「通学バス(その10)」


ザッ…ザザザザザ……ザザッ……ザッ……… 「どう? カメラ映ってる? OK? (OKです。ハンディカメラですけど問題無しです。もうカメラは回してます よ) 「それでは……こほん、TVの前の皆様、こんばんは。レポーターのハッちゃ んです。今回私は葉塚学園の補習実習に同行させて頂いています」 台詞に一区切りがついたところでカメラが後ろに下がり、それまで映っていな かったレポーターのハッちゃんこと、八王子真奈美の全身が画面に映し出され る。 その姿は昼間に着ていたレポーターらしく凛々しいスーツ姿ではなく、葉塚学 園指定の体操服を身に着けていた。上は薄手で身体にぴったりと貼りつき、下 に身につけた青色のブラを透かして見せる白い夏用体操服、下は太股に鋭く切 れこみ、股間やお尻の膨らみをありありと見せつける紺色のブルマーだった。 「ちょ…ちょっと、こんな姿映さないでよ!や、やめなさい!!」 慌てて両手でカメラが注目している胸や股間を隠そうとするが、マイクを握っ た細腕では学生用の体操服を思いっきり引き伸ばしている大人の身体を覆い隠 す事はできなかった。逆にその恥らう姿や身をくねらせる姿がTVの前のお父 さんや青少年の興奮を誘った。 (大丈夫ですって。年の割りには似合ってますよ、体操服とブルマー。人気レ ポーターのブルマーなんですから結構視聴率が取れる画ですって) 「恥ずかしいから撮らないでって言ってるの!!それにあんただって同じ格好 してるでしょうが!!」 (あたしはカメラに映りませんからね〜〜♪それよりも仕事仕事) 「あ、そうだったわね♪せっかくこんな天国のようなバスに乗れたんだもん♪ 頑張らなくっちゃ♪」 (………ショタコン) 「何か言った?………まぁいいわ。それでは補習実習と言うものの説明をさせ ていただきます。今回の補習は葉塚学園の選択科目である「痴漢実習」やその 他の授業において成績が悪く、そして未だに童貞、処女の学生を集めて単位を 取得するに十分な「授業」をこのバスの中で受けてもらうと言う趣旨の元にお こなわれています。 しかし今年は少々例年の補習とは趣きが異なるようです。例年ならば保健や体 育、その他の教師数人が引率として同行し、生徒たちの童貞や処女を無理やり 奪って、途中で食事やガソリンなどの補給をしながら補習の終了まで走り続け るバスの中でいろんなテクニックを教えるのですが、今回に限り教師は一人も 同行せず、しかもなんと、日中、市内中を淫靡な興奮の坩堝に変えてしまった あの女性が引率者として同行しているのです!!たった一人で四十人の男性を 打ち止めにしてしまった彼女。一体生徒たちにどのような授業をするのか非常 に興味深いです それでは補習のほうをはじめてください」 「はぁ……そ、それではいまから……ほ…補習実習をはじめたいと思います」 ううぅぅ……ど…どうしよう……なんでこんな事になっちゃったんだろう…… バスの通路の一番前に立って車内を見渡すと、向かい合わせになった座席にか わいい顔立ちをしている制服姿の男の子が12人、私が着ているのと同じセー ラー服を着ている女の子が5人、男子の中に女子が所々入って座っている。 それは分かってる。私は頼まれてこの子達の引率をする事になったんだか ら……問題なのは……一番後ろの座席。 後ろに座っている女性二人はTV局の人みたいで(なぜか体操服を着ているけ ど……)、今日の補習実習を取材するとかで、このバスに同乗している。大人 の男の人よりはいいけど…… 「どうしました?私達の事は気にしないで始めて下さって結構ですよ」 そんな事言われたって…… じ〜〜〜〜〜〜〜 や…やっぱりカメラを向けられてると気になるよ〜〜〜! 「あ…あの……本当に顔にモザイクを入れてくださるんですか?」 「ええ、それは保証しますよ。見ての通り生放送ではありませんし、夜のニュ ースで放送する時には編集しておきますから」 「お…お願いします……」 たとえ私がエッチな事が好きなんだとしても、できれば普通に男の人とは…… その……したいので……あんな風な私をニュースで放送するのだけはできれば やめて欲しい。 でも、学校の先生が取材を許可してしまったから、私にはどうすることもでき ない……ビデオで私の痴態を撮られるのは恥ずかしいけど、責めて私だって分 からないようにしてもらえれば…………やっぱりやらなきゃいけないのか…… 「そ…それじゃあ全員が乗っていることを確認しましたので、今から……」 そこで言葉を区切って、手に持った名簿や補習の手順が書かれたプリントが挟 まれたバインダーに目を落とす。 実は私も何をするかはあんまり知らされていなくて……最初は何をすればいい んだろう?……えっと…… 一番上に挟まれていた生徒たちの名簿をめくって、次のページに目を通す。そ して、その最初にするべき事として書かれている事を読み、いきなり愕然とし てしまった。手すりにつかまって無かったらその場に座りこんでいたと思う、 多分。 「先生、どうしたんですか?」 「え?…ううん、何でもないの。ちょっと驚いただけだから」 どどど…どうしよう……やっぱり…私がやらないと…いけないのかな…… 今、女の子の一人が心配してくれて声をかけてくれた時に「先生」と読んでく れた事にも気付かずに、私はプリントに書かれてあった事を頭の中で反芻して いた。 (生徒の下半身を裸にする事・ただし他人の手で衣服を脱がされなければなら ない・女子は痴漢実習である以上スカートは身に着けたままで下着だけ脱ぐ 事) そしてその下に鉛筆で―― (なるべく年上の手馴れた人に脱がしてもらうほうがいい) ――という一行が書き加えられている。 このバスの中で年上って言うと……後ろのTV局の人――取材をしているみた いだから無理だと思う……運転手さん――女性みたいだけどバスを運転してい るからダメ……じゃあ…やっぱり…… ごくっ 唾を飲みこむ音がやけに頭の中で響き続ける。 「そ…それでは……あの……」 舌が上手に動いてくれない。話そうと思っていることが口の中から出てきてく れない。それでも……私は言わなければならないんだ…… 「い、今から……私が…皆さんのパ、パンツを脱がしていきます……だから… 動かないで下さい……」 そう言い終えた途端、座っていた生徒たちからざわめき声があがる。 「それでは……あの…君から………」 「はっ…はいっ!!」 バスの左側の一番前の席に座っている男の子――そう、朝のバスで出会った、 そしてさっき学園で再び出会った男の子――の足元にそっとひざまずいた。 そう……これは授業の一環なんだから……私が恥ずかしがるなんて事は無 い……私は…こんな事をしたいなんて……思って……… 「お…お姉さん……お願いします」 男の子は期待か興奮か、女の子と見間違うような顔を真っ赤にして、ベルトに 手を伸ばそうとしている私をジッと見つめてくる。私はその視線に気付きなが らも見返す事ができなくて、彼の股間に視線を向けたまま、冷静でいようと勤 めながら、ベルトのバックルを外し始めた。 「あっ……」 お願い!そんな声を聞かせないで!私は…私だって!! 少女のような小さく、高く、恥じらいを含む声を耳にした途端、それまで我慢 していた恥ずかしさが一気にこみ上げてきて、目を開けていられなくなる。 ベルトを外し終えた手はプルプルと震えるけど、それでも止まる事無く、手探 りでズボンのホックを外し、チャックの取っ手を探してズボンの上を…… 「あうっ!!」 「きゃっ!ご…ごめんなさい……」 やだ…私……おチ○チンをズボンの上から触っちゃった……チャックの下にあ った膨らみは私の手のひらにすっぽりと入ってしまって、それを撫でまわしち ゃった…… 「お姉さ……先生……」 「ああああの…ごごごめんなさい、ひょっとして痛かった?私…こう言うのっ て不慣れで、あの、それで……」 「ううん……スゴく気持ちよかった……です……」 「えっ!?」 私が彼の顔を見上げると、真っ赤にした顔を慌てて逸らされる。 そう……こんなに幼い子でもおチ○チンを触られると気持ちいいの…… 「じゃあ…続けるね……」 じじじぃぃぃ……… 上手く動いてくれない親指と人差し指でチャックを何とか引き降ろすと、Vの 字に開いたズボンから白いブリーフが露わになった。その前面は変な形に盛り あがって、小さく痙攣を繰り返していた。 「恥ずかしがらなくたっていいからね……私は…変な事はしないから……」 「は…はい」 もう一度喉を鳴らして唾を飲みこむと、私は意を決して男の子のズボンとパン ツを一緒に引き降ろした。 ぷるん 「あっ!?」 私がそんなに勢いよく引き降ろすとは思っていなかったらしく、男の子は慌て て太股を閉じて自分の股間を押さえてしまった。でも…… み…見ちゃった…… 私が前に乗っていたバスで散々見せ付けられて、嫌になるほど口の中に咥えさ せられて、壊れてしまうぐらいに私の膣とお尻の中を掻き回したたくさんの肉 棒とは全然違った男の子のおチ○チン。 上を向いてた……勃起してたんだ…… それほど大きくなく、白い皮に先端まで包まれていたおチ○チンは凹凸が少な く、それでもピンと揺れながら上を向いていた。 興奮…してるんだ……私…裸にもなってないのに…… 「ねぇ…一つ聞いてもいいかな?なんで…おチ○チンが大きくなってるの?」 なんで…なんでこんな事を聞いているんだろう……私のバカ……余計恥ずかし がらせちゃうだけなのに…… 「あの…先生が近くにいるから……」 「……え?」 「僕……先生に見られて……先生に触られて……先生に射精するところを想像 しちゃたら……ものすごく興奮したんだ……」 そう言うと男の子はキツく押さえていた股間から恐る恐る手をどけ始めた。 覆うものがなくなったおチ○チンを……眼鏡をかけた瞳で私はジッと見つめ た…… 「射精を…しちゃうの?」 まだこんなに小さいのに……大人みたいに射精できるんだ…… そう言う意味でつい口から出てしまった言葉だったんだけど。男の子には別の 意味にとられてしまったみたい。 「うん……先生の…おっぱいや…お尻に……僕のおチ○チンが…先生のアソコ に…出たり…入ったり……」 あ…この子のおチ○チン……大きくなってる…… 自分で自分の妄想を語るうちに興奮の度合いが増したのか、ピクッピクッと震 えながら男の子のおチ○チンの先端の皮が膨らんでいく中身に押し広げられ て、遂に真っ赤に充血した亀頭の先っぽを自力で露わにした。 見えるようになった先っぽの穴からは透明な汁があふれ出ていて、妙にぬるぬ るしている感じが嫌らしく感じられる。 その様子をずっと見続ける私の視線に興奮したのか、男の子は赤く染めた顔を 俯かせて、身体を固く硬直させていた。太股も閉じたままだけど、もう十分に 勃起した幼いおチ○チンはプルプルと震えながら大人である事を自己主張して いた。 でも……私の中にいれてるところを想像するなんて……私も変な気分になっち ゃうよ…… 「僕は…先生の…お姉さんのお腹の中に…いっぱい…いっぱい精液を……あ ぁ!!」 びゅ!びゅ! ぴしゃ…… 「あ……これって……もしかして………イっちゃったの?」 「う……うぅぅ……」 不意に男の子のおチ○チンから飛び出てきたものが私の顔にぶつかった。それ は紛れも無く男の子の射精だったんだと思う。 私を犯すって言う……想像だけで……興奮だけで…… 顔に飛び散った液体を指で掬い取ってみると、ねばねばしているけど、今日一 日で見なれてしまった白い精液とは違って透明だった。そして、生臭い匂いも しなかった。 これが……この子の…精液なんだ…… それは穢れを感じさせない精液だった。私を犯し、汚し続けた精液とはまった く別のもの…… 「あの……先生?…先生!?」 「え、え、はい?私?」 いきなりかけられた声が自分を呼んでいるものだと気付いた私は、慌ててその 声のほうに視線を向けた。 声の主は男の子の隣に座っている女の子だった。 「あの…私たちは…いつまで待ってればいいんでしょうか?」 そうだった。私は…この子だけを見ているんじゃなかったんだ…… 「お…お願いします……今度は…今度は私の下着を……」 「え…えぇ!?」 その言葉に驚く私を尻目に、女の子は頬を染めつつ、同性の私に向かってスカ ートを捲り上げたのだった……


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