第1話「辱しめの没収」


(今日も忘れ物をしちゃったよ..忘れ物をしたぐらいで校内をノーパン でいるなんて変だけど、忘れた私がいけないんだし..だけど、こんなふ ざけた罰だから男子が騒いで困っちゃうよ。ううん、私がそもそも忘れ物 をしなければいいんだから..)  下着を没収されても、負けずに頑張ろうと誓う葉須香。  視聴覚室の罰は下着没収以上の辱しめをされることはなかった。が、男 子が居ない場所では更なる辱めが待っていた。  それは女子更衣室であり、我がままお嬢、貝原優沙が独断でクラスメイ トの一部の女子たちを集めてとんでもないことをしてきた。  一見、葉須香を囲ってお菓子を食べながら談笑しているようだが、そこ はおぞましい風景と化していた。 「しかし、忘れ物したぐらいであんな酷い罰を受けるなんて、この子マゾ なのかしら?」ぽりぽり..ぱりぱり.. 「まあ、忘れ物をしなくても、こういう目に遭うんだけどね〜」ぱくぱく。 「ほら、そこで着替えてる貴女たちもお菓子、食べていいわよ〜」ぽりっ 「は・はい..それじゃ頂きます..」  たまたま着替えに入ってきた女子が葉須香に対して申し訳ない顔を浮か べながら、勧められたお菓子を食べていた。  どうして、そんな申し訳なさそうにしていたかは葉須香が全裸で長テー ブルの上に寝かされていたからだ。  その上にまるで女体盛りをイメージするかのように様々なお菓子が散ら ばっており、一見、性的イビリをされているようだった。 「これぞ、私、貝原優沙特製のわすれんぼの特別罰「おかしなお菓子の罰」 よ〜。無様な皿にされた気分はどうかしら?あなたたちも満足してる?」 「もちろんです!優沙お嬢様。須和さんの無様な姿は気分いいです」 「私も同じです」「私も!」 (…う〜ん、やっぱ無様なのかな?何か違うような..)  何故か当本人の葉須香だけが、この罰の違和感を感じた。 「葉須香さん、転校もせず、不登校にもならずに頑張っているみたいだけ ど、この程度の辱めで済むとは思わないでね♪」 「・・・う、うん」(これって、やっぱイジメなの?最初はそんな感じがし たんだけど..最近は何か違うような?) 「葉須香さんも、このお菓子食べてみなさい。美味しいわよ」 「いただきます..(パクッ)!!!!!うっ!う、う、ううっ!」 「ふふっ、どうかしらん(ニヤリ)」貝原優沙が不敵に笑う。 「ううっ!んんんっ〜まぁいいいいいぃっ!お、美味しいっ!」 「当然よ、こっちはもっと蕩けるわよ〜(ニヤリ)」満足する貝原優沙。  余計なことが考えられないぐらいの美味しいお菓子を葉須香の口へ放り こむ姿に女子たちも少し疑問を抱く。  ぼそぼそ「えっと、あれ貝原さんの手作りよね?何か喜んでいない?」  ぼそぼそ「はっ!あれはほら、高カロリーじゃない?おデブにするとか」  ぼそぼそ「なるほど、須和さんってスタイルいいから、そこを妬んで」  ぼそぼそ「さ、さすが、貝原さん!奥が深い責め方かも..だよね?」  一見、葉須香を溺愛してる風にも見えるが、我がままお嬢なので誰も文 句は言えない。  我がままお嬢、貝原優沙。彼女は有名陶芸家の一人娘であり、父を超え る最高の陶器づくりを目指していた。だが、まだ若いせいか、陶器が作れ ないスランプに陥り、ストレス発散で我がままし放題で学校の問題児にな った。  今はそのストレスの捌け口を葉須香にぶつけている?ようだった。 「ところで聞いた話だと、あんた美術部に入ったようだけど、あそこは最 悪って知ってたかしら?」 「・・・・・」(最悪って..) 「この私でも、さっさと転校しちゃうね。まあ、私の行為を受け入れる貴 女なら大丈夫かもしれないわね」 「・・・・・」(う〜ん、やっぱこれはイジメ?でも、お菓子美味しい..) 「そろそろいい時間だから、今日はここでおしまいにしてあげるわ。あん たはちゃんとここを掃除しておきな」 「はい..わかりました..掃除しておきます」  酷いことをされたのに丁寧な挨拶をする無様な葉須香を見て、女子たち たちは失笑しながら帰っていった。  ただ1人残された葉須香は、ひどいことをされたのか分からない顔をし ていた。 「これイジメなのかな?他の女子たちはそんな感じだけど..張本人の貝 原優沙さんだけ何か違うような..」  本来なら、裸にされてお菓子を盛り付けているから、イジメみたいなも のだが、女子のガス抜きっぽい方があっている感じだ。 「残ってるのは食べてもいいよね?美味しいし..」  意地汚いと思いながら、葉須香は真っ裸の肌の上に残っていたお菓子の 残りをポリポリと食べていた。 「・・・これおいしい..今度買ってこよう」ぱりぱり.. (何だろう..盛り付けが上手いんだよね..捨てるのはもったいないし、 まあ、さすがに股間の生クリームは舐められないけど、いや残ってないけ ど、優沙さんがいつも舐めてるのよね..舐めるほうが逆にイジメっぽい けど..私が命令してるわけじゃないし!) 「・・・とりあえず、明日の週末は本当に忘れ物しないようにしなくちゃ。 いつも外の男子が騒いでまともな授業にならないし..女子のみんなも頭 にくるのは分かるし..そうよ!いつまでも忘れ物を続けるわけにもいか ないし、明日こそ何も忘れないでこなくちゃ!」  こうして忘れ物を絶対にしないと誓う葉須香だが、きっと明日も忘れ物 をしてもっと恥ずかしいことをされるだろう。 (完全に裸にされるまでに忘れ癖を直さなくちゃ!でも..そこまでして くるのかしら..さすがにそんな罰はやりすぎよね)  いきなり裸にされるような罰を受けることはないだろうと思って、翌週 も忘れ物を続ける葉須香に、とんでもない罰が待っていた。 「葉須香ちゃん、おはよう。まさかとは思うけど〜今日も忘れ物はしてな いよね?」 「・・・す・すいません..忘れ物しました」 「呆れた〜。じゃあ、罰なんだから下着はここで没収するわよ」 「・・・わかりました..ど・どうぞ好きにしてください」  視聴覚室で下着をクラスメイトの女子たちに没収されることになった葉 須香。  が、没収は下着だけで済まされなかった。 「あと今日からスカートも没収するわ」「!スカートもですか..」 「今日から葉須香ちゃんには下半身丸出しで視聴覚室に居てもらうから。 笛地先生の承諾も得てるわよ〜。あと、もちろん大股でね♪」 「ううぅ..わ・わかりました」 (下を丸出しになるなんて..非常識すぎるけど忘れ物をしたんだから..)    次の罰は下着だけではなくスカートまでも没収されて、大股状態で座る ことになった葉須香。  それも視聴覚室の罰ではペットボトルが全く置いてなく、これを知った 男子たちが大勢、パーティションに集まってきた。 「うおっ!!今日は下半身スッポンポンかよ。いくらセクハラ容認の学校 でも、こりゃヤリスギだぜ」 「しかも今日はペットボトルなしだぞ。まあ、肝心のおま●こは前の罰よ りも隠されてるから残念だがな」  実は、葉須香のおま●こは教師の笛地の情けでクレープ生地で隠れてい た。  が、そのクレープ生地にクリームが塗ってあるのが、かなり卑猥なもの だろう。 「それにしても、何で机の上にクレープ生地がいっぱいあるんだ?おま● こを隠すのは分かってるが、そんなに必要ねーだろ?」 「いや、よく見てみろよ。そろそろ時間だから面白いのが見れるぞ」  男子たちが注目してる中、葉須香が机の上のクレープ生地を1枚取って、 おま●こをチラっと見せながら刷毛でクリームを恥丘にさっと塗ってから 交換した。どうやら、30分おきにクレープ生地を交換しているようだ。 「すげっ!マンチラだ。けど交換するの下手じゃねーか?いくらでも見せ ないように交換できるだろ」 「どうやら、それも罰の1つなんだろ〜。きっとマンチラさせるように言 われてるんだぜ。マジで笛地の罰ってサイコー」 「ノーブラの上着も日ごとに1つずつボタンが外されてるようだから、こ りゃすげー事になりそーだ」  ちなみに、30分毎に交換したクリームつきクレープ生地は、ある程度溜 まると部屋の外にある”ご自由にどうぞ”と書かれた張り紙つきの籠に置 かれ、誰でも自由に食べていいことになっていた。  言うまでもないが、クレープ生地が置かれたと同時に男子たちが髪や服 をつかみあいながら奪う熾烈な争奪となっていた。  そうまでして手に入れたいほど、葉須香の魅力がすごいということだろ う。ほとんどの男子曰く、葉須香は歩く芸術品のようだと。それでいて何 とも言い表せない色気もある。  そんな色気があるせいか、校内で何人かのスケコマシ男子が噂を耳にし て、葉須香を手に入れようと狙いはじめてきた。まあ高校生なんだから、 こういう野郎が居ても全然おかしくないだろう。  が、不思議なことに葉須香がひどい目にあったことは一度もない。いや、 野郎どもの集団に囲まれたことは数回かあったが、その度に巨大なつむじ 風が発生して、野郎たちだけ吹き飛ばされるという謎の都市伝説もある。 (まあ、野郎たちが飛ばされたのは事実である)  気になるのは、その時には必ず、葉須香の忘れ癖の相談に乗ってくれる 優しい先輩が一緒にいたそうだ。  その先輩が男子のようで、これほど上玉の葉須香に手を出さない先輩は 誰なのだろう?と誰もが知りたくなり、悔しくなる。  男子たちは急いで、いろんな手を尽くして葉須香の相談相手を突き止め た。  そしてその生徒の名を聞いた男子たちは愕然とした。葉須香の相談相手 は丸っこい肥満生徒でオンラインゲームが得意な古辰根半蔵(こたつね  はんぞう)という生徒だった。 「何であいつが?」「これって絶対おかしいだろ」 「あんな子豚みたいな奴がどうして葉須香ちゃんと?」 「我慢できねー、直接聞こうぜ」と納得がいかなかった男子たちはオンラ インゲームを学校でしている古辰根のとこへ集まり、葉須香との関係を問 い詰めることにした。   「おい、古辰根っ!てめー、どうやって葉須香ちゃんと知り合ったんだ?」 「えっ?それって須和さんのこと?ぼ・僕は一緒にオンラインゲームをし ているだけで、時々一緒に帰っているだけだよ」 「何呑気に言ってんだよ。葉須香ちゃんがどんな恥ずかしい目に遭ってる のか知ってるのか!」 「知らないよ!僕は今、格闘ゲームのことで頭がいっぱいなんだ」 「おいおい、サイテーな奴だな。葉須香ちゃんが罰を受けてるぐらい分か ってるだろう?」 「・・・けど須和さんだって、それを承知で忘れ物を続けてるんだろ?だか らどんな辱め受けようがそれは自業自得ってもんだよ。本人もそれは納得 してるんだから」 「ところで、お前が葉須香ちゃんを襲ってくる野郎たちを返り討ちにして るってきいたが、そりゃマジか?」「冗談でしょ。僕にできるとおもう?」 「うーん、思わんっ!」「右に同じ!」  どうやら古辰根に葉須香を守れるとは思えないと皆が同意する。まあ、 噂だと葉須香ちゃんの本気の泣き顔を見ると、「ハスカちゃんイジメた! 」と叫んでプッツンするという噂もある。  そんな噂の事実は今はどうでもよく、男子たちは古辰根から葉須香の色 々な情報を聞きはじめた。  こうして、いろいろと聞いたところ、男子たちにとって嬉しい事実が確 認できた。 「おいっ、葉須香ちゃんってキスもセックスもしてねーってマジだよな」 「そんなのしないでしょ。彼女は女子高生なんだよ。未成年なんだよ」 「そんなの律儀に守っている女子がいると思ってるのかよ。お前って、本 当に馬鹿だよ」 「うるさいよ。もう須和さんのことはいいだろ、僕は早くオンライン世界 にダイブしたいんだよ」 「情けねー奴だ。俺なら強引にセックスするのにな〜」  どうやら、葉須香はまだ処女だった。そう、性行為をしたことがなかっ た。  さらに別のルートから入れた情報では、葉須香はまだ彼氏をつくったこ とが無いことも分かった。  これは事実であり、葉須香はまだキスもしたことがない今どきの女子高 生としては貴重な存在だった。容姿がダメなら納得もするが、これだけの 美少女に彼氏がいないなんて珍しい。  彼らはこの事実に大いに喜んだが、もしかしたらセックスを拒む理由が あるのかも知れないと思い始めた。  そう、葉須香がエッチを激しく拒絶するタイプなら、セックス未経験と いう道理が通る。彼らにとってはそういう事実は勘弁して欲しい。  けど、いろいろと葉須香のことを聞いてみると、葉須香が純真で恥ずか しがり屋のセックスそのものをあまり理解してない女子であることが分か った。  中学から今まで葉須香に告白してきた男子は数え切れないほどいたが、 恋愛行為ですら顔を真っ赤にして恥ずかしがる葉須香の返事は全ていいえ であった。  一方、忘れ癖の方は夏の市営プールで水着へ着替えるのを忘れて全裸で 飛び出したという露出狂の女性が師匠と呼びたくなるぐらいの恥ずかしい 伝説も持っていた。  この事実を知った彼らはガッツポーズをして、葉須香を辱めたくなった。 「おいおい、それって男への免疫が全くないって割には、辱めはいっぱい やってるということかぁ」 「確かに、あんな罰を素直に受ける子だから、ある意味分かるな」 「でも、それって宝の持ち腐れだな」 「今どき、処女なんて、いつの時代のウブな女子だよっ!」 「まあ、この学校へきた以上、セックスも経験しちゃうかもなぁ〜」  辱めを受けてる葉須香を誰もが狙っていた時、ある1人の教師が動き出 そうとしていた。  その教師は美術教師のガスパチョ・田里(たり)。校内一のスケコマシ と呼ばれ、教師なのに彼に堕とされた女子は数十人にも及んでいた。  田里(たり)は今、美術室に居り、何と真っ裸の女子2人に百合行為を させながら、自慢の八の字ひげを触りながら、こう呟いてきた。 「罰はともかく、ま●こ臭い女子のくだらないイビリであの上玉が転校し たら厄介だな。我がままお嬢には申し訳ねーが、上玉をイビる女は俺のチ ュロスでメロメロに堕としておくか。おい、牝ども!後で適用な理由つけ てイビってる女子たちを数人連れて来な」 「はい♪ご主人様。そんな女子なんて性奴隷にしちゃってください〜」 「今日のこの日をお待ちしてましたわ。いじめをする女子なんて絶対、牝 以下にしてくださいね〜」 「アハハッ、僕に任せておけ。僕のチュロスに勝てる女など誰もいないの であーる!」  果たして、葉須香は美術教師ガスパチョ・田里の謎のチュロスとやらに 勝てるのであろうか?


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