「香澄と優香」入試前日-2


「きゃあ――――――――――――――――!!!」
 入管の事務室に足を踏み入れ、まだ“教育”の余韻が残っていてほんのり赤くなったままの裸体に二十人近い職員たちの視線が絡みつくと、香澄はたまらず悲鳴を上げ、両腕で胸と股間を押さえ隠してしまう。
 ―――なんてこんなに男の人が!?
 もし女性だったら悲鳴を上げなかったかと言えば嘘になるが、男性嫌いの気がある香澄にとってはそちらの方がはるかにマシだった。
 個室での職員三人がかりによって全身を白濁液まみれにされた一部始終は監視カメラで撮影されて、既に全職員の知るところとなっている。
 チ○ポと乳房が擦れあうパイズリでも摩擦で逆にイってしまうほどの敏感巨乳に、嫌悪感すら抱く男性相手に弄ばれても愛液を噴き上げるほど感じてしまい、涎と涙と浴びせかけられた白濁液でドロドロになった顔に悔しさを滲ませてもまだヨガる香澄の姿は、女性を辱めてばかりいる葉塚市の職員たちにはむしろ新鮮だった。陥落して言われるがままに音を立てて肉棒をしゃぶるようになっても、所々で香澄の顔に浮かぶ表情には、決して心から服従しきっていない内心が浮かび、だからこそ職員たちはそんな香澄を完全に屈服させたいと、肉棒に熱すぎるほどの性欲をたぎらせていた。
 ―――まさか……今度はここで、この人たち全員に“挨拶”をさせられちゃうんじゃ……
 室内の異様な雰囲気にそう考えが及んだ途端、市民のためにと処女幕を残されたままの秘所から、押さえつけている手の平では留め切れないほどの愛液が滴り始めていた。
 たとえ心は屈服していなくても、全身に擦りつけられたペ○スの感触は今まだ生々しく肌に残っている。
心の中は恐怖と嫌悪で溢れかえっているのに、男性に荒々しく弄ばれる快感を知ってしまったたわわな膨らみは、隠そうと押さえつける腕の下でジンッ・・・と疼いてしまうのだ。
 ーーーあんな目に…また会わされたりしたら、私……
 燃え上がるかのような羞恥の中で汗を滲ませながら、細くくびれたウエストをよじるように身を揉みしだいてしまう。そんな香澄を性欲の対象としてしか見ていない職員たちからは、
「あれでまだ学生かよ。あの乳の大きさに重量感、今まで襲われなかったって方が不思議だな」
「胸だけじゃなくて股間の肉付きも腰のくびれも尻の形も申し分ないぜ」
「たまんねェな。あのイヤラシい身体の隅々まで調教して可愛がってやりたいもんだ」
 ―――く…んんぅ……
 腕に押さえつけられていびつに変形した豊満な膨らみや温かい体液の伝い落ちる太股へ視線が注がれると、熱い感覚が下腹部の奥で渦を巻く。
 すぐ後ろは事務所の出入り口なので、逃げようと思えば通路へと駆け出れた……でも、その事に香澄が気づいたのは背後で扉を閉められてからだ。
 退路を断たれ、事務所がうら若き乙女を中心に異様な雰囲気の充満する密室と化すと、母校では強気を誇った生徒会長も足がすくんで動けなくなり、目じりに涙を滲ませながら肩を小刻みに震わせてしまう。けれど、あちらこちらから立ち上る発情した雄の発酵臭が鼻腔の奥に流れ込んでくると、自然と眉尻が下がり、唇が弱々しく震える。そんな唇をキュッと噛みしめても、。
「ではこちらに来てください。お手間は取らせません、手続きはすぐに済みますよ」
「あッ………!」
 香澄が胸を隠していた腕を、ここまで連れてきた職員の男が掴む。そして年下の香澄の乳房を視姦し始める男たちの間をそのまま通り抜けていくと、なぜか部屋の中央に置かれたコピー機の前へと香澄は連れ出された。
「それでは安藤香澄さん、今からあなたのボインを取らせてもらいます」
「拇印……ですか?」
「ええ。このコピー機を使って、あなたのその立派な胸のボインをね」
 男が香澄の手を離し、ほんの短い距離を歩いた間にも思う存分揺れまくった豊満な乳房を指差す。その仕草で男のいう“ボイン”が自分の胸を指す言葉だと気づいた香澄は慌てて胸を隠しなおす。
 けれど、一度蛍光灯の光の下で曝け出された乳房には、まるでナメクジが這い回ったかのような粘着質な視線の名残がまとわりついていた。
 ―――気持ち悪い……はずなのに……!
 眉根を寄せて整った唇をキュッと引き結んでも、一度刺激された羞恥心のざわめきはすぐには納めらない。事務所に全裸でいる時間が長くなるほど、手の平で覆い隠した股間の花びらから溢れる蜜の量は多くなり、今にも泣きそうな表情を浮かべて肩を小刻みに痙攣させてしまう。
「み…見ないで……ダメ……い…いやぁ………!」
 前を隠そうとするあまりに腰を引けば、視線の這い回るおぞましさが見事な曲線を描くヒップへ移動する。その視線の動きに、唇からこぼれそうになる卑猥な喘ぎを懸命に押し殺していると、
「いけませんねェ……葉塚市の女性は、男性の前で何も隠し事をしないものなのですよ」
「きゃあッ!!!」
 背後に回った男の手が香澄の両手が取り、胸と秘所から強引に引き剥がしてしまう。それと同時に、後ろへ引かれていたヒップの谷間には、熱く脈打つ肉棒が押しつけられ、香澄は思わず括約筋を緊縮させてしまっていた。
 ―――また……お尻なの………!?
 膣の代わりにと処女の証がないアナルは何度となく肉棒をねじ込まれている。
 それがふつうの男女の交わりでないことぐらいは香澄にもわかる。けれど初めて異性の生殖器を受け入れて絶頂を極めてしまった事実は拭いがたく、
「ほほう…香澄さん、あなたのお尻の穴はずいぶんと喜んでいますね。私のおチンチンが欲しいとヒクヒク震えていますよ」
「そんなことあるわけ……!」
 指摘されるまでもない。逞しい肉棒で何度も快感を掘り起こされた尻穴は、ヒップの谷間を往復されるだけで期待に打ち震えてしまっている。愛液で濡れた内股を必死になってキツく閉じ合わせても、排泄口を亀頭と肉茎に擦りあげられる愉悦にはあらがいがたく、香澄は髪の毛と豊乳とを揺らし、職員たちの見ている前で淫らな苦悶の声を上げてしまっていた。
「ああ、やめ、やめてェ…! こんなのイヤ、イヤぁ……!」
 父親の前ですら見せたことのない涙を溢れさせながら、香澄は肛姦される恐怖に表情をひきつらせる。もし今一度、二十人を越える男たちの前で直腸を犯されでもしたらと思うと、膝は震え、戦慄く秘所からポタ…ポタ…と熱い滴がしたたり落ちてしまう。
「もうすっかり尻穴の虜ですか。生徒会長をしていただけあって物覚えがいいですな」
「ち、違います! 私、お尻でなんて……!」
「ほほう? では尻穴を擦られてこんなに乳首をおっ勃ててるのは何故ですか?」
 男は香澄の右手を離すと、その手が胸を隠すよりも先にバスとの頂点でプックリと膨れ上がっている乳首をキュッとつまみ、捻り上げた。
「ふぁ、ア――――――――――――――――――ッ!!!」
 突然鋭い喜悦が右の乳房に駆け巡り、頭を仰け反らせながら天井に向けて嬌声を迸らせる。その隙に男がもう片方の乳首も指で挟んで扱きたてると、豊満な膨らみを突き抜ける疼きに香澄は何度も細いノドを反り返らせ、恥部を隠すことも忘れて絶叫させられてしまう。そしてノドを振るわせるほどに乳房にも小波が走り、それに伴って全身の隅々にまで、男の手でもたらされる快感が響き渡っていく。
「くっくっく、これはとんだスケベ生徒会長様だことで。胸だけでイってますね? もう床がビショビショになるほどお漏らししているではないですか」
「ふあァ! 違う、違うってばァ! 私は、ヒッ、あっ、ん…んはァああああああああああッ!!!」
 左右の膨らみを交互にこねられ、快感神経の集中する突端を男の固い指先に揉み潰される。まるで今にも母乳が搾り出されそうな乳圧搾に、涎を垂らした唇から迸る声をとどめることも出来ず、香澄は爪先立ちになるほど白い裸体を伸び上がらせ、白く濁った射精液を陰唇から撃ち放ってしまっていた。
「これはまた盛大に噴いてしまいましたね。いやはや、まったく持ってスケベな乳をお持ちですな」
「んああああああッ! も…ゆ、許して、スケベなんて…言わないでぇぇぇ!!!」
 自分の愛液で濡れた両手で眼鏡をかけた顔を覆う香澄。そんな香澄の背中から一度身体を離すと、男は閉じ合わされた太股の付け根の極小の隙間へと脈打つ肉棒を捻じ込み、そのままコピー機の上に香澄を押し倒してしまう。
 そのコピー機は、通常の物とは異なる形をしていた。書類を押さえる蓋状の部分がなく、霞が乳房を押し付けたガラス面も、トレーか何かのように大きく窪んだ形をしていた。しかもその上、ガラス面の窪みには冷たいローションのような液体で満たされており、燃え上がりそうなほど火照っていた香澄のバストにはまるで冷水に浸されたかのような冷たさが駆け巡る。
 だが―――コリコリと固く膨らんだ乳首がガラス面に接し、香澄の上半身がコピー機に押し付けられることで乳肉の中に完全に押し込まれる。そして平らで冷たく固いガラス盤にバストが密着し、貼りのある膨らみが押しつぶされてしまうと、背後から素股をさせていた男は手を伸ばし、コピー機のスイッチを挿れる。
 すると、
「んアああああああァ! イく、こ、コピー機で、イっちゃ、イっちゃう、あふぁ、んァ、アッ、ア―――――――――ッッッ!!!」


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