「香澄と優香」入試前日-1


 安藤香澄(あんどう・かすみ)が葉塚市にやってきたのは、不況下でも高い就職率を誇る葉塚学園を受験するためである。
 実家から葉塚市から遠く離れているものの、在学中は生徒会長を務め、試験では常に三位以内と言う優秀な成績を収めるほどの才媛である香澄ならばと、大学までの一貫教育を掲げる葉塚学園から学費全額免除に奨学金つきと言う好条件で推薦してくれたのだ。
 寝耳に水、青天の霹靂とはまさにこのこと。突然降って湧いた推薦入学の話に戸惑わないはずがない。もし話を受ければ試験もなく一流の大学に入れるが、当然自宅から通うことなど出来るわけがなく、一人暮らしをしなくてはならない。葉塚学園ほどではないにしても受験するつもりでいた近隣の有名大学と比べると、距離の分だけ不安も大きく、香澄もすぐに返事を返すことは出来なかった。
 しかし最終的には葉塚大学の推薦入試を受けることにした。
 学費全額免除であるため両親に余計な苦労をかけずに済むし、実のところ、進学を機に少し地元を離れたいと密かに思っていた香澄にとっては、遠方の葉塚学園はまさにうってつけの進学先だったのだ。
 女は賢(さか)しいと婚期が遅れる―――昔ながらの考え方を持っている父親は霞にそう言い続けてきた。香澄の何が気に障っていたのかは今でも解らない。優秀な成績を示すほど、父親はことあるごとに香澄へ不満を述べ、独りよがりの勝手な理屈を家庭の中に撒き散らすのだ。
 だから、いつまで経っても自分を認めてくれない父親から少しでも離れたいという気持ちは以前からあった。葉塚学園への進学を決めて窮屈な家を出ることを決意した途端、これからひとりで生活していかなくてはいけない不安は自由への憧れに変わり、まだ先の話であるのに香澄の胸は期待でいつも踊り続けていた。
 それに、父親の言葉とは裏腹に、なにも香澄はもてなかった訳ではない。むしろ男子たちからの人気は高く、同級生にとどまらず、上級生からも下級生からも何度も告白を受けたほどだ。ただ、勉強や会長職の仕事に追われて恋愛に興味を持つような余裕がなかったから、お付き合いをしたことがないと言うだけの話なのだ。
 勉強のし過ぎでやや近視の香澄は眼鏡を常用しており、髪の毛は肩より少し下の辺りで切り揃えている。本人の遊んだりする余裕がないせいか表情もややキツくなっていて、見るからに秀才でガチガチの堅物と言うイメージを見るもの接するものに与えていた。
 香澄自信もそのことを自覚はしているものの、特に直そうとはせず、自分にも他人にも厳しい学園生活を過ごしていた。自分が出来ることは他人にも出来て当然と、無意識ではあるが傲慢とも取れる考え方を周囲に強要しており、それはどこかに厳格な父親の影響があったからかもしれない。
 しかしながら、生徒会を率いる立場にあった香澄だが、その体つきは明らかに学生離れしていた。
 バストは93センチのGカップ。しかも寄せて上げたりしていないので、実際はさらにワンサイズ上だろう。普段はびっしり隙なく制服を着こなしていたが、そうしていなければ肉感的な乳房が優等生のイメージをいとも容易く壊しかねなかったからだ。スカートから伸びる脚のラインもこれまた扇情的であり、周囲とは逆にスカートの裾は数センチ長くしていなければ集会で全生徒の前に立つたびに教師からハレンチ極まりないとダメ出しをされていたことだろう。
 もっとも、生徒会長選挙では香澄の美貌やイヤらしい体つきが人気に影響を与えなかったとは言い切れない。いや、むしろ気づかれていないと考える方がおかしい。
 幾ら隠そうとしても、クラスの男子とは一日に何時間も同じ教室で過ごすわけだし、思春期真っ只中の彼らの目から自分の体つきを三年間も隠しきれるものではない。事実、告白してきた男子生徒のほとんどは乳房を目当てで、数も二十や三十を軽く超えている。電車の中で同じ学園の制服を着た誰かに痴漢をされたことも一度や二度ではない。凄腕の美人生徒会長の名声は近隣の諸校にも広まっており、香澄の知らないところでブログに紹介されてしまっているほどだ。
 だからその気になってさえいれば、選り取り見取り男子たちの中から好きな相手を選んで付き合うことも出来た。そうしていれば香澄は葉塚市に行く決意をすることもなく、別の人生を送っていたことだろう。
 けれど、ここでもまた厳格な父親の影響が現れた。自分の身体目当てで告白してくるような相手を、香澄はどうしても好きにはなれなかったのだ。中には本当に香澄のことを思っての告白もあったかもしれないが、ごく少数の真摯な想いは多数の思春期の欲望の中に埋もれ、思い人に気づいてもらえることは一度としてなかった。
 こうして香澄は華の学生時代の大半を勉学にのみ費やしたものの、それでも年頃の女の子であることに変わりはない。
 どんなことがあってもこれまでは優等生と言う仮面を取りはしなかったけれど、葉塚市に行けば、アルバイトをして、少しはオシャレも覚えて、そして……ありきたりと言えばありきたりで、それでも香澄にとっては特別な甘い夢を、制服でキツく締め付けた胸の奥に秘めていた。


 ―――ただ、香澄が新生活に抱いていた期待は、葉塚市に一歩足を踏み入れた時点で木っ端微塵に砕かれてしまうのだが……


 −*−

「ハァ……ハァ……ぁ……ん…ゥ………」
「さすが市長じきじきに声をかけただけはありますね。この短時間できちんと挨拶の仕方も覚えたようで。ククク……」
「あ…ありがとう……ご…ござい…ま…す………」
 前を歩く男が振り返ると香澄はややうつむき、視線を合わせないようにしながらも全裸で施設内の通路を歩かされる恥じらいを奥歯で懸命に噛み潰す。それでも込み上げてくる震え全てを抑えきることは出来ず、市の職員三人がかりで嬲られたきめの細かい肌が小刻みに痙攣する。
 唇を重ね、肌をさらし、自分の恥ずかしい場所をさらけ出すことで相手との信頼関係を気づくと言う葉塚市独特の“挨拶”をたっぷりと教えてもらった香澄は、人生初のオルガズムの余韻が抜けやらず、まだ膝がガクガクと震わせ続けている。若々しくも男に抱かれるために生まれてきたかのようなムッチリとした肉感的な身体には、いたるところに“オス”の感触と臭いとが刷り込まれており、気を抜けばすぐにでも肛門から白濁液を垂れ流し、その場でへたり込んでしまいそうだった。
 ―――どうして……こんな……
 時折こちらの羞恥心を刺激してはくぐもった笑いを漏らす男の先導に、無言のままついて歩く香澄。両手で股間を隠し、すれ違う職員たちの好奇の視線にさらされながらも、永遠に続くのではないかと思うほど長く感じた葉塚市での一日目を思い返していた―――


 処女は市民の皆様に……と言うことで初体験まではせずに済んだものの、男性と付き合ったことのない香澄にとっては、三人もの市職員の目の前で自ら服に手をかけ、これまで誰の目からも隠し続けてきた白い肌の乳房をさらけ出しただけで気を失いそうなほどにショッキングな出来事だ。
 しかもその後、顔から火が出そうなぐらいに恥ずかしいのに、香澄同様全裸になった市職員の人の股間を直視させられた上に、たっぷりとした見事な双乳を相手に押し付けるようにして自らキスを――ファーストキスを捧げなければならなかった。
 ―――私……面接試験を受けに来ただけなのに………
 思えば、街に入るだけなのに諸手続きがあるから面接試験の二日前から来てほしいと言うのもおかしな話だ。しかしそれを疑問に思わなかった香澄を待っていたのは、二十四時間にも及ぶアクメに次ぐアクメ。三人がかりで全身をくまなく嘗め回されて大きな乳房をブルブル震わせながら、今まで昇りつめたことのないオルガズムへと数え切れないほど昇りつめさせられていた。
「あ…あああああぁ……!」
「香澄ちゃんはエロい顔してイくんだねェ。男の子と付き合ったことないんでしょ? オナニーじゃここまで気持ちよくなれなかったんじゃない?」
「やッ、そこ…やァ、アはァ、そこは、そこは、イヒィいいいいいいっ!!!」
 小さいながらもプックリと充血したクリトリスをコリコリと揉みしだかれながら、ローションをまぶしたアナルに指を挿入されて直腸の内側を揉みしだかれた。ノド元を盛んに上下させながらイき狂わされてしまうころには、香澄の乳房は一回りも二回りも膨張し、人並み以上に大きなその膨らみを鷲掴みにされて揉み立てられると、挿入された指をアナルでキツく締め上げながら屹立した乳首を突き上げて泣き悶えてしまう。
「さすがにこれは上物ですな。もうお尻の穴でアクメをむさぼれるようになるなんて、“教育”のし甲斐があると言うもので」
 処女を貫いてしまう本番行為こそないものの、男たちの“教育”はアナルとクリトリスとで自慰でもイける続いた。排泄の穴へと長い中指を根元まで押し込み、肉壁の裏から子宮へと刺激を与えながら、白濁した愛液のまとわり付いた淫核を親指で押しつぶせば、一日前まで何も知らなかった生徒会長は腰を弾ませて生暖かい小水を噴出してしまっていた。名前さえ知らない三人の男たちの見ている前で、背中を反り返らせて乳房を天井に向けて突き上げ、艶かましい美脚の中心から蕩け堕ちていく……その姿を誰が見ても、成績優秀な堅物の生徒会長とは思いもしないだろう。
 自分の指でイくことまで覚えてしまった以上、この過剰なまでに性欲を満たされる快感を……しかも排泄口を掻き回す快感を忘れることは出来ない。初めて口にした禁断の美味にズレて落ちかけている眼鏡の奥では瞳が焦点を失い、何度もキスの“挨拶”の練習をして唾液にまみれた口元はワナワナと震えながら何かを求めるように舌先を突き出している。
 そこにいるのは、もう生徒会長でも優等生でもないタダのメス。葉塚市の男性たちに気に入られようと処女のおマ○コを突き出し、尻穴までピクピク痙攣させて絶頂を極める姿を他の言葉では言い表すことは出来そうにない。
「イ、イっちゃ…た……イっちゃい…ましたぁ……わた…し……オナニーでいけましたァ……お…お尻とクリトリスで…ちゃんといけましたよォ………♪」
 恥ずかしい……そう、恥ずかしいはずなのに、いつ終わるとも知れない長く続く甘美なアクメに90センチを超える巨乳を重たげに震わせながら口元をほころばせる。
 しかし“教育”がこれで終わったわけではない。四肢を床に投げ出して脱力しきった香澄に、次なる“教育”が迫り来る。
「ヒッ………!」
 眼前に突き出される肉棒に短く悲鳴を上げた次の瞬間には、赤黒く充血した市職員の肉棒は香澄の唇を割り開き、唾液が溢れかえる口内に捻じ込まれていた。それだけではない。別の男に両脚を捕まれて大きく股を割り開かれ、激しい絶頂を迎えて未だ震え続けている秘唇にむしゃぶりつかれてしまう。
 ―――男の人の、おチ○チンを、嘗めさせられて……男の人に、アソコ…な、嘗められて……!
 汚らしい肉棒を香澄に頬張らせた男が腰を振ると、じゅぶじゅぶと卑猥な音を響かせて唾液が掻き出され、同時にツンッとするオスの臭いが鼻腔の奥へ流し込んでくる。決して好きになることなど出来ない汚臭に嫌々と顔を振ろうにも、絶頂直後の敏感すぎる淫裂から口元以上に卑猥な音を響かせながら愛液がすすり上げられては、優等生のプライドなど打ち砕くほど容易く次なる絶頂へと昇りつめ、男の口の中に新たな愛液を噴き放ってしまう。
 ―――ま、またイって…イきっぱなしで止まらな…いィィィ!!!
 左から突き出される男のペ○スを頬張るために身体を横に向ければ、右足を高く掲げられながら男の唇に秘唇を弄ばれる。ぴったり合わさっていたはずの花弁は強制的に割り開かれ、顔を覗かせた粘膜に舌先が這い回るほどに下腹はギュンッと激しく緊縮し、男が飲みきれないほどの愛液を漏らしてしまう。
 そんな香澄の口の中では、ビクビクとわななき始めた怒張が唾液を掻き回し、容赦なく口内を蹂躙している。男に命じられるままに香澄の両手は滴るほどに唾液にまみれた肉棒の根元に添えられ、プックリ血管が浮かび上がった肉茎を扱かされると、初めて触れる男性器の感触に否応なく恥辱を覚えさせられてしまう。
「ああァ……なかなか上手です。もう少し練習すれば今日にでも風俗で働けますね。美人生徒会長がお口でご奉仕してくれると知れ渡れば、きっと同級生がお客さんとしてたくさんきてくれますよ」
 ―――や、やだ、こんな姿を同級生に見られるなんて……この姿を見ていいのは、見て…いいの…は………
 加速するストロークにノドの奥を突かれ、粘つく音を口の中から響かせる香澄の頭の中に次第に靄がかかっていく。そしてその先に待っているのは射精……なのだが、経験のない香澄には知りようもない。ただ男は自分の欲望のままに腰を振りたくって美少女の口唇に自分の肉棒を味合わせる興奮に酔いしれていた。訳もわからずに言われるまま男を喜ばせようとしている香澄のノドの奥目掛け、叫び声を上げながら肉棒の根元まで口内に捻じ込んだ。
「そろそろ出しますよ、飲みなさい、ザーメンは一滴残らずゴクゴク飲み干すんですよ!!!」
 ザーメンと言う単語が香澄にはわからない。けれど今までにない力強さでノドを塞ぐように突き込まれたペ○スに豊乳を揺らして嗚咽を漏らした次の瞬間、一気に口腔を埋め尽くすほどに大量の精液が香澄の口の中で撒き散らされた。
 ―――こ、これなに!? もしかして男の人の……やァ! そ、そんなのを飲めだなんて、イヤ、出来ない、イヤ、離してェェェ〜〜〜〜〜〜!!!
 口内には砕く液が溢れかえってようやくザーメンと言う単語の意味に気づき、眼鏡の蔓(つる)が耳から外れるほど頭を振って必死に飲精を拒む香澄。それなのに生臭さしかしない精液が極上のミルクであるかのように、香澄は脈打つ肉棒を頬をすぼめて大量の子種汁を吸いたてていく。
 ―――こんなに…飲めな…ングゥ! やめ、今股間を舐めないで、お願い、やめ……ングッ、プあァ、ああああァ、あンゥ、ごく…ん…んむぅうぅ……!!!
 初めての口淫、初めての飲精なのに、香澄は音を立ててペ○スを吸いたてながら乳房を震わせて昇りつめていた。股間の粘膜をねめ上げられていたからだけではない。唇の端からあふれ出すほどの量の精液を飲み下すたびに、少女の裸体には興奮と共に大きな震えが駆け巡り、歯を食いしばって低くうめく男の声を耳にしながら確かに香澄は絶頂に打ち震えていた。
「んうううううッ、んムゥううううう〜〜〜〜〜〜!!!」
 ―――男の人の……なんて……汚くて…飲める筈ないって思って……なのに…わ、私………!
 別の男の舌先に膣口をこね回され、クリトリスとアナルの窄まりにまで指先が這いまわる。昇りつめるほどに固く引きしぼられる括約筋を押し広げるように指先を直腸へと押し込まれ、羞恥と苦痛と、感じてはいけない興奮の狭間で苦悶する香澄であったが、鼻腔を突き抜ける強烈な牡臭に何度となく目眩を覚え、容赦なく口内射精されるザーメンをノドを鳴らしてお腹の奥へと流し込んでしまっていた。
「なかなかお上手ですね、あなたのクチマ○コ。私の精液を一度目で飲み干せた市外の人はそうはいませんよ」
 そう言いながら香澄の唇から肉棒を引き抜くと、まだ口内に残っていた白濁液も一緒に口内から掻き出されて床に飛び散った。
 ノドの奥を塞いでいた極太の肉棒が消え、絶頂にわななく唇を浅く噛み締めて残りの精液を飲み下す。その余韻になぜかうっとりと蕩けた表情を覗かせてしまいそうになっていると、再び身体は仰向けにされ、もう一人残っていた男の巨根が香澄の豊満な乳房の谷間へと押し込まれてきた。
「さあ、次はチチマ○コでの“挨拶”の練習ですよ。これだけ見事な膨らみ、そうはありませんからね。街でタップリ“挨拶”に使ってください」
「あっ……ああぁ……」
 汗の浮かんだ二つの膨らみの間に逞しい男の存在を感じ取った瞬間、香澄の身体に緊張が走る。イマラチオならまだ近すぎて目にする事もなかったペ○スの先端が谷間から香澄の顔に目掛けて突き出されている。それを見てしまうと、ある言葉がほとんど無意識に香澄の唇からついて出てしまっていた。
「い…やぁ………」
 生徒会長を務めた威厳も、優等生としてのプライドもかなぐり捨てて、まるで幼い少女のように怯える声が香澄のノドの奥から絞り出される。
 父親が嫌い……同級生の男子が嫌い……そもそも、香澄の根本的な部分には本人も気づかぬうちに男性不信が芽生えている。自分に欲望でぎらついた視線を向ける男になんて、自分の話を一つも聞いてくれない男になんて“挨拶”をしたいと思うはずもない……はずなのに、
 ―――なんで……私、こんなに感じて……!
 今いる密室で、葉塚市に入ってくる美女や美少女をイかせてきた男の舌の技巧の前に、処女の香澄はなす術もなく行き狂わされる。自慢なんてしたくもない巨乳を自分の手で挟みこみながら、肩とヒップとで背中を浮き上がらせるほど若く瑞々しい身体を悶えさせてしまっていた。
「ンああああああァ―――――――!!!」
「いいですねェ。香澄ちゃんのチチマ○コは最高ですよ。おっぱいが私のチ○チンに吸い付いてきます。ほら、分かるでしょ? 香澄ちゃんのオッパイが気持ちいいって私のチ○チンが喋ってるのが」
 生殖器の喋る言葉なんて分かりたくもない。でも先端を鋭角に尖らせた双乳の谷間では、何人もの女性を快楽に導いてきたであろう赤黒い異物が柔肉を掻き分けるように往復するたびに力強く、そして不規則に脈を打っている。そのリズムが先ほど口内射精されて舌の上で直接感じた射精のリズムと重なり合うと、まるで何時間も水を飲んでいないかのようなノドの乾きに襲われ、震える唇を開いて亀頭に舌を突き出して見せてしまう。
 ―――や、ヤダ、親密になんて……こんな男の人たちと“親密”になんてなりたくないのにィ!!!
 それなのに口を閉じられない。白い肌をした乳房から醜悪な色を覗かせるチ○ポからも目が離せない。ノドの奥はカラカラに乾いているはずなのに、ネットリとしていて湯気が立つほど熱くなった唾液にまみれた舌が放たれようとする精液を受け止めようと舌の腹を覗かせていた。
 ―――飲みたくない、男の人の精液なんて飲みたくないッ!!! いや、出さないで、私の口に、ノドに、また飲まされちゃう、あのプリプリしてドッロドロのを、そ…そんなのイヤァァァ!!!
 けれど香澄の心中とは真逆に、乳房へ先走りローションを塗りつける亀頭を見つめる視線は熱を帯びている。乳房を捏ねる両手は尖りきった乳首を乳肉の中に押し込み、自らの指先でグリグリこね回しながら、射精がすぐそこにまで迫ったペ○スを眼前に腰を大きく跳ね上げていた。
「んハァあぁああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんん!!!」
 きっちり根元まで包皮を剥き下ろされたクリトリスを揉みあげられながら、たっぷり唾液を塗りこめられていた排泄口の窄まりへアナルバイブを突き立てられていた。いくつもの玉が連なり一本の棒になったそれが一粒ずつ香澄の腸内へと押し込まれると、クンニから開放された割れ目からブシャッと音を響かせて淫水が吹き上がる。
「や、あああァ、くァあああああああああッッッ!!!」
 指よりも太いアナルバイブを挿入される圧迫感に開ききったままの香澄の口がさらに広がり、続けざまに沸き起こるオルガズムに押し出された嬌声が四人しかいない密室の隅々にまで響き渡る。
 アナルを職員たちが犯すのも本来は許されないが、ヴァギナと違って処女の証が存在しないために黙認されている。そんな規則の事など知るはずもない香澄の直腸の中で根元まで挿入されたアナルバイブが大きくうねると、目の前がチカチカして何も考えられなくなり、自分の乳房を自分の手でキツくキツく握り締めてしまうう。
「いい、いいですよ、最高のチチマ○コだ、私は嬉しいですよ、こんなにも自分からおっぱいを寄せ上げて“親密”になろうとしてくれるなんて!」
「ち…ちが……ちが…ァァァ―――……!!!」
「そのまま口をあけていてください、いいですか、出ますよ、出ますよ、香澄ちゃんの大好きなチ○ポ汁が、ほら、ほらァ!!!」
「~~~〜〜〜〜〜〜………ッ!!!」
 股間からビュウビュウととめどなく絶頂汁を噴出し続けて酸欠になりかけていた香澄の濡れた唇目掛けて、大量の白濁液が撒き散らされる。乳の谷間からニュルンと飛び出した亀頭は大きくしならせるように肉竿を跳ね上げると、推薦入試の面接にきただけの少女の顔にゲル状のザーメンを降り注がせ、その半ばで香澄の頭を掴んで強引に亀頭をしゃぶらせ、ノドの奥にもタップリと子種汁を流し込む。
「ん、んんんゥ、ん〜〜〜……!!!」
 アナルで絶頂を迎えてしまった腰を何度も撃ち震わせながら、香澄の唇はチ○ポのカリ首に絡みつき、いやらしい顔をして尿道工に残った精液の残滓をジュルルルッと吸いたてる。そしてチュポンと唇からペ○スを引き抜かれると、瞳に浮かんだ困惑の色を隠すかのようにザーメンを受け止めて前を見せてくれなくなった眼鏡をズルリと床にずり落とした。
 ―――あ…っつい……男の人の熱いのが……顔いっぱいに…掛けられちゃった……
 何度も叩きつけるかのように浴びせかけられた精液がグッタリと床に身を横たえた香澄の顔からドロッと滴り落ちていく。
「よくお似合いですよ。その顔で街中に出れば、きっとあなたの回りには親密になりたい男性が集まってきますよ。それこそ何百人もね」
「ひゃ…ひゃりがと〜…ごひゃいまふぅ………」
 男が身体の上から退くと、香澄は垂れる精液を指先ですくい、目の前で指先を開いてためすがめつ観察してから豊満な乳房に塗り広げる。
「は…ゥうん………」
 唇からこぼれるのは恍惚のため息。男の事は嫌いでもザーメンまみれにされた顔には喜びの笑みを浮かべてしまう。
 そして………

 −*−

 その後も交代で香澄は男たちに“挨拶”と言う名の淫行を強要され続けた。
 顔にも胸にもアナルの内側にも何度もザーメン汁を浴びせかけられ、眠らせてもらえることもないまま24時間で数え切れないほどイかされた。今、辛うじて男の後を付いて歩けているのは、挨拶指導が終わって辛うじて蘇った香澄の意地が気力を振り絞っているからだ。
 だが……その最後の気力も連れて行かれた先の部屋で根こそぎ奪い取られるとは考えていなかった。
 辱めは終わりだと、心のどこかでそう油断していたのだろう。例え全裸で歩かされ、床に足跡が残るほど全身をザーメンまみれにされているとしても、徹夜で嬲り者にされた少女に建物の構造や行き先にまで機を掛けろというのは、あまりに酷な話だった。
「さあ、付きましたよ。ここで葉塚市に入る書類を作りますからね」
「え……ちょっと待って………ここって……!?」
 大勢の人間の視線を浴びて、朦朧としていた意識が一気に覚める。
 上気した顔が見つめる先にあるのは個室ではない。大部屋だ。香澄が全裸のままで連れてこられたのは、大勢の職員が待ち受けている葉塚市入市管理局事務室だった―――


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