第13話「美瀬乃M、脱出せよ!!」


いろいろなロボットが乱戦しての混乱状態に陥っている中、とある秘密島 でも大きな戦いが起きようとしていた。 その秘密島は日本海の隠岐諸島を少し上にあるとこに存在する島であり、 未だ誰にも見つからない島となっていた。 「と言うより、この島が見つかってないのは無理があるでしょ..それとも この秘密島の近くに人々が注目を集める島があるせいかしらね..」 たった1機で秘密島にやってきたロボットが暇つぶしに島の内部を探索して いた。 「それにしても..冬羽はよくこんなとこを1人で守ってたはね..」 そう、このロボットに乗ってるのは鯛村コンツェルンの4姉妹の三女である 鯛村 秋歌(あきか)であり、時給10万32円のバイトでここを守りにきたので あった。 その秋歌が島の大半を占めている砲台を見て呆れた口調で言ってきた。 「冬羽から砲台の話は聞いてはいたけど..よくぞ、あそこまで完成させて いるとはね..」 全長1kmにも及ぶ巨大な砲台、超豪棒砲(チョゴボーほう)。 若かりし鯛村コンツェルン創始者の鯛村 株人のイチモツを寸分狂わず リアルな砲台として再現したものであり、巨大チョゴボーが見事なまでに そり立っていたのだ。 「はぁぁぁぁ〜肌色で着色した上に、浮き出る血管まで再現してるとは.. 春緋姉さんが嫌になって逃げ出したのがわかる気がするわね.. けど、砲台の先があの国2つでよく文句がこないよね」 巨大な砲台はまるで日本を守るかのように近くの2国に向けて立派な姿で 向けられている。 その2国が時たま監視船を向かわせたり、ミサイルなどを撃ち込んでくる のだが、それを詳しく言うといろいろと不味いので割愛することにしよう。 そんな2国がある方角から、2機のロボットが迫ってきようとしていた。 「あちゃぁぁ〜やっぱり、来ちゃったかぁぁ〜」 秘密島を目指してやってくる2機のロボットは7姫将の最後の2機であり、 浪花の守銭奴女子高生マネーネエが操る金色の宝億姫と暗い雰囲気が漂う 少女、グランドゥムが操る黒色の極空号であった。 ¥寄り道したの超まずかったわぁぁーーまあ、監視船がうざかったから、 元の国でいろいろしてきたけどね〜〜¥ どうやら金色の宝億姫は寄り道をしていたらしく、自分のとこに集まって きた監視船が五月蝿くて所有元の国でいろいろやってしまったらしい。 !私の愛機にミサイル打たれた・・・だから・・・土でいっぱいにした・・・埋没・・・ 埋没埋没埋没埋没埋没埋没埋没・・・・・・! 片方の黒色の極空号も適当に飛ばしたミサイルが偶然当たったらしく、それ に腹立てて、ミサイル発射元の国でいろいろとやってしまったらしい。 ¥あかん..すでに誰かが守っておるやないかぁ〜マジ最悪ぅ〜¥ !邪魔者はまとめてつぶせばいい・・・削除・・・削除削除削除削除削除削除削除・・・! リアル超豪棒砲を破壊しにやってきた2機が、ようやく砲台を視界に捉えると、 やはりあまりのリアルさに驚いてしまったようだ。 ¥超マジィーあんなお下劣ありえなぁーい¥ !あれは即座に..破壊..破壊破壊破壊破壊・・・! 「はぁぁ〜マジで7姫将が来ちゃったのね..バイトとは言え、面倒だわね」 迫ってくる7姫将に対して砲台を守る1機のロボットの余裕の表情を見せていた。 ¥ちょっとぉぉ〜何や。あのロボットぉぉ〜!?うちらのパーツがついてるで¥ !あれはどれも複製したもの・・・コピー・・・コピーコピーコピー! 「コピーとは心外ね..一応、このミックスXはオリジナルのつもりだけど」 そう、秋歌が操るロボット、ミックスXは何故か7姫将のロボットのパーツを めちゃくちゃに付けており、どうやら7姫将の落とした部品を解析して、それ を構わず搭載してしまった名の通りのミックスロボットであった。 ¥要はうちらの部品の寄せ集めロボってとこやな¥ 「せめて、いいとこ取りロボットといって欲しいわね〜」 ¥あんた、欲張りすぎやで〜そんなんが動くと思うわけ?¥ 「まあ一応、形になるとこまで考えて作ってたとこなんだけどぉ〜。ミックス Xの力を甘く見ると怖いかも知れないわよ〜♪」 ¥そっか、じゃあ、見せてもらうで。その力ってやつを¥ !愚かなくずに制裁を・・・制裁・・・制裁制裁制裁制裁! 7姫将の2機が凄まじい勢いでミックスXに接近を始めるが、秋歌は相変わらず 余裕の表情を見せていた。 「ふぅ〜確かにこれは未完成すぎるロボットよ。だけど、1つだけしっかり作った とこはあるわ!超照天の質量交換物質瞬間移動技術よっ!」 何といきなり、超照天の物質瞬間移動の呪文を発動するミックスXだが、その機体 には何の変化も起ころうとはしない。 ¥失敗みたいやな。それのどこが物質瞬間移動や?¥ 「別に機体が移動するわけじゃないわ。元々、時給10万32円のバイトはフェイクなの♪ 本当は別の時給14万9998円のバイトで来たつもりだから」 ¥どういう意味や?¥ 「あなた達の目的はこの砲台を破壊することよね。それは叶えてあげるわ。けど、 それなりの代償も払ってもらうわ。等価交換ってとこかしら?」 ¥あ・あんたぁぁ〜まさかぁぁ¥ 「このミックスXは貴女の言うとおり、まだまだ研究の余地がある機体なの。7姫将 のパーツを欲張ったせいで、1つでも技を出すと大爆発するの♪」 ¥なんやとぉ..まさか、あんたの目的は!¥ 「このエロ砲台と7姫将を1・2機、道連れにすることっ♪バイバイ」 ¥しまったぁ〜逃げるぞ!グランドゥム!¥ !間に合わない..手遅れ..けど、次には借りを返す! ドバァァァァァァーーーンンッ!激しい轟音が鳴り響き、宝億姫と極空号が大ダメージ をくらってはるか遠くの海中へ放り出された。 もちろん、超豪棒砲も破壊されてしまったことは言うまでもないだろう。 ちなみに上手く物質瞬間移動した秋歌は大きくため息を吐きながら名古屋城の天守閣 の屋根に何故かいたのであった。 「はぁぁ〜どうして、こんな場所に移動してしまったのかしら..まだまだ研究の余地 があるわね..しかし質量交換で金のしゃちほこの一部が日本海に行っちゃったみたいね.. あとで探しにいかないとまずいわね」 とりあえず屋根で助けを待つ秋歌だが、実は全裸のままとなっていた。 「報道ヘリが来たら、おしまいだわ..服が一緒に移動できないのは大問題よね.. このままじゃ鯛村4姉妹3女、長女の春緋に続いて裸でご乱心って書かれそう..」 だが、少し手遅れだったらしく、観光客が気付いて写真を撮り始めていた。 「ああぁ〜顔だけはやめてぇぇ!おっぱいやおま●こは撮ってもいいけど、顔はだめぇぇ」 秋歌が恥ずかしい目に遭ってる一方、美瀬乃Mの方では未だ硬直状態が続いており、 光夢機がアバウトA、ラストマンXの2機と対峙する形となっていた。 #どうやら..また姉が裏切った..# =秋歌姉が敵になったということ?= #いいえ..別の依頼で砲台を破壊した..# 【おほほほっ..相変わらず、信頼関係の薄い姉妹よね〜これで我が目的も叶ったってことね】 =信頼関係が薄いって..あんたがその姉妹の長女なのだ〜= #喜ぶのは早い..宝億姫と極空号も共に破壊した..# 【何ですってぇ..それじゃ7姫将で動けるのは..】 #そう..炎鋼将、彗七皇、樹守丸もしばらくは動けない..残りは2つ# =それはすごいチャンスなのだぁぁ〜要はこの馬鹿姉を倒せば残りはボスだけなのだ= 【そんな簡単に行くと思うのかしら..夏恵、冬羽】 もうすでに3姉妹の争いへとなっている状況の中、美瀬乃Mが少しずつ退却し始めてる。 実は美瀬乃Mの方では博士の密命が助郎に下っていたのだ。 「助郎!!このどさくさに紛れて逃げて帰ってくるのだ。これぞ兵法ぞ!」 「いや..それってかなりずるい気がするんだけど...」 1歩ずつ後ずさりしていく美瀬乃MにアバウトAが気付いてしまった。 =ああぁ〜変態巨大おま●こが逃げていってるのだ= 「何よ!その危ない名称は!」 #この馬鹿姉たちは私が引き受ける..さっさと退却しなさい..# 【簡単に逃がすと思うわけ?】 =ああぁっ!もう、面倒なのだぁぁ!まとめてこの夏恵ちゃんが倒すのだぁぁ= #夏恵姉さん?何を..# =これぞ!アバウトAの超必殺技ぁぁ〜!!アバウトサンダーなのだぁ!!= 夏恵の掛け声と共にアバウトAの身体が光り輝く! どうやら、強烈な雷撃エネルギーがアバウトAに集まってきたのだ。 バリバリバリリリリッ!! バリバリバリバリバリリリリッ!! =・・・あれっ...う〜〜ん(・・);;;= 「どうしたのよ?」 =・・・・・とりあえず、脱出ボタンをぽちっと..= 「こ・こらっ!今何て言ったぁぁぁ!!」 =予想以上のエネルギーなのだ。とりあえず26号に期待するのだぁぁ!= 「まさか!!自爆する気なの?」 =自爆じゃないのだ!!強制分解とでも名付けるのだ!!= 「この馬鹿!!助郎はどうするのよ!!」 =大丈夫!私の愛する助郎さまはこれぐらいでは問題ないのだー!= 夏恵はそう言うとさっさと脱出ポットで空遠く消えていってしまった。 シュパパパパパァァァァンンンン!! =あでゅーなのだぁぁぁーー= 「こ・この馬鹿娘ぇぇぇーーー!!」 【どうやら、退散した方が良さそうね..サンミーコ様、お願いします】 『わかりました。炎鋼将と共に回収します。』 敵本部にいるロボット「超照天」が物質瞬間移動の呪文を唱え始める。 炎鋼将と光夢機の機体が徐々に消え行く中、冬羽のラストマンSが突如、光夢機 に向かっていった。 #これを待っていた..あなた達が砲台破壊のおとりなら..砲台もおとりだ# 【なっ?ど・どういうことですの!?】 ラストマンSが消え行く光夢機にしがみつき、こう呟き始めた。 #物質瞬間移動修正...我も共に移動する..# 【何ですって!あなた、単独で乗り込む気?本気で勝てると思うの】 #乗り込むのではない..超照天を壊す為だ..この機体はすでに持たない# 【しまったっ!サンミーコ様!お逃げください!こいつの目的は7姫将の破壊です】 #美瀬乃M..あなたは自力でここを逃げて..残りの7姫将はすべて破壊する..# 何とラストマンSの目的はミックスXの秋歌と同じ、7姫将の破壊であった。 「冬羽ちゃん..」 「すまぬ!冬羽。お前の行為、無駄にはせぬぞ。全裸肌色リアル銅像としてその 栄光を後々にも伝えておこうぞ!」 #いや..それは困る..脱出はするつもりだから..お断りする# 「何か、恩を仇でかえしている気もするけど..」 こうして炎鋼将と光夢機と共に消えていくラストマンS。 消え行く寸前、連続した爆発音がしたところを見ると7姫将に大きなダメージ を与えたことであろう。 あとは、自爆寸前のアバウトAを置かれてしまった美瀬乃Mが脱出するだけだが、 まともに動けない状況である以上、最大のピンチと言えよう。 「じっちゃーーーんん!!どうするっす!!もう手遅れっす!!」 「そうよ!おじいちゃん!!せっかく敵が退散したのよ。何とか手を打ちなさいよ!」 「もちろん!こんな時の為に考えた超潮波を出すのじゃ!!」 「超潮波?またくだらないものを!!」 「助郎、Gスポットスイッチを刺激するのじゃ!!」 「こらぁぁーーなんなのよ!Gスポットスイッチって!!」 「美瀬乃Mの秘部から出される超必殺技じゃ!!」 「まずは股間に手を伸ばし、秘部に指を押し付けるのじゃ!!」 「じっちゃーーーんん!!無理っす!コントロールがきかないっす!!」 「ぬぬぅぅー!仕方ない!!簡易遠隔コントロールを出すしかない!」 「簡易遠隔コントロール?」 「そうじゃ!見よ。これぞハンド装着簡易遠隔コントロールじゃ!!」 「・・・で、それをどうするの..」美瀬乃は嫌な目つきで博士を見ていた。 「もちろん!お前がコントロールするのじゃ!!」 「じょ・冗談じゃないわよ!!なんで私がそんな事を!!」 「助郎がどうなってもいいのか?美瀬乃!!」 「ぅぅぅぅぅぅーーーー」 美瀬乃Mのピンチにハンド装着簡易遠隔コントロールをつける様に迫られた 美瀬乃。 果たして美瀬乃がこのコントロールをつけて超潮波をくり出すのであろうか
☆☆☆次回予告☆☆☆
美瀬乃Mのピンチにハンド装着簡易遠隔コントロールをつけるはめになった 美瀬乃。 だが、意外にも未だに机の角で満足している美瀬乃には初めてのことでも あった。 「わ・私〜ゆ・指なんて挿れたこと〜ないのよぉぉーー」 「なぁに!!こう言う事なら、わしにまかせるがいい!!」 「こ・このエロじじいぃぃーー!」 果たして美瀬乃は初めてのオナニーで潮を噴く事が出来るのか? 次回「美瀬乃M、自慰せよ!!」をお楽しみに。


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