第1話「3エロトリオ三暗刻」


今日はとある小学校の修学旅行であり、目的地である日光を目指して バスで向かっている途中であった。 生徒はそれぞれにクラス別に乗り込んで各バスの中では歌ったり、 ゲームをしたりと大騒ぎな状態であった。 そう、ここまではごく普通の修学旅行の風景なのだが、ある1クラス のバスだけは少し雰囲気が違っていたのであった。 クラスメイトの女子たちは鋭い目をして何かを監視している様子で あった。 そう、彼女らは同じクラスメイトの3エロトリオ三暗刻を監視して いたのであった。 ちなみに三暗刻とは三瀬太の”三”、安雄の”安”、康介の”康” から取って名づけられたあだ名であった。 三暗刻の3人はなんと後ろの座席にロープで縛られており、さらに 担任の舞子先生が見張っているとんでもない光景になっていた。 バスガイドの井口 純美(いぐち じゅんみ)もおろおろしながら 女子たちに聞いていた。 「ねえ?なんであの子達、後ろで縛ってるの?」 「いいのよ。あいつらを野ばらしにするととんでもない事するからよ」 バスの1番前に座っていた学級委員の今日美は三暗刻を睨みつけながら 言ってきた。 「とんでもない事って?」 「やらしい事をしてくのよ」 「やらしい事。でも、あれはちょっとやりすぎじゃ」 「あれでも危険なのよ。だから監視してるのよ」 「?でも、あの子達ロープで縛られてるんじゃ・・・」 「ロープは甘い方よ。本当だったら鎖で縛りたいわよ」 「く・鎖で?そんなに危ないの?」 「そうよ。だからバスガイドさんもあいつらの事は気にしないで」 「は・はい...」(そんなに危険には見えないんだけど...) その頃、後ろの席ではロープに縛られた三暗刻がぼそぼそ話しをしていた。 「へへっ。親分どうでやんすか?あのバスガイドは?」 「なかなかいい体だね。さすがグラビアクイーンだけあっただけの体だね」 「そうでしょ。親分。今回は探すの苦労したんすよ。親分無理ばっか  言うんだから」 そう、このバスガイドは元・グラビアクイーンであり数年前、憧れのバスガイド に転職した女の子である。 今回、エロ康がいつもの財力を駆使してセッティングしたバスガイドなのであった。 エロ康。 一見キザっぽく見えるが無類のスケベ好きでスケベな為なら      大金を惜しまないとんでもないガキであった。      ちなみに家はものすごいお金持ちで、あのビ*ゲイ*も真っ青に      なるほどの大金持ちであった。 「けど、みせった。どうするよ。これじゃ何も出来んぞ」 「大丈夫だよ。安さん。その辺はエロ康が手を打っているよ」 「まかせるでやんす。こういう事もあろうと運転手もこのバスもこっちの  手の者なんでやんす」 「さすがだな。エロ康」 「けど、運転手じゃここまでこれねえんじゃ?」 「それだけでないんでやんす。実はバスにも仕掛けを施したでやんす」 「脱帽するぜ、エロ康」 「親分、照れるでやんす。さてとそろそろ合図を送るでやんす」 エロ康が何やら合図を出すとバスの運転手はあるボタンを押したので ある。 そのボタンが押されると三瀬太たちの座席の床が少し開き、中から みせ太郎が出てきたのであった。 みせ太郎。 一見はただのからくり人形にしか見えないか実は高性能       のロボットであり、三瀬太の所に居候しているロボット       であった。       そして三瀬太の作った羞恥アイテムを格納し管理している       ロボットでもある。 三瀬太(みせった)。実はこの、みせ太郎を作った無類の発明好きの少年。           そして女性を羞恥に落とす羞恥アイテムを次々と           作る本編の主人公である。 みせ太郎は、ちょうど舞子先生や前の女子たちの死角から現われたので まったく気付かれなかったのであった。 「おー、みせ太郎。すまんな。ずっと床下にいてもらって」 「いいであるよ。それよりロープを早速外すある?」 「いや、今はまだ早い。それよりアイテムは持ってきたか?」 「ばっちりあるよ。すぐにでも出すあるか?」 「ああ、頼む。まずはすいむすいむ棒を出してくれ」 みせ太郎は羞恥次元ふろしきより羞恥アイテムすいむすいむ棒 を出したのであった。 「これでみんなを眠らすあるか?」 「いいや、とりあえず舞子先生だけを頼むよ」 「OKある。ほれ、眠るあるね」みせ太郎は席の死角から舞子先生に 向かってすいむすいむ棒を振ったのであった。 すいむすいむ棒は相手を熟睡させる棒であり、舞子先生はあっと言う間 に睡魔に襲われ始めてくる。 「なっ?急に眠気が?なんで?・・・だ・だめ少しだけ少しだけ休憩・・・・」 先ほどまで立って見張っていた先生は三瀬太の前の席に座りあっと言う間に 熟睡してしまったのであった。 「よく眠ってるでやんす。親分、まずはこっちをやりますか?」 「いや、今日美がまだこっちを不信そうに見ているよ」 「・・・たしかにまずいでやんすね。他の女子も見てるでやんすよ」 「・・・安さん。なんかいい知恵ないか?」 安さん。見た目はごっつい親父に見える小6のガキである。     見た目も老け込んでいるが、中身も中年親父の様なエロを好む所     から安さんと呼ばれている。 その安さんが名案を三暗刻に出してきた。 「ふふっ。ここはバスの中だぜ。こういう場で女子を黙らす手はひとつだ」 「けど、相手はガキでやんすよ。性感のアイテムじゃ難しいでやんすよ」 「性感じゃないぜ。みせった。ちょっと耳を」 「ふむふむ。さすがだね安さん。これならあの今日美も黙るだろうね」 「うん?何でやんすか?安さん。親分。2人だけでずるいでやんすよ」 「わかったよ。ほら、耳を貸せ」エロ康にも事の内容を伝えた。 「なるほどでやんす。安さん。見事でやんすよ」 「じゃあ、行くとしますか。みせ太郎。沸くワクにょっとだ」 「OKある。沸くワクにょっとーーー」 沸くワクにょっと。一見ただの小型の湯沸しポットだがこれを付けると 近場にいる対象女性に尿意を与える事が出来るポットである。 「えっと、ダイヤルは小学生っと。あとはスイッチONある」 みせ太郎がスイッチを入れるとバスの中の女生徒が次々と腰をもじもじ し始めたのであった。 (!!な・なんでおしっこが?さっきトイレ行ったのに?) 前の席にいた今日美も顔を真っ赤にして腰をもじもじし始めた。 「ふふっ、見るでやんす。女子どもみんな慌ててるでやんすよ」 「どうだ。みせった。女にとってこれほど恥ずかしいものはないぞ」 「さすが、安さん。こういう事は頭が回るね」 「まかしておけよ。こういう事は。でも後はお前にまかせるぜ」 「そうでやんすよ。そろそろ親分の出番でやんすよ」 「そうだな。おい、みせ太郎ちょっと耳を」 三瀬太(みせった)は、みせ太郎に何やら耳打を始めた。 「OKある。夢遊コントローラーーー」 夢遊コントローラー。名の通り、眠っている相手を自由に動かせる コントローラーである。 「親分、先生を動かして何をするんでやんす?」 「今日美だけは早めに手を打たないとやばいからな」 「なるほど。念には念をって事か..」 「そういう事だ」 「けど、先生も早くいろいろしたいでやんすよ」 「そうだな。せっかく眠っているんだぜ」 「まあまあ、2人とも..気が早いなぁと言いたいが少しはいいか」 三瀬太は目でみせ太郎に合図を送った。 「・・・わかってるある。まずはこれを見ないとね」 操られてる先生は三瀬太の方に振り返り、女子たちが見えない様に上着を ブラごと一緒にうまく捲ったのであった。 舞子先生のEカップの胸が思い切り三瀬太たちの目の前で大きく揺れたので あった。 「相変わらずデカイでやんすね」 「さすが元アイドルやってただけあって綺麗なピンク色だな」 「安さん。親父くせえぜ」 舞子先生。 実は元アイドルであり憧れていた教師になれた新人美人教師       なのだが、これもエロ康の財力が成したものだとは全然知ら       ない先生である。 「親分、下の方も、もう見たいでやんすよ」 「でも、それは危険だぜ。ミニじゃ目立つしな..」 「安さんの言うとおりだ。今はこれだけで我慢しよう」 「わかったでやんす。とりあえず今日美が先でやんすね」 三瀬太は再び目でみせ太郎に合図を送ると舞子先生の上着を元に戻した。 そして、みせ太郎はコントローラーを使って眠っている舞子先生をバスの 先頭まで歩かせたのであった。 そう、これから三瀬太の邪魔となる今日美にとんでもない事が起ころうと していた...


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