「通学バス(その3)」


翌日――昨日と同じ時間の同じバス。 バス停にただ一人待っていた私を見て、スピードを落とし始めたバスの正面ガラスの向こうで運転手さんが目を 見開いたのが分かった。 ………やだ。やっぱり見られるのって恥ずかしい……それに…この服装でいいのかな? 改めて人に見られると、自分の今の格好がとても恥ずかしいもののように思えてくる。 私の服装は昨日までのような痴漢を避けるためのものではない。昨日、痴漢実習を受けた事がある先輩に相談して、 痴漢されそうな服装を選んでもらった。 上半身は肩や臍が丸出しで谷間が見えそうなほど小さいタンクトップ。ブラは先輩に勧められて、付けていない。 そのせいで、緊張のあまり既に立っちゃってる乳首がはちきれそうなタンクトップ越しに、くっきりと見て取れる。 下半身は股下3センチのタイトミニ。下着は上から触られたり脱がしてもらった方がいいからって、股間のかげり を隠すだけのTバックを履いてる。歩くたびにピッチリとお尻を覆うスカートがめくりあがってきて、ストッキング を履いていない太ももや丸見えのお尻を周りの人に見せつけている。 靴も、いつもは履かないようなヒールを履いているせいで、女性にしては少し高めの身長がさらに高くなっている。 ずっと帽子に詰め込んでいたせいか、軽くウェーブした長い髪は櫛で透いて背中に流している。上着を着てない肩や 背中をある程度隠してくれている。 化粧は苦手だからほとんどしてない。眼鏡も、かけてないと何も見えないので、アンバランスかと思ったけどそのまま かけている。 こうして変身した私の姿(着てるだけでもスゴく恥ずかしい)は昨日までとは打って変わって、「フェロモンムンムン、 お色気ばっちし、まるでモデルみたいよ。それに眼鏡かけてるんだから、これでどんな男だってイチコロよ!」と 先輩に言われるぐらい綺麗になっているらしい(自信なし)。 私みたいなのが痴漢されようと思ったら、こんな格好でもしなきゃと思ったんだけど…… そうこう考えてるうちに、私の目の前に止まったバスの入り口がゆっくりと開いていく。 ………よし。 私以外誰もいないバス停で、私は一度唾を飲みこんで覚悟を決めると、ゆっくりとステップにヒールを履いた足を かけた。 えっと…あの子はどこに―――いた。 バスに乗りこんだ私は、昨日ほどには混んでいないバスの中で、昨日と同じような場所に、昨日の男の子が俯いて 座っているのを見つけた。 私ははやる鼓動を一生懸命飲み込みながら、竦みそうになる足で男の人の間をすり抜けて、小さいポーチを片手に 彼の前に立った。 ………これからどうしよう? 男の子の前に立ったのはいいけど、この後の事はまったく考えてなかった。 私が昨日からずっと考えていた事は、目の前の男の子に……その……痴漢されたり……触ってあげたり…… でも、そんな事どうやって言い出せば良いのか……彼もこっちを見てもくれないし…… ブロロロロロロ〜〜〜〜 バスが発車する。 「きゃっ!」 考え事をしていた上に、いつも履かないようなヒールを履いてたせいか、発車の時の慣性でよろけてしまって、 隣に立っていた背広姿の男の人に寄りかかるようにぶつかってしまった。 「あ…すみません」 反射的にぶつかった相手の顔も見ずに、頭を下げる。 「いえ、いいんですよ」 さわ 「ひゃっ!」 突然、に私を抱きとめてくれていた男性の手に露出したわき腹をそっと触られ、瞬間的に背中が跳ねあがり、思わず 小さな悲鳴が口からこぼれた。 「おや?どうかしましたか、お嬢さん」 さわ……さわ……さわ…… 「ひっ…や……やぁ……」 男性の手はゆっくりと、五本の指先を私の肌の上で滑らせる様になぜ回している。 わき腹……背中……お腹……お臍…… 「ひゃっ……そんな………ん……」 私はその触れるか触れないかという指の感触に、ただ、怯えるように身を竦めるしかなかった。 そ…そんな……本当に……それにいきなり痴漢されるなんて……… 「ひゃ……やだ……ひぃっ……」 覚悟はしていた事とはいえ、男の人に身体を触られる事への恐怖心はどうしようもなく、寄りかかったまま抱きしめ られた男性の腕の中で、押し返す事も、そしていまさら逃げ出す事もできず、目を瞑って未知の感触が通りすぎるのを ジッと耐えていた。 「震えているんですか?こんなに男好きする格好をしておいて……」 「ひゃあ!」 男性が私の耳元で小さくつぶやくと、髪に隠された背中を這いまわっていた片手が、スカートに覆われたお尻の溝を ゆっくりと通って、閉じ合わさった太股に触れてきた。 さわ……さわさわ……さわ…さわ…… 「んっ……はぁ…はぁ……ひぅ……!」 「結構純情なんですね。でも、たっぷりと楽しませてもらいますから……」 男性の触り方がだんだんと大胆になってくる。まるで感触を味わうかのように、手のひら全体で緊張に汗ばんできた 肌を這い回り、肉付きが良くてもスラッとしている太股をゆっくりと揉んでいき、そして…… 「ひっ!」 徐々に太股を這いあがってきた手のひらが、ついにスカートの中に進入し、ふっくらとした柔肉にその指をうずめてきた! 「おや?こんな短いスカートでパンツを履いてないなんて。そんなに男が欲しかったんですか?」 「いやぁ…いやぁ…いやぁ……」 「履いてないと思ったらTバックですか。これはこれで……」 お尻が剥き出しと分かると、もう片方の手もスカートの中に入ってきて、指が食い込むほどに、形が変わるほどに、 力をこめて私のお尻を揉みまくる。 こねる様にお尻同士をこすり合わせると、左右に広げ、紐一本で隠されているお尻の溝にスッと指を這わせ、私が 反応したと知るや、そこを重点的に指がさわさわと動いていく。 そして閉じ合わされた太股と股間の隙間、わずかに開いた三角形に指を刺しこみ、パンティラインに合わせて、 男の人に触れられた事のない所を何度も何度も擦りあげられる。 「やめて……そんなとこ……ひぃ!」 指が蠢くたびに私の身体はビクリっと小さく震え、それでも必死に我慢しようと、目に涙を浮かべながら、男性の 胸に大粒の汗の浮かんだ顔を押し当てる。 こわい……こわいよ……これが……これが触られるって事なの? 「ふぅ……んんっ……こんな…こんなの……」 「素直に感じてくれていいんですよ。ほら……」 「あっ、んっ、んんん〜〜〜!」 さっきまでピッタリとくっ付いていた太股が少しだけ左右に開き、お尻から広がっていく感触に膝がガクガクと 震え出す。もう自分の足だけでは支えきれなくなって、タンクトップに包まれた大きな胸を押しつけるように 男性の身体にしがみ付く。 「もう十分だろう。そろそろ……」 ささやきと共に、男性の手が腰までタイトスカートを捲り上げて、ついに、私のアソコへと手を進ませてきた。 お尻から腰を通り、ゆっくりと…ゆっくりと…一番触られたくなくて…一番触られる事を望む場所へと指が…… 「ひゃあ!!」 秘所に指が触れた瞬間、周りに人がいる事も忘れて、顔を上げて大きな声で叫び声をあげる。 「触れただけなのに……敏感だな」 「ひっ!いや……そこ……触らないでぇ……」 布地の中にあっさりと潜り込んだ男性の指が、痺れてきた秘唇を何度も往復していく。指が往復するたびに私の 身体は小さく跳ねあがり、口からは短く小さい悲鳴が漏れる。 「もう濡れてるんですか?ヌルヌルじゃないですか」 「え………?」 濡れてるって……私の……アソコが? 戸惑う私の目の前に、男性がパンツの中から引き抜いて突き出した指には、ねっとりとした液体が絡み付き、 ゆっくりと開いていく指の間に光り輝く糸を張っていた。 「そんな……私……」 思わず口に手を当てるが、その手に当たる自分の息は信じられないほど荒く、そして熱い。その湿り気を帯びた 吐息が、私に自分の身体が感じている事を何よりも教えてくれていた。 「違う……私…感じてなんか……」 「いつまでそんな事言ってられるかな?」 男の手がまた視界の下に消えていく。そして…… や…やだ、前と後ろから? 「あっ…や…はぁ…いっ…んっ…!」 男性の指がリズミカルに前後の割れ目を擦るたびに、同じタイミングで口からくぐもった声が少しずつ漏れ、 腰は淫らな刺激から逃れようとするかのように左右に揺れる。 「へへへ…腰なんか振っちゃって、たまんないねぇ」 「あっ……んあっ!」 股間を擦り上げられている私の身体に、背後からもう一人、別の男の手が伸びてきた。 その手は私の胸を覆っているタンクトップを力任せにずり下げると、量感のある胸を鷲掴みにし、その感触を 楽しむかのように、ゆっくりと力を込めて揉みしだき始めた。 「この感触…たまんねえな……柔らかいくせに張りがあって、手に吸いついてきやがる……青臭い女子高生の おっぱいなんか、比べものになりゃしねえ」 やぁ……こんなの……こんなのが…痴漢なの……身体が……恐いのに……感じちゃってる…… 最初は緊張でがちがちだった身体が、二人の男性に触られてじっと我慢しているうちに、汗ばむほどに熱を帯び、 その場に崩れ落ちそうなほどに力が抜け落ちていく。 「もう我慢できない。俺にも触らせろ」 「今日は女はこいつ一人なんだ。お前らだけずるいぞ」 「こんな格好で悶えられたら、たまんねえぞ」 胸を揉まれ、さらに身悶え出した私の身体に、それまで周りで見ていた(んだろう)男性たちの手が一斉に伸びてきた! 「ひっ!い…痛い!いやっ、お…お尻が」 「すげぇ柔らかいな。指がめり込んでいくぜ」 スカートが捲くり上がって丸見えになっている形のいいお尻に痛いほどに指が食い込み、左右に割り開いて執拗に 穴の周りを弄ってくる。 「ひぃ、はぁ、んん…やぁ……くはぁ!」 いつもトイレで自分でしか触らないような場所を他人に触られるおぞましさを感じる中、髪に顔を押し付けられ 荒い鼻息で匂いを嗅がれ、両耳の裏やうなじに何本もの舌が生き物のようにネットリと這いまわる。そのゾッと するような感触に思わず肩を竦めて身体を振るわせる。 「やめて……こんなの…いやぁ……やめて…やめてよぉ……」 大きく前方に飛び出した白乳には一番多くの手が、そして顔が集まっている。二つの柔肉は男たちの手で揉み 上げられ、こねられ、口に含まれ、吸われ、しゃぶられ、甘噛みされて…… 「ひゃあ!そんな、やだ、やめ…ん!んんんっ!」 いきなり身体全部から襲いかかってきた快感に涙を流して悲鳴を上げようとした口は、前から抱きついていた 男性の唇で塞がれる。 そして、その隙に私のアソコの中に一本の指が侵入してきた。 「んんっ!んん…ぷぁ!あぁぁ!あはあああ〜〜〜〜!!!」 身体を何本もの手に押さえつけられているから首だけが跳ねあがる。 普通よりも長く感じられる指が入り口の辺りで浅い挿入を何度も繰り返し、溢れ出している粘つく液体をかき 混ぜている。同時に、無理やり皮をむかれ頭を出したクリ○リスを親指の腹でこねくり回される。 「そこっ!だめぇ、だめぇ、感じ過ぎちゃう、やめて、やめてぇ!」 こ…こんなの…こんなのだめ…だめぇ……私…私なんにもわかんなくなっちゃう…男の人に痴漢されて変に なっちゃって…あああっ…あああっ…あああああああぁぁぁぁ!!! 全身の神経が剥き出しにされて性感帯になった肌の上にわかんないぐらいの手が、指が、唇が、舌が這いまわってる。 その一つ一つから私の中に注がれる刺激が合わさって、我を忘れるような快感、私が壊れていくような快感になって 私の全身が犯していく! そんな快感の大波にもまれている私のお尻に、一つの違和感を感じた。 それまで執拗なまでにお尻を触っていた手の数が急に減って、割れ目の間に硬く、熱い何かが押し付けられた。 昨日、私の目の前で行われた最初の光景が思い出す。 まさか…まさか男の人の…… 「くぅ〜〜!たまんねえ。チ○ポにピッタリと吸いついてくるぜ」 熱い塊がお尻の溝に沿って大きく上下に動く。 「いやぁ〜〜!やめて!そんなのやめてぇ〜〜!」 私の言葉は男には届かず、前の穴から溢れた液体を時々すくい、後ろの谷間に擦りつけては、いっそう強く 押しつけてくる。 そんなに…そんなに擦りつけちゃダメ……なんだかお尻が何度も擦られて変になっちゃうぅ……! その一方でお尻を人英に占領されているせいか、胸やアソコに群がる手の数が増え、取り合うかのような動き に私の身体は乱暴に蹂躙されていく。胸は左右から痛いぐらいに引っ張られて赤くはれ上がり、アソコの中 には四本も五本も中に入ってこようとして、膣口を無理やり広げていく。 「いたい、いたいの…やめて…もう…こんなのいやぁ……!」 「はぁ〜、はぁ〜、もう出ちまう、いくぜ、いくぜぇ、このエロい尻にたっぷりとかけてやるからな!」 「ひ、はぁぁ、いやなの、こんなの、こんなの、だめぇ…だ…だ、だめぇぇぇ〜〜〜!!」 瞬間、お尻(スカートの中)に男の人の熱い精液を注がれると同時に、キツく閉じた目の裏が白転。立ったまま つま先が浮き上がるような絶頂感が私を襲う。 「ひゃぁぁぁ〜〜〜!!っ〜〜…!…ぁ………!!………っ……!!!」 ゆうに数十秒、身体の中に溢れかえっていた快感を声にならない叫び声にして迸らせながら、男たちの手の中で 身体が跳ねまわる。 つま先が地面につくような感触と共に浮遊感が終わると、未だ肌の上から離れない手に包まれながら、ずるずると その場にへたり込んでしまった。 「は…はぅ、は……あかっ…はぁ……」 不規則に息をしながら、自由になった腕で目の前にある足にすがりつく。 これが…痴漢なんだ……昨日の女の子は…こんな目にこんなスゴい目に…あ…あってたんだ…… 「次は〜〜、葉塚学園前〜〜、葉塚学園前で〜〜ございます。お降りの方は………」 あ………がっこう……降りなきゃ……わたし……おりて……もう……おわ…る……ん…だ…… 「おい、誰か手伝ってくれよ。それとネクタイを貸してくれ」 「何するんだ?気絶しててもいいから早くヤっちまおうぜ。こっちはもうギンギンなんだ。チ○ポが破裂しそうで 狂っちまう」 「そうあせるなって。せっかくのお宝なんだ。みんなで順繰り楽しもうじゃねえか」


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