第1話「下着着用禁止」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 須々木 詩衣奈(すすき しいな)高校1年生。聖知学園1学年の中で 1番の学力を持ち、顔やスタイルもアイドル顔負けの容姿を持つ女子だ。  性格は真面目で、露出癖などエッチな性癖も持ってない彼女なのだが、 最近はノーパンノーブラで通学している。  一体、これはどういうことなのだろうか?  もしかして七夕奉納祭の織姫やらに選ばれたせいで、強制的にやらされ ているのか!?  いや、実はこれには何の強制も脅しも一切働いていないのだ!  とすると本人が露出癖に目覚めて快感欲しさに下着を穿いてないのか?  それも違う。下着をつけてないことに毎日不安でたまらない。もし、下 着を穿けるチャンスがあるなら今すぐにでも穿きたいと強く思っている。  それって、どういうこと?誰かに命令されたわけでもなく、本人がわざ とやっているのでもない..  意味が分からない!誰もがそう思うでしょう。  それには少し話を6月初旬まで遡ることになる。6月初旬といえば、誰も が鬱陶しいと感じる雨季である。  事の発端は詩衣奈がたまたま強風で傘を壊したところから始まる。  この日の帰り道は風が強く、雨もひどかった。傘が壊れた詩衣奈は当然 びしょびしょになった。  まあ、それは良くあることなのだが、家にある洗濯機もたまたま壊れた。  濡れた制服は家の中で乾かすことにして、濡れた下着は洗濯機が直るま で、置いとくしかないだろう。  替えの下着も充分にあるし、洗濯機もすぐに直ると思ったからだ。  翌日、雨が上がり1日全国快晴日ということもあって壊れた傘は帰りに 買おうと思った詩衣奈。  が、帰り道でゲリラ豪雨。また全身びしょびしょに。  次の日は予備の傘を持っていったが、まさかの強風・豪雨再来で傘は大 破し、またびしょ濡れに。  更に修理した洗濯機は煙を吐いて、すぐに故障。  そう、おかしなことに2週間近く、詩衣奈は毎日濡れて帰る羽目になり、 どこかへ出かける度にもゲリラ豪雨に狙われてびしょびしょになった。  下着の替えも少なくなり、洗濯機も依然故障のまま、こうなったら手で 洗おうと思ったら濡れっぱなしで置き溜めた下着はカビの大量発生で全滅。  お店で急いで下着を買ってきたが、たまたま不良品に当たったのが、着 ているうちに破けてしまうという有様。  まるで詩衣奈の下着を無くそうと何らかの力が働いているようだ。  こうして、気づくと持っている下着は全て使い物にならなくなり、奉納 際が近づく1週間前にはノーパンノーブラの生活をせざるを得ない状況と なった。 (きっと、誰も信じてくれないわ..いくら下着を買ったり、友達から譲 っても全て駄目にされちゃうなんて..こんな変な現象、誰も信じてくれ そうにないし..しばらくは諦めて下着を着けないでいくしかないわ.. でも、恥ずかしい!何で私がこんな目に遭わなくちゃいけないの?)  今の状況じゃ、無駄に下着を駄目にするだけなので、原因を突き止める まではノーパンノーブラを続けるしかない。  それに、こんな馬鹿馬鹿しい出来事を信じたくないので、誰にも話す気 にもならない。  だから、ノーパンノーブラの理由は暑くてきついからとか、たまたま着 け忘れたなどと弁明することにした。  まあ、そんな誤魔化しがいつまでも通るわけがない。ましては一昨日か らは足を開いて座るのだから、男子たちの嬉しさがどんどん倍増している。  今日もまた詩衣奈が座ってる机の周りには多くの男子が囲んで、わざと 詩衣奈に理由をきいてからかっていたのだ。 「詩衣奈ちゃん、今日もなかなかいい格好だね〜」 「透けて見えるぜ。くくっ」 「うるさいわね..き・今日は暑いから付けてないだけよ..」 「昨日は結構、寒かったけど..詩衣奈ちゃんノーブラだったぜ」 「昨日は..ちょっと苦しかったから外しただけよ..」 「透けるってことがわかってるのかよ?」 「そんなに目立つわけないでしょ..そう見えるだけよ」 「そうだよな。妄想が生んだ錯覚ってわけか」 「そうよ..さ・錯覚よ」  誰の目から見ても、この夏服のブラウスでは透けることはわかっている が、詩衣奈はあえて否定するしかなかった。  もちろん、男子たちは透けてる詩衣奈のブラウスを見て唾を飲み込んで いた。  そんな男子たちが意地悪そうに詩衣奈に話しかけてくる。 「詩衣奈ちゃん、今日のブラウスってサイズが少し小さくないかい?」 「そうそう、おかげでおっぱいの形も乳首の形もわかっちゃうぜ」  男子たちはサイズの小さいブラウスを着ている詩衣奈の胸元を見て言っ てきた。 「・・・全部洗濯して..こ・これしかなかったのよ..」 (本当は..洗濯機が壊れてて、これしか残ってないんだからぁぁ) 「そんなんだ。なるほどな〜」「洗濯しちゃったんだぁ」 「ぅぅっ..」つい悔しさで唇をかみ締める詩衣奈。そんな詩衣奈に次の 質問が飛んでくる。 「じゃあ、3番目のボタンがないのはサイズが小さいからかな?」 「ちょうど乳首のラインだから、横から横乳が丸見えだぜ」  男子たちの1人が鉛筆で少しブラウスを捲って、詩衣奈のおっぱいの谷 間を出してきた。  ブラウスの間から詩衣奈のFカップのおっぱいの一部が露となってしまう。  見事ともいえる柔らかな感じのおっぱいが何の抵抗もなくあっさりと晒 されている。  それなのに詩衣奈は文句も言わずに男子の問いに答えたのであった。 「・・・そ・そうよ..ボタンが飛んだの..代えのボタンもなかったのよ..」 「そういうことかぁ〜別に谷間見せるわけじゃねーよな」「飛んだんだぁ〜」 「じゃあ、明日はもっとボタンが飛んじゃったりするかもな。くくっ」 「ぅぅぅ..」 「そういえば、今日はずい分と乳首が目立ってるみたいだけど、これは擦 れて固くなったんだよな?」  男子が鉛筆の先でブラウスの生地を押し上げてるピンク色の突起を軽く 突付いてくる。  もちろん、その突起は詩衣奈の恥ずかしい固く勃った乳首であった。 「そ・そうよ..擦れて固くなっただけよ...」 「そうだよな〜あの才女の詩衣奈ちゃんが感じるわけねーもんな」 「だから、こうやって突付いても感じないってことだよな?」 「も・もちろんよ..」

詩衣奈がそう答えると、いつの間にか
数本の鉛筆が、詩衣奈の乳首をブラウ
スの上から擦り始めている。
どんどんと固くなっていき、感じていく
乳首だが、詩衣奈はただ我慢するしか
なかった。
「詩衣奈ちゃん、さっきよりも起立が
目立ってるけど気のせいだよな?」
「ええ..き・気のせいよ..」
「おっと、悪い!服が引っかかったよ〜」
そう言って、中には鉛筆でブラウスを
さらに引っ張って乳輪の端の方を少し
出すものも居たが、詩衣奈は何の文句
も言わずに耐えていた。
そんな中、消しゴムを持った男子たち
が、わざと消しゴムを詩衣奈の机の下
へ転がしてくる。
「詩衣奈ちゃん、消しゴム拾っていい
かな」「・・・ええ、いいわよ」
「今日は昨日よりも足開いてるね」
「そ・そんなことないわ」
「そうかい、まあ俺は見やすくなった
分、嬉しいけどな」
はっきりとおま●こが見えることを言
ってくる男子。
それでも詩衣奈は足を閉じずに開きっ
ぱなしで男子が消しゴムを拾うのを承
諾するしかない。

 当然、詩衣奈がそんな態度を取るため、詩衣奈の股下には日に何回も消 しゴムや鉛筆が転がっていくのだ。 (みんな..前はこんな事をしてこなかったのに..どうして?)  そう、ほんの1ヶ月前は詩衣奈に対して、男子がこんなエッチなことを してくる気配は全くなく、手が詩衣奈の身体に少し触れただけでも男子は 感激して騒ぐぐらいだった。  頭も良くてスタイルや顔もいい。その上、優しくして真面目な詩衣奈は クラスのアイドル的存在であったのだ。  もちろん憎まれることもなく、女子からの妬みもほとんどないはずだっ たのに突然に周りの態度が変わり始めたのである。  そう奉納祭の伝統のイベントに出るという噂が流れてから、高嶺の花で あった詩衣奈は平然と悪戯される立場に堕とされてしまった。  そして運悪く、この辺りから下着が駄目になってノーパンノーブラで過 ごすことになる。  だが、詩衣奈には1つの大きな疑問がある。  ここ数日、下着着用禁止のような状況になり、さらにはサイズが小さい ブラウスを着ることになり、一部のボタンまでも取られてしまったが、こ の詩衣奈の姿に対して男子たちの悪戯には何故か限度というものが決めら れている気がしてならない。  今も鉛筆で乳首を突付かれているが、指で直接突付くものがいてもおか しくないはずだ。  ノーブラとわかってるなら、おっぱいを揉んでくる奴もいるだろうに、 そういう輩も出てこない。  男子たちは小学生ではない。もう性行為も出来る高校生なのに、鉛筆で 乳首を突付いて遊んでいる。  もしかすると男子たちにも詩衣奈と同じように何らかの力が働いている のだろうか..  そう、詩衣奈自身も自分では理解できない力で、こんな辱めを受けてい るから、あり得る話だ。  奉納祭の伝統イベントに出ることが決まってから何かが狂い始めている.. 詩衣奈はこの得体の知れない謎の力に頭を悩ましていたのだ。 (確かに..私は入学の時に奉納祭の伝統イベントに出ることを承諾して、 この前、簡単な説明も受けたわ..でも、それは織姫に選ばれたって事で 辱めを受けることは聞いてない。だから、こんな目に遭うことに納得して ないわ!)  実のところ、詩衣奈は脅されり命令されてこんな格好をしているわけで はない。  けど、今のところ奉納祭の伝統イベントに相応しい姿になっていく。  下着を着けないのも、サイズが小さいブラウスを着たのも自分が望んだ ものじゃなく、仕方なくこうなった。  あと、別に恥部を見せたくてやってはいない。露出狂になったわけでも ない。よく詩衣奈がミニスカートでマンチラをしているって噂も耳にする が、本人は絶対にそんなことした覚えはないと言っており、スカートも長 いと信じている。 (それに!みんなが足開いてる、開いてるって言うけど、そんな嘘に動揺 する私じゃないわ!ちゃんと、しっかりと閉じてるんだからっ)  そう、詩衣奈の両足は無意識に開いていただけで、本人は今もしっかり と閉じていると信じているのだ。  男子たちが見えてないのにわざと言ってきていると強く思っている。  だからこそ、男子が消しゴムを拾うのを承諾していた。  けれど、詩衣奈は直に見て確かめようとはしない。もし、開いているの が真実だったら、ずっとおま●こを見せ付けていたことになるからだ。 「・・・ひ・開いてるわけない..開いてない..開いてないんだから..」 (いや..やっぱ確認しないと!鼻血まで出す男子も居たし..万が一っ てこともあるし..)  そう思って深呼吸を2・3回したあとに、視線を下半身に向けた詩衣奈。 「ほっ、やっぱりしっかり閉じてるじゃない」詩衣奈の視界にはちゃんと 閉じている足が映った、  が、恐ろしいことに詩衣奈が視線を上に戻すと、足は再び無意識に開い ていく。 (あれ?何か股間がスースーするような..でも開いてないはず..それ に何かスカートが捲れてるような..いや、そんなはずはない)  手前に座っていた女子たちが、こっちを見てクスクス笑っているのも気 のせいだろう。  何か女子たちも男子たち同様におかしくなっている感じであり、詩衣奈 の姿を見た女子が折りたたんだメモ紙を女子の間で次々と回していく。  そこには落書きとともに、こう書いてあった。  <詩衣奈のやつ、もっと状況悪化〜。本人気づいていませ〜ん(笑)    ついに、スカート捲れてマ●コ丸出し〜>   (落書きは、詩衣奈のお股ぱっくり絵)  まるで、それは詩衣奈が足の状況を確認したことに対しての罰のような ものであり、スカートが完全に捲りあがったままで足を開いていたのだ。 (・・・もしかして..本当に開いてるの?けど..何か、確かめても無駄 のような気がする..ああ、何でこんなにスースーするのよぉぉ〜。違う、 違うっ。おま●こなんて出してないんだからぁぁぁ)  顔を真っ赤にして否定する詩衣奈。が、考えてみたら、下着が駄目にな って穿けないなら体操着とかいろいろ別のものを穿けばいいんじゃないか と思う。いろんな物があふれた日本で替えの下着が手に入らないって変じ ゃないだろうか?  いいや、もっと重大なことが!詩衣奈にはあった。 (・・・そういえば私、何で奉納祭の伝統のイベントに選ばれることを承諾 したのかしら..とんでもないってことは噂で聞いてるはずなのに..)  高校に入学した際に、一緒に入っていた奉納祭に関しての承諾書。  その承諾書を詩衣奈はろくに内容を確認せずに提出してしまった経緯が ある。  中にはいろいろと恥ずかしいことも書いてあったのに、その時は「へえ 〜、織姫になれるなんて素敵かも〜」とあっさりとサインした。  思えば、その時からこの恥辱の伝統が始まっていたのかも知れない。  驚くことに、詩衣奈がノーパンノーブラを開始した日と承諾書に書かれ ていた「下着着用禁止」の開始日が一致していたのであった。  これも偶然なのだろうか?ただ詩衣奈本人は本当に何も知らない。  そして、次なる恥辱の足音はもう近くに迫っている。  奉納祭まであと4日、明日も詩衣奈に新たな恥辱が襲ってくるのは間違 いないだろう。


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