第8話「バーでのストリップ」


(ぬ・脱げるわけないじゃないっ!何を言ってるの、この男!)  中條の言葉を聞いて結愛子はカチンと頭にきた。  そして、マスターの方は中條に頭を下げて謝ってきた。 「!中條様、これはこれは余計なお節介、申し訳ありません。そうでした か、今日はプレイにきたわけですな。これは失礼いたしました」 「いや、構わんさ。それよりもクリーニングはちゃんと頼むよ。シミなん か1つも残さないでくれよ」 「お任せください。上も下も新品同様に仕上げますので」  すでに結愛子が脱ぐことを前提に話が進んでおり、あまりの強引さに結 愛子が感情をあらわにして怒鳴りだした。 「ふ・ふざけないでっ!こんなとこで裸になると思ってるの。私、帰りま すっ!馬鹿にしないでよっ」 「おいおい、結愛子チャン。何そんなに怒っているんだ?店内を見な。肌 を出すなんて、ここでは全然平気なことなんだよ」 「そんなの関係ありませんっ!私、帰りますっ」  怒った結愛子が急いでバーから出ようとしたが、中條が先回りして出口 を塞いでしまった。 「・・・そこ、どいてくれないと通報します」結愛子は携帯を取り出した。  これ以上、中條の思うがままにされてたまるかと結愛子は必死で抵抗を 見せてきた。が、中條の方は余裕の表情をしていた。 「結愛子チャン、通報するならしても構わないさ。でも、君にそれが出来 るのかい?」 「出来ますっ!こんなとこで裸になるほど愚かじゃありません」  結愛子は今でも警察に連絡するつもりだ。が、これは中條から逃れるだ けではなく、自分が馬鹿なことをする前に誰かに止めてもらうためだった。 (警察でも呼ばないと..私、きっと裸になっちゃう..止めないと..) 「アハハッ、残念ながらもう結愛子チャンの負けさ」 「えっ?」 「どーれ、少しだけ僕の本気を見せてあげよう」と言うと中條がいきなり 結愛子の唇を奪った。 「!んむぅぅーー、んん……んむぅぅ」  濃厚なキスをされた結愛子の身体の力が抜けていく。中條の舌が入って くると全身には痺れる快感が走る。手に持った携帯が虚しく床に落ちてい く中、結愛子の目は虚ろになって両腕がだらりと下がる。 「さあ、結愛子チャン。そろそろストリップの時間だよ」  結愛子の唇から口を離した中條が残酷な台詞を出してきた。 「あっ、あぁっ..」(そんな..ストリップなんて..)  結愛子は何とか理性を取り戻そうと頑張った。が、中條の言葉が凄く身 体に疼いてしまい、理性がますます消えていく。  それも追い討ちをかける様に中條が結愛子の首元へキスをしてきた。  女性が蕩けるツボを知り尽くした中條のキスを受けると、結愛子の手や 足の力は抜け、恍惚な表情でぼーとする。  これからストリップを強要されるのに、中條が服を脱がしに始めたのを 気づいたのに、結愛子は何の抵抗も出来なかった。  いくら中條に敵わないと知っていても、こんな場所で服を脱がされてし まうのは心底嫌だった。 (いやぁぁ〜。裸になんかなりたくないぃ..なりたくなぃ..)  が、すでに中條が結愛子の上着を脱がし、スカートもあっさりと床にス トンと落とした。 「いやっ..いやぁ..これ以上はいやぁぁ..」  言葉だけでも抵抗を続ける結愛子の口から喘ぎ声が漏れてくる。  ブラウスも脱がされ、下着姿となると力が抜けきった結愛子の身体が中 條に抱きとめられてた。 「さーて、ここから先は結愛子チャンに任せるよ。嫌なら服を着ていいか ら好きにやっていいさ」  ここまで結愛子の全身を蕩けさせるだけ蕩けさせて、この後の選択を結 愛子に委ねた。 「はぁはぁ..こ、こ、こんなとこで脱いでたまるものですかぁぁ〜〜」  必死に理性を奮い立たせた結愛子が脱がされた服を拾って、中條に睨み つけてきた。  しかし、結愛子はその服を着ようとせずにマスターの方へ歩いていった。 「す、すいませんが..クリーニングをよろしくお願いします..」と服 をマスターに渡すと同時に自分からブラを外し、ショーツを下ろしてきた。  さらに全裸となった結愛子が中條に頭を下げて謝ってきたのだ。 「な、中條さん。我がままを言ってごめんなさい。初めてのことだったの で戸惑いました..どうか、我がままを言った私に罰をください」 「アハハッ、僕は怒ってないから安心していいさ」  結愛子の堕ちぶりに中條は笑いがこぼれるほど気持ちよかった。  一方、自分から下着を外して店内で全裸となった結愛子は悔しくてたま らなかった。どう抵抗しても、最後には快感に負けて辱めを求めてしまう。  それなら、無駄なことはしないほうがいいと諦めた結愛子だが、それも 大きな過ちであったことを知った。 「中條さん..どうか結愛子に罰を..」 「ふふ、そうだな。じゃあ、その格好のままで何曲か歌ってくれないか」 「!えっ?」 「ダメなのかい?」 「い、いえ..わ、わかりました..」 (裸で..歌なんて無理よ..無理ぃぃ)  ところがカラオケ台の方を見ると、はしたないことに恥部が疼いて愛液 が大量に溢れてくる。太ももに伝って流れ落ちる感触に結愛子の理性は完 全に負けてしまった。  そして、中條の操り人形のように結愛子は裸のままでカラオケが置いて あるお立ち台の上へ登り、客の方へ振り向いた結愛子はブルブルと全身を 震わした。 「あ、あ、あぁっ..」(私、何でこんな愚かなことを..嫌なのに..)  自分の意思とは違った淫らな行為をしてくることに結愛子は動揺するが、 今味わってる快感のためには何もかも失ってもいいと感じた。 「そ、そ、それじゃ、十八番のモー娘の歌を..う、歌います」と曲が流 れると結愛子は大胆にも踊りを加えながら歌ってきた。 (いやぁぁぁ〜、何でこんな恥ずかしいことをぉぉ〜。いやいやぁぁ〜)  心の中で結愛子は叫びながら、裸のままで歌い踊る。相当な屈辱なのに、 それが何とも言えない至極の快感として返ってくるらしい。    結愛子をここまで狂わす中條のテクニックにカップルたちが興奮する。  結局、結愛子は中條によって着実に調教されてるようで、歌い終わった あとも抵抗した罰として、恥部を一切隠すことを禁じられた。 「結愛子チャン、歌上手だったよ。とっても興奮したよ」 「はぁはぁ..ありがとうございます」 「そうだ、マスター。歌に夢中になってしまって念を押すのを忘れたけど、 結愛子チャンの服のクリーニングの件、頼んだよ」 「それは、お任せください」 「ところで時間はどれぐらいかかるかい?」 「隣の知り合いのクリーニング屋に急がせますので、遅くても店が終わる までには仕上げますが、宜しいでしょうか?」 「アハハッ、それで結構さ。と言うことで結愛子チャンはそれまで裸で立 っているんだよ。分かったね」「は・はい..」  こうして結愛子は、いちゃつくカップルの前で裸で立つことになった。  それも恥部を全て見せ付けるように股を開いたままで。 「こりゃ、たまらねーボディだな」 「ちょっと、この子本当にOLなの?モデルさんじゃないの」 「顔は清楚っぽいけど、身体はエロいぞ」  カップルが結愛子の身体を批評しはじめる。ただ、結愛子の容姿とスタ イルが良すぎるのだろうか、男性の方の興奮が高まっていく。  チャックが勝手に下りるまでにトランクスの布地を押し上げ、見事なテ ントが飛び出てきた。 「もう駄目だっ!していいだろ、亜美」「あん、悠斗ったら〜」  何と興奮を抑えきれなくなった2組のカップルがセックスをし始めた。  この異様な雰囲気に一番、戸惑ったのは結愛子であった。 (えっ!?ちょっと、こんなとこでセックスをするなんて..あっ、あっ、 お・男の人のチンコが..入っていく..あんなに大きくなるんだ..)  店内からはカップルたちのセックスの音が響いてくる。そんなカップル たちの前で結愛子は裸で立っている。  他人のセックスを見るなんてハシタナイと思ったが、そう思われてもい いぐらい見たい気持ちが強かった。何故なら、結愛子はセックスをしたこ とも無ければ、生で見たことも無かった。 (こ・これが..セックスなんだ..ビデオでは少し見たことあったけど モザイクがかかってたし..) 「あんなに喘ぐんだ..」  裸で立ってることを忘れるぐらいだ。初めて見た生々しいセックス。  瞬きを惜しむくらい夢中で見てしまう。  しかも、2組のカップルが結愛子の目の前で4Pの乱交へ変わっていく。 「えっ!ええぇっ..」(こ・これが、す、す、すわっぴんぐっ?)  美人女性を男2人女1人で責めていく。美人女性の口とおま●こには2 つのペニスが激しく出し入れしている。そして、結愛子の眼前で2つのペ ニスが美人女性の顔面に向けて大量射精をした。  どぴゅっ!ぴゅっ、ぴっ.. (あ・あれが..射精なんだ..本当に真っ白で粘々してるんだ..匂い もやっぱすごいわ..これが精子の匂いなんだ..)  結愛子が男性の射精を生で見たのはこれが初めてだった。生々しい精子 を見て身体が少し疼いた。 (・・・出しても、まだ固いんだ..あっ、どんどん小さくなってくる.. やっぱ勃起してるのと大きさが違うわ..あれが男のチンコなんだ)  知識では、ペニスの変化することは大体理解していたが、実物はかなり すごい。あんな大きかったペニスが縮んでいくことに結愛子はビックリし ていた。 (こ、これで終わりよね?でも、まだ女の人が舐めてる?) 「えっ?また立ってる..すぐに立つの!?」 (精子を出しても、すぐに大きくなるんだ..女の人に舐められて、元の 固さになってくるのね..)  結愛子は甘い吐息を吐きながら、カップルたちの乱交を見続けた。  今度はパンパンっと腰を打ちつける卑猥な音が店内に響き渡る。 (うそぉ..女の人を途中で替えてるわ..チンコが..すごいスピード でパンパンしてる・・・す・すごく気持ち良さそうだわぁ..)  乱交セックスを見てる結愛子の足が自然と大きく開いていく。おま●こ からは愛液が1本の糸となって床に垂れ始めてる。  そんな淫らな姿へ変わっていく結愛子を見ながら、中條はカクテルを片 手に卑猥な光景を楽しんでいた。  が、結愛子が途中で自分の淫らさに気づいたのが、再び残りわずかの理 性を振り絞ってきた。  ハッ!「私ったら..いつまであんなの見てるのよっ!」 (ご・ごめんなさい..隼人。隼人の反対を押し切って、こんな会社に入 ったせいで、ここまで淫らにされてしまうなんて..隼人、ごめんね)  今さらながら、自分が入社したピンク会社の怖さを思い知った結愛子。  たった5日間の新人研修で、ここまで自分の身体が変化するとは思わな かった。これから、どこまで自分が変えられてしまうのかと思うと不安で いっぱいになった。 「アハハッ、急に怖気ついてどうしたんだい?意外に結愛子チャンって、 理性を取り戻すのが早いんだね。けど、おま●この方は洪水だよ。もう君 のおま●こは濡れ易くなってるのさ」  中條が結愛子の理性を再び崩そうと、この3日間で開花されたおま●こ を見るように仕向けていく。 「・・・ううぅ..」(まだ濡れてるなんて..)  先週まで、愛液が大量に溢れたことが1度も無かったのが嘘に思えるほ ど、愛液が淫らに吹き出ていた。  自分がこんな濡れ易くなったなんて、まだ信じられない結愛子だった。 「アハハッ、結愛子チャンは元々、濡れ易かったのさ。そう、自分は濡れ ないとずっと強く思い込んでいただけさ。実際は我慢の限界だったのさ」 「ち・違うっ。我慢なんてしたことないわ。お・お・オナニーだって.. 年に3・4回ぐらいしかしてないのに」 「それこそ我慢しすぎってもんさ。小・中学生じゃあるまいし、少なすぎ るな。それじゃ、中学の時は年に1回ってとこかい?」 「・・・し・してません。高校1年の終わりから..覚えたから」 「なるほど、性に関しては遅いってことか。僕なんか小1からセンズリを 覚えたもんさ」「小1って..」  中條が結愛子の性の遅さを知ってニヤリとした。自分の腕でどこまで結 愛子を淫らに変えられることが出来るか試したくなっていた。  そして、結愛子を不安にさせる言葉を中條が出してきた。 「結愛子チャン、会社を変えるなら今がチャンスだよ。このままピンク会 社で勤めてたら、君は相当な淫乱女性に変えられるさ。今は男を全く知ら ないそのおま●こも、1年も経てば立派なヤリマンに変わってしまうさ」 「か・変わりません!そんな淫らな女になんかならないわ」 「アハハッ、そこまで言うなら僕もしばらく君との初セックスを待ってお くよ。まずは、僕のペニスを喜んで舐めるとこまで堕としておくさ」 「だ・誰がっ、あんたなんかの舐めると思ってるの?絶対、舐めないんだ からっ!」 「アハハッ、いいね。どうやら、今までの女と違って楽しめそうだよ。せ っかくだから、今日は君に自分の状況を知ってもらおう。目覚めた性欲が どこまで凶暴かを教えてあげるさ」 「?ど・どういうこと..」 「な〜に、せっかく僕が目覚めさせたモノを他人に利用されたくないだけ さ。君だって、今の自分がどれだけ落ちやすいかを把握したいだろ?」 「・・・べ・別に、そんなの必要ありません。誰がどんな手をしてきても 落ちませんから!」 「アハハッ、まあそう言わずに僕にもう少しだけ、付き合ってくれないか? 服も下着もまだクリーニング中だし、そんな姿で外には出られないだろ」 「・・・わ・わかりました..それじゃ少しだけ」 (私は性欲に溺れる女なんかじゃないわ。何をしてくるか分からないけど、 隼人のためにも最後まで理性を持ったままにしなくちゃ)  理性をすっかり戻した結愛子の姿を見て、中條は結愛子がいつまで落ち ないでいられるかを様子を見たくなってきたのであった。


第9話へ