第19話前編「えろなり小僧、参上」(挿絵:さばにしきさん)


※時々CGと文字が重なる場合がありますので、その時は1回再読み込みしますと直ります。

 今日は朝から荒れ模様であり、どんよりと出ているかみなり雲を見ると ある妖怪の事を思い出す「おしゅうちさま」。  その妖怪はかみなり雲が出るときにしか現れず、女性のお腰(腰巻き) を奪うことが大好きな妖怪でした。  もう長い間、姿を見なかったことから、遭う事が出来ないのかなと思う と悲しい気持ちになってしまう。  ただ、フェレくんや「しゅうちぼう」など、いろいろな妖怪が最近の羞 恥の力の上昇で目を覚ましているので会えるのかも知れない。  その妖怪の少し憎たらしい口調が懐かしく思う中、「おしゅうちさま」 の耳におかしなかみなり音が聞こえてきた。    ピカッ!ゴロゴロ..ピカッ!エロエロ..  ゴロゴロゴロッ..エロエロエロッ..  もしやと思って急いでかみなりの音がする方向へ向かう「おしゅうちさ ま」。  すると身体がヒクヒクしびれている女子高生たちの下着を一生懸命に脱 がしている妖怪「えろなり小僧」の姿があったのだ。 <最近のオナゴのお腰は面白いナリ〜。特にこの上に付けているものが取 るのが面倒だけど、楽しいナリ〜>  見た目は可愛い小人のからくり人形みたいな姿をしている「えろなり小僧」。  ただ、背中に背負っている籠に下着を脱がして放りこもうとしているの で、とんでもない妖怪だ。  今、「えろなり小僧」が倒れてる2人の女子高生の下着を脱がしている のだが、落ち着きがないせいか、脱がし終える前についつい別の下着に目 移りしてしまう。  昔から脱がしかたが中途半端であり、そんな懐かしい姿を見た「おしゅ うちさま」が声をかけると、えろなり小僧も下着を集めるのを中断して大 喜びして、向かってきたのだ。 <「おしゅうちさま」お久しぶりナリ〜。そうか、我輩の目が覚めたのは ここらの羞恥の力が増していたナリね>  久々の再開をお互いに喜び合うのだが、肝心なことを忘れている。  そう、痺れが回復した女子高生たちが2人の間を取り囲んでいたのだ。 「何なのよ。この変な人形はぁぁ〜」 「あぁっ!私たちの下着が籠にぃぃーー」  下着を取り返そうと殺気立ってる女子高生たちに助っ人しようとした「 おしゅうちさま」にえろなり小僧が待ったをかけてきた。 <我輩、力を借りるほど、弱くなってないナリ!むしろ、この時代の方が 昔より力が取れやすくなったナリーー!>  そう言って近くの電柱に向かって手をかざし始めるえろなり小僧。  このえろなり小僧の力の源は電気であり、フェレくんが風の力を操るの に対して、こちらは稲妻の力を羞恥の力として出せるのであった。 <昔はかみなり雲からしか取れなかったナリが、今はあちこちから電気が 取れるナリーーー>  ピカッ!エロエロエロエロッ! 「ひゃぁぁぁぁんんんっっっ!」「ふひゃぁぁぅぅんんっ〜〜〜」  電線から吸い取った電力で激しい電撃?を出して女子高生たちを痺れさ せたえろなり小僧。  もちろん、これは電撃ではないので彼女たちは感電したわけじゃない。  実は電気を元にして、低周波を強力にした特殊な電気に変換していたの だ。  つまり彼女らは痺れるほどの性感刺激を受けているようで、これを浴び てしまうと、ほとんどの子は快感で動けなくと共に、おま●こが思い切り 濡れてしまうのであった。

再び、えろなり小僧が痺れて身体
が動かない彼女たちの下着を剥ぎ
始めた。
<やっぱり、このブラというのが
面倒だけど、欲しいナリ〜>
脱がしたブラを丁寧に折りたたん
で籠に入れていくえろなり小僧。
<次は可愛いピンクのお腰を..
いや、こっちの柄のお腰も..
やっぱ、ブラを取るべきナリ〜>
2人のショーツを中途にしたまま
結局をブラを取ることにした目移
りが多いえろなり小僧。
だが、今度は電撃快感の刺激が強
いせいか2人ともおっぱい丸出し
でよがって悶え続けていた。
そんなえろなり小僧のパワーアッ
プを見て喜ぶ「おしゅうちさま」
だった。

<やっと、お腰も取ったことだし、久々に勝負をするナリか?>  えろなり小僧の憎たらしい口調でかっての懐かしさがよみがえる「おし ゅうちさま」。  昔はよく2人で勝負をしたものであり、久々に勝負を受けることにした。  ただ、勝負と言っても別にお互いが戦うわけではなく、「おしゅうちさ ま」の新技を見せてもらって、それをえろなり小僧が羞恥判定するもので あった。  えろなり小僧が感激すれば「おしゅうちさま」の勝ちであり、感激でき なければ「おしゅうちさま」の負けとなる。  もちろん、即答で勝負を受けた「おしゅうちさま」が自販機を見つけて 前回のすぽぽん能力を見せようとしたが... <悪いナリが、服が飛ぶ力は噂で聞いたナリ〜。1度、耳にした力ではこ のえろなり小僧の感激が半減するナリ〜>  どうやら、前回すぽぽん能力をあちこちでやったせいで、噂が広まって しまったらしい。  ここは、新しい羞恥の力でなくては勝つことができないと思った「おし ゅうちさま」は、まだ使ったことのない新技で勝負をすることにした。 <どうやら..新しい技を使うナリね..>  えろなり小僧の問いに頷く「おしゅうちさま」が新技を披露する場所と して駅のホームを指定した。  だが、2人がホームの方へ向かうと何とそこには年頃の女性が1人も居ら ず、まさかの大失敗をした感じであった。 <場所を間違えたナリね..よく考えれば、まだ帰るには早すぎる時間ナリ>  そう、先ほど下着を脱がした女子高生は学校へ向かう途中であったので、 それから2・3時間ほど経った昼時では、ほとんどの女子高生は学校にい ることになる。 <女子大生やOLも今の時間は駅には来ないナリよ。相手がいないなんて 「おしゅうちさま」らしくない失敗ナリね>  がっかりしたえろなり小僧に対して、「おしゅうちさま」がある方向を 指してこう言ってきた。  あそこに新技を試す集団がいると!  だが、この言葉にえろなり小僧が余計に呆れてしまった。 <冗談は、ほどほどにするナリ〜。あの集団のエッチな姿では興奮できな いナリ〜。いい加減、場所を間違えたと降参するナリよ>  いったい、「おしゅうちさま」は何の集団をターゲットにしたのだろう か?そして、新たな新技とはどんなものなのろうか?
第19話後編
「おしゅうちさま」が指した集団とは何と小学生であり、それも低学年の 女の子たちであった。 <我輩、子供には興味がないナリよ。あの子たちに何かをするつもりなら、 がっかりするナリ〜>  確かに彼女たちの服を脱がしたところで何の興奮も起きないだろう。  えろなり小僧や「おしゅうちさま」にとっては、小学生は辱しめる対象 から外れており、ただの騒がしい集団でしかないのだ。  相変わらず、ホームの白線の近くではしゃいでおり、ドキドキというよ りはホームに落ちそうな不安からくるハラハラという感じであった。  だが、顔も可愛く、発育もいい感じのため、あと7・8年も経てばどの 子も素晴らしい女性になるのは確かであろう。 <あれだけ可愛いと将来が楽しみナリ〜。きっと数年も待てば、あの身体 も見事に成長するナリ>  そんなえろなり小僧の言葉を聞いて、「おしゅうちさま」が彼女たちが 手に持っているあるモノを指してきた。  それはステッキみたいなおもちゃであり、最近流行の魔法少女アニメで 主人公が使っているものであった。 <ステッキを指して何が言いたいナリか?我輩、全然わからないナリ〜>  えろなり小僧の疑問に答えるために今度は駅のホームに張ってあるアニ メの宣伝ポスターを指してきた。  そのポスターには小学生らしき女の子が魔法を使って変身している様子 が描かれており、先ほどの魔法少女アニメの宣伝らしい。  そして、ホームで遊んでいる女の子たちも主人公の魔法少女になりきっ て、おもちゃのステッキを振り回して、はしゃいでいた。 「プリリパ、パレラ〜婦警さんになぁれ〜」 「私はスチュワーデスさん」「私はナース」 「じゃあ私は保母さん〜」  その言葉を聞いて、えろなり小僧は何かに感づいて「おしゅうちさま」 に聞いてきた。 <ま・まさか、新しい技とは..この魔法少女をヒントにしたナリかっ>  えろなり小僧の問いに頷いた「おしゅうちさま」が女の子たちのステッ キに力を与えてきた。  そして、力を含んだステッキで唱えた女の子の身体が何とアニメと同じ 風に17歳の女子高生へ一気に成長したのだ。  ただし、アニメの様に服が変化するわけではなく服がそのままでビリビ リに破れた素っ裸の恥ずかしい姿になってしまった。  女子高生になった彼女たちは、見事なおっぱいやいろんなとこが丸出し になったのだが、羞恥心がまだそれほどない年齢のせいか、逆に魔法で成 長したことに喜んでいたようであった。

「すごーい、すごぉーい、本当に
大人になったよぉぉ〜〜」
「見てみてっ♪私のおっぱいが、
こんなに大きくなったよ〜」
「本当だ、すっごく柔らかいよ〜
揉みもみしちゃお〜♪」
「きゃははっ、くすぐったいっ」
お互いに成長した姿に大喜びしな
がら裸ではしゃぐ子供たちの姿に
えろなり小僧は大いに感動した。
<これは見事ナリ〜。まさか身体
を成長させるとは思わなかったナ
リよ>

ちなみに破いたしまった服はちゃ
んと代わりの服を用意してる「お
しゅうちさま」であった。

 結果として、えろなり小僧が新技に感激したので勝負は「おしゅうちさ ま」の勝ちとなったが、もうそんなことはどうでも良くなっていた。  えろなり小僧をもっと喜ばそうと、「おしゅうちさま」が次々と新技を 女の子たちにかけて女子高生へ変化させていたからだ。  だが、ここでちょっとしたハプニングが起こってしまった。  孫娘へのプレゼントにとステッキを買っていたおばあちゃんたちにも新 技をかけてしまったのだ。 <これは不味いナリよ!これ以上、歳を取ったら大変なことになるナリ! いやっ、想像以上の危険な姿になってしまうナリィィ〜> 「おしゅうちさま」も間違えてかけてしまったらしく、歳をとってしまう のかとハラハラしたが、どうやらそれは無く、何と一気に女子高生の姿へ 若返ったのであった。 「おおっ、私の身体が若返ってるぞ」「今のコギャルと比べ物にならない 私の美貌が戻ってきたわ」「こんな古臭い服は無用じゃ」  女子高生の姿に戻ったおばあちゃんたちが服を脱いで、お互いの身体の 張りを確かめ始めた。 「見よ。このおっぱいの張りを。今の若い娘なんか負けはせんぞ」 「私なんか、実はGカップだったのだぞ。弾力もばっちりなんじゃ!」 「私は色素が薄かったから、見事な薄ピンクの乳首じゃよ。かっての綺麗 な桜乳首が蘇ったわい」  若返ったおばあちゃんたちも、大喜びしながら駅ではしゃぎはじめてきた。  はたから見ると大勢の女子高生たちがホームで裸で喜びあってる姿とな り、すごい光景となっていた。  中には記念写真なんか取る子もいて、しばらくの間はホームは大騒ぎの ままとなった。 (ちなみに写真の方は若い状態のままで残っています)  こうして大人になりたい女の子と若返りたいおばあちゃんの夢をかなえ てあげた「おしゅうちさま」だが、当面の間、日中のホームでは噂を聞い た小学生とおばあちゃんがバトンを持ってやってきて、素っ裸の女子高生 姿となって楽しんでいたのであった。


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