息も絶え絶えな少女たちに元気はない。重い足を引きずって乗車し、先に乗り込んだものから順に奥の座席に突くようにと命じられるが、車内の様子に誰もが思わず息を呑み、一度はその足を止めていた。
 バスの座席は全て左、歩道側を向いて設置されていた。左側の窓は大きく、右側の座席は一段高くなっていて、車内はまるで野球場やコンサート会場を思わせる作りになっていた。
 しかし右と左とでは座席の造りが大きく異なっている。右側、冗談に位置する座席は、バスの中であるにもかかわらず、まるで馬の鞍(くら)や大型バイクのシートを連想させる跨る形をしていた。表面の材質は普通のバスと同じく毛足の短い布のカバーで覆われているが、やや湾曲していて中央が窪んでおり、そこに腰をかければスカートの下の股間やお尻の谷間にぴったり当てはまってしまいそうだった。背もたれもまた少女たちの体であれば包み込んでしまえそうな大型のもので、サイドには手擦り、座席前にはクッションのまかれた手擦りまで設置されている。
 右側の座席が、座り心地はともかくバスに設置するには大きすぎる座席であるのに対して、左側の座席はシンプルで、それでいて我が目を疑うようなものが取り付けてあった。
 シートは背もたれなし。シートベルトはあるが、ただ一列に横を向いて座るだけの座席だ。ただその座席の真ん中には、生々しいまでに男根を忠実に再現したディルドーが真上を向いてそそり立っていて、見るからに“座れない”のが分かる座席だった。そして眼前には車内が丸見えの巨大なガラス窓に、食事用だろうかと首を捻る小さなテーブルが設置されているが、何故かそれは少し低い位置にあった。
 今まで見たこともない座席の形に、乗り込んだ少女たちはただ戸惑うばかりであった。
「……皆さん、着席時にはきちんとシートベルトをするように。それと…ひ、左側の席の人は、右側の人にも外が見えやすいように背もたれがありません……だ…だから……安全のため、身体の内側から支えるので先生がして見せるのと同じようにしてから……」
 とりあえず座席の前にまで移動した少女たちに、やや緊張した面持ちで女教師が声を掛ける。そして少女たちと違って張りのあるヒップラインをくっきりと浮かび上がらせていたタイトスカートをたくし上げ、一番前の座席で反り返るディルドーを、自らの手で秘所にあてがいながら腰を落としていく。
「んッ、んァ…はァあああああああっ!!! ふ…太いィ……あの人よりも…ず、ずっと……んうゥ!!!」
 若く美人な女教師の脳裏によぎるのは恋人の顔だが、現実のディルドーはカリ首も太く表面もゴツゴツしており、先端の一点が子宮口をゴリュっと抉ると、少女たちと違って理想的な形とボリュームのFカップのバストを震わせながら絶頂へと押し上げられ、ピンク色した声を上げて泣き喘いでしまっていた。
「ハァ、ハァ、んッ……こ…これは…あなたたちにはキツい太さかもしれませんけど……あ、安全のためです……長さは…ざ、座席下の…つまみで………」
 学園内で教鞭をとる時は、決して少女たちには見せないはしたない喘ぎを撒き散らしながら、女教師は目に涙を浮かべてつまみへと手を伸ばす。だが、その際に捻り方を左右逆に間違えてしまい、座席から飛び出した極太ディルドーは押し広げられた子宮口を刺し貫くようにズンッと膣奥を突き上げた。
「んァあああああああッ!!!……あッ…あああ…太いの……ぁ…んふゥ……! み…皆さん……間違えたら…こうなるから……だ…だから……!!!」
 学園では尊敬もしている憧れの美人女教師。そんな彼女が痛みと快感で泣き崩れる顔を必死に引き締めながらしてくれた忠告に、誰もが背筋を震わせながらもコクコクと頷き、つまみの操作を確かめてから、自分たちの身体には明らかに巨大すぎる作り物の男根の上に腰を下ろしていく。
「いィいいいッ! こ…これ……擦れるよゥ………!」
「ふ…太すぎィ……あ…入っちゃ……ん…ふゥ…んんゥ!」
「あっ、あああァ……! ゴリッて…あ、あ…い、痛いィ……!」
 口々から上がるのは、どれも腫れあがった膣粘膜をディルドーに容赦なく擦り抉られることへの悲鳴交じりの喜悦のみ。女の喜びの目覚めた少女たちとは言え、連日ハードな辱めを受けて粘膜が真っ赤に腫れあがったた少女もいれば、今日の午前を破瓜を済ませたばかりで腰が痺れている少女もいる。共通しているのは、太すぎるディルドーを咥え込んだまま腰を沈めていくことが未だ辛い少女たちばかりであること。丸く押し広げられた蜜壷はかつてない拡張に戦慄いていて、少しでも滑りをよくしようと擦れあう肉ヒダから愛液を分泌させることぐらいしか出来ずにいた。
「み…みなさん、おマ○コの一番深い場所まで、お…押し込みました…か……? それが…出来たら……きちんとシートベルトを……んアァ……!」
 内臓を押し上げる圧迫感で、喋るだけでも辛く苦しい。豊富とは言えないまでも少女たちよりも経験がある女教師が注意を促すけれど、ただそれを喋っただけで自分の身体を抱きしめてビクビクと打ち震えてしまう。下から持ち上げられて一段とボリュームが増して見える膨らみを思わず目で追いながらも、少女たちもまた、はしたない声を隣に座っている友人たちに聞かれたくないと言う思いから唇を噛み締めつつ、ディルドーと子宮口が密着したまま座った座席にシートベルトで腰を固定する。
 十四人の少女と一人の女教師が一斉にディルドーを挿入すると、バスの車内には瞬く間に発情した汗の熱気がこもり始める。その気配を敏感に察した残る六人の少女たちは互いに顔を見合わせるけれど、誰にも解決策を思いつけない。そのことに失意を覚えはするものの、左側の座席よりは右の座席の方がマシだった。
 なぜなら、彼女たち六人は処女のままなのだから。
 どれだけ辱められ、弄ばれても、処女喪失に踏み切れなかった少女もいる。また肉体的性交を持たないまま、羞恥の極みを何度も味合わされた少女もいる。葉塚市に来てしまった以上はそれが幸か不幸かは別にしても、さすがに初体験がバスの座席にならなかったことにだけは胸を撫で下ろした。
「んっ……」
 けれど安堵は一時に過ぎないことを思い知らされる。
 皮やビニールに覆われた座席なら、まだ問題も小さかった。けれど一面起毛した布製の座席は、未成熟ゆえに刺激に敏感な肌に、鮮烈なまでの摩擦を生む。それが太股の外側などの刺激に強いところであれば我慢も出来ただろうけれど、湾曲した座席は普段誰にも触れさせない太ももや尻の谷間、そして名前も知らない無数の男性たちにいじられて秘唇から顔を覗かせている粘膜にまでザワザワした感触を擦り付けてくる。
「ふ…んんゥ……!」
 六人の少女たちは座席に腰掛けながらも、ザラザラの布との摩擦を少なくするために膝に力を込めて身体を支え、腰に体重をかけさせない。もし深く腰をかけ、バスの振動に晒されるがままに座席に下腹を擦り上げられれば、欲情することを覚えてしまった体が、どのように反応してしまうか分かったものではなくなるからだ。
 いつまでも腰を浮かせていられるものではないけれど、シートベルトを腰に巻き、肘掛に両肘を乗せれば体重も幾らかは分散できる。ギリギリとは言え足も床に届いているし、座席の湾曲も下腹部を完璧に覆うほど大きくはない。左側の列に座らされ、極太のディルドーの上に跨らされた少女たちに比べれば、右側の列の少女たちにはまだ余裕があると言えた。
 だがそれも―――
『あ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――ッッッ!!!』
 バスのエンジンが始動し、車体にエンジンの振動が伝わるまでの短い時間だけのことだった。


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