「羞恥都市・花粉症」前編


 四月ともなると新入生や社会人が女性が増え、街の彩りも変化を見せる。なかでも、市外から新たに葉塚市へとやってきた新たなる葉塚市市民となる女性たちは自然と男性たちの視線と興味を集める存在となっていた。
 そのような女性は羞恥都市である葉塚市の現状を知る事無くやってきた人ばかりだ。性経験があろうともなかろうとも、一日が過ぎ、二日が経ち、一週間も経過する事には、葉塚市の外では一度として目にする事も体験する事もなかった公開恥辱を経験する事となる。
 バスの中、路上、教室、公園、オフィス、病院、屋上、デパート……およそ考えられる全ての場所で、多くの女性が秘唇から蜜を垂らし、様々な辱めの末に自分でも信じられないような痴態を晒してイき果てていく。
 ―――けれどどのような辱めを受けたとしても、一度足を踏み入れた世界から逃げ出す事はそう容易くない。
 体の奥底から沸き起こってくる淫らな自分の本性に、女性たちは否応なく気付いていく。いつまで経っても慣れる事のない羞恥漬けの日常の中で、けれど確かに、大勢の男性に辱められた悦びは喜悦の記憶と共に美しい肉体へ刻み込まれていく。
 快楽の熱に侵されて蕩けた声をあげるたびに、過去の自分からは一歩ずつ遠ざかっていくのだ。
 一度味わってしまった禁断の果実の味は、どれだけ拒もうとも忘れる事は出来はしない。頬を赤く染めて恥らう女性は、今度は自分が男性たちを誘惑している美味なる果実になっている事を知らず、いつしか葉塚市の“外”へ出ると言う意識はかすれて消え、女性たちは葉塚市の中でしか生きられなくなっていく。


 それが例年の新年度直後における葉塚市の光景なのだが……今年は様子が少しおかしかった。





 葉塚学園の特待生枠。
 筆記はなく面接だけと言う簡単な試験でありながら、合格すれば大学まで一切の学費免除に加えて生活費も支給されるため、定員数が少ない事もあって倍率は百倍近いと言われている。
 そして特待生として今年入学したうちの一人が、渡来春香(わたらい・はるか)だった。
『今日の葉塚市内では昨日以上に花粉が多く飛散する模様です。外出する皆さんは十分に対策を―――』
(そんな事を今ごろ言われたって……遅すぎる………ッ!)
 登校のバス車内の前方の電光掲示板に今日の花粉予想が表示されるけれど、春香は思わず込み上げる言葉をググッと飲み込み、太股を大胆に露出した制服のみにスカートを両手で膝に向けてグイグイ引っ張っていた。
 今は座席に座って赤らめた顔を俯かせているけれど、葉塚学園の制服に身を包んだその身体はかなりの高身長だった。髪の毛は腰に届くほどのロングストレート。スカートの下から伸びる太股は白く美しく、テニスで鍛えられた張りは実際に手を触るまでもなく見て取れた。
 必死に隠そうとしている下半身から目を上げれば、そこには目を疑うほどボリュームのある胸の膨らみが視界に飛び込んでくる。
 今にもブラウスのボタンが弾け飛びそうなバストは108センチのIカップ。どう隠そうとも激しく自己主張してしまう豊満なバストはウエストのくびれと相まって、その見事とも言えるほど前へ突き出した張りのありすぎる巨乳の迫力を強調しており、今もバスが大きく揺れるたびにワイヤー入りのブラで押さえつけているはずの乳房をブルッブルッと弾ませていた。
 だが、春香の恥じらいの表情は乳房に負けないほどの注目を集めていた。
 春香は目つきはかなり鋭い。整いすぎている美貌と相まって、黙って口を閉じていれば迫力がありすぎて不良に見間違われてもおかしくはないほどの迫力もあった。
 実際、親の影響で剣道も少々かじっており、“獲物”を手にすればそんじょそこらの男子では敵わないほどの腕も持っている。おかげで去年度までは周囲に男子も教師も恐がって寄り付いてこなかった。
 ―――だが実際には恥ずかしがり屋で、人と正面を向いて話そうとするとすぐ緊張してしまうあがり症だった。おかげで人の目をまともに見れなくなり、そんな春香はこれまで男子と付き合ったことはおろか話した事さえほとんどない青春を送っていた。
 だが……そんな鋭い顔つきだからこそ、恥らう表情には“くる”ものがある。唇をキュッと噛み締め、普段なら射抜くような鋭い視線が先にたつ瞳を潤ませられると、見ているだけで男性たちは嗜虐心を刺激され、興奮を昂ぶらせてしまう。
 春香の左右に座るのはサラリーマン風の若い青年だった。そして正面に立つのは同じく背広を着ていても、全身から精力をみなぎらせているように見える中年の男性―――たとえ走っているバスの中であっても、春香のこうもイヤらしささえ感じる恥じらい振りを見せられれば、辱め始めるのが葉塚市での日常風景のはずなのだが、誰一人として春香の豊満な乳房に手を伸ばそうとせず、むしろ見ないように意識的に視線を逸らしていた。
 それは春香の周囲だけではない。バスの車内で痴漢行為を行っているのは一組だけである。葉塚市内ではこれは異常事態とも言えたが、これにはれっきとした理由があった。


 ―――今年、葉塚市に花粉症が流行していた。


 もちろん、ただくしゃみや鼻水が出るからといって羞恥凌辱の手がゆるむような葉塚市ではない。凌辱の手がゆるんでいるのは、従来の花粉症の症状とは別に、皮膚や粘膜が過敏になると言う症状が表れたためだ。
 詳しい原因は解明されていない。葉塚市上層部では、今年度から散布された新型の洗脳ナノマシンと花粉の相性が悪いと言うのが一番有力な説であるが、それは市民には伝えられていない。
 問題の症状であるが、花粉症になった女性は乳房の先端やアナル周辺の皮膚の薄い場所や膣粘膜が四六時中疼き続けてしまう。そうなってしまうと、歩いているだけでブラの内側と擦れた乳首から甘い電気が全身へと駆け巡り、よじれた膣からは重たい疼きが込み上げる。トイレに入れば後を拭うティッシュをお尻の穴に触れさせただけで短く鋭い悲鳴が迸り、もし一度でも反応が始まろうものなら身震いが次の快感を呼び起こし、抜け出す事の出来ない快感の連鎖で気を失う事も許されずによがり続けてしまう事になる。
 だが前述した女性たちの深刻な症状と同時に、男性にとっても深刻な事態を引き起こしていた。
 早漏になるのである。
 男性は女性ほど乳首やアナルの疼きはおきないが、その分、一番の急所であるペ○スの先端に花粉症の症状が集中していた。そのため勃起でもしようものなら、パンツの内側に過敏になりすぎた亀頭が擦れただけで神経に直接電極を打ち込まれたかのような強烈な刺激で強制的に射精させられるのだ。
 花粉症の流行当初、訳も分からずにズボンの中で射精してしまう男性が大勢現れた。そんな童貞でもいないような早漏さは葉塚市内でのアイデンティティーを大きく損なう行為であり、花粉症が全市民の九割以上にまで蔓延した今、男性たちはどれほど興奮していようとも自発的に女性へ手を出す事を控えるようになってしまっていた。
 しかも今日は花粉が特に多い。バスの中を見回せば、メガネをかけた美女が花粉症にかかっていない男子生徒に一方的に弄ばれるたびに迸らせる喘ぎ声を耳にしながら、股間を抑えて腰を引いている男性が数多く見受けられた。中にはこの世の終わりのように落ち込んでいる人もおり、たまらず放ってしまったのを想像するのは難しくなかった。
 だが同様に、必死に快感を押し殺している女子学生やOLもバスの中には数多くいる。春香もその一人だ。
 走るバスのエンジンから放たれる小刻みな振動が床や座席から身体へと伝わるだけで、陰唇には痙攣が走る。蜜壷の中で淫肉同士が擦れあい、ブジュッと愛液がショーツの中に押し出された。
 本来の花粉症である軽い目の髪のせいで潤んでいる瞳をギュッと閉じた春香は、自分が濡れているのを否定するように股間を短いスカートで覆い隠そうとする。
(バスが揺れてるだけで……頭の中が真っ白になる……ダメ、こんなにお漏らししてるの……周りの人に気付かれたら生きていけない!)
 春香本人は隠せていると勘違いしているようだが、春香の表情を見れば股間をしとどに濡らしているのは誰にでも容易く想像できた。その上、ブレザーから突き出した爆乳が揺れ弾んでいる事にも春香本人は気付いていない。
 閉じたまぶたの向こう側で、春香を前にして指を咥えて見ているしかない男性たちの苦悩も知らず、小さく鼻を鳴らして快感を逃がしながら、一秒でも早くバスが学園に到着するのを待ちわびる。
 ………だが、
「お嬢さん、苦しそうだけど大丈夫かい? バスにでも酔ったのかな?」
 春香の正面に立っていた中年サラリーマンが声を掛ける。本人も花粉症で、ズボンの下では今にも暴発しそうなペ○スを膨らませているのに、そんな様子はおくびも見せず、顔には年下の少女を安心させようと笑みを浮かべていた。
「い、いえ、何でも…ありません……か…ら………」
「なんでもないはずないだろう。さっきから見てたけど顔色も悪くなる一方だし、体調を崩しているんじゃないかね?」
「本当に…なんでも……私の事は……放って、おいて………!」
 まさかバスの振動で感じているなどと、恥じらいの強い春香にはとても口に出来ない。周囲にいるほとんど全ての人間が花粉症にかかっているとしても、見知らぬ他人が突然親切にしてくれたとしても、春香の口から今の自分の体の事を口にする事だけはためらってしまう。
「おやおや、それはしかたないね―――じゃあ私は失礼して」
 奥底が快感の火照りに彩られた春香の鋭い瞳に睨みつけられて肩をすくめた男は、何を思ったのか、その場でズボンのチャックを下ろし始める。
「ヒッ……!?」
「最近急に花粉症になっちゃってね。バスの中でズボンの中に押し込んだままだと蒸れるし擦れるし、たまったものじゃないんだよ」
 チャックに続いてベルトを緩め、ズボンの中から先端を刺激しないように慎重に男はペ○スを露出させる。目の前で娘ほどにも年の離れた春香の巨乳が揺れ弾む様を見せ付けられて興奮しきった肉の塊は、中年の域に差し掛かっている男のものとは思えないほど雄々しく反り返った巨根で、パンツの中で布地と擦れて滲んでしまった透明な汁で汚れた先端が目の前に座る春香のちょうど鼻先へと突きつけられる。
「見てくれよ。この歳になるまで何十人もの女性を相手に使い込んできたって言うのに、花粉症にかかったせいでガキンチョみたいに簡単にイっちゃうようになっちゃったんだ」
「っ………ぅ…ぁ………」
 背広のズボンの下から春香へと伸びる男根に、喉から言葉が上手く搾り出せない。
 叫ぶべきなのか、泣くべきなのか、それとも沈黙するべきなのか……鼻から備考へと突き抜ける男性特有の刺激臭と、初めて至近距離で見てしまった亀頭の先端に刻み込まれた小さな射精口の光景とが、春香の思考をかき乱す。
 鋭さを感じさせる美貌や豊満でありながら整った形の見事な双乳とは裏腹に、進学しても春香の心の内はいまだ「少女」の域を出ていない。葉塚市で生活を始めてから幾度も恥ずかしい目にあっているけれど、“経験”すらない汚れを知らない身体では成熟するには程遠く、それゆえに花粉症で過敏になりすぎて小刻みにヒクヒク震える身体は目の前に突きつけられた状況を受け入れきれずに、ただただ恥ずかしさだけを募らせていった。
(私は……こんな目に合うために推薦を受けて進学したわけじゃ………)
 極太の赤黒い肉棒がすぐ傍にあると意識し始めたときから、春香自身も気付かないうちに腰を座席の上で揺さぶる回数が増えていた。まるで女性器が巨大なナメクジにでもなったかのように、下腹部の奥で肉壁同士が絡みつき、執拗なまでに吸い付き合っている。男性に身体を預けた事はなくても、自分が欲されていると感じている肉体は喉へ唾液を流し込むほどに乳房に張り巡らされた血管を脈打たせ、誰の手に触れられることもなく“男性”を迎え入れられる状態を整えてしまう。
「ゃ……ァ………!」
 これ以上自分の身体がおかしくなる事を恐れ、春香はキツくまぶたを閉じる。―――だが、バスがガクンと大きく振動し、その直後に戸惑いと羞恥に彩られた悲鳴を迸らせてしまう。
「ふぁあああああッ………!」
『え〜、現在道路が工事中のため、しばらく振動が続きます。バスが少々揺れますので、乗客の皆様は―――』
 車内アナウンスがスピーカーから流れるけれど、それは春香の耳に……正確にはバスに乗っている女性全員の耳には届いていなかった。
 不意を撃った振動は、春香の顔の前で中年のペ○スを上下に大きく震わせる。けれど春香の太股の付け根のさらに奥、粘度のある愛液まみれのヴァギナが大きくよじれ、一際強い痙攣緊縮が背筋を駆け抜けた。
「んやあッ! はッ、あ、あ、あああああッ! ダ、ダメ……あたし…もう、もう……あはぁあああっ!!!」
 まるであぜ道を走っているかのように連続してバスが跳ねると、その回数以上に春香の子宮が跳ね上がった。下着の中は噴き出した愛液で溢れかえり、瑞々しい弾力を保ったままのIカップのバストが、仰け反る体にあわせて先端の向きを天井へと変えて暴れまわる。
(こんなの……お、オナニーしたときにも感じた事ない……わ、わたし……こんなイき方、知らない、頭の中、全部、飛んじゃう、吹っ飛んじゃうゥ―――……!!!)
 アスファルトの張り替えでもしているのだろう……だがその“効果”は絶大だった。座席の上で、あるいは立ったまま、もしくは床に這いつくばるように崩れ落ち、バスの車内ではそれまで必死に振動に耐えていた女性たちが次々に嬌声を打ち放ちだす。熱を帯びた瞳を潤ませながらヴァギナを震わせ、突然襲い掛かってきたアクメの波に翻弄されながら、堪え続けていた快感を迸らせ続けてしまう。
「ひあうゥ!!!」
 前日まではなかったはずの道路途中の不整地をバスが走りきるのに一分もかかってはいない。最後に段差を乗り越える振動で車内の集団オルガズムが最骨頂に達すると、急激に温度と湿り気が高まったバスの中は余韻に打ち震える女性たちの声が長く尾を引きながらもゆっくりと収まっていった。
(恥ずか…しい……体の中で熱いのが…ドクンドクンってして……回りを男の人に囲まれてるのに、私、こんなに……)
 頭を後ろの窓ガラスに押し付けたまま、荒い呼吸を繰り返す。声こそ収まったものの、スカートの中では下着から染み出すほどに愛液があふれ出している。今もまだ女性器はジンジンと痺れていて、刺激を求めてヒクヒクと踊り狂っている。
 ―――と、そんな時だ。
「ああ、やっぱりキミも花粉症だったんだね」
 春香の前にいた中年男性は、嬉しそうに――春香が花粉症仲間と分かったからか、それとも別の理由かは定かではないが――表情を緩めながら声を掛けてきた。
「み……見ない………で………」
 何とか身体を前へ傾けてガックリ頭を垂れた春香は、男の視線から身体を隠すために右腕で乳房を押さえつけ、左手で短すぎるスカートを引っ張る……が、腕が発育のよすぎる胸の膨らみを押しつぶすように食い込むと、乳輪が服の内側に擦り付けられながら圧迫される。絶頂の快感がまだ覚めやらぬ状況で新たな刺激を感じ取った若い肉体は強烈な快感美に背筋を緊縮させ、鼻先に中年男性のペ○スが触れそうな場所に春香の顔を跳ね上げさせてしまう。
「ぅ……っ…ゥ………!」
「若い子の方が快感に慣れてないから花粉症は大変だろうねェ。―――キミ、花粉症が治る方法があるんだけど試してみるかい?」
「え………ぇ?」
「抗体だよ。既に花粉症にかかっている人から抗体を分けてもらえれば、花粉症の症状がその分軽減されるんだよ」
「そう……なの?」
「そうとも。実はそう言う研究をしている方に勤めていてね、まだ臨床試験中なんだけど、キミさえよければ花粉症の辛さから今すぐにでも楽にしてあげるよ」
 男の言葉はあまりにも胡散臭かった。『研究をしている“方”』と言っても研究所勤めだとは言えず、そもそも花粉症は体内で花粉への抗体が作られる事で発症するので、抗体を摂取したからとイってよくなる理由など何処にもないのだ。
 だが、バスの振動に犯されているかのように快感に悶え続ける春香には、気付くだけの余裕が残されていなかった。
「おね…がい……た…たすけ…て………こんなに……苦しいの……耐え…られな…いぃ………」
「じゃあまずは抗体の摂取だ。―――ほら、これを口に咥えるんだ」
「………え?」
「咥えるんだよ……目の前にあるおチ○チンを咥えて、たっぷりとザーメンを……花粉症の抗体を吸いだすんだよ」
 いきなりそんな事を言われても、経験のない春香にはすぐには応えられない。
 男性器を咥える……それがフェラチオラと言う男女の行為である事はネットで聞きかじってはいても、実践した事なんてあるはずもない。男性がおしっこをする器官を口に咥える事への忌避感もあるけれど、今まで学生恋愛さえした事のない春香には元から機会なんてあるはずもなかったのだ。
 今、春香の目の前には恐怖さえ覚えそうな形状をした男性器が突き出されている。女性と男性の違いがあっても同じ人間から生えているような物体にはとても見えない異形のソレを口に咥えろと言われても、心の準備が出来てない以上すぐにやれるはずもない。
 だが……口で男性の性器を咥える事への恥ずかしさ以上に、バスが揺れるリズムに合わせて淫蕩な粘液音を響かせるヴァギナの疼きと羞恥の方が、春香にとっては深刻だった。膣壁同士が擦れあう事で生まれる摩擦熱が子宮を震わせ、胎内からとめどなく愛液を溢れさせる。濃厚な愛液が膣口から搾り出されて粘液を濡らす……そんな状態でバスの中にいると言うことが、これまでの人生で培ってきた春香と言う人格を侵食している事に他ならない。
「わ……わかり…ました……お、おチ○チン……咥えればいいんですね……?」
 自分がしようとしている行為を理解しながらも、一度動き出した行為はそう簡単には止められなかった。いつもと比べて幾分とろけた眼差しで男性のペ○スを見つめながらおずおずと右手を添える。あくまでこれは治療の一環なのだと思い込むことで左手はスカートを押さえたまま、それ以上の行為には決して及ばないと抵抗の意思を見せながら、ピクピクと切なげに震えて春香の唇を待つ亀頭へ、まだ誰ともした事のないファーストキスを―――
「うッ! あっ、うおおおッ!!!」
「―――――――――!!?」
 だが次の瞬間、春香の思っていないことが起こった。
 春香の唇と男の亀頭が触れたその時、花粉症になっていた男の亀頭の粘膜が刺激に耐え切れず、必死に堪え続けていた精液をたまらず暴発させてしまったのだ―――


中編へ
戻る