最終話「美瀬乃M、最後せよ!!」


「ぁぁ..もう..どうでも良くなってきたかもぉぉぉ〜〜」  ついに博士の手に堕ちてしまった美瀬乃。  博士はすでにニヤニヤしながら、美瀬乃の自慰行為を楽しんでいた。  そう、すでに美瀬乃Mや助郎のことなど、どうでも良く、美瀬乃を堕と す事だけに力を注いだのであった。  そんな状況を何とか打破しようと、塔兵衛じいは考えていたのだが、何 と股間の方は老人とも思えない巨大なピラミッドの様なテントを盛り上げ ていた。 「お嬢よ。必ずわしが..必ず救ってみせるぞ!」ごくっ。 「塔兵衛ぇぇーーー貴様、今つばを飲み込んじゃな!それに、その股間巨 大ピラミッドは何じゃぁぁぁーー!」 「五月蝿い!これは自然の摂理じゃ!エロ王のお前に言われることじゃな いぃっっ!」  あまりに立派すぎる巨大なテントを見せ付けていた塔兵衛じい。  それは、テントなどと言う言葉では当てはまらないほど凄まじい大きさ に膨らんでおり、今でも飛び出ようとしていた。 「お嬢!わしが今お前を快楽の虜から救ってみせるぞ!」 「塔兵衛、貴様ぁぁそれを我が孫娘に突っ込んだら許さんぞぉぉーー!」 「お前とは違う!とりあえず肛門ならOKじゃろ!」 「貴様ぁぁ〜アナル開発はまだまだこれからじゃぁぁ!お前はいつもそう やって事を急ぎすぎるのじゃぁぁぁーー!」  危ない会話を繰り返すとんでもないじじいども。  そして、美瀬乃Mの方では完全にアバウトXの自爆カウントが始まって おり、美瀬乃の絶頂が間に合わない状況であった。  完全にピンチな状況!全てが最悪な展開になろうとしてる中、3人の謎 の美女がバイクで美瀬乃Mの前に現れたのであった。  ブルルルルルル〜。轟音と共に3台の派手なバイクが止まり、3人の美女 が颯爽とバイクから降りてきた。 「どうやら、ギリギリで間に合ったようね」「ええ、姉さん」「でも時間 がないわね」  その3人の美女をモニタで見て、博士と塔兵衛が大きな声で叫んだので あった。 「おおぉぉ〜我が娘たち!美瀬萌(みせも)、隼菜(はやな)、風美( ふうみ)」「生きておったか!この塔兵衛、感動じゃぞぉぉーー」 「えっ?お母さん!それに叔母さんたち..」  そう、3人の美女は3姉妹であり、長女の美瀬萌は美瀬乃の母親でもあった。 実はいろいろあって、この3姉妹はここ数年間、行方不明になっていたのだ。 「再会の感動は後回しよ。行くわよ、隼菜!風美!」「はい」「OK!」 そういうと何と3姉妹が全員、服をすべて投げ捨てて、身体に変なベルト 1つだけを付けている恥ずかしい全裸姿となったのだ。 「えっ..お母さんたち..何で服を脱いでるの?それにあのベルトは..」 「むむっ!あれはわしが開発した変身ベルトじゃぁぁぁーー」「はぁぁ?」 「そうじゃ!この塔兵衛と共に戦ったころを思い出すのぉぉーー」 「戦うって..」「変身っ!ああぁぁんんんんん〜」  美瀬萌が身に付けていたベルトの風車が激しく回ると身体に快感が走り、 そして羞恥ライダーと呼ばれる姿に変身した。  そして隼菜と風美の方も両手を右方向へ伸ばして、変身ポーズをとって 変身をしてきたのだ。  あまりの状況に口をパクパクして呆然としてしまう美瀬乃であった。 「こ・これって..どういうことなの!おじいちゃん、塔じい!」 「よくぞ、聞いてくれた!時間がないので、手短に説明しようっ!」  博士が真剣な顔をして母親のことを話し始めた。  そう、かって日本はペタンペターの前にペタッカーという組織に支配さ れてしまった。  ペタッカーにはロボット作成技術がなく、女性怪人技術を使って、日本 を支配しようとしていた。  だが、日本の女性たちの多くはペタンペターの時と同じ、ペタッカーを 歓迎している。  それはペタッカーに支配されてる区域は完全なる女尊男卑の世界だからだ。  そんな時、日本国民..いいや日本男児を救うため1人の天才科学者が、 あるとんでもないことをしてきたのであった。  そう、実の娘である鯉町 美瀬萌を改造少女にしたのである。  日本征服を企む悪の羞恥結社であるペタッカーを倒す為に鯉町博士によ って強制的に羞恥改造されてしまったのだ。 「だが、ペタッカーの奴は羞恥ライダーを倒そうとして、第二の羞恥ライ ダーとして次女の隼菜を羞恥改造しまい、洗脳前に美瀬萌に救出されペタ ッカーとの戦いを決意したのじゃ!」 「で、3人目はまさか、お母さんたちが改造したと言うの?」 「そうじゃ、自分だけ改造を逃れてずるいということで長女と次女が手を 組んで羞恥改造をしたのじゃ!まあ新たな敵、ペタトロンも現れたせいも あるがな」 「はぁぁ〜何かこれ以上、聞きたくないような気がする」 「その後も天才少女博士や科学者の娘や野生露出娘や電動大好き娘、航空 少女などが現れ、その都度ごとに、この塔兵衛がサポートし続けたのじゃ!」 「いやな歴史ね..お母さんみたいのが他にも居るってことなのね..」  あまりの事実に呆れて何もいえない中、ほとんど全裸姿の羞恥ライダー 3人が円陣を組み、お互いのおっぱいを揉みながら、3人の羞恥エネルギ ーを集め始めた。  そして、そのエネルギーを凄まじい波動に変えてアバウトAをカウント 2秒前に粉砕したのであった。 「おおっ!これぞ、絶頂シンドローム!これが10人居れば7姫将も粉砕 できるじゃろぉぉ」 「久々に素晴らしい勇姿を見せてもらったぞい。技の美瀬萌に力の隼菜。 技と力の風美。この塔兵衛、涙が止まらんわい」 「私は呆れて口が閉じられないわよ..可哀想なお母さんたち..」 「悲観することはないわよ。美瀬乃。確かに改造された女子高生だった時 は父さんをボコボコにしたけど、改造されたことで今も当時の姿を維持で きてるのよ」 「まあ、不老って点はメリット多いわね。あまり変身はしたくないけどね」 「うんうん。じゃあ、姉さんたち。あのじじいたちが来るとまずいから、 退散しよ♪」 「そうね。またね。美瀬乃♪」「塔兵衛、またね〜」「じゃあ、退散っ!」  そう言って颯爽と去っていった3人であったが、よく見ると美瀬乃Mの 姿が何故か無かったのであった。 「・・・もしかして、お母さんたちの技って..周りのものまで..」 「うむっ!ありとあやゆるものを巻き込んで粉砕するのが絶頂シンドロー ムじゃ!」 「どうやら、美瀬乃Mも一緒に粉砕してしまったようじゃのぉ〜」 「それじゃぁぁーー何の意味もないじゃないぃぃっ!お母さんたちの馬鹿 ぁぁぁぁぁーー!」  こうして、この戦いは敵味方共々、大ダメージを受けてしまった結果と なってしまった。  しかし、これでいいのか?そう叫びたい散々な状況でこれから、どうす るのであろう..  数日後、大乱戦があった場所では、すっかり戦闘の跡がなくなっていた。  そう、鯛村コンツェルンが無償で壊れた箇所を修復していったのだった。  まあ、正確には破壊されたロボットの残骸を根こそぎ回収するのが目的 があった。 「今回はかなりの収穫よね〜嬉しい♪」  一見、お嬢様風の少女が回収した部品を1つ1つ確認している。  そう、その少女名古屋城で全裸を晒しながら顔だけは必死に守った夏恵 の妹の鯛村 秋歌であった。 「あら、お帰りなさい♪夏恵姉さん♪」 「ただいまー、ちくしょー今回も吹っ飛んでしまったのだーううぅぅー」 「あっ♪夏恵姉さんの必要な部品は送っておきますので♪はい♪」 「ありがとなのだ!今度こそ完全な26号を作るのだー!」 「私は7姫将の残骸が多くあったので嬉しくてたまらないわ〜♪」 「じゃあ、また新しいミックスXを作る気なの?」 「はい♪夏恵姉さんのリサイクルロボよりいいのが出来ます♪」 「寄せ集めのロボなんてきっと失敗するのだ!」 「それは見てのお楽しみです♪はい♪」 「ところで冬羽のロボはどうなってるのだ?敵の本部に単身乗り込んだみ たいだけど」 「無事に帰って、何か1人で黙々とやってる様ですよ♪はい♪」 「まあ、悪趣味なロボットだけは勘弁したいのだ〜」 「そうですね♪はい♪」 「そう言えば部品回収のとき、助郎さまは見なかった?」 「助くんなら博士の関係の人がさっさと回収していきました♪はい♪」 「そう、それならいいのだ。」 「夏恵姉さんってあんなのがいいんですか?」 「・・・あんなのとは何だ。自分だって雀歌お姉さま一筋だろ?」 「雀歌お姉さまは素晴らしいのです♪はい♪」 「不毛な関係なのだ・・・」 「そうだ、夏恵姉さん。ロボットが出来るまで身体を癒しにいきませんか?」 「いいね。久々の温泉にいくのだぁぁーー。ついでだから冬羽も誘うのだぁ」 −−−鯉町研究所−−− 「じっちゃーーんん、怖かったっすーー」 「助郎!よく頑張った!!」 「じっちゃーーーんん!!」 「2人で何やってんのよ。まあ助かって良かったわ」 「じっちゃーーん、大事な美瀬乃Mを失ってすまなかったっす!!」 「心配するでない!貴重なデータ−は全て手に入った!また新たな美瀬乃 Mを作って見せるぞぉぉぉーー」 「もうあんな破廉恥ロボは勘弁して欲しいわ..とりあえず私はしばらく 身体を休める事にしたから」 「美瀬乃ちゃん、どっか行くっすか?」 「温泉に行くだけよ。先に言っとくけど付いてきたらボコボコにするからね」 「悪いがわしらにはそんな暇はないのじゃ!勝手にどこにでも行くがよい」 「それならいいけどね..とりあえず、従姉妹の照愛ちゃんも来るから、 絶対についてこないでね」 「わかっておる。わかっておる〜」 (本当にわかっているのかしら...)  あまりにも素直に言う事を聞く博士に不信感を得る美瀬乃だったが、博 士が付いてこない事を祈って温泉に向かったのであった。  こうして秘湯と呼ばれる温泉に向かう美瀬乃であったが、まさか意外な 先客がいるとは思ってもいなかった。  その先客はすでに温泉に入っており、美瀬乃に関係する会話を湯に浸か りながらしていたのであった。 「はぁぁぁ〜参ったわ..まさか、自爆機が一緒に来るとはね..しばら く活動は休止ってことね..」 「すいません、サンミーコ様。妹のせいで酷い目にあわせてしまって..」 「そうだよ。あたいなんか、いきなり不意打ちでやられたんだぜ」 「不意打ちぐらいマシですでございますわ。私は恥ずかしいとこを空に映 されたでございますのよ」 「あれは可哀想っちゅぅ〜。けど、パイパンにされたナナヨたんとしては 奴らを不能に出来なくて悔しかったっちゅ」 「まさか、自爆するなんて、まいったで〜」 「次こそは勝利・・・勝利勝利勝利勝利・・・・・」  何と7姫将全員が温泉で傷を癒しており、美瀬乃は思わず声を出してし まった。 「何であんたらがそこにいるのよっ!7姫将」 「美瀬乃さん」「美瀬乃!」「鯉町の..」「美瀬乃ちゃん」「美瀬乃っちゅ」 「あちゃ〜美瀬乃か」「裸娘・・・裸娘裸娘・・・」  今、まさに一触即発の事態になろうとしたのだが、 「はぁぁ〜やめましょう..今日は温泉入りに来ただけだし..」  美瀬乃の方から、ため息をつきながら7姫将に休戦を求めてきた。 「そうね..私たちも今は戦う意思はないし、野暮なことでせっかくの休 暇をつぶされたくないわ」「じゃあ、一時休戦しましょう。ここはサンミ ーコって呼んだ方がいいの?」 「ええ、今の私は7姫将のリーダー、サンミーコですから..」 ガラガラガラッ... 「じゃあ、私も今日はサンミーコと呼ばせてもらうわ、姉さん。いえ、サ ンミーコ」 「照愛..あなたも来ていたのね..」「来ていたのは私だけじゃないわ」 「うわぁぁぁ〜何なのよ。この面子はぁぁーー、7姫将が全員いるじゃない」 「龍美さん、落ち着いて。私たちは戦いにきたわけではないのよっ。そう ですよね..黒堂さん..いえ、ファイヤーヌでしたって?」 「ああ、その通りだよ。龍美」 「すごいですぅぅ〜♪7姫将さん、今日はみんなで流しあいしましょぉ〜♪」 「驚きぴゃ..おっ、ナナヨぴょ、久しぶりだぴょ」 「武奈ちゅ、久しぶりっちゅ」  偶然にも美瀬乃に誘われて来たヴァルゴディウスの4人まで加わってし まった。  だが、加わってきたのは彼女だけではなく、驚きの声が響き出した。 「何なのだぁぁぁー、すごいぞ!秋歌っ、ここで一網打尽にすれば鯛村の 勝利なのだ」 「姉さん..今日は温泉に来たのですよ♪ああんっ、雀歌お姉さま〜貝あ わせしましょぉー」 「春緋姉さんもいるみたいだな..」 「はぁぁ〜こんなとこで妹たちと再会するとはね..いやな再会だわ..」  鯛村の4姉妹まで加わったとんでもない状況だが、これでもまだ足りな いとばかりに最後の3人まで加わってしまった。 「美瀬乃ちゃん..温泉にきてたんだ..」「お母さん」 「すごい顔ぶれね..こりゃ凄いわね」「うわぁぁ..こりゃ、すごい状 況だわ」  美瀬乃の母親たちも偶然にやってきてしまい、19人の美女が同じ温泉に 集合する形になった。  もちろん、こんな美味しいとこを、あの漢たちが黙って見逃すはずはな かった! 「すばらしいぞぉぉぉぉーーーーこの鯉町、死んでもあの温泉の中に突っ 込んで見せるぞ!」 「じっちゃん、危険っす。何か、この覗きは生命以上の危険を感じるっす」 「馬鹿もぉぉーーん、あの温泉に飛び込まない奴は漢じゃないっ!情けな いぞぉぉーー」 「そうかもしれんな..出馬蔵」「塔兵衛ぇぇーーー貴様、邪魔する気かぁぁ」 「ふふ、今日は貴様の力となろう、その為に友も呼んだ」「おおっ、株人か」 「今こそ桃園の元で、誓った熱くそり立つ超豪棒の力を見せる時ぞ!」 「そうじゃの!我ら3人のイチモツも力を見せようっ」 「お嬢たち、すまんの。今日は若きあの頃に戻させてもらうぞ」 「いくぞっ!出馬蔵!塔兵衛!」 「何かじっちゃんたちが黄金に輝いているっすっ!すごすぎるっす!」  凄まじい黄金のオーラーを出してくる3人のエロじいいたち。  そして、その黄金の3つの塊が温泉に向かって突進してきた。 「我等が1つになれば怖いものはないのじゃぁぁぁーー」 「そうじゃ不滅の力、見せてやろう」 「一騎当千のエロの力、見せてやろうぞ!」  美瀬乃Mの闘いは終わったが、どうやら新たな馬鹿げた闘いが起ころう としていた。  19人の強き美女たちの露な姿を3つの黄金じじいたちは手にすることが できるのであろうか?  桃源郷を目指す黄金じじいの激しい戦いはこれからが真骨頂であったのだ!
☆☆☆次回予告☆☆☆
「って何でエピローグに予告が必要なのよっ!」 「美瀬乃よ。悲しいぞぉぉーー!これからが真の物語の序章となるのじゃぁぁーー」 「さすが、じっちゃんっす!3人の黄金魂、見せてもらうっすよ」 「そんなの誰も見たくないわよっ!さっさとエピローグにいきなさいよ」 「お嬢、今回はわしは敵となる。この超豪棒の力で迎え撃とうぞ」 「迎え撃てるかっ!そんなものとっ!」 さてはて、こんな感じでエピローグは上手くいくのであろうか? 次回「エピローグ」をお楽しみに。


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