プロローグ


 私の名は月芭 巫看子(つきば みみこ)。  地元高校に通う高校1年生の16歳で、実家が地元神社だからさしずめ巫 女女子高生ですね。  どこの巫女と言われると、地元の人しか知らない小さな神社なので説明 しにくいところが悲しいかも。  いや..お正月のことを考えると丁度いいかも知れない。(うんうん)  まあ、神社の大小関係なく世間的には私は巫女と呼ばれており、それな りのこともしてるつもり?  いいや巫女以上のことをやらされている気がする。(絶対にっ!)  大体、私の神社では毎朝ちゃんとお清めの行水をすることになっており、 花の女子高生が神社の裏で朝っぱらから素っ裸になって桶で身体を洗って いるんですよぉぉぉぉーーー!  それも私が洗ってる真ん前は、ただの垣根となってるから正直なところ いくらでも覗き放題となっている。(んも〜最悪っ!)  ただ行水のことはあまり知られてないことから、大人数で覗かれること がないのは救いかも.. (でも..毎日覗いてる大馬鹿はいるんだけど..今日も覗いてるし)  ちなみにこの行水は清めの手順が決まっているので、たとえ覗かれてい ても肌を隠さずに続けなければならない。  当然ながら常連で覗いてる奴には、私のおっぱいもおま●こも好きなだ け見れてしまうのだ。  私には大好きな人がいるというのに..毎日覗かれ放題なんて最低っ!  そう、私が好きな人は同じ高校に通ってる2年生の先輩である誠一くん。  特撮研究部の部長であり、特撮の腕はすでにプロ級であり、数多くの名 作を世に出しているのだ。 (ああぁっ..誠一くんなら恥ずかしい映画を撮られてもいいかもぉ〜〜 ベットシーンも頼まれたらやってしまいそう♪きゃぁぁぅんんっ〜)  誠一くんは特撮の腕以外にもスポーツも得意な上に勉強もそこそこ出来 るんです。顔の方は..カッコいいとはいかないけど、女性にもてそうな 甘いマスクをしてるから、それなりにいいのよぉぉ〜。  だって誠一くんは2年生の女子たちに良く告白されるからもてるという 証拠だよね。  ちなみに告白の答えはいつもこういうみたい。 「ずっと心に決めた人がいるから」と言って全部断っちゃうから痺れちゃ うぅぅ〜。  そんな一途なとこから、学校の中では誠実な誠一くんと呼ばれるぐらい 名前負けしない私の好きな人なんですっ(きゃぁぁぁぅんんんっ〜)  ただ、心に決めた人がいるなら私の恋も叶わないと思うでしょ?  こっほん。実は誠一くんが心に決めた人とは..何を隠そう私のことだ ったんですぅぅ〜。  つまり、いきなり相思相愛っ!もう早く付き合っちゃえと言わんばかり の関係なのよぉぉ〜。  すっごく嬉しい事実なんだけど..なんだけどなぁぁぁぁ... (ため息をつきながら、がくっ)  何でここでがっくりくるかって..信じたくない事実があるから(はぁ〜)  だって..垣根で毎日覗いてる大馬鹿と同一人物だからです。  ああぁぁぁっ〜〜誠一くんの馬鹿っ、スケベっ、最悪さいあくサイアクゥゥー!  こんな彼を好きになってしまったのが私の恥ずかしい高校生活を呼んだ のかも知れない。  そう、バニーDays。一言で言い表せない波乱万丈な女子高生の生活が始 まるのであった。


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