「羞恥都市・花粉症」後編


 バスが葉塚学園前に停留所に到着すると、股間を抑えた男子生徒や、顔を赤らめて息も絶え絶えな女子生徒たちが人ごみを縫って車内から降りていく。花粉症になってしまっている学生たちの内の何人もがバスの振動だけで昇りつめてしまったらしく、校門へと歩いていく後姿は誰もがどこかぎこちなかった。
 幾分混雑具合も緩和されて車内のスペースにも余裕が出てきたけれど、本来ならここで降りるはずの学生が何人か取り残されている。ただ走るだけで男女見境なく感じさせてしまうバスはその事にさして気を止める様子もなく扉を閉めると、再びエンジンを震わせ走り始めてしまう。
 そして春香も取り残された……と言うよりも、自分の意思で車内に残った生徒の一人だった。
「これで……位置はあってますか?」
 大きさに比例してコンプレックスが詰まっているIカップの膨らみに大勢の男性の注目が集まる中、座席に腰掛けている中年の腰の上に背中を向けて跨った春香は、今にも泣き出しそうなほどに声を震わせながらズボンのチャックから飛び出しているペ○スの先端に自分の割れ目をあてがうように腰を揺らめかせていた。
 いつもなら陥没したままの乳首が突き出ているのを見られる恥ずかしさはあるけれど、胸を覆い隠すための両手は真上に伸ばされ、吊り輪を握り締めている。膝も狭いバスの座席に辛うじて乗っているだけの半ばぶら下がっているような状態で、大きく身体を動かせば座席から転倒してもおかしくない不安定な姿勢……それはどこか宙吊りで拘束されている女子校生を連想させる姿であり、中年男性に倣ってズボンから粘膜が敏感になりすぎているペ○スを露出させている男たちの興奮は否応無しに昂ぶっていった。
「はぁ…ぁ…あぁぁぁ………」
 葉塚学園に入学してから大胆に背中を切り取られたブラウスと下着が簡単に覗けてしまうミニスカートと言う露出制服を身にまとっていた春香だけれど、全身にニヤニヤしたいやらしい視線が這い回るのを感じると、火に油をくべられたみたいに羞恥心が燃え上がるのを感じてしまう。陥没乳首とクリトリスの三点責めでオルガズムを迎えたばかりの瑞々しい肢体にはしっとりと汗が滲み出し、股間の疼きを収めようとしとどに濡れた秘所をペ○スに軽く触れさせるだけでカクカクと腰を暴れさせるほど甘美な刺激を込み上げさせてしまっていた。
(何でこんな格好で……人がいない場所で、二人きりでお薬を塗ってくれても……)
 花粉症には男性の精液を患部に塗りこむと利く……そう信じ込まされた春香は、中年男の言うがままに一番疼いている股間へ精液を塗りこんで欲しいと懇願してしまう。常に揺れ続けているバスの中だけではなく、歩くだけでも膣道がよじれて廊下や教室の真ん中でイき果ててしまう恥ずかしさは、それほど春香にとって深刻な悩みなのだ。
 ところが中年男は事もあろうに、
『本当はゆっくりたっぷりと時間をかけて精液を塗りこんであげたいんだけどね』
 出社までの時間がないから、バスの中で春香のヴァギナに精液を塗ると言い出したのだ。そしてそれは、乳輪から突き出してしまった小指大の乳首や歳不相応な豊かに成長しすぎた乳房だけでなく、女の子にとって一番大切な場所まで大勢の乗客の前でさらけ出す事を意味していた。
(去年までそんなこと……い、一度も他の人に見せたことなんて………)
 寡黙で視線が鋭すぎて、おかげで親友と呼べる存在も出来ないまま逃げるように葉塚学園を受験し、合格してしまった春香。ほんの一ヶ月前までは考えもしなかったほどの日常生活の変化に戸惑いを隠せない……隠せないはずなのに、下着を脱いでミニスカートに辛うじて隠されているだけの股間には花粉症のせいだけとは思えないほど熱い疼きが広がってしまっていた。
(大丈夫……は、“初めて”は守ってくれるって言ったから……)
 つり革を掴んでいるのは腰を落とし過ぎないようにするための予防でもある。男は腰を動かさず、春香だけが浮かせている腰を自分で蠢かせて疼いている場所に精液を塗ればいいと、そう約束している。けれど――
「どうしたんだい? 早く粘膜を擦りつけないと目的地に着いちゃうんだけどね」
「ご、ごめんなさい。でも、でも………」
 必死にペ○スと股間のスリットを擦り合わせようとするけれど、焦るほど上手く触れ合わない。手でしっかりと固定していないペ○スは縦筋を押し付けただけでは恥丘の表面を滑ってしまい、真上から腰を落としても見当外れの場所に当たってしまう。
 実は男の方がわざと腰を動かして狙いを逸らしているのだけれど、そんな事を恥ずかしさにばかり気をとられている春香が気づくはずもない。
 切ないため息を漏らしながら巨乳美少女がペ○スを求めて腰を振る姿はそれだけでいやらしく、見ているだけでペ○スの先端から透明な我慢汁があふれ出してくるほど男たちは興奮して熱のこもった眼差しを注いでいた。そん案視線を浴びるほどに悩ましげに眉をしかめた春香は体温がさらに上がっていくのを感じながら性器を中年の肉棒に擦り付けてしまう。
「ああぁ……できない……ごめんなさい、あ、アソコが…ぁ………!」
 座席の上で必死に腰を揺らめかせている内に、春香の身体から立ち上る汗の匂いがますます濃くなっていく。もともと精液の臭いが充満しているバスの車内。自分の体臭と男たちの興奮を孕んだ熱い精液臭とが混ざり合い、純情な巨乳少女を昂ぶらせていく。
「ダメ、どうしても当たらない……やぁ……時間、もう、ないのにぃ………!」
 男に囁かれた時間制限を気にしだすと、焦る春香は遠慮がちだった腰を大きく上下に揺すり、男のペ○スの裏筋へ自身の秘所の縦筋を押し当てる。乳輪までぷっくり盛り上がるほど充血しきった乳首を突き出すように背中を大きく反り返らせ、こうしている間にも刻一刻と激しさを増すヴァギナの疼きを和らげようとメスの本能のままにイヤらしく腰をくねらせてしまう。
「あひッ……! あ、ぁ…はぁ……んぅゥ!」
「やれやれ、いやらしいお嬢さんだな。花粉症にかこつけて全然違う場所にばかりおマ○コを擦り付けている。もしかしてこんなに大勢の男性に囲まれているバスの中で、処女を奪って欲しいんですか?」
「そんなの、イヤ……違う、私……本当に、花粉症を治したくて………」
「しかたない……できないようだから手伝ってあげますよ」
 涙を流して淫らな自分を否定する春香に内心ではほくそえみながら、男はペ○スを自分の手で握り締めると、瑞々しいほどに盛り上がっている春香の秘所へ先端を擦りつけた。
「んぁあぁぁぁ〜〜〜〜〜!!!」
 思わず腕に力が入り、上半身が跳ね上がる。長い髪が左右に揺れ、一メートルを越える豊満な膨らみが重力に逆らって弾む最中、春香の腰を開いた手で押さえつけながら、男はパンパンに膨れ上がった亀頭を秘唇の粘膜の奥へと埋めていく。
「そ、それ以上は……そこから奥は……ダメ、ダメぇぇぇ………!」
 股間のスリットをペ○スが上下に往復し、最後の到着地点とばかりにグッと膣口へと押し込まれる。破瓜への恐怖から反射的に春香は下腹部に力を込めて膣口を締め付けるけれど、窄まりに先端を押し付けて粘膜の間に収まったペ○スはそれ以上進む事なく、逞しい肉茎をブルリと震わせる。
「ぁ――――――――――――ッ!」
 突然放たれた熱い精液が、春香の膣の入り口に勢いよく浴びせかけられた。
 キュッと収縮した花弁に吸い付かれたペ○スは、花粉症で過敏になりすぎている亀頭を膨張させる。フェラ抜きしてもらってから溜め込んでいた精液を我慢できず……もとより我慢などせず、、父と娘ほども歳の離れた春香の割れ目へと撒き散らした。そして射精している亀頭を挿入を拒んでいる膣口へとグリグリと押し付け、二倍にも三倍にも増した快感の中で勢いよく射精を繰り返した。
「はぁ、あ…ッ……お薬が……熱いお薬が……いやッ、あ、はぁァ…ァ………」
 濃厚な精液が疼いて疼いてしょうがない粘膜に叩きつけられるたびに、背中の産毛が総毛立つ様な快感が春香の全身へと広がっていく。この瞬間だけは周囲の視線も忘れ、割れ目に精液があふれかえる恥ずかしさも忘れ去って、疼く粘膜にジワッとしみこむような精液の感触に喜悦の声を漏らしてしまう。
(本当に…あんなにウズウズしてたのが収まってく…………で、でも……どうしよう、まだ…まだ物凄く疼いて………ハァ、さっきより、くゥん、う、疼いて、蠢いて………!)
 一瞬、疼きから開放されて恍惚の表情を覗かせていた春香だけれど、肌に吸い付くように太股を精液が伝い落ちていく内に最も花粉症に犯されている場所が激しく快感を訴え始めた。
 ズクンッズクンッと、まだ誰にも進入を許した事のない膣内が大きくうねっている。ネットリとした粘膜に覆われた膣粘膜は自分たちも精液が欲しいと言わんばかりに盛んにキュッキュッと緊縮を繰り返し、グチュッヌチュッと卑猥な音を響かせる。
(聞かれちゃう……こんなに大きなエッチな音、周りにいる人たちにまで、絶対聞かれちゃってるぅ………!)
 それが分かっているのに、春香の腰の震えは納まらない。それどころか、疼きの収まった筈の陰唇の粘膜が膣奥からの狂おしい悶えに呼応して再びジンジンと熱を帯びながら痺れ出していく。それを紛らわせるたびに全身に力を込めれば、精液が密着した箇所から搾り出される音がスカートの中から一際大きくブジュッと鳴り響いてしまい、羞恥で赤く染まったバストまでもがブルンッと大きく跳ね上がってしまう。
(ああぁ……見ないで、こんな格好してるとこ、お願いだから見ないでください!)
 キツく目を閉じ、長い髪を跳ね上げるように首を左右に振りたくるけれど、その動きにあわせて揺れ弾むバストはバスの乗客たちの目を喜ばせてしまう。そうとは知らずに半開きの唇を喘がせ、淫蜜まみれのクレヴァスを射精したばかりのペ○スへ、腰を前後に揺すり立ててしまう。
「ああぁ……ああああああ………ッ! 中が……中が疼いて……ハァ、ンハァアアアアアッ………!!!」
「それは残念だったね、薬は膣内にまで届かないから」
「でも、疼く…のォ………! おマ○コが…私のアソコが、ヒクッ…ヒクッってぇ………!」
「ほほう……それはまた、かわいそうに」
 半裸のボディーを揺さぶって激しい疼きを涙ながらに訴える春香。その背後で唇を歪めた中年男は、滴る涎をすすり上げもせずに春香の腰へ両腕を回すと、襟下からウエストにかけて汗の滲んだ艶かましい肌を露出している背中に吸い付き、おもむろにスカートをたくし上げてクリトリスに指先を滑らせる。
「ッア――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!」
 全身の筋肉が緊縮するけれど、腰に回された腕が密着した割れ目と亀頭が離れる事を許さない。包皮が剥け切ってしまっているクリトリスをこね回されるほどに春香の腰は暴れ、ペ○スの先端を左右から挟みこんでいる花弁の間からグチャッグチャッと淫音が放たれる。その音は春香と、春香を抱きかかえている男の両者の快感が昂ぶる音でもあり、さらに激しく、淫核を押しつぶされながら自分のオナニーでは一度として味わった事のないオルガズムを向かえ、それでも収まらない快感の連続に―――遂に口にしてはいけない言葉を迸らせてしまう。
「お、おねがい、しますぅ……中に…わたしの、おマ○コの中にィ………お、薬…おチ○チンからいっぱい出る、お薬を入れて欲しいのォ……!」
「ほぉ……じゃあキミの処女、貰ってもいいんだね? それならおじさん、頑張ってお薬出しちゃうけど?」
 「処女」と言う言葉が中年が口にすると、ほんの少しだけ蘇った理性が春香に首を横へと振らせる。
「ヤッ……そ、そこまで入れなくても…………さきっぽ……先っぽだけ…先っぽだけぇぇぇ………!」
 それが春香には最大限の譲歩だった。膣内の疼きを収めるために中出しして欲しいけれど、処女を見知らぬ男性に、しかもバスの車内で捧げてしまう決心が付かない。バージンの乙女の身体でありながら昂ぶりすぎたヴァギナを慰めるためには、処女膜の手前に浅く挿入してもらって膣内射精してもらう……それが春香に考えられる想像の限界だった。
「本当にイヤらしいお嬢さんだねぇ……こんなおじさんのおチ○チンをおマ○コに入れて欲しい? 可愛い顔をして、物凄い事を言う」
「ちがッ……わ、わたし………!」
「分かっているとも。先っぽだけ……挿れてしまっても構わないんだろう?」
 甘い香りのする髪の毛を鼻先で掻き分け、背中に浮いた汗をすくい取るように舌を這わせながら、男は垂れ落ちてきた精液と愛液でドロドロに汚れているペ○スを震わせる。春香の割れ目に挟み擦られて既に示談係首にまで競りあがり、ビクッビクッと大きく脈動してしまっている敏感なそれで春香の膣口を押し込むと、両手でしっかりと目の前にいる美少女の腰を固定する。
「あっ……ッ……ンぅぅぅ………!」
 息を荒げ、男のペ○スが春香の膣口を割り開く。自分から懇願した以上、拒絶の言葉を口にすることも出来ないのだけれど、本当に先っぽ……ペ○スのくびれどころか亀頭の三分の一も入っていない状態なのに、身体を引き裂かれるような痛みで春香の頭の中は真っ白になってしまう。
「これは想像以上にキツいな……楽しませてもらえそうだ」
「ひゃうゥ!!!」
 宙吊りの身体をそのまま引き寄せて深々と挿入するかと思いきや、男はほんの1センチか2センチほどのストロークで腰を動かし、狭い膣口を突きほぐし始めた。
 乳房をいやらしく弾ませて喘いでいた春香が一瞬声を跳ね上げる。バスのエンジンの振動の中で浅くとは言えバージンの穴にペ○スが出入りを繰り返すと、圧迫感に処女膜を引き伸ばされる痛みの中に次第に快感が入り混じりだす。処女を奪われるかもしれない恐怖とバスの中で男の腰に跨らされている被虐感とが少女の感覚をより一層鋭敏にし、小指の先ほどにも突出した乳首を痙攣させるほどの快感にあの鋭い眼差しを熱く蕩かせて宙吊りの肉体を小刻みに打ち震わせてしまう。
(お、犯されてる……今日初めて会った…名前も知らないおじさんのおチ○チンで………!)
 考えただけでも頭の中が白熱化し、膣の奥からドッと大量の愛液があふれ出してくる。男に犯される快感に少しずつ酔いしれながら、つり革を握る手に力を込めて背中を弓なりに反り返らせる。その唇からは痛みを噛み殺す嗚咽が次第に影を潜め、痙攣収縮している膣口を押し広げられるたびにネットリとした淫らな声が漏れこぼれ出す。
(感じちゃ……いけないのに……これは、か…花粉症を……治すために……ダメェ、身体から…気持ちいいのが溢れ出るゥ………!)
 もし葉塚市に来る前に、誰かの前でこのように可愛く泣き悶える事が出来ていれば人生は変わっていただろうか……今までコンプレックスしか抱いてこなかった自分の肉体が秘めていた淫乱愛知面を思い知らされながら、春香は自分から腰を揺すり始めていた。花粉症のおかげで胸の奥から沸き上がるさらけ出せない感情に過敏なほどに従ってしまう肉体は、交わってはいけないはずの中年男のペ○スへ膣口を吸い付かせ、ミリ以下の幅でだけれど自分の膣内へ浅く、けれど春香にとっては限りなく深く腰を落としていく。
「う、おォ……先っぽだけ咥えこんで、そんなに気持ちがいいのかい?」
「い…いい……よく分からないけど………声が、出ちゃうぅ……感じ…ちゃうゥ………!」
「そかね? だったらこれは、正直者のお嬢さんへの、プレゼントだ……ッ!」
 バスの車内でノドを震わせ、振動とも痙攣ともつかない上下運動を繰り返していた春香の腰が強くひきつけられる。途端に、快感の中に処女膜を引き裂かれそうになっている事を示す鋭い痛みが突き刺さるけれど、春香は何度も首を振って柔らかな髪を震わせながら快感を訴える。
「んぁああああッ! おマ○コ、おマ○コ深いぃ! 抜いて、気持ちいいから抜いてぇ〜〜〜〜〜〜!!!」
 悲鳴の中に本音が混ざっている事に春香は気付いていない。男は遂に辛抱しきれずに赤黒いペ○スをヴァギナの奥へ突き立てようかとも考えてしまうけれど、少年の頃にもどったかのように敏感になりすぎているペ○スは膣口の締め付けに耐えられず、鋭い刺激に脈打ちながら春香の処女幕目掛けて白濁液を迸らせてしまう。
「ふぁ、ふぁ、入ってる…おマ○コの中にお薬が入って…やァ、なにこれ、あ、中で、あああッ、んぁああああああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 “膜”と言っても処女膜には無数の穴が開いている。三度目にしてなお勢いの衰えない精液が処女幕に浴びせかけられ、無数の穴から未だペ○スにかき回されてもいない膣内に染み渡ると同時に、春香の膣口はこれまでで一番の締め付けでペ○スの先端を締め付ける。
「お…んあああ……イく、イくぅうううぅぅぅ〜〜〜……………!!!」
 まるで全身が性器にでもなったかのように肌を波打たせて快感を訴え、膣口から処女膜に向けて注ぎ込まれる精液の熱さに何度も何度もお尻を震わせる。
「く…くフゥゥゥ………! 出てる……わたしの中で……お薬が、あふれかえって……こぼれちゃう、せ…せっかくのお薬が…ぁ………!」
 春香にとっての男性との初結合が終わり、処女のまま膣内射精された事であれほど狂おしかったヴァギナの疼きもほんの少しだけ和らぎを見せる。密着している男性器と女性器の間からは春香の言葉どおりに白濁液が逆流して溢れかえり、ヒクヒクと震えている赤い粘膜からはそれに負けないほどの量の愛液が流れ出している。
(わたし……いくら花粉症だからって………あ、あああぁ………)
 快感が尾を引きながらも次第に落ち着いてくると、春香の胸の奥で鳴りを潜めていた羞恥心が鎌首をもたげ始める。大勢の人に囲まれた中での絶頂で感じた背筋がゾクゾク震える恍惚感は忘れ切れてはいないけれど、太股を伝うドロドロの体液がIカップの早熟な肉体に忘れようもない恥じらいの感情を刻み込んでいく。
「や……ぁ…………!」
 見られている……人の視線を意識した途端、真っ赤に火照った顔を背ける春香。
 乙女の身では長すぎるほど快感の疼きに悩まされてきた春香の身体はもう限界に近く、腕も腰も脚も、筋肉が既に限界を迎えてぴくぴくと痙攣してしまっている。一秒でも早くこの場を立ち去ろうと春香は座席に膝を突いていた脚を伸ばす。
 ―――だが、
「くゥアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
 手が滑る……つり革に引っかかっているだけの状態だった指先が慌てて身を起こそうとした拍子に滑り落ち、バランスを崩した春香の身体はそのまま下へ……まだ射精の余韻に震えていた中年のペ○スの上へと腰を落としてしまう。
 そして続けざまに襲う破瓜の衝撃。
 精液まみれにされてまで守り抜いた処女幕は春香自身の体重によって無残に引き裂かれ、うねり蠢いていた膣壁が野太いペ○スで押し広げられる。
「い…痛い……痛いよぉ……うッ……ヒくッ……うァ………」
 精液にまみれたペ○スに摩擦され、膣壁の疼きも一端のおさまりを見せる……が、早熟な肉体とは反比例して窮屈すぎる蜜壷は、どれだけ濡れていようとも男性器を迎え入れるには窮屈すぎた。処女膜を引き裂かれた痛みと膣奥を押し上げられ膣道を割り開かれた圧迫感に涙がこぼれてしまう。―――だが、処女膜の奥で熱く煮えたぎっていた蜜壷はうねり蠢く代わりにペ○スへ密着したまま活発なまでに動き回り、抽送もしていないのに春香の膣内に納まったペ○スの表面を嘗め回し、絞り上げる。一分の隙間もないほどに膣肉に包み込まれたペ○スは先端から根元へ向けて逆流してくる泡立つような快感に打ち震えながらも、どれほどに春香のヴァギナが名器であろうとも今先ほどまで処女であった事を示す鮮やかな赤い色の処女血を膣内には納まりきらなかった根元に伝わせる。
「これは嬉しいね……まさかお薬を出してあげたお礼に処女をプレゼントされるなんて」
「だ、だれも……プレゼントだなんて…言って…ないィ………!」
「ほほう? じゃあ、キミが欲しかったわけだ。太いチ○ポで犯して欲しくて、自分から処女を捨てたわけだ」
 それも違う……そう叫ぶよりも早く、中年は春香の両膝の下に腕を回して抱え上げ、もう既に次弾の精液が込み上げ始めている肉棒で、拒絶しようとしていた春香の膣内をかき回した。
「んあうッ! あっ…はっ…あ……ん! んんんぅ! 奥に…ダメ……あ、あああ、当たる、当たるぅぅぅ!!!」
 短いスカートは捲くれ、年齢による衰えを感じさせない太いペ○スが抽送を開始すれば、陰唇もアナルも何もかもさらけ出した格好で抱えられた春香の股間からリズミカルにペ○スとヴァギナの擦れあう音が響く。赤い色の混じった愛液が飛び散り、短く切れ切れの悲鳴が迸るたびに靴を履いたまま宙に浮いた爪先が跳ね上がってしまう。
(こんな…初めてなのに……大勢の人に見られながら犯されてるのに……頭の中…ま、真っ白……もうなにも、考えられない………はぁ、あ、はぁあああぁん!)
 鋭すぎる眼差しで自分の巨乳を恥らっていた春香の姿はもうない。恥じらいはさらに強くなり、けれど瞳にはトロトロになるまで快感に蕩け溺れた光を浮かべ、春香は自己主張の激しい乳房と乳首とを震わせて身体をよじらせる。
「初めてとは思えないよがりっぷりだな。まあいい、もう花粉症に悩まされないようにたっぷりと精液を擦り込んであげようじゃないか。一番奥にたっぷりと“お薬”を出してあげるからね」
 その言葉に、春香の頭の中が混乱を起こす。
 膣内で射精されたら。
 けれど“お薬”を出してもらえたら二度と股間が疼かなくて済む。
 膣内射精を拒否する心と望む心が葛藤を生むが、すぐには答えが出しきれない。けれどそのどちらの感情もが春香の昂ぶりに油を注ぐ事になり、子宮を突き上げる肉棒を押し出すように、そして咥えて離すまいとするかのように、真下から突き上げるペ○スにたっぷり愛液を吸い込んだ肉ヒダを絡みつかせて絞り上げてしまう。
「だ……ダメだ、もう我慢できない。出すよ、お嬢ちゃんのおマ○コで受け止めるんだ、一滴残さず受け止めるんだ!」
「い、イヤァああああぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
 男の両手が張るかの体の前で組み合わされると、抱えられている両膝が1メートルを超える爆乳を左右から寄せ上げてしまう。ここに着て一際ボリュームを増した乳房が弾むほど力強いピストンで亀頭を膣内で暴れさせ、収縮する肉壁を抉るようにカリ首で擦り上げる。バスの床にまで飛び散るほどの量の愛液を花粉症に侵されたヴァギナから掻き出されながら、脚と一緒に腕まで抱きしめられて何一つ身動きする事の出来ない春香は背筋を駆け上ってくる恍惚感にヴァギナを絞り上げながら昇りつめてしまう。
(好きでもない男の人の腕の中で……わたし…わたし……どうしてこんなに、感じて、頭の中までおチ○チンの事しか考えられなくなってるのォ―――――――――!!!)
「来ちゃう……大きいのが、物凄く、大きいのが、そんなに激しくされたらイ…くう、イく、ああぁん、イっちゃうぅぅぅううううううううううっ!!!」
 張るかが歓喜の悲鳴を迸らせた瞬間、波打つように締め付けてきた膣壁に絞り上げられ、愛液をたっぷりとしみこまされたペ○スから白濁駅が噴き上がった。
「あっ………いっぱい…なかに……流れて………あ…あぁぁぁ…もう、もう………ッ!」
 初体験で絶頂にまで昇りつめただけに飽き足らず、射精途中の肉棒を根元から締め付けて精液を吸い上げるようにヴァギアが蠢く。人生で初めてのオルガズムを連続して味あわされ、豊満な乳房から引き締まったヒップまで、体の至る場所を小刻みに震わせながら、膣の一番奥深くで撒き散らされる熱い精液の感触に、涙に濡れた顔にうっとりとした笑みを浮かべてしまっていた。
「も…もうダメだ!」
 突然、春香の目の前にいた男の一人が下着と擦れて射精しないようにズボンから露出させていたペ○スを勢いよく扱き出した。
 熱いため息を漏らし、まだ焦点の会わない瞳でボンヤリとその光景を見つめていた春香だが、男が一歩進み出て射精すると、ずっと見せ付けられるばかりで溜め込まれていた精液は春香の爆乳に正面から浴びせかけられる。
(男の人の………“お薬”…が………)
 抱え込まれていた脚を自由にされ、男の股間の上に跨ったまま脱力していた春香の鼻腔の奥に、生臭いオスの臭いが流れ込んでくる。やっとの事で花粉症で敏感になりすぎていた粘膜の疼きは収まったものの、代わりに衣替えを前にして汗が浮くほど火照った肌はたちまち精液の水分を蒸発させ、濃厚なザーメン臭を立ち上らせる。
 そしてその臭いは春香の鼻腔の奥の奥にまで侵入し―――
「んゥ―――――――――ッ!」
 硬さを失っていくペ○スと繋がったままのヴァギナを、大きく脈動させた。
「おやおや、あれだけ“お薬”を擦り込んで、たっぷりと膣内射精までしてあげたのに。どうやらまだ花粉症は治まっていないようだね」
「そん…な……」
 春香の蜜壷に一滴残さず精液を搾り取られ終えると、中年の男性は満足しきった息を吐き出し、春香の半裸の身体を座席の上へと転がした。精液と愛液、そして墓の先決にまみれたペ○スが小さな音を立てて抜け落ちるのと同時に、陥没していたはずの乳輪から飛び出している乳首が座席をびっしり覆う布面の細かい毛になぞり上げられてしまう。
「ふぁあああぁん!!!」
 精液の飛び散った乳房がヒーターで暖められた座席に触れただけで、胎内に注ぎこまれていた精液が膣口から噴き出すほどにヴァギナが収縮し、軽いアクメに鼻を鳴らして涙声を漏らしてしまう。
「後は他の人たちにたっぷり可愛がってもらいなさい。このバスに乗ってる限り、おマ○コにもアナルにも、そしてこのおっぱいにもザーメンお薬を出してくれるからね」
 もう射精する精液もないほどに射精しつくした中年は、去り際に春香の乳房を指が食い込むほど握り締めると、ちょうど停車したバス停でそのまま降りてしまう。
「まっ―――」
 とっさに引きとめようと――もっと抱いて欲しいのか、お礼が言いたいのか、それともこんな犯し方をした事を非難しようと思ったのかは分からない。ただ無意識に身体を起こして声を出すけれど、短い言葉を言い終える暇すら与えてもらえずに今まで見ているだけだった男たちが、春香の育成しすぎてしまっている瑞々しい肉体へ一斉に襲い掛かり始めた―――








「みなさん、こんばんは。今夜もいやらしい夜をお過ごしでしょうか。ニュースの時間です。
 最初は最近葉塚市全域を悩ませている花粉症に関するニュースからです。
 「女性の花粉症には精液が効く」として、市内では一時の停滞を払拭するかのように積極的に姦淫が行われています。羞恥研究所からの報告によりますと、女性が強い恥じらいを感じている方が精液の効果は強いとされており、市内のあちらこちらでは散ってしまった桜の代わりに、野外で場所を問わずに女性を辱める青姦桜が満開を迎えています。
 このザーメンによる花粉症の治療法を発見された男性によりますと、今年の花粉症の症状は平均して重く、どれだけ粘膜に白濁液を擦りこんでも効果の持続は見込めないとの事です。ですが幸いにして、花粉症にかかっている男性の射精量が通常時の三倍以上にも増加。それによって女性一人あたりの膣内射精量も増加しており、安心して辱められ、犯されてほしい……とのことです。
 また、今度の裸通日には特に性欲の強い市職員が女性専用バスへ乗り込み、女学生やOLを対象とした花粉症対策バスとして運行される事が決定されました。それと同時に在宅の人妻を対象とした戸別訪問も実施され、花粉症のケアに努めるとのことです。
 では次のニュースです。シェイムドリンクから本日、新製品の精力増強ドリンクが発売され、射精のし過ぎで精力不足気味の男性たちから注目を浴びています。これにはスッポンの生き血をベースにフレーバーな味わいが特徴で―――」



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