第65話「札掛けの罰」


 6月上旬、梅雨の季節となり、雨の日がずっと続いている。  毎日傘を持っていかなければならない生徒たちは、こうも雨が降り続け ると憂鬱にもなりそうだ。  けれども、葉須香のクラスの男子たちは毎日が楽しくてたまらない。  雨の音や空気の匂いなどを感じながら、去年の今頃を思い出し、ウキウ キ気分で学校に向かう。  それは葉須香が登校時に必要な傘をよく置き忘れてしまうからだ。  去年(高2)の今頃は「腰タオル1枚の罰」が始まった時期だった。  雨に降られ髪がぐちゃぐちゃ、制服もビショビショに濡れて登校してき た葉須香を男子たちが平然と服や下着を脱がし、銭湯に入浴する様な格好 にする罰だ。  一応、ショーツを脱がす時は必ず腰タオルを巻いて行う事が絶対条件に なっていた。  そう、まだこの頃は「おま●こ」の外見が丸見えになるレベルではなか った。  全身濡れてる葉須香を囲むように男子たちが群がり、着ている衣服を堂 々とつかんでくる。 「あんまり強く引っ張らないで..」脱がされることに抵抗する葉須香だ が、多勢に無勢で上着が引き剥がされ、ブラジャーのホックも外される。 「見ないで..」とブラジャーが外された葉須香は、両手を胸に当てて恥 ずかしそうに顔を赤らめている。もちろん、男子たちは容赦しない。 「まさか、こんなことが許されるようになるとはな〜」と片胸を隠してい た葉須香の左腕を掴んで上に持ち上げた。 「そうだな。2か月前は、おっぱい丸出し駄目だったしな」と別の男子が 葉須香の右腕を掴んで持ち上げてきた。 「ぁぁ..」恥ずかしいけど、おっぱいを晒されることに抵抗できない葉 須香だった。 「葉須香ちゃん、顔赤くして可愛いなぁ〜」「すぐ終わるから大丈夫だぜ」 「それに、まだまだこんなんじゃ終わらないし」  男子たちは大胆にスカートを下ろし、タオルを軽く恥丘に当てた状態で ショーツを下ろしてきた。 「た、タオルを早く巻いてぇぇ〜」「すぐ巻くよ」「ほら、腰タオルの出 来上がり」と、わずか数分の間に、びしょ濡れだった制服姿の葉須香は腰 タオル1枚だけにされたのだ。 「じゃあ、これは乾かしておくからな」と教室の中に設置した簡易ハンガ ーラックに濡れた制服と下着が吊るされ、葉須香はその近くで手を下ろし て腰タオル1枚の罰を実行する。当然ながら、葉須香のおっぱいは一切隠 せず、丸出しのままである。 「去年の腰タオル懐かしいなぁ〜」男子たちは1年前の思い出にひたりな がら、口元が緩んでいた。 「あの頃の俺たち、割れ目見るの必死だったよな」と一人が笑いながら話 す。 「ああ、腰タオルの罰から割れ目が拝める機会増えたな」と別の男子が懐 かしそうに返答した。 「まあ、今じゃ割れ目どころか、全部丸出しになったがなw」「言えてる」 と皆子が冗談めかして言った。  男子たちは笑いながら、去年の葉須香の罰について語り合った。 「さて、今月からどんな罰なんだろうな?」と考え込みながら言った。 「もう全裸が当たり前だから限られたもんだよな」「いやいや、許奇なら 何かすげーのやりそうだぜ!」と許奇が考える罰にはいつも新たな驚きが あり、腰タオルを超える驚きを期待していた。  男子たちは股間を膨らませながら、去年の思い出と今年の予想を織り交 ぜながら、新しい罰をワクワクしながら待ちわびていた。  そして、新しい罰「札掛けの罰」が始まった。  これは葉須香が高1のとき、忘れんぼ常習者であることを本人に自覚さ せるために制服姿の葉須香が手を横に付けた直立不動の態勢で、首から「 今日も葉須香は忘れました」の札をかける罰だった。  最初は制服姿だったが秋になると競泳水着、高2ではトップレスでの胸 隠しと色々な姿で行っていた経緯がある。 「せ、先生、この姿で立つんですか!!」顔を真っ赤にした葉須香が驚き の声をあげる。 「ああ、痛くはないだろ?」「痛さは..ないけど..」  一方、新しい「札掛けの罰」の罰を見た男子たちは大声で悦んだ。 「うおおおっ!こうきたか!」「これが高3での札掛けの罰かぁぁ〜」 「じゃあ葉須香、今日はその姿で立つんだぞ」「は、はい」  男子たちが悦ぶ中、葉須香は全裸で教壇の端の所に立っていた。  顔を赤らめ、恥ずかしそうに直立不動の姿勢を取り、葉須香の口からは 罰の刺激からくるのか、甘い吐息を少し吐き、両手を横に置いた。  実は札は今までのように首に掛けておらず、何と”乳首”から「今日も 葉須香は忘れました」を掛けていた。 「こりゃあすげえなあ!」「うほぉおお!!たまんねえなぁあああ!」 「でもこれ、痛くないのか?」「乳首に掛けるのはやりすぎだろ!」  当然ながら、男子たちの視線が葉須香の固くなったピンクの円柱乳首に 集まってくる。  近づいてみると、札はかなり軽量化されていて、乳首を傷つけないよう に工夫されていた。 「うおっ!この札、そよ風でも揺れてるぞ!どれだけ軽いんだよ!」 「縛ってる糸は何だ!柔らかさが見ただけでわかるぞ!」 「こんなエロい細工ができる許奇って..やっぱり」「それは禁句だぞ」 「いや、もう口調も戻ってるし..葉須香ちゃんも知らないフリしてるだ けだよな?」「まあ、おま●こ罰を回避させたいんだろ?」「そうだな。 許奇だと、まだそこまで出来ないしな」  そう、今の許奇はかって様々なエロ罰を用意した笛地を彷彿させるほど 似てきたのだ。 「それにしても葉須香ちゃんの乳首って意外と立派だよな」 「ああ、実にエロい円柱だよな!それでいて綺麗なピンク色、いや桜色だ」  一見、札をかけてる紐が乳首を縛ってるように見えるが、許奇のは乳首 をギュッとつまんだようにして乳首の勃起を維持するものになっていた。  許奇はこう語る「この札掛けはマイスネル小体を程よく刺激し、パチニ 小体にいい圧を与えるもので、俺が海外で極めたテクなのだ!そう、これ は効果的にマイスネル小体やパチニ小体を刺激し、同時に感度を高めるこ とも出来るのだ!」  けれど、よくよく考えると、この罰が単に葉須香の乳首を刺激するだけ のものであり、似たような罰は今までも幾つもあったので、男子たちは物 足りなかった。 「罰はエロくていいんだけど、これのレベルアップは札を重くすんのか?」 「そんな痛いことはしない!重さはこのままだ」「じゃあ、どうすんだ」 「とりあえず、明日忘れたら、葉須香には少し足を開いてもらおう」 「いやいや、それ意味ないじゃん」「そうだそうだっ!」  どうやら、この罰のレベルアップは足を少しずつ開くものであり、全裸 で180度開脚までしたことのある葉須香に何の効果があるのだろうか?  翌日、忘れ物をした葉須香がレベルアップとして休めの姿勢をとってか ら乳首に札を掛けた。 「あれぐらい開いても意味ないじゃん」「ああ、言えてる」  許奇が考えたレベルアップにがっくりした男子たちだが、葉須香の様子 が何かおかしい。  休めの姿勢で立ち続けてた葉須香が2時間目を終えた頃に小さな悲鳴を あげた。 「!!ぁぁっ……」 「ん?どうした?痛いなら外してもいいぞ」 「…い、いえ..だ、大丈夫です...」  顔を真っ赤にする葉須香に男子たちは不思議に思う。だが、1人の男子 が葉須香のとある異変に気づいたのだった。 「お、おいっ!何か葉須香ちゃんの割れ目が少し開いてないか?」 「いやいや、あれぐらいの開きじゃ閉じたままだぜ。気のせいだろ!」 「ん!んんんんんっ!す、少し開いてるぞおおおお〜!!」  男子たちは我先にと前に近づき、葉須香の割れ目を注視してくる。 「み、見ないでぇぇ〜」  今でも逃げ出したい気分でいっぱいの葉須香だが、罰を続けるしかない。  男子たちは荒い息を立てながら、いろんな角度から葉須香の割れ目を見 始めた。 「うおおおおっ!あの割れ目が!開いてきてるぞおお」 「おい、こっちの角度すげーぞ!ピンク色が少しだけ覗けるぞ!」 「いやぁぁ!!」  もちろん葉須香の割れ目は少ししか開いてないが、これは衝撃的な光景 なのだ。 「あ、あんまりジロジロ見ないでっ!!」  葉須香の叫びに近い願いを無視しながら、ほんのわずか開いている恥丘 を覗いてくる男子たち。  今までは180度開脚でもピッタシと閉じていた割れ目が、ほんの少し足 を開いただけで少し開いている。  ただ、残念なことにほんの少しのピンク色しか確認出来ないが、それだ けも覗く男子たちを十分に満足させた。 「これはいったいどういうことなんだ!許奇、説明してくれよ!」 「至極簡単なことさ。やっぱ葉須香も高校3年の女子だという事だ」 「よく分かんねーぞ!」「去年よりも大人の身体に近づいたってことだ!」 「だからそれが何を?」「普段だと開かないところも、興奮が高まればあ っさり開くってことだ。お前らの勃起と同じ仕組みさ」 「そうか!!乳首を刺激したせいか、大陰唇が興奮で膨らんできたってこ とか。つまり足を開けば開くほど、アソコもあっさり開くってことかあ〜」 「すげええ!許奇あんたはやっぱエロの天才だぜええええ〜」 (ぁぁ..やっぱり開いてきてるの?な、何とか興奮を抑えなくちゃ.. で、でもぉぉ〜、この糸の吸い付き感が..) 「葉須香!それはただの糸ではないからだ!特殊な割繊糸だからだ!しっ とりと柔らかく、それでいて程よい刺激も与えるマルチファイバー化して あるからだ!」「意味わからないけど..そんな糸使わないでぇぇ」 「さすが俺たちの許奇っ!すごい叡智の無駄使いだぜ」 「けどよ、柔らかい糸で刺激なんて与えられるか。秀才の戸来、教えてく れ!」 「いいでしょう!説明しましょう!(指で眼鏡をくいっとする)割繊糸は 細かい繊維でホコリなどの汚れを絡めることも出来るんです。身近なとこ では僕の愛用してるメガネ拭きなどの生地にも使われてます」 「さすが戸来!」  そう、札掛けの糸が乳首の表面にある敏感な神経、マイスネル小体を効 率よく刺激してくる。しかも、マイスネル小体の奥にあるパチニ小体に程 よい圧力を加えてくるらしい。  身体が物凄く火照る葉須香の乳首がさっきよりも前へ尖って固くなる。  そんな固くなった乳首を見た男子たちがにやけながら言葉で責めてきた。 「葉須香ちゃん、乳首がどんどん大きくなってきてるぜ!」 「これじゃ、下の方も一気にぱっくりしちゃうんじゃないか?」 「そ、そんなに感じてませんっ!!」  男子の声に抵抗する葉須香だったが、実際には相当、火照っていた。  濡れてはいないが、この状態で愛液が出たら、もっとアソコが開いてし まうだろう。  息が少し荒くなりながらも、葉須香は必死に火照りを治めようと努力を する。このまま快感に身を任したら、一巻の終わりだからだ。  結局、この日は何とか割れ目が少し開くだけで乗り越えることが出来た。  が、これは足の開きがレベルアップしたら、もっと開いてしまうのを証 明してしまった。  札掛けから解放され快感の余韻が残っている葉須香の身体に許奇がタオ ルをかけてきた。 「葉須香!また明日も何か忘れたら、足をもっと開いてもらうぞ」 「えっ?そ・そんなぁぁ..」 「そんなじゃない!忘れなければ問題ないことだ。わかったか、葉須香」 「は・はい...」  これで明日、忘れものをしたら、葉須香の「おま●こ」の中がもっと覗 けるのかも知れない。  皮肉なことに去年は腰タオルの罰で「おま●こ」の外見が何度も晒され てしまい、1年後の今では中身までレベルアップしたのだ。  当然、今度の今度こそ忘れ物をしないと誓う葉須香だが、翌日には忘れ ものをし、葉須香の足が開く角度が少しずつ増していった。  今までと違い、火照った恥丘は割れ目を閉じる力はなくなってきてるの で葉須香の大陰唇は角度が増せば増すほど左右へ広がっていく。  けれど、この罰では足元に鏡を置いたり、スマホをかざす等は出来ない ので、男子たちは目視でピンク色の部分を確認するしかない。  恐らく、このまま忘れ物が続いたら、近い内に「おま●こ」が開かれる 罰がくるのかもしれない。  そして、雨期もそろそろ終わる中、罰の方は葉須香自身が自分の乳首に 札をかけるようになった。  許奇の時のように立ったままでは糸を乳首に結べないので、座った状態 で結ぶのだが、男子たちは葉須香がとんでもない態勢になってることに気 づいた。  折り曲げた足の股に札を乗せて糸を乳首に結び付けており、葉須香本人 は恥丘を隠せると思っていた。  所謂、体育座りなのだが、両太もも間の最深部から一番見せてはいけな い葉須香の大陰唇が丸見えだった。  しかも以前のようにピッタシ閉じてるわけじゃなく、葉須香が結ぶのに 集中して太ももを動かすと、あっさりと開き、ピンク部分が無防備にチラ チラと見えていた。 「これ意外と難しい、すぐ解けちゃうし、上手く結べない..」  大陰唇は両太ももで挟んでいるので、ぱっくり開くことはないが、左右 の大陰唇が擦りあうシーンが堪能できた。  まあ、ここでもピンク部分は一部しか見えておらず、罰自体も新しいも のへと変わることになった。  ちなみに週末で行う特別罰は「プール掃除の罰」であり、これも過去に 行った「トイレ掃除の罰」がレベルアップしたものだ。  白Tシャツ1枚で学校のプールを掃除しろという大変な内容であり、掃 除協力者を男子たちに頼むのもOKだった。 (「未来罰の葉須香1」にてプール掃除の罰の詳細あり)  次の罰を男子たちが期待する中、許奇が去年の笛地を彷彿とさせる罰を 言ってきた。 「葉須香、次の罰だが今度忘れ物をしたら、おっぱいではなく、おま●こ に正の字を書かせてもらうぞ」 「うおおおっ!さすが許奇っ!そうきたか!」「すげえええ」 「せ、先生..正の字って..おっぱいの時と同じという事ですか..」 「ああ、忘れた回数を身体で覚える為に書くことにするからだ」 「そんな...」 「もちろん、消えないように特製の油性マジックで書くから忘れたら大変 だからな」 「特製の油性マジックって..それって..」 「まあ、特性の油性と言っても媚薬効果が少しある程度だ」 「う、うそ、そ、そんなので書かれたら..」  今度はおま●こに字を書かれる恥ずかしいレベルアップ。  もう、ピンク部分を見せ始めた葉須香にとっては、おま●この中が少し ずつ晒されていく事を深く実感したのであった。 (もう絶対に!絶対に忘れ物なんかしないんだからっ!)  さすがの葉須香もおま●こに字を書かれるのは絶対に回避したいので、 寝る直前まで「忘れ物は絶対ダメ!」と口に出してまで言って頑張ったが、 そこはやっぱり葉須香らしく、翌日に忘れ物をしてしまったのだ。


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