第3話「露出ポイント」


 只今、全裸でほふく前進中の恥ずかしい紅乃衣です。  これも広い意味で4つんばいのようなものだから、勝負は続行中ってと ころかしら?  まあ、このくだらない勝負を持ちかけたエリザベスはすっかり戦意喪失 して、身体を震わしながら私のあとを素直についていっている。  まあ、こちらとしてはその方が有難いわ。ここで変な動きをされたら、 すぐに見つかってしまいそうだから。  経緯としては、ここから20分ほど歩いたとこの橋の下で全裸での川渡 り勝負をしてる途中で流されて、あろう事に自分の高校近くまで着てしま った。  たまたま川を見ていた生徒がいなかったら良かったものの、見ていたら 最悪の展開になっていたに違いないわ。 (きっと、こんな感じかも..)   男子生徒が帰宅途中へ川を見てました、すると川上から大きなおっぱい を揺らした全裸の女子高生が2人も流れてきました。  男子生徒たちは大喜びして女子高生たちをお持ち帰りしました。 (って、こんなくだらない話を考えてる場合じゃないわね..)  ぼそぼそ「エリザベス、もうすぐで人の気配がなくなるから頑張るのよ」  はぁはぁ「こんなスリル、初めてですことヨォォ〜。おま●こぐしょぐ しょになってきましたですことヨ」  ぼそぼそ「ちょっとぉぉーー、こんなとこで喘ぎ声はやめなさいよっ! まだ危険地域なんだからねっ」  はぁはぁ「そんなこと言ってる紅乃衣もいっぱい濡れていますですことヨ」  ぼそぼそ「言われなくてもわかってるわよっ!」  エリザベスの言うとおり、濡れまくりなのは分かってるわよ〜。  何せ、すぐ真上では生徒がお喋りしながら歩いているのよ。スリル満点 の絶好な露出ポイントじゃない..  ただ、まだ誰も見つけたことがないポイントなので歩きにくいし..  石なんかで肌に傷がつくのも難点よね..後でこっそり整備しとこうかし ら..意外と他の露出狂な子も使ったりしてね。  はぁはぁ「紅乃衣のおま●こ。濡れすぎですことヨ」  ぼそぼそ「・・・ちょっと、考えことしてただけよ..」  はぁはぁ「ニンジャァーの修行ですね..1人締めはいけないですことヨ」  って何で忍者の修行でおま●こ濡らさなきゃいけないのよっ!  やっぱり、エリザベスって自分の性癖を発散させるために上手く利用し ているような気がする..  何とか気を保ちながら進んだおかげで、ようやくルンがいるところまで 戻ることが出来た私たち。  今さら、勝負の続きなどしたくなかったが、何故か戻った私は再び、川 渡りをしてきた。  今度は川の流れに注意しながら渡ったので流されることなく、ルンの元 へ着くことが出来た。 「Ohoooo〜。さすが紅乃衣デス。これぞクノイチのカガミデス〜」 「ルン!あんた、川の流れが早いことを黙っていたでしょ!」 「さあ、何のコトデスカ?百獣王は子をガルラの谷から突きオトスってア リマス〜。こんなことでは伝説の守護神は蘇りませんデス」  おいっ..また理解しにくいこと言ってきたわね。このアニメおたく.. 「ちなみにルンはダルタニアスもオススメデスネ〜。クロス・インのクロ ス合体、カッコイイデス〜」  だから、分からないって言ってるでしょ!あんた本当に女子高生なの?  ルンのわけ分からない話を聞いてる間に、ようやくエリザベスも身体を ヒクヒクさせながら川渡りを終えてきた。 「今回は前回よりもステキでしたですことヨ..今日も私の負けなのでお しっこぉしますですことヨ♪」  そういって勝手に罰を始めてるエリザベス..  って言うか、私たちの目の前でおしっこしたいだけのような..  こうして今回も無事に恥辱の勝負が終わったのだが、また帰り際にエリ ザベスがリベンジを宣言してきた。 「次こそ負けませんですことヨ!またリベンジシですこと」 「エリザベス..あんたねぇぇっ!」 「紅乃衣、いいライバルが出来ました。共に精進を続けるのデス♪」  いや..精進じゃないでしょ!むしろ本能のままに恥ずかしいことを求 めてるだけじゃないっ!  ああぁぁぁっ、私ってぇぇ、どんどんドツボにはまっている気がします んですがぁぁぁぁーーーー!  とりあえず、早く家に帰って今日のことは忘れたいよぉ〜。  全て忘れて、明日からは平穏な生活に戻らないかしら..  だいたい、こんなこと、家族に知られたらどうするのよ..私のお母さ んは通ってる高校の教師だし、お姉ちゃんは風紀委員長なのよ..  お父さんは..別にいいわ。スケベだから..いや考えようによっては 一番知られてはいけないのかも..  何せ、スキンシップと称して、娘のおっぱいを堂々と揉んでくるスケベ 親父だから..  ガチャ「ただいま〜」(美味しそうな匂いがする〜、そっかもう夜か..) 「遅かったわね、紅乃衣。女子高生が夜遊びとは感心しないわよ」 「ごめんなさい..お姉ちゃん」 「もう食事だから、早く手を洗ってきなさい」「うん」  ぅぅ..お姉ちゃん、結構怒ってるかも..お母さんも怒ってるのかな..  お母さんに怒られることをビクビクしながら台所に行くと、お父さんが すでに帰っており、遅く帰ってきた私に小言を言ってきた。 「遅いぞ、紅乃衣。お前が帰ってくるまでみんな食べずに待ってたんだぞ」 「はぁはぁ..そうよぉ〜。お母さんを悲しませることはしないでよぉ〜」 「えっと、とりあえずごめんなさい..ちょっと買い物してました」 「そっか。まあ、次からは早く帰ってくるんだぞ」「はぁはぁ、そうよ〜」 「ところで私からも1つ言っていい?」「なんだ?」 「はぁはぁ..どうしたの?紅乃衣ちゃん〜」  すぅぅぅぅ〜〜(息を大きく吸う音)「お父さんっ!お母さんっ!何度 言えばわかるのよっ!娘の前で合体なんかするなぁぁぁぁっ!」 「いや、腹が減ってるのを紛らわそうとしてな..」 「はぁはぁ、もうすぐでイくから、ちょっと待ってぇ〜」  実の娘がいる前で、お父さんの椅子の上にお母さんが座っており、思い 切りピストン行為をしているのだ。  今でも仲がすごくいいのは良いことなんだけど、娘の前でするなっ!  それも2人とも下半身丸出しじゃないっ!  ああっ、いろんなとこが目に映っちゃうじゃないのぉぉぉ〜。  思い切り顔が真っ赤になる私だが、横を見るとお姉ちゃんが平然とした 表情で食事をしはじめた。 「お姉ちゃんっ!お姉ちゃんからも注意してよっ!風紀委員長でしょ!! 年頃の姉妹の前でSEXしてる両親なんて異常でしょ」 「確かにそうだけど..外で変なことするよりはいいんじゃないかしら」 「何でそんなに平気でいられるのよぉぉ〜」 「いつものことだから慣れただけよ。ただ、食事中だから変なモノは飛ば さないでね」 「お姉ちゃんっ!そういう問題じゃ..」  目の前でずっこんばっこんしてるのに、少しも動じないお姉ちゃん。  何で、そう冷静な状態で見られるのよ..大体、こんなのを年中見せら れて、真面目にここまで育った私たちってすごいかも..  特に、お姉ちゃんは学校の風紀を取り締まる風紀委員長だから、世間か らは厳しい家庭だと思われてるのよね〜。  まあ、下半身丸出しで悶えてるお母さんも一歩外に出たら真面目な女教 師に変わるしね..変わらないのはスケベ親父だけかも.. 「さて、紅乃衣も帰ってきたから食事にするとするか〜。ママにはパパが 口移しで食わしてあげるからな」「んも〜、あんたったらスケベなんだから」  何が悲しゅうて両親の性行為を見ながら食事しなければいけないのよ..  もう家の外でも中でも、恥ずかしいことだらけじゃないのよぉぉぉーーー!
第3話後編
 翌日、この日は運がいいことにルンの馬鹿修行がなく、久々の早い帰宅 が出来そうであった。  毎日、全裸で校内散歩なんて危険極まりないわよっ! 「はぁぁぁ〜、昨日は家でも外でも散々な目にあったわぁぁぁーー」  今日はルンもバカお嬢様と関わることがないから、安心だわぁぁ〜。  とりあえず、邪魔な小石はどかしておかないとね..ここにもあったわ! 「・・・・・・・・・・」 「・・・・・・・」 「・・・・」  っておいっ!何で私は4つんばいで小石拾いなんてしてるのよぉぉぉ〜!  それも昨日ひどい目にあった草むらの中をおっぱいを揺らして、全裸で 移動してるなんて..  ううっ..おそるべし!真性の露出狂な私..  ルンもバカお嬢様もいないのに1人で昨日見つけた露出ポイントの整備 をしてるなんて、自分自身に呆れてしまうわ。  でもぉぉ〜露出狂としては、この絶好ポイントをそのままにするなんて 出来ないのよぉぉぉ〜〜。  最近は強制的な露出が多いから、自発的な露出もしたくなっちゃうから 私ってつくづくイケナイ女性かも知れない。  まあ、深く考えるのをやめて、整備も大体終わったから、今後はここを 紅乃衣露出ポイントとして活用しなくちゃね♪  そう、私1人の絶好ポイントにしたつもりだが、数日後とんでもない事 が起こったのだ。  この日もルンが基盤漁りに秋葉原に行ってしまったので、1人で露出を 楽しむために土手の方に行ったら、何と先客がいたのであった。  不自然に動いている草むらの位置は私が整備したとこと一致している。  こんなとこを隠れて移動するなんて、露出目的がない限り、するはずは ないわ。  まったく、人が見つけたポイントを勝手に使うなんて、どこの露出狂よ!  まさか、バカお嬢様?いや、エリザベスはまだ1人でする勇気はないし、 まずは私を巻き込もうとするはずよね..  となると同じ高校の女子よね..わざわざ、ここまで露出しにくる事は ないし、誰かがこのポイントを偶然に見つけてしまったってこと?  もちろん、正体を暴くつもり気なんてないけど..  だけど..少しは気になるとこよね。  でも、私もこれから使うつもりだったから、下らない詮索はやめること にしなくちゃ。  誰だが知らないけど、整備の続きをしてくれれば良しとしますか。 「はぁぁ〜、このまま家に帰ろうかな..う〜ん..たまには、さっちゃ んを遊びに誘おうかしら」  そう、さっき校内でさっちゃんを見かけたから、まだ残っているはずよ ね。久々にこっちから行ってみますか〜  早速、さっちゃんの教室に行くと、行き違いで帰ったらしく、クラス委 員のみさりんしかいなかった」 「みさりん〜、さっちゃんってもう帰ったの?」 「紅乃衣?珍しいわね、あなたから来るなんて。残念だけど今さっき帰っ たわよ」 「そっか..それは残念..みさりんはこれから用事あるの?」 「私を誘ってるの?嬉しい誘いだけど図書室に用事があるから..」 「そうなんだ..残念」 「そういえば聞いたわよ。噂のお嬢様女子高生と仲良く歩いてたみたいね。 よく知り合いになれたわね?」 「ただ偶然に知り合っただけよ..みさりんなんか校内一..いや全国模 試のトップ5に入る天才女子と仲いいんでしょ?さすが天才どうしってこ とかな〜。図書室の用事もその天才女子と会うんでしょ?」 「まあ、そうだけど。あなたが思ってるほど、そんなすごい関係じゃない わよ..凛のかっての同級生だし..」 「凛?あっ、風紀委員の凛ちゃん?お姉ちゃんが頼りになるって褒めてた わ〜」「あっ..そういやお姉さんって風紀委員長だったわね」 「うん、最近は校内も少し荒れてるから、取り締まりに力を入れてるみたい」 「そうなんだ。お姉さんも大変ね。じゃあ、私もそろそろ行かなくちゃ」 「うん、じゃあまた今度ね〜」  しかし..さっちゃんと言い、みさりんと言い、相変わらず真面目よね〜。  この2人に露出癖なんてバレたら、大変な目にあいそうだよぉぉ〜!  とりあえず、もう1度土手に行ってみようかな..もしかすると先客が いなくなってるかも知れないし..(ドキドキ♪)  居なくなってることを願って行ってみると、今度は別のハプニングが起 こってしまった。 「さっちゃん?帰ったんじゃ..」「あっ..ニンちゃん」  何故か土手の近くにさっちゃんが居て、せっかくの露出計画が水の泡と なったのであった。 (ううぅっ..見たところ、先客が帰ったみたいなのにぃぃぃーーー) 「さっき教室に行ったら、みさりんが帰ったって言ってたけど..」 「あっ..えっと、忘れ物しちゃって〜。どうしても必要だったから」 「珍しいわね。さっちゃんが忘れるなんて。そういえば、さっちゃん。ス カートが汚れてるけどどうしたの?」 「えっ?これ?さっき、転んじゃって..」「大丈夫?」 「大丈夫よ!うんうん」  何か、さっちゃんの様子がおかしいけど、まさか先客を見てしまったの かな..  もし見ていたら、せっかくの露出ポイントが2度と使えなくなっちゃう よぉぉぉー 「ニンちゃん?どうしたの。急に頭をかかえて?」 「何でもないのよ..ところでさっちゃん..そんなに慌ててるとこを見 ると、もしかして変なものを見たとか..」 「変なもの!?..ううんっ。み・見てないわよっ。急にこんなことを聞 くなんて、ニンちゃん..ここで何かみ・見たの?」 「えっ?見てないわよ。ただ、さっちゃんが慌てていたから」  ぅぅ..言えるわけないよぉ〜。露出狂の先客を見かけたのなんて聞い たら、さっちゃんのことだから激怒しそう..  ここは話を逸らさないと。どうやら、さっちゃんは露出狂を見ていなそ うだし。 「そうだ、さっちゃん。この後で何か用あるの?もし良かったら今度出来 たショッピングセンターに行かない?」 「ううん、ないわよ。そうね、忘れ物取って来た後で行きましょう♪」  ほっ、何とか話は移ったかな。それに、久々にさっちゃんと遊びにいく ことが出来たから良しとしますか。  この後は、さっちゃんとショッピングセンターに行ってショッピングを 楽しんで帰りました。  けど、露出が出来なかったので、ちょっと欲求不満かな..  まあ、翌日になればルンの恥辱修行があるから、そこで発散しよ♪


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