「通学バス(その11)」


「やだ…息が掛かってる……やっぱり…恥ずかしいです……」 「ごめんなさい……私も…恥ずかしいから……お願い…少しだけ我慢して……」 「……はい………」  私が震えながらもなんとか微笑んであげると、美しいと言うよりも可愛い、可愛いと言うよりもあどけない  顔をした女の子はしっかりと押さえたスカートの上から手をどけてくれた。それを見計らって、彼女の太股  の両側からスカートの中へと手を滑りこませ、恥じらいで今にも泣き出してしまいそうな彼女の表情を見な  いように目を閉じて、指先の感覚でパンティの腰紐を探し出し、指を引っ掛けてお尻の方からめくり上げる  ように脱がしていく。 「んっ……」  心の中では拒否していても、これが授業の一環である以上、彼女は逆らう事はできない……伸縮性のある布地  がまだ幼く硬いお尻の丘を越えて、下腹部の方も巻き取りながら太股を通過しようとすると、自らバスの座席  に手をついて、震えながら腰を浮かせ始めた。  ……ごめんなさい。私だったら……逃げ出しているのに……  心の中でか弱く震える女の子に謝りながら、それでも私は手を止めず、彼女の下着を足首まで引き降ろして  しまう…… 「うっ……ひっく…ひっく……」  私がキツく閉じていた瞳を開けると同時に、視線の少し上のほうからすすり泣く声が聞こえ始める。  私はプリントの命令にしたがっているだけ……なのに、まるで自分が悪い事をしているような居たたまれない  気持ちになってしまう…… 「あの……もう終わったから…泣かないで……」 「は、はい…ぐす……す…すいません……」  とても見ていられない……  泣いている女の子の髪をそっと撫でて気分が落ち着くのを待ってから私は立ちあがった。  さっきの女の子で下着を脱がせるのは最後……やっと…終わった……  最初に私が立っていた場所、バスの通路の先頭に立って後ろを振り返ると、そこには下半身を恥ずかしそうに  さらけ出している12人の男子生徒と、周りの男子の股間を顔を赤らめながら盗み見ながらスカートを押さえ  つける女子生徒が5人……  やっぱり……見ているだけでも恥ずかしい……男の子のお…おチ○…チン……恥ずかしがっていたり、頬を  染めたりしているけど……みんな…私が言ったとおり、隠さずに…大きくなってるんだもの……  車内の慮側に並んだ座席に座っている男の子たちの股間のおチ○チンは、最初に私が脱がしてあげた時に射精  してしまった子も入れて、みんな精一杯大きくしていた。  昼間に私が犯されたような先端の皮が出っ張っている所までちゃんと捲れあがっているのは無いけれど、真っ  赤になった先端を覗かせているもの、分厚い皮に全部覆われているもの、そしてそんな中でも大きさや形など  微妙に違っている。共通しているのは私や女子に見られて恥ずかしいせいか、それとも…今から始まる授業…  痴漢実習を待ちわびて興奮しているのか……どんなに身体をすくめている子もその部分だけは大きさや形を  卑下する事無く、堂々とそそり立っているように見える事……  やっぱり……恥ずかしいかも……だって…私、今からこの子達に………  自分が想像した事から目を背けるように、手に下プリントに書かれた次の事項に目を移す。 (生徒たちの準備が整ったら次は実習に移ります・最初から生徒同士で行った場合、する側、そして受ける側  共に未熟であるため、あまり上手くいきません・そのため――)  ……ふぅ………  そこでいったん視線を止め、胸の中に溜まった火照りを少しでも吐き出そうと大きく息を吐き出す。その吐息  は、私の上半身を覆う服――セーラー服の大きく開いた胸元から入りこんで、汗ばむ胸の表面をそっと撫で  ながら通りすぎていく。 (そのため最初は経験のある年上の相手に対して実習を行い、生徒に経験を積ませる事が望ましい)  また…こんな事が書き足してある……  最初は引率だけと言う事だったのに、なんでこのような指示を出されているのか……このバスの中で年上で  生徒たちの相手をして上げられそうなのは私だけなのに……  まるで私に相手をするようにと書いてあるように思えてくるその指示に、憤りと恥ずかしさを感じながら、  それでも引きうけた以上はちゃんと最後まで付き合わないといけない。 「で…では……その……いまから実習の方を…始めます……」  ごくっ……  そう私が言った途端、聞こえてきた音……誰かが唾を飲みこんだ音……普通なら聞こえるはずが無いような  音……  それがどうしても気になり、紙から視線を上げると、生徒さんたちがみんな私のほうに興奮と恥ずかしさで  熱くなってしまった視線を集めていた。 「………さ、最初は…その……えっとですね………わ、私の……いえ、その……私に…痴漢してもらいます………  ですから…男子さんで…やってみたいと思う人……いますか?」 『おおっ、大胆発言ですね。これだけの可愛い子達を集めて今まさに自分を襲ってくれと言わんばかりの発言です!  さすがは今日の注目の人、立った一人で警報を発生させてしまうほどのスケベさを持つ女性です。彼女にとって  このバスは若く、いたいけな少年少女を食べ放題、まさにハーレム、まさに楽園、いや、うらやましい限りです』 「そ、そんな事、聞こえるように言わないで下さい! 私だって恥ずかしいんです!! だったら…うらやましいん  だったら代わってください!!」 『うっ…す…すみませんでした……』  わざわざ聞こえるぐらい大きな声を出すアナウンサーさんのレポートに思わず大きな声を上げてしまった……私…  なに八つ当たりをしているんだろう…… 「……いえ…私こそすみませんでした……それで…誰か…してみようと言う人は……?」  深呼吸を何回か繰り返して、自分自信に我慢するように言い聞かせてから改めて座っている男子生徒を見まわした。  でも、私が顔を向けるとみんな顔を逸らしてしまって、誰も自分から手を上げようとはしてくれなかった。  このまま……終わるまでこのまま誰も出てきてくれなければいいのに……  でも…その時、私に近い場所に座っているあの男の子が手を上げようとしているのが目に入った。恥ずかしがって  いるのか、膝のうえで手を握ったり、上げようとしてすぐに降ろしたり……彼が俯いているせいで私とは目が合わ  ないけど、じれったく思うほどの彼の恥ずかしがり様が伝わってきてしまう……  でも…あの子も…私に…痴漢したいんだ……  ドクン…ドクン…ドクン……  元々あの子に自分の女としての姿を見せたら、どう言った反応を示すんだろう……そのような些細な思いつき  から始まってしまった今日の私の女としての悲劇……もし…この男の子が手を上げてしまったら…私はどうす  るんだろう……まだ幼く、小さな彼に…身体を預けてしまうのかも……  ドクン…ドクン…ドクン……  まだ身体になじまない白いセーラー服の内側で心臓が早鐘のように音を立てて鼓動を繰り返す……どうしよう…  顔がスゴく熱くなってきた……私…あんなに男の人にひどい目に合わされたのに……  男の子のじれったいような手の動きを、とても見ていられなくなって、眼鏡をかけているからはっきりと見えて  しまう視界を無理やり下げてしまう……でも…少しだけ気になって…横目で見てしまう……  ……あっ…手が浮いた…もしかしてそのまま……あぁ…また膝に………  下を向いていると走るバスの中で立っているのが難しくて、先頭の手すりにつかまりながら男の子の細く、綺麗  な指先のわずかな動きに、なるべく表情には出さないようにはしているんだけど、心の中ではあたふたと反応  してしまっている……  でも…段々と…肘を曲げ…手首も指先も曲げているけど…手の甲は肩の辺りまで持ち上げられて……  薄く開いた唇を通って、熱くなってきた胸の奥から湿った吐息がこぼれ出る……痴漢される事に対しては少し  腰が引けてるけど、もしあの子だったら…と思うと、ギュッと抱きしめた手すりに当たる胸の高鳴りは激しさ  を増す一方…… 「………あ…あの……」  後ろのリポーターの人もしゃべってはいない、ただ車のエンジンの音高が響き渡る妙に静かなバスの車内で、  男の声が私の耳に響いていた……  どうしよう…どうしよう…もし…あの子が手を上げちゃったら……  想像の中では既にあの子は私の胸をその小さな手でゆっくりと揉みまわしていた……ゆっくりと…揉みしだか  れて……硬くなった乳首をつねり上げられて……  ドクン…ドクン…ドクン……  背筋に震えが走りながらも、視線は男の子の手の動きから離れない……一度顔の前で握り締められた手のひら  がゆっくりと解かれて、肩の上へと伸ばされ…… 「………はい……僕が…僕がやります……!」  ビクンッ!  声が聞こえた瞬間、私の身体が胸の鼓動と一緒に大きく跳ねあがる。覚悟はしていたけど…実際に口に出されて  しまうと……  緊張のあまり、飲みこむのを忘れていて口に中いっぱいに溜まった唾を大きく喉を動かして乾いた喉に流し込む  と、意を決して顔を上げる……  ……えっ?…あの子…手を上げてないの……?  当然彼の声だと思っていたさっきの声……でも男の子は手を中途半端に上げたままで、顔をバスの後ろの方に  向けていた……その視線を私も追ってみると、私の見ていた男の子より少し小柄な別の男の子がバスの後ろの  方で目をきつく閉じて、真っ直ぐ力いっぱい右手を上げていた。 「あ……あの………僕じゃ……ダメ…ですか………?」 「えっ…ううん、大丈夫。構わないわよ。構わないから安心して」  最後の方はほとんど聞こえないぐらい小さな声で恥ずかしそうに話す男の子の姿に、思わず安心させてあげよう  と優しく微笑みながら声をかけてあげる……後から何が大丈夫なんだろうと自問しながら…… 「じゃ…じゃあ、よろしくお願いします!」 「あの…そんなに緊張しなくてもいいから……」  私が言っても緊張のほぐれない男の子は座席から勢いよく立ちあがると、右手と右足、左手と左足を同時に前に  出してギクシャクと歩きながら、真ん中の通路を歩いてきた。  やっぱり…あんな子でもおチ○チンが……  バスに乗っている男子の中では一番背が小さく、顔も美少女と言っても言いぐらいにかわいい顔(これは男子  全員に共通しています…)をしていても、アソコだけはちゃんと大きくなっています。身体に比例して、まだ  未成熟のようなおチ○チンは茶巾袋のように分厚く、血管が透けて見えるほど青白い皮がすぼまった状態では  あるけれど、それでもちゃんと勃起して斜め上を向いていて、歩くたびにプルンプルンと上下左右に揺れてる  の……  やっぱり…男の子なんだよね…… 「せ、先生! お、お願いしますです!!」 「う…うん…わたしのほうも…よろしく……」  私のところに歩いてくる間にみんなの視線に晒されて恥ずかしさが増し、顔がトマトのように真っ赤に  なった男の子は声の大きさも自分の思うとおりにはならず、車内に響き渡るほどの大きな声で私はお願い  されてしまった…… 「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「……………」 「あの…これから…どうしたら……」 「えっ!? わ…私が痴漢されるんじゃ……」  目の前に男の子を立たせたまま、これから一体何が始まるんだろうとドキドキしていた矢先に、さっきまで  の勢いはどこに行ったのか、男の子の口から小さな声で、意外な質問が飛び出てきた。 「ぼく……痴漢の授業がダメだったから……だから補習を……」  私の声をかけられると男の子は声だけじゃなく、身体まですぼめてしまった。 「ちょ…ちょっと待ってね。私もこう言うのは初めてだから…えっと……」  そんな男の子がかわいそうで、なんでもいいから何とかしてあげようと思い、急いで実習のプログラムが書いて  あるプリントを取り出した。 「えっと……最初にやってもらう人は選んだんだから……とにかく読んでみますね」 「はい……」 「まず最初は引率の先生による見本を見せます。車内の中央…で……」 「……?どうしたんですか、先生」 「う、ううん、なんでもないの…え…え〜っと……」  私が書かれている内容に目を通している間、男の子が心配そうに私の顔を見上げてくる。170cmと言う  女性としては身長の高めな私なだけに、下から見上げられると、まるで子犬がなついているか、私が悪い事  をしてしまったのかと言う気分にさせられてしまう……でも、これが意図的なものか、そもそも態度自体が  悪びれたものだったなら……と、つい思ってしまう……そうしたら…抵抗して言わなくてもいいかも…… 「………い、言います…一度しか言わないから…よ、よく聞いて………まずは……車内の中央で引率者は生徒  の痴漢の実験台になります」 「は、はい!」 「そ…それで…あの……み…見て興奮した人は……オ…オナニー…自由です……ただし男子が射精する時は、  女子の肌、衣服に精液が付着すると後の実習に影響が出てしまうため…窓から外に向かって射精するか、  女子に飲んでもらう事、もしくは体内に射精する事……」 「そ、そんなぁ……」 「私…まだ男の人のを飲んだことは……」 「体内って…は、はじめてなのに……いきなり……」  私が口にした言葉を聞くや否や、数少ない女子が慌てだし、周りの男子を見まわす。自分たちと同じぐらい  に華奢な体格の男子たちを見つめるその表情には、自分の幼い身体に起こるかもしれない行為に対する怯え  の色がありありと浮かび、私同様に今にも股間の奥が見えてしまいそうな短めのスカートと発育途上で淡い  膨らみを示す制服の胸を両手で必死に押さえながら身を小さくする。  私も…昨日までの私なら、同じような反応をしていたかもしれない……  今はそうじゃないとは言わないけど、いくら授業で恥ずかしい目にあっていても、男性との行為を経験した  事が無い女の子と、望みたくも無かったその経験を無理やり半日以上味合わされ続けた私とじゃ……  そう思った途端に、白いセーラー服の下の滑らかな肌の上にゾクッとするような男たちの手が這いまわる  感触を、そして身体中を覆い尽くす生臭い精液を浴びせ掛けられた感触を……思い出してしまう……同性  からも嫉妬の目で見られるほど形よく、大きく膨らんだ胸へ乱暴に指を食いこまされ、硬く尖った乳首を  摘まみ、捻り、大きくなったアレを擦りつけられて、人目に触れることの無い下側の付け根にまで挟みこ  まされて隙間無く白い精液が……  すぐ目の前、手を伸ばせば届く距離だと言うのに、その一瞬だけ頭の中に浮かび上がった苦い思い出が…  恥ずかしがる彼女達と私の間に見えない壁となって立ちふさがっていて、触れることさえ出来ないものの  ように思えてしまう…… 「あの…先生、僕は一体どうすれば……」  胸の前から聞こえてきた声にプリントを見ているうちに色々とイヤな事を思い出してしまっていた私は、  それほど時間がたっていなかったのかもしれないけれど、少しの間、午前中に触られた感覚が渦巻く胸の  高さに顔がある、さっきの男の子の声が聞こえていなかったみたい……何度か呼び掛けられていたみたい  なのに返事をしなかったから心配させちゃったみたいで、下から私の顔をジッと見上げている。  もう…されちゃうしかないんだ……でも、こんな子供たちだから……そんなにひどい目にはあわないよね……  きっと……それに…早く終わらせれば…… 「うん…じゃあ…始めましょうか……」  私が身を屈めて、眼鏡のガラス越しに彼と視線を合わせて優しく話し掛けてあげると、その意味を――今から  私に痴漢をするということ――を男の子も、そして私も一緒に理解して、一緒に顔を赤くしてしまう。 「あの…バスの真ん中でするそうだから…こっちに……」 「は、はいっ」  待っている間に、周囲から感じる視線を感じていた聖か、自然と自分のおチ○チンを押さえていた男の子の手  に私の手をそっと重ねてると、男の子の顔がさらに真っ赤になって身体をガチガチに緊張させてしまう。そんな  男の子の様子をかわいいと思ってしまった私は、軽く微笑を浮かべながら、手のひらで包むように彼の手に指を  絡ませ、微妙な力加減で後ろに戻るように促し――私はこの子達に痴漢される場所へと進み始めた。  ふと――目の端にあの男の姿が見えた……どうしても大きくなってしまう股間を押さえながら、別の男の子と  一緒に歩く私の姿を追い掛けるように見つめ続けている姿が……


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