第66話「おま●こ正の字書きの罰」


「ぅぅ..じめじめする」あまりの暑さに窓を空ける葉須香。  6月中旬となると、夜中でも暑く、外気温は30℃を超え、窓を開けない と息苦しい熱帯夜だった。 「明日は!絶対に忘れ物なんてしないんだからっ!大事なところに正の字 なんて絶対に嫌なんだからっ!もう1度、持ち物チェックしよう」  葉須香は暑さにうだうだとした思考を巡らせながら、手に持っていた明 日の持ち物リストを確認していた。  明日は絶対に忘れ物をしないようにと、バッグの中身を何度も確認した り、机の上に必要なものを置いておくなどして万全を期して眠りについた。  ジリリリリ〜、ジリリリリ〜。朝、鳴り始めた目覚まし時計の音に葉須 香は眉をひそめながら、バシバシとあちこち適当に叩いてる。  葉須香は朝が苦手で、何度も目覚まし時計を鳴らさなければ起きられな いほどだった。しかも、今朝はいつもよりもさらに睡魔が強力だった。 「誰なのよぉぉ〜、こんな遠くに時計置いたのはぁぁ〜」(自分です)  掛け布団をくるまって遠くにある目覚まし時計を止めるために手を伸ば す葉須香。何とか音を止めたが、今度はその先に置いた目覚まし時計が鳴 る。「誰よ!何個も置いたのはぁぁ〜」(自分です)  気づくと部屋の外に置いてた最後の時計も止めており、そのまま布団を 頭まですっぽり被って、みのむし状態で寝てしまった。  当然、目が覚めたら時間ギリギリで、葉須香は急いで朝シャンをして、 朝食のパンを口に咥えながら、急いで必要なものをバッグに詰め込んだ。 「よしっ!これで忘れ物はないはずっ!」と玄関で靴を穿こうとしたとき に顔を真っ赤にした父親が慌ててやってきた。 「葉須香っ!お前、また服と下着っ!忘れてるぞ!」「えっ?」  どうやら、持ち物リストには自分の制服と下着が書いてなかったので、 思い切り忘れて、全裸で飛び出そうとしていた。 「いやぁ〜。着るの忘れてたぁぁ」と恥じらいを浮かべながら部屋に戻り 大音を立てる中、父親は頭を抱えてため息をつくしかなかった。  そんな葉須香が忘れ物をしないで学校にくるのは難しく、昇降口に到着 した時、またしても自分が忘れ物をしたことに気づいた。 「あれ?筆記用具がない..入れたはずなのに」(朝、最終チェックで出 したままでした)  葉須香は、忘れ物をしたことに呆れ、嘆息しながら教室に向かった。 「おはよう!葉須香ちゃん」「お、おはよう..」  すぐに葉須香が忘れ物をしたことに気づく男子たち。何故なら、葉須香 が全裸だからだ。そう、6月からは忘れ物をすると昇降口のすのこに置い た竹籠に穿きもの全て脱いで入れるからだ。  皆が”履きもの”の靴だけを脱いで、すのこに上がる横で、葉須香だけ は”穿きもの(衣服)”を全て脱いで竹籠に入れていく。  靴を半脱ぎし、器用に上着を脱ぎ、次にスカートを下ろす。  この間にも多くの生徒が登校し、場違いな葉須香に挨拶する。 「おはよ、先輩〜」「今日も綺麗っすね」こんな感じで皆が普通に声を掛 けてくる。この光景が当たり前になる中で、葉須香はブラジャーを外し、 片手で胸を隠しながら、ショーツを下ろした。  最後にソックスを脱ぎ、ここでようやく穿きものを全て脱いだ葉須香が すのこに足を乗せ、靴を揃えて下駄箱に入れた。  そして、葉須香はこれから入浴するような姿でタオルの代わりに鞄だけ を持って廊下に出た。言うまでもないが、裸で歩いているのは葉須香だけ で、周りの生徒は制服を着ている。 「うわぁ、葉須香さんだ!」「ほんと、あのスタイル羨ましいよね」「あ んな身体になりたいよ」すれ違う下級生たちが次々に振り返りながら声を 上げる。葉須香はその度に軽く手を振り応える。  しかし、その顔は真っ赤に染まっていた。(あああ、恥ずかしい!何度 も裸で歩いても毎回、恥ずかしいよぉ〜)  こうして裸で教室に入り、しばらくすると許奇がやってきた。 「葉須香、あれほど注意したのに忘れ物をしたのか?」「すいません」 「忘れ物をしたら何をするか分かってるよな?」「はい」  葉須香は自分の失敗を受け止め、反省することしか出来ず、これからお ま●こに字を書かれる油性マジックの罰が開始する。 「じゃあ、正の字を書かせてもらうぞ。葉須香」 「はい..」  キュポン。許奇が油性マジックの蓋を開け、マジックの先が葉須香の毛 が生えてない割れ目の部分に触れ、恥ずかしい1本の黒い線が入る。  これは胸よりもかなり卑猥なものであり、さすがの葉須香も絶対に阻止 しようと決意して帰路につく。 「今度こそもう2度と忘れ物をするものですか..明日は絶対忘れない!」  と誓う葉須香だが、翌日の朝も目覚まし時計を何個も止めてから、眠た い目をこすりながら布団から出る。  朝シャンしながらも「下着と服を着て!あと、忘れ物しないように気を つけなきゃ」と復唱するが、バタバタとしながら登校するので、昇降口で 必要なものが見当たらないことに気付く。 「あれ?教科書が1つ足りないよぉぉ〜〜」今日も葉須香のおま●こに2 本目の正の字を書かれた。 「明日は..忘れないように!正の字なんて完成させないんだからっ!」  正の字が増えないように頑張る葉須香だが、残念ながら日が経つにつれ、 正の字が線が増えていき、気づくと2つ目の正の字が完成する手前になっ た。しかも、おま●この正の字が勘違いされないように、おへその下にも マジックで”今日も葉須香は忘れました”と追加して書かれたのであった。  ただ、今日は増える正の字よりも恥ずかしいことがあるのを時間割りを 見て気づいた葉須香。 (しまった..今日は裾部先生の授業があったんだ..)  一時期はすっかり大人しくなった裾部だが、最近は英気を養って以前の 姿を取り戻したようだ。  そんな裾部の前に、このおま●こ正の字書きの罰は危険でしかなく、独 自の罰が追加されてしまった。(許奇の許可済み)  けど、忘れ物をした以上、独自の罰を受けるしかなく、授業開始の鐘と 共に裾部が教室に入ってきた。 「葉須香くん。おはよう。今日も正の字が増えてしまったな〜。さて、今 日も復唱してもらうかの〜。小生の授業で忘れ物をするとどうなる?」 「…み、ミニ正の字が別で追加されます..」「うん、その通りだ!で、 どこに小生の正の字は書くんだい?」「わ、私のだ、だ、大陰唇の横側で す」「宜しい!では、葉須香くん。小生の授業では何を忘れ物をしたんだ い?」「辞書を..忘れました」 「ん〜、それはけしからん事だな〜、これはミニ正の字追加という事でい いかね?」 「はい・・・、ミニ正の字お願いします」 「ゴホン、小生としては、こんな事をしたくないのですが、まあ、これも 君の為だ。さあマジックで書くから来なさい」 「はい・・・」 「う〜む。しかし、おま●この方も正の字だらけになりましたな。さて、 ミニ正の字を書くので、このぷっくら陰唇摘まみますよ」「は、はい」  裾部は堂々と葉須香の肉厚の大陰唇を指で摘みながら、軽く捲ってきた。 「ミニ正の字発見!こちらも1つ目の正の字完成だな」とニヤニヤしなが ら正の字を書く裾部。 (これは小生だけの役得ですな。ここからだとピンクのビラビラも丸見え でたまらんな) 「さて〜、授業を始めるとするかの。今日も小生が指名した生徒の朗読と するか〜。じゃあ、葉須香くんから朗読しなさい」「…はい」 「そうそう、朗読は両手で本をつかんでまっすぐに伸ばして読むんだぞ〜」 「わかりました。どこまで朗読すればいいんですか?」 「そうだな〜。今日はとりあえず20ページぐらいでいいぞ」 「それって、授業が終わるまでじゃ..」 「まあ、テスト範囲は朗読した中から出すから、みんなしっかり聞くんだ ぞ」  今日も授業が終わるまで朗読をすることになったが、裾部がそれを大人 しく聞いてるはずはなく、伸縮式の指し棒をポケットから取り出すと、と んでもないことをしてきた。 「はぅんっ!」「んん?葉須香くん、変な声出しちゃダメだぞ」  何と裾部は伸ばした指し棒の先端を葉須香の割れ目に押し付けてきた。  ぷにゅ。「んっ……!」  びくっと震える葉須香。裾部も悪びれる様子もなく、その感触を楽しむ ようにぐりぐりと押しつけるようにして動かしてくる。 「おや?去年の葉須香くんだったら、押し返したはずなんだが、今日もす んなりと入ってしまったかの?」「ぁぁ..」  すでに指し棒の先端は小陰唇の入り口まで入り込んでいた。もちろん、 それ以上、奥には入れず、小陰唇を撫でまわすだけだが、そんな状態で朗 読など出来るわけもなく、葉須香は時々悶えてしまった。 (ぁぁっ!だめぇ……)声にならない声で喘ぐ葉須香。 「どうしたんだね?ちゃんと朗読しないかね。ほれほれ」  さらに指し棒で小陰唇を擦ると、その動きに合わせて腰がヒクヒクと震 える葉須香。その姿はとても官能的だった。 「はぅ..」何とか朗読を続ける葉須香だったが、その間も裾部の悪戯は続 いた。 「さて時間もそろそろだから、今日もこの辺でやめておくか」と悪戯を悪 化させずに指し棒を抜く裾部。  その気になれば、葉須香の恥部から愛液を溢れ出すことも出来るが、寸 前のところで止めてるようだった。 (悦ばせてしまったら、それはただの愛撫で罰じゃないからの〜。もう以 前の小生ではないのだよ。まあ、少しは感じてしまったのは仕方ないの〜)  抜いた指し棒の先端から粘液状の液体が滴り落ちていた。 「はぁはぁ..」  敏感な部分を刺激された葉須香は、少し艶っぽい声を上げてしまう。 「おやおや、割れ目が閉じてないようだな」裾部は意地悪く聞いてくる。 「そんなこと……あ、ありません」  ピンク部分は見えることはないが、割れ目が閉じないことに困惑する葉 須香だった。 「まあいいだろう。今日の罰はこれくらいにしておこう」 (もう絶対に!絶対にぃぃ〜!明日は忘れないんだからぁ〜!)  心の中で今度の今度こそ忘れ物をしないと、家に帰って色んな忘れ物防 止を取り入れてみたが、翌日以降も忘れ物を続けてしまい、思うような結 果が出ずに悩んでいた。  しかも、この時期は重い雨粒が降りしきる日々が続き、強い睡魔に負け てギリギリまで寝てしまう葉須香だった。 「ぅぅ..今日も朝から雨か..急いで学校に行かなくちゃ」  周りが傘をさして慌ただしく移動する中、葉須香も駆け足で学校へ向か う。雨水が水たまりに飛び散り靴がずぶ濡れになる。制服も強い雨でどん どん濡れていく。  昇降口には全身びしょ濡れの生徒たちが疲れ切った顔で登校してくる。  当然、葉須香も下着までびしょ濡れで昇降口に着くが、竹籠にはすでに ふわふわ感触のタオルが用意されていた。 「いや、まだ忘れ物してるわけじゃないし..今日はちゃんと..えっと」  少しだけ沈黙し、いつものように雨で濡れた制服を脱ぎ始める葉須香。  もしろん雨で濡れた下着も竹籠に入れて、用意してもらったふわふわタ オルで拭き取っていく。  ちなみに週末の特別罰は1日中降り続ける場合のみ、雨合羽だけを着て 帰る罰が実行され、不運なことに6月の金曜は全て1日中雨だった。  金曜だけ制服や下着、鞄などの持ち物は1組の男子が葉須香の自宅の玄 関に置きに行っており、葉須香は裸のままで透明の雨合羽を着なければい けなかった。  雨合羽を身にまとい、葉須香が校外へ出ると空は灰色に覆われ、雨粒が 頬をなでるように降り続けていた。 「これで帰って本当に大丈夫なの?何も着てないのは見て分かるし..」  葉須香は周りの人がどう思うのかすごく気にしたが、金曜の雨は毎回、 激しく降り続けたので、周りの人々も雨に集中し、他人を見る余裕がなか った。(罰を知っている男子たちだけが遠目ではしゃいでいた)  そう、雨の音が耳に響き、水しぶきが周囲に飛び散る中では、肌色っぽ い雨合羽ぐらいで認識されており、裸じゃないのか?という疑問を投げる 余裕はなかったようだ。 (…すごく恥ずかしいけど..濡れるのを気にしないで歩くのは気持ちい いかも)と心の中でほんのりと微笑む葉須香だった。  翌週も正の字は増えていき、こうなるといよいよレベルアップが近づき、 ミニ正の字を書く時に裾部がとんでもないことを言ってきた。 「前から実は気になってたことがあるのだが、言ってもいいか?」 「気になること?か、構いませんけど..」 「じゃあ遠慮なく。葉須香くん、下の毛が結構伸びているね」「え?」  裾部は真剣な顔で葉須香の恥毛を見つめ、「去年はパイパンと勘違いさ れるぐらいの短い毛だったよな」「……」  葉須香は顔を真っ赤にして何も言えなかった。恥毛が伸びていたのは薄 々気づいてたが、そのまま伸ばせば割れ目を隠せそうなので、放置してい た。 「でも先生、生えてたとこは広がってないし、わ、わ、割れ目は..生え てないし..」と気にする程じゃないことを強調した。 「それはそうだが、正の字を書く場所を確保しないといけないしな、許奇 も次のレベルアップを考えてたしな〜」 「それはいやぁぁ〜」葉須香はすぐに察して反対した。  言わずとも次のレベルアップで恥毛がターゲットにされたことに気づい た葉須香。  だけれども、普通に剃毛するだけの罰は如何せんAVみたいなものであ り、罰としてもう1つスパイスを足す必要があるだろう。  ここは許奇と話し合う必要があり、何とかして次のレベルアップで剃毛 を加えられないか創意工夫を出してみた。 「じゃあさ、大学受験を上手く罰と結びつけるのはどうだろう?」 「それはいいな。小生は進路指導の責任者でこの時期は志望校の選定、出 願手続き案内などやることがいっぱいでな」 「皆にやる気を出させる葉須香の罰ってどうですか?」 「ん?それって男子たちへの過剰なご褒美じゃならないかね」 「大丈夫ですよ。そうそう、僕が手作りした必勝お守りをに配るのはどう でしょうか?」 「相変わらず、手先が器用ですな〜。これなら皆大事に持ってくれると思 いますよ」「まあでも、僕が作ったものなので、効果は期待は難しそうで すが..」「で?今はお守りの話よりも葉須香くんの話を..」 「コホン、そういえば葉須香は処女でしたよね。裾部先生」 「!!そ、そういう事か!ここの男子たちにとっては、葉須香くんの恥毛 は何よりも心強いものになるし、罰としても成立はするな!」  そう、ただ剃毛をするだけではなく、葉須香も忘れ物をしたことを猛省 し、生徒たちもお守りを頂けるという罰になるからだ。  こうして新しい罰「必勝お守りの罰」が決まったのだった。  つまり、葉須香が忘れるたびに、恥丘の上にしか生えてない貴重な恥毛 が少しずつカットされ、許奇手製の必勝お守りになっていくのであった。


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