「羞恥都市・花粉症」中編


「んッ――――――!!!」
 “男性”を知らない春香にとって、突然の口内射精は思いもかけない衝撃だった。
 朝のラッシュ時、花粉症で過敏になていったペ○スはずっとズボンの内側で擦れながら射精欲求を堪え続けていた。その全てが穢れも何も知らない春香の唇に触れた瞬間に一気に解き放たれ、噛み締める事もできるほど濃厚なオスエキスを女学生の口の中へと注ぎこんでしまっていた。
 それは狙ってやったわけではない。葉塚市に蔓延する花粉症はそれほどに強力で、例え使い込まれた一品のペ○スであっても、あたかも思春期の少年のような敏感さで持って反応し、肉茎をビクビク大きく脈打たせて絶え間なくミルクよりもなお濃い精子を春香のノド目掛けて撃ち放ってしまうのだ。
 男の手で頭を抑えられた春香には逃げようがない。背広に覆われたお尻を震わせながら放たれる精液は好きな相手とのキスさえ知らない舌のその裏側まで容赦なく汚しつくし、絡みつく。口腔から鼻腔へと込み上げる生臭い精液臭は、それこそファーストキスと同じく生まれて初めての体験だ。………けれど春香は亀頭から口を離さない。いや、離せずにいた。
(これは……お薬だから………頑張って飲み干せば、きっと体の疼きだってよくなるはず………)
 男性器に口をつける恥ずかしさと、満員のバスの中で女性器を疼かせる恥ずかしさ。両天秤にかけられた二つの羞恥心のバランスを崩したのは、下心を表面だけでも隠そうとした男の言葉だ。目じりに大粒の涙を浮かべて顔を赤らめながらも、春香は口の中を埋め満たすほど放たれた精液を喉を鳴らして飲み続け、唇の端から精液の塊がこぼれそうになるとジュルルッと卑猥な音を響かせてすすり上げてしまう。
(良薬は口に苦いって言うけど……本当に苦くて……変な…味……うううぅ……)
 薬――と偽られた精液――をペ○スに時下に唇を突けて飲み干す様子は、左右に座る男性だけでなく、大勢の乗客たちの注目も集めている。視線が自分へと集まるのを感じた途端に、押さえつけている短いスカートの下で膣肉が踊るように跳ね上がり、キツく密着させている太ももの付け根からは振動にも似た激しい喜悦の波が春香の下腹部で急激に膨れ上がっていった。
(く、薬が……さっきは忘れられてたのに……足りない、薬が、足りな…い……?)
 人の目を意識するほどに、股間からはいやらしい音が鳴り響く。溢れ出た愛液はもう下着だけでは抑えきれず、バスに乗ってからずっと執拗に震えさせられてきた淫裂の周囲は汗ばむ以上の湿り気に覆われてしまっていた。
 中でも特に春香の羞恥心を刺激するのが、硬く、大きく、張り裂けそうに膨らんだクリトリス。自分で触れるとあまりに感じすぎて痛いので、自慰の時でも周囲をなぞる程度の刺激しか出来ずにいた性感帯が、ぬめりの中で淫靡な感情の高ぶりと共に充血してしまい、街中を走るバスの振動と身悶える腰の蠢きとの二重の揺れでグッショリ濡れた下着の裏地へと擦り付けられる。
(早く……お薬効いてェ……! こんな、エッチな、わたし、耐え、ら…れ、ないィィィ………!)
 ショーツを突き上げるように突出した淫核から快感電流が走るたびに、
「んふぅ……!」
 と、初々しくも生々しい鼻息を漏らしてしまう。
 衣替えもすぐそこに迫ったブレザーに包まれたグラマラスな少女の身体は快感の火照りで汗ばんでいた。出来る事なら一糸まとわぬ姿になってでもこの火照りを冷ましたいと思いながらも、人一倍恥じらいの強い春香にはバスの中で肌を晒すような露出行為なんて出来はしない。その代わりに、ほんの先っぽに口づけするように押し付けていた唇にカリ首までペ○スを飲み込み、以外にツルッとしている男性の粘膜に無意識に舌を絡みつかせてストローのように吸い上げてしまっていた。
「す、スゴいよキミ。そんなに強く吸うなんて、可愛い顔をしていながら、なんてイヤらし……おおウッ!」
 まだ精液がまとわりついたままの唇や舌に“本気”で舐めしゃぶられ、中年の男は裏筋をくすぐられる快感に耐え切れずに二度目の射精を春香の喉の奥へと放ってしまう。
 さすがに溜め込んでいた一度目よりも量は少ないものの、花粉症で増幅された快感で急速に精巣で生み出された大量の白濁液が喉の奥目掛けて飛ぶ。春香は二度目の飲精と言うこともあって、脳の裏側にまでこびりつきそうな醜悪な臭いにむせ返りそうになりながらも、ゴキュゴキュと喉を鳴らして中年男の精液を飲み込んでいく。
 座席まで湿らせるほど濡れ漏らした下半身をくねらせ、深い羞恥心に胸震わせて思い悩む淫蕩な表情を浮かべてペ○スを咥えているのが、今の春香にはどれだけ恥ずかしい事なのか分かっていない。車内フェラチオが「薬を飲む」行為であると信じているからこそ男性器に口をつける恥ずかしさにも耐えていられるが、その羞恥心が次第に麻痺している事には気付かぬまま、射精の残滓を吸い上げながらチュポンとペ○スから唇を離す。
「おくしゅり……もっと……まら足りましぇんぅ……んクッ…あハァ………わ、わらひ……こんなんひゃ……恥ずはひ過ぎて……登校れきないれふぅ………」
 口を開くたびに、まだ飲み干せていない白いモノが春香の口内で糸を引き、垂れそうになって慌てて卑猥な音を響かせてすすり上げられる。葉塚市の外では誰も近寄りたがらないほど鋭い表情をした春香が眉尻を下げてンクンクと口内に絡みついた精液を唾液で洗って飲み込む姿は、それこそ生唾もののイヤらしさなのだが、精液を根こそぎ吸い上げられた中年のペ○スは力を失い、ダランと垂れ下がってしまっていた。
「悪いね。少し休ませてくれないと、おじさんはお嬢さんにお薬を出して上げられないんだよ」
「だから―――」
 不意に、108センチのバストの形が歪む。
「はうゥ………!」
「代わりに俺たちが可愛がってあげるよ、葉塚学園のお嬢さん♪」
 これまで春香がフェラするさまを傍観していた左右に座る男たちが、ブラウスの上から豊かな胸の膨らみを揉みしだいていた。
「俺たちも花粉症でさ、きっといいお薬を飲ませて上げられると思うぜ。飲もうとしても飲めないぐらいに濃くってドロドロのがさ」
「濃くって……ドロドロ……」
「そうそう。だけどさ、その前にお嬢さんがどれだけひどい花粉症なのか知らなくっちゃね。特にこの、ノーブラでプルプルプルプル震えてくれちゃってたおっぱいのさ」
 それぞれズボンから逞しい男根を引きずり出すと、右と左から耳たぶやうなじへキスの雨を降らせながら、張りのある膨らみをこね回す。本来なら重量に負けて垂れてしまいそうな大きさなのに丸々とした形を保つだけの張りはさすがと言う他はない。荒々しく食い込んだ指先が押し返され、その一方で膨らみを手の上に乗せれば乳房の柔らかいボリュームが指の隙間から零れ落ちそうになる。
 しっかりと中の詰まった膨らみはずっしりと重く、硬い感触は羞恥都市に入って間もない少女の硬い反応と共に男の指を受け入れる。しかしロケットと言うより砲弾と言う方が正しく思える乳房をこね回されるほどに、胸の成長とは対照的に未成熟な春香の精神はどう対処していいのか分からず混乱へと陥っていく。
「やあぁ……もうヤダぁ……は…恥ずかしい…の……やめ…それ以上は……ッ!」
 よく発育している春香の胸は、どう隠そうとも周囲から注目されてしまうだけの迫力がある。遠くからでもよく目立つ胸には周囲に誰も近寄ってこない分も合わせて視線が突き刺さり、思春期を終える頃には乳房コンプレックスと言うべき考えが春香の心の中には出来上がってしまっていた。
 男性の手でもみくちゃに揉みしだかれ、絞り上げられ、恥じらいと乱暴な愛撫の痛みとで春香の喉には悲鳴が込み上げる。―――けれど、その声が放たれるよりも先に、男たちの指は春香がコンプレックスを抱くに至った“もう一つの理由”へと辿り着いてしまう。
「なんだぁ? この乳首、なんかおかしいぞ?」
「ひッ……ダメ、触っちゃ、ひぁあ……!」
 男の指先が乳房の先端に触れるが、そこにあると思っていた乳首の存在がなかった。よくよく指先を押し込んで確かめてみると、充血した硬い感触は弾力ある乳房の膨らみの中に埋もれており、その周囲の乳輪だけがプクッと盛り上がってしまっていた。
 陥没乳首……これが春香の乳房のもう一つの秘密である。
 学生生活を送っていれば、体育や水泳の着替えの時にどうしようもなく他人の目に触れてしまうことが幾度かある。特に春香の胸は幼い頃から成長が著しく、それだけに注目も集まりやすく、普段はピンク色した乳輪に小さな切れ目が入っているようにしか見えない先端は、そのたびに嘲笑の的になってきた。外見や成績では非の打ち所のない春香に取って、大きさと陥没乳首と言う二重の問題を抱えた乳房はそれ故にコンプレックスの塊だった。
 けれどその戸惑いが、今は春香を最も悩ます官能へと摩り替わってしまっていた。
「へぇ〜、スゴいな。乳首が完全に埋没してるよ」
「言わないで……言わないでぇ………」
「そんなに恥ずかしいのかい? そりゃあ、これだけ大陥没してたら見られるだけで恥ずかしいだろうけどさ」
「だったら俺たちで掘り起こしてやろうか。花粉症は隠れてる乳首にも感染してるだろうからな」
「く…ふぅ……い、やぁ……胸は…恥ずかしいから……ああっ、そんなに、あ、あッ―――!!!」
 二人の男は示し合わせたように、両方の乳首へ人差し指を押し込む。一番弱い場所をグリグリと圧迫され、一際“陥没”した乳房はプルプルと小刻みに震えてしまう。
「いやぁあぁぁぁ……大きなおっぱいは…イヤ…なの……だから、お願いだから……ああァ!」
「なんでイヤなの? こんなに大きくて可愛らしい乳首で、とっても素敵じゃないか。なあ?」
「ひああああぁん!!!」
 薄いブラウスを挟んで乳房の先端に突き刺さる指先が蠢くたびに、自分でもほとんど触ったことのない乳首から花粉症のムズムズする疼きとは異なる鋭い快感がたわわな膨らみを突き抜ける。
「それじゃそろそろ指でしっかりと揉みしだいて、乳首ちゃんとご対面しようかね」
「だったら俺は吸い出してやろうか。たっぷりミルクが詰まってそうだし」
(わ、わたし、母乳なんて………)
 男たちの冗談は耳に届くけれど、バスの座席の上で仰け反るほど感じてしまった春香には声に出して反論する余裕がない。ネットリと濡れた唇を無意識に開いて甘い息を漏らしていると、一旦春香の巨乳から離れた男たちの手が、ブラウスのボタンをハズし、火照った身体には暑いであろうブレザーを脱がせていく―――が、
「おお、こりゃサービスのいい制服だな」
 肩から腰にかけてむき出しになった背中を見て、左右の男だけでなく周囲からも歓声が上がる。
 特待生として葉塚学園に入学した春香には、春香用にと特製のノースリーブブラウスが支給されていた。襟と腰の部分だけを残して背中をむき出しにするように布地が切り抜かれており、それまで学生服だったものがブラウス一枚脱いだだけでセクシーさをかもし出す衣装へと早変わりしてしまう。
 当然、背中や肩に紐が出てしまうのでブラはつけていない。つけることは学園から禁止されている。乳房が揺れる様を抑える事も出来ず、隠す事もほとんど出来ず、ただ制服を着て生活しているだけで春香は淡い露出行為に羞恥心を刺激される事になる。
 しかも微妙に伸縮して肌をぴったりと覆う白いブラウスは見事なまでに盛り上がっている乳房のラインを余す事無くさらけ出している。一見しただけでは理解できなくても、何度も袖を通して知ってしまっている春香はブレザーを脱がされたことで乳房への恥じらいを強めてしまうけれど、男たちがそれを許さなかった。
「やあぁん! そんな、わ、脇は……ひはぁ……く、くすぐった…ァ……!」
 花粉症の副作用と言うべきか、粘膜ではないはずの性感帯の感度までが増幅されている。ブレザーを脱がされてとっさに胸を抱えようとした春香の脇にすかさず男の指が滑ると、前に丸まろうとしていた背中がバネのように後ろ向きに反り、その隙をついて脇をなでた指先はブレザーの横から内側へと侵入する。
「ふ、うぅ、うぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!」
 もう一人の男の手でブラウスのボタンが一つ、二つとはずされていくその下では、豊満な乳房にじかに指が食い込んでいる。そして充血している乳輪を摘まんで埋没している乳首を指先に捕らえると、乳肉ごと扱くように淫猥に揉みしだく。
「これはスゴいな。いけないなァ、ものすごく花粉症になっちゃってるじゃないか。感じすぎちゃってるだろう、な?」
「はぁ、あぁん! む…むね………ダメェェェ!!!」
 ついに胸責め羞恥に耐え切れなくなり、悲痛な春香の叫びが車内に響き渡る。けれど男は執拗に乳首を弄り回し、直接触れることの出来ない根元から絞り上げる。すると、
「あ……う、うそ………」
 ブラウスの前が肌蹴て陥没しきっている乳首が大勢の人の前に晒される。まだ刺激をそれほど受けていない方の乳首は浅く開いた唇のようにかすかに先端が覗くだけなのに対して、指先で弄ばれているほうの乳首は既に頭を突き出している。大勢の男性の視線を浴びながら膨れ上がっている突起は、ゆっくりとだけれど円筒状の姿を露わにして伸び上がり、Tカップにすれば小さめの、それでも小指の先ほどもある立派な乳首の形に盛り上がっていった。
(私の…先っぽが、た、勃っちゃった……それもこんなに大き……くあああああッ!!!)
 一息をつく暇もなく、完全勃起した乳首を男の指が摘まんでひねる。そしてそのまま完全に引っ張り出すように指で挟んだまま強く引っ張ると、108センチの膨らみがラグビーボールのように伸び上がる。ピンク色をしていた突起はたちまち真っ赤に腫れ上がり、そのまま空中で指を離されると水風船のように膨らみきっている乳房が落下してたわみ、他の肌とぶつかってパチンと音を鳴らす。そしてバウンドを繰り返して周囲の乗客の目を楽しませると、改めて男は自分の唾液で濡らした指先で春香の乳首を揉みしごき、根元から先端まで余す事無く刺激して、今まで春香には与えられてこなかった快感を体の芯へ刻み込むように丹念に愛撫し続ける。
 その一方で、もう一人の男がまだその姿を見せていない反対側の乳首にゆっくりと口を付けた。
「たまんない乳輪だよなぁ……これだけこんもり盛り上がってたら、乳首出すよりも恥ずかしいんじゃねェの?」
「言わ…ないで……意識、し、しちゃうから……」
「お姉ちゃんのおっぱいがいやらしくて柔らかいのは、バスに乗ってる全員がもう知ってるんだ。今さら隠さなくってもいいだろう?」
「い……いやァ………!!!」
 意識の外に追い出されていた周囲の状況を言葉をかけることで思い出させると、男は小さな切れ目にしか見えない乳輪の筋に舌先を滑らせる。
「ひはぁん! そんな、あんゥ! おっぱい、おっぱいに舌、はい、入っちゃうゥ〜〜〜!!!」
 既に勃起している乳首をいじり倒されている今の春香に、新たな刺激は更なる羞恥の道へ突き進んでしまうスイッチでしかない。
「恥ずかしいィ、恥ずかしいの、ヤなのォ! 見ないで、私の、か…陥没、乳首、見ちゃ、舐めちゃ、ダメなのォ〜〜〜!!!」
 乳輪に刻まれた縦筋は、妖しく蠢く舌の先端を咥え込んでいる……正確にはその逆で、上下左右に絶え間なく小刻みに動く舌先は自身の唾液を潤滑液にして陥没している“穴”へと入り込んでいく。
「んはあぁぁぁ……!!! ダメなのに、乳首をいじっちゃダメだって、何度も言ってるのにぃ〜〜〜!!!」
 そう泣き叫ぶ春香の顔には最初はまだ残っていた鋭すぎる迫力はない。戸惑い悶える表情は年齢よりも幼く見えるほどに涙で濡れて蕩けきり、まるで性器のように舌を捕らえて離さない乳輪穴のなかを蹂躙されるほどに若々しい肉体を跳ね躍らせる。
「触れないのに、自分でも触れない乳首なのに、他の人に触られて、どうして、こんなに、わたし、は…恥ずかしいのにィィィ!!!」
 そう叫んだ瞬間、陥没孔の奥で乳首を舐め転がしていた舌がチュポンと引き抜ける。そして唾液にまみれた頭を覗かせている埋もれた乳首の先端を指で直接摘まみあげた。
「いひゃああぁぁぁ〜〜〜!!! 乳首が、乳首がァ、ああッ、んアあああぁァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 吸引だけでは引っ張り出せなかったのだろうが、乳輪の奥で勃起していた乳首は強引に外へと引っ張り出された途端、激しく痙攣する。それでなくても花粉症で敏感になっている陥没乳首が二つとも完全に勃起したのだ。普段は分厚い乳肉布団に包まれていた肉突起が揃って突き上がった衝撃は凄まじく、ただ乳首が勃起しただけなのに春香は恥じらいの中で気をやり、激しく乳房を波打たせながらブシャッブシャッと周囲にまで聞こえるほどの音を立てて下着の中にたっぷりと射淫してしまう。
「ふぁ、ふぁ、んふぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪」
 細くて狭い尿管とバスの振動にあわせて内側でこすれあっている膣道とが蠢動するリズムに合わせて、春香の唇から甘い声が迸る。そんな春香の股間へ、左右どちらの男のものか分からない手がするりと差し込まれ、ショーツに包皮を剥き上げられていたクリトリスを乳首と同じように摘み上げられてしまう。
「そこは、そこは、そこはぁあああぁあああッッッ!!!」
 春香の頭が後ろへ大きく仰け反り、学園指定の革靴を履いた右足がビンッと前へと跳ね上がる。
「乳首とクリトリスだけでこんなに感じるなんて、こりゃかなり深刻な花粉症だね」
「だって、先っぽ、ばっかりいじるからァ! わたしは、い、いやらしい女の子じゃ、ないの、ち、違うのぉ〜〜〜!!!」
 長い髪を振り乱して否定するけれど、今の春香の姿を見て興奮しない男はまずいない。突起を挟んだ二本の指に軽く捻りが加えられるだけで何度も絶頂へと突き上げられ、小高い恥丘を突き出すように腰を跳ねさせている。何処をどう見ても処女だとは思えないよがりぶりに、花粉症のペ○スからズボンの中に射精してしまう男も数多く、社内には異様異臭な熱気が立ち込めてしまっているほどだ。
「おねッ、がい、もう、本当にこれ以上は、許して、他の事なら何でもするから、さ、触らないで、触られたらまた、また、ひあッ、ひああああああ〜〜〜ッ!!!」
 花粉症の女性にとってクリトリスは最大の性感帯であり、乳首は感度もさることながら張るかにとっての最大の恥辱帯である。その両方を同時を刺激され、気が狂いそうなほどヴァギナをうねらせ泣き悶えていると、不意に伸び上がっていた脚を掴まれてしまう。
「いや〜、ここまでひどいとは思いませんでしたね。これはもう、一番ひどい場所へ直接お薬を塗りつけるしかないようですね」
「あ…あぁ………」
 最初に春香にフェラチオをさせ、事態の切っ掛けを生み出したあの中年男が、顔に笑みを浮かべたまま春香の右脚を、そして左脚を抱え込む。
 わけも分からず膝の間に割って入ってくる異性の存在に恐怖が込み上げてくる……けれど逆に、口の中へ注ぎ込まれたあのお薬――濃厚な精液――で花粉症を治してくれるかもと言う期待が、散々弄ばれて一回り大きく感じれるほど張り詰めたTカップの乳房を内側から震わせる。
「わたし……たすかり、ますか?……もう…苦しまなくても、いいんれすか……?」
「ああ、助かるとも。大丈夫だとも。研究所の“方”に勤めている私の言葉が信じられないのかね?」
「じゃあ……お願い…します………は、恥ずかしいの、我慢するから……もう恥ずかしい思い、したく…ないから………」
 そう言うと、春香は一番花粉症がひどく、重たい疼きを繰り返している場所をスカートで覆い隠そうとしていた手を緩め、膝を開く。
「ここ、なんです……わたしのここが……疼いて疼いて仕方ないんです……」
 疼くと言うその場所は今、別の男の指に弄ばれている。その手に自分の手を重ねて優しく払いのけると、今にも花開こうとしているぐしょ濡れの花弁をショーツの上から指先でツツッ…となぞり上げる。そして下着の布地に蕩け火照った縦筋の形をしっかりと刻み付けると、恥ずかしさに気付いていながら恥ずかしいと思えない言葉を震える唇から搾り出した。
「お願い、します……私のお…おマ○コに……おチ○チンから出る花粉症のお薬をたっぷりと塗りつけて欲しいんです……」


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