第64話「1年生の前で全裸デッサン」


「明日こそ!明日こそ!絶対に忘れ物をしないようにしなくちゃ!」  わすれんぼの罰を再開させた為に、5月の学校生活は殆ど全裸で過ごし、 同級生の男子には見られ、下級生の男子にも見られ、あげくにはスマホや デジカメで自由に撮られる有り様。  このまま忘れ物を続けたら、どこまで自分の痴態が晒されるか分からな い。校内の罰で済まされればいいが、これだけ罰が広く知られたら校外の 罰もくるのかも知れない。  たかが忘れ物をしただけで、全裸で立ち続ける世界がどこにあるのだろ うか。(しかも処女) 「私の現実は成人漫画じゃないのにっ!ぅぅ..」 「でも..別に強制的でもないけど..校則違反の罰でもないよね..」 「ぅぅ..明日から..確かレベルアップか..」 「でもでも!忘れ物したからって!脱ぐ必要はないよね!」 「私、露出癖なんてないし、脱ぐのは恥ずかしいし、慣れないし!」 「脱ぎたくない..もう脱ぎたくない..だから、もう1度チェック」  壁に大きく張った明日の忘れ物チェックリストを確認する葉須香。 「ちゃんと全部入ってるよね..明日こそ大丈夫なはず、きっと」 「う〜ん、4月の時に比べたら..忘れ癖治ってきてるよね..」 「あの時の忘れ物はひどかったけど..最近は良くなってるよね!」 「うん!やっぱ今の私には..は、恥ずかしいけど、罰は必要かも!」 「普段の生活でも忘れ物減ってるし!忘れ癖が改善されてるし!」 「そうよ!忘れ癖そのままにして..あの時みたいになったら..」  忘れんぼの罰をしなくなった4月、母親と一緒に温泉スパに行った時の 恥ずかしい失敗談。互いにリストバンドを置き忘れないように注意しあっ てたら、何とそのまま母娘で裸でフロントまで行ってしまったらしい。 「あれは全身真っ赤になったよぉ〜!お母さんも忘れ癖ひどいから、私が 何とかしないといけないよね..」 「恥ずかしくても..忘れんぼが治るなら!うん、頑張らなくちゃ!」 「あと、もう1回チェックしたら寝よう!これで今度こそ明日は大丈夫!」  鞄の中身も生徒手帳もちゃんと揃ってるし、初の忘れ物ゼロに自信を持 って就寝した葉須香だった。 「いってきまーす!」忘れ物していない鞄を持って元気いっぱいで家を出 た。生徒手帳もあるし、もう今日のレベルアップを回避できるはずだ。 「!もしかして、今日はずっと制服のまま過ごせるよね!」  外は快晴、傘の置忘れも起きない登校時間。葉須香が学校へ向かってい る中、多くの男子はすでに登校しており、昇降口の場所どりをしていた。  昇降口近くの掲示板は昨日までびっちり張っていたものが全て剥がされ、 葉須香の新たな罰「掲示板貼付けの罰」専用になっていた。  これは今までの昇降口の罰がレベルアップしたものであり、今日から忘 れ物をした際は、脱いだ制服が掲示板に設置してあるクリップで挟まれて、 放課後まで飾られるのだ。  まあ、籠の中に入れたものが掲示板に張られるだけなら、大したことは ないのだが、制服が飾られる場所の横にはまだ空きスペースがあり、クリ ップも設置している。  そう、今日からこのクリップにブラジャーも追加され飾られる。  もし忘れ物をしたら、葉須香は下駄箱に靴を入れたあとで、ショーツ以 外の穿きものを全て脱がなければいけない。  男子たちの邪な期待が膨らむ中で、校門から葉須香が登校してくる姿が 見えた。 「おはよう、みんな。今日は大丈夫っ!鞄の中、全部ちゃんと入ってるか ら!生徒手帳もほら、ちゃんと持ってるから!」  自信満々で言う葉須香に男子たちは、ため息を零した。これは罰が見れ ない悔しさからなのだろうか?いや、どちらかと言うと、今はそっとして おこうという気持ちからきたのかも知れない。  男子たちの態度を見て頭にクエスチョンマークを浮かべる葉須香は、早 く忘れ物チェックをしてもらおうと下駄箱に靴を入れる。 「あっ!」葉須香が何かに気づき、男子も一斉に頷いた。 「…が、学生靴を忘れました..クロッグスニーカー穿いてきました.. なので..今日から..レベルアップなので..こ、これから..ここで ショーツ以外のものを全部脱いでいきます..」  葉須香が忘れ物に気づいたところで男子たちが歓声をあげる。 「ドンマイ!」「今日は惜しかったぜ」「次は忘れんなよ」と健闘したこ とを褒める男子の前で葉須香が制服を脱いでいく。  床に置いた鞄の上に、脱いだものを軽くたたんで乗せていく。もちろん、 撮影も自由なので葉須香の脱いでいく様が撮られてしまう。  今までは下着姿になれば、そこで罰が終わり教室へ向かうのだが、今日 からはこの先がある。  上下おそろいの水色の下着姿の葉須香が罰で言うのを決められた台詞を 出した。 「あ、あの、これからブラも外しますが..ば、罰なので..掲示板に.. 吊るすまでは..そ、その、、お、おっぱいは..隠しません..」 「おおおおおおおおっ!」「まあ罰だからしゃーねーな」「うんうん」  ここが脱衣所のように下駄箱を前に葉須香は背中に手をまわし、ブラの ホックをパチンと外す。  Dカップのおっぱいがぶるんと揺れる中で、ブラも鞄の上に置いて、よ うやく校内に入るパンイチ姿が完成した。 「ぁぁ..」(恥ずかしい..やっぱ、おっぱい丸出しは恥ずかしい.. 何度も見られてるけど..こんなの慣れないよ..) 「えっと、それじゃ..掲示板に脱いだものを吊るしますね..」  ようやく下駄箱から校内に入ることが出来た葉須香。隠せないおっぱい を揺らしながら近くの提示版へ向かった。 「うおおっ、やっぱ籠に入れるより、ずっといいなぁ〜!」 「ああ、これはエロい!おい、写真部っ!あとはお前らの写真次第だぜ」 「バッチリだぜ!制服姿とパンイチ姿、顔の写真、一緒に貼っておくぜ!」 「しかし、許奇のやつ、俺たちのツボよく抑えてやがる!」「ああ」 (あ〜ん、どうしてこんなことやってるんだろう..もう絶対に忘れ物な んてしないんだからぁぁぁ〜)  男子たちの野次が飛び交う中で葉須香は掲示板に制服をクリップで止め て、ブラもクリップで吊るしていく。 「…この空きスペースって..やっぱり」今はまだ使う事がないブラの横 のスペースに葉須香は眉をひそめた。  ここでの罰はこれでOKなので、すぐに左手で両胸を隠して教室へ走っ ていった。  もちろん、教室に入ればいつもの全裸の罰が待っており、「おはよう」 の挨拶のあとで葉須香は鞄を机の横に掛け、ショーツを脱いで机の上へ置 くと、まるで当たり前みたいに黒板の横に全裸で立った。 「葉須香ちゃん、今日からレベルアップだよ」「足は開かなくちゃ」 「あっ、ごめんなさい。そうだった..」こちらもレベルアップしたので、 素直に休めの姿勢を取る葉須香。 (あ〜ん、3年生になっても、こんな恥ずかしい姿勢でずっと居るなんて.. 恥ずかしいっ!この恥ずかしさを身に染みて感じないと!もう絶対に忘れ 物をしないようにしなくちゃ!!)  今回こそ、翌日の忘れ物をゼロにしようと誓った葉須香だが、翌日も.. さらに次の日も..昇降口の掲示板には葉須香のブラが吊るされていた。  そして、週末の昼休み、朝から天気の良かったので、学校の中庭には1 年5組と6組の生徒が芝生に腰掛けながらランチタイムを楽しんでいた。  何故か、制服姿の葉須香も一緒にお弁当を食べており、1年生の生徒と おしゃべりしながらリラックスしていた。 「先輩、マジで彼氏いないんですか?めちゃくちゃ可愛いのに!」 「本当にいないったら〜。んもぉ〜、先輩をからかわないで」 「でもでも先輩スタイルいいし、おっぱいもでかいし!」「そうだそうだ」 「めっ、あんまり胸ばかり見ちゃだめ!大きいからってモテるわけじゃな いわよ」「いや、俺は先輩のおっぱい素敵っすよ」「うん、最高っす!」 「もう!おっぱいの話は厳禁っ!」「え〜、そんな〜」「あははははっ」  中庭に明るい笑い声がこだまする。あれだけ恥ずかしい姿を見せても、 こんな楽しいランチタイムを男子たちと出来るのが葉須香の魅力でもあろ う。  けれど、中庭に何故、5組と6組の生徒たちが集まっているのだろうか? それは昼休み終了のチャイムが教えてくれる。 「さて、午後の授業の準備するか」「ああ、時間がもったいないしな」  1年生徒たちが、弁当箱をバックへしまい、中に入っていたスケッチブ ックと筆やパレットを出していく。 「じゃあ葉須香先輩も準備お願いします」「う、うん」  つい数分前まで、昼食をとっていた場所で、葉須香は弁当箱をバックへ 入れると、普通に立ち上がって制服を脱ぎ始めた。  バックの上には脱いだ制服が重なっていき、ついにライトグリーンのブ ラジャーも一番上に置かれた。  いや、これで終わりではない。1分も経たない内に同色のショーツが一 番上に乗せられた。  何と学校の中庭で、風通しの良い広々とした場所で、葉須香は全裸とな った。これはどうやら、週末の特別罰であり、合同野外デッサンの罰だっ た。 「えっと、このまま池に入っていいんだよね?」「はい、足が冷えない内 に真ん中の円台に乗ってください」「うん」  すぐ近くにあった中庭の池に裸足で入り、真ん中の白い円台へちゃぽち ゃぽを音を立てて進む葉須香。  そして、円台の上に乗ったところでデッサンが始まった。  中庭の池は遠くからでも見れる位置にあり、全裸の葉須香が円台に乗っ た姿はかなりドエロい!デッサンポーズとして水瓶を両手で包むようにし て持ち上げる姿はエロかった。  生徒たちは池を囲むように場所を陣取って、スケッチブックに裸体をデ ッサンしていく。  まあ題材が葉須香の生全裸なので、何人かの男子は欲望のままに、おっ ぱいやおま●こなども描くものもいた。  女子の方は、裸婦画に乗り気でなかったが、描き始めると夢中になって しまう。もっとエロいポーズでもいいんじゃないのと言う女子もでるぐら い葉須香の裸の魅力に惹きつけられていた。 「こんな授業ふざけてる!」と筆を投げて怒る真面目な眼鏡男子もいたが、 美術教師が「あそこをじっと見て描いてみろ!」と何と大胆に葉須香のマ ンスジを勧めると、眼鏡男子は気づくと目を血眼にして葉須香のおま●こ ばかりを描いていた。 「こうじゃない!」「ただのスジなのに..いや、あれは神秘の塊なのか」 と何枚も葉須香のおま●こだけをデッサンしたらしい。  本来なら、とんでもない光景なのに、みんな授業が終わるまで一心不乱 にデッサンしていた。  何枚も描く生徒も居れば、ひたすらに細かく描写をつづけるもの、背景 を変えて描いたり、何故か数ページの漫画を描いてたりとか、色んな発想 が飛び交う授業となった。  授業の最後に美術教師が「お前ら、今日のデッサンは夢中だったな」と 感想を言うと、生徒たちも自分たちの熱中ぶりに驚いていた。  スケベな気持ちで描いてた男子も「俺、何で最後までデッサンしてたん だ?」とすっかり葉須香の裸に惹きつけられたようである。  美術教師曰く、題材が素晴らしいとこういう状況になるという。  描きたいものがどんどん浮かんでいく。とりあえずスケッチブックに描 いていこう。飽きるという言葉は存在しない。集中力が続く限り、描いて、 描いてみたい衝動。それがこの授業で起きたのだろう。 「ん?葉須香どうした?顔がすごく真っ赤だぞ」「だ、大丈夫です」 (あ〜ん、みんなはデッサンに夢中だからいいけど、こっちは視線が集ま ってきたから、変なポーズの時は大変だったよ〜)  実はデッサンの途中で女子のリクエストでポーズを変えたが、それはど うみても立ちオナニーをしてるようだった。  左手はおっぱい、右手はおま●こに当てて、動かすように指示される。 「先輩っ!ちゃんと乳首摘まんでください」「こ、こう?」 「もっとオナニーしてる感じですよ。先輩も高3なんだからしてるでしょ」 「…こ、こんな感じでいい?」「へえ〜、先輩って結構、爪で弄るんだ〜」 「い、言わないでぇぇ〜」「じゃあ、おま●この方も指を入れて!」 「!そ、それはさすがに」「指1本ぐらいじゃ見えませんよ!ほらっ」 「ゆ、指1本だけよ..」「あれれ〜。それって、いつもは2、3本かな?」 「それは秘密です!1本で許してっ!」「まあ、それでいいですよ」  1年女子の指示するままに、葉須香は中指だけをマンスジの中へ潜めてい いく。つい、親指をクリトリスに当ててしまったことを指摘された。 「ふふ、先輩もお豆ちゃん弄るんですね」「あっ、こ、これはえっと..」 「親指はそのままでいいですよ、先輩っ。多少弄ってもいいですよ〜」 「弄らないから!これ以上は勘弁して!ねっ?」「ふふ、分かりましたよ」  ようやく、指示した女子たちも満足したらしく、デッサンを再開する。  普通ならここで男子たちが歓喜をあげるところだが、すっかりデッサン に集中してて筆が止められなくなっていた。 (ぁぁっ、視線が突き刺さってくる..こっちは立ってるだけだから、気 を抜くと指がどんどん動いちゃう..)  結局、このオナニーポーズも途中で違うのになったので、おかしなこと にならずに済んだが、葉須香の右手の中指は透明な汁でしっかり濡れてい た。  こうして、この特別罰は5時限目、6時限目をフルで使ったため、罰が 終わると放課後となった。  1年生はそのまま教室に戻るのだけれど、葉須香の場合は罰の関係で特 殊な状況となる。まず、脱いだ制服を着ることができない。身に着けられ るのはショーツだけで、脱いだ服とバックをお腹に抱えてパンイチ姿で昇 降口へ走っていった。  しかも、胸を隠せるのは昇降口に入ってからなので、おっぱいは丸出し だ。 「おおっ!葉須香ちゃんがパンイチで外走ってるぞ!」「すげぇぇ〜!」 「みんな見ないでぇぇ〜!罰で脱いでたんです〜!」 「せんぱーい!それって、おっぱいガンダっすか。新しい罰っすか?」 「違います〜!そんな罰してませんから」  丁度、部活に向かう生徒に出くわす葉須香。中庭から昇降口に行く途中 に運動系の部室が並んでいるせいだった。  しかも昇降口に入ると葉須香は抱えてた制服とブラをわざわざ掲示板に 吊るさなければいけない 「は、早く吊るして、、おっぱいだけでも隠さなくちゃ..」  ブラを吊るしたところで、ようやくおっぱいを隠せるようになった葉須 香は急いで手隠しをするが、今さらって話にも思える。  まあ、そこが葉須香らしいとこであり、おっぱいを1日中晒してたとし ても、羞恥心が薄れることなく、見られる恥ずかしさは無くならないので あった。 「もう絶対に来週は忘れ物しないんだからぁぁぁ〜!!週末の罰も今回限 りで終わりなんですからぁぁ〜!」  ちなみに忘れ癖は少しずつ改善されているようであり、土日、友達と遊 びに行った際は、珍しく何も忘れなかったのだ。 「何か、はっちゃん(葉須香)。最近、忘れ物しなくなってない?」 「そう?確かに言われてみれば何も忘れてないかも..」 「もしかして忘れ癖、治ったんじゃない?」 「そ、そうかなぁ〜。そうなのかも..」(やっぱ罰の効果が出てるよね)  全裸罰なんて、とんでもないけど、今は忘れんぼを何とかするのが最優 先だと改めて思う葉須香だった。  けれど、忘れ物を来週も続けたら、次のレベルアップが来るのも間違い ないだろう。


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