最終話「催眠でわすれんぼが治るのか?」


 美術教師のガスパチョ・田里が悪だくみを練っている頃、葉須香のノー ブラ上着の罰はボタンを全て外すところまで悪化し、横乳がチラチラと見 える中で教師の笛地に次回の視聴覚室の罰についての概要を聞かされてい た。  次回のわすれんぼの罰の視聴覚室での格好。    ソックスとネクタイ以外の制服と下着は没収する。    恥部は一応、情けで隠してもらえる。    ただし乳首はとんがりコーン、おま●こはうまい棒で隠すこと。    30分毎に交換すること。その際、マンチラと乳首チラはすること。  恥辱な概要を聞かされた葉須香は、恥ずかしさで眩暈を起こしそうだっ たが忘れ物をしなければいいだけのことなので承諾するしかなかった。 「わかりました..私だっていつまでも忘れ物を続けるわけにはいかない ので..が・頑張ります」 「期待してるぞ、葉須香。これだけのすごい罰なら、忘れ物をしないだろ」 「は・はい..」(そうよ..こんなこと聞かされて忘れるわけないよね。 大丈夫、きっと大丈夫)  そういう割には次々と恥ずかしい罰を受けてしまう葉須香であったが、 今度の今度こそ、忘れ物をしないように出来るかも知れない。  あと、こんな辱めの罰を受けたとしても葉須香は忘れ癖を何とかしたい と頑張っているのだ。  とりあえず、今の罰はワイシャツ全開までで済んだので何とか乳首だけ は見せずに済んだ。  いつもだと、今日あたり放課後にクラスメイトの女子に呼ばれて、お菓 子盛り付けをされるのだが、何故か無かった。 (あれ?何で更衣室に来なかったんだろう?まあ、今日はそのまま家に帰 ってもいいよね)  こうして、学校から出ようとした葉須香だが、昇降口近くでいきなり貝 原に手を掴まれて強引に人の気配がない場所まで連れていかれた。 「貝原さん?どうしたの、何か顔が真っ青だわ」 「心配してくれてありがとう。不味いことになったわ、あの八の字ひげ教 師が動きだしたわ..」「それって、あの曲がった八の字ひげの田里先生?」 「そうよ、私の取り巻きが全員、奴のチュロスにやられたわ..葉須香さ ん、ぶしつけなこと聞くけど、あなたチンポ好き?」 「はいっ?な、な、な、なんで、そ、そんな、ち、ち、ち、ぽぽを?」 「…なるほど、どうやら、貴女なら奴のチュロスに立ち向かえるかも..」 「チュロス?な、なにを言ってるのか分からないんだけど..」 「葉須香さん、貴女は無防備すぎるし、無垢ってこと。だから、美術部勧 誘も素直に受け入れるし、私の事をやっぱ嫌いじゃなかったのね?」 「はい、嫌いじゃないです..あと、美術部は私、絵を描くのが好きだし、 あまりよく分からないんですが..」 「なるほど..貴女はやっぱステキね..まさか私自身がガス抜き..い いえ、覚醒してしまうとは思ってなかったわ」 「覚醒って?」 「ふふっ、最初は貴女が思っていた女子のイビリよ。けど最近は至極の陶 器へのイメージが貴女の素晴らしい身体で湯水のように湧いてくるの」 「そ、そうなんだ..」 「いや違う!そんな堅苦しいもんじゃない!貴女と一緒に全裸でクリーム まみれになって全身ペロペロしちゃいぐらい、愛しいのよぉぉぉ〜」 「……」(ええええええ〜。そういうのは勘弁してほしいかもぉ〜) 「あの、私にはそういう趣味は..何かまだイジメの方がいいかも..」 「とりあえず、ガスパチョ・田里(たり)は貴女に任せるわ!私はしばら く休学して、至極の葉須香様、じゃなくて陶器づくりに専念するから」 (今、何かとんでもないことを言った気が..聞かなかったことにしよう) 「あ、あの..それで私はどうすれば..」 「そうね、この貝原優沙をここまで陶酔させる貴女なら何とか出来るはず」 「ええええええ〜、そう言われても..」 「と言うことで頼んだわよ。私の女神様。ああ、女神、葉須香さまぁ〜♪」 「どんどん目がハートになっていくのは..やめてほしいかもぉぉ〜」 (!もしかして動揺しているのかな?よく分からないけど私にとっても、 お菓子友達だったし、ここは私が頑張らないと!)  何故か、真面目な葉須香は校内一のスケコマシと対決することになり、 美術部に乗り込むことにした。 「それにしても..チュロスっていったい何だったのぉぉ〜!私のイメー ジだとお菓子のチュロスしか思いつかないんですがぁ〜」  先週、貝原優沙の取り巻きの女子たちが校内一のスケコマシ、美術教師 のガスパチョ・田里(たり)の虜にされてしまい、そんな女子たちを救う ために、田里が部長を務める美術部へ入部した葉須香。  が、ここでも肝心の入部届けを忘れてしまい、自己紹介の場で田里に責 められることになった。 「彼女は皆の知ってのとおり、忘れ物をするたびに恥ずかしい罰を受ける そうだ。ここでもそれでいいかな?」 「えっ?ここでも罰を受けるんですか?」 「駄目かい?」 「・・・いえ、構いませんが..それよりも1つ聞いていいですか?」 「ああ、何でも聞きたまえ!」 「ズバリ聞きますが、先生、下穿いてませんよね..えっとその..」 「ふふ、そうかな?君には僕のちんぽが見えるのかい?」 「ち、ち、ち、ち、ぽぽって、そ、そんなの見えません!見る気もないで す!」「なるほど..」  校内一のスケコマシだけあって、顔に曲がった八の字ヒゲを生やしても 凄いイケメンだった。上半身はマタドールを思い出す服装で、下半身は.. えっと..何と言うか..葉須香の言う通り、丸出しだった。  正確にいうとチンポはチラチラとしか見えない。股間に下げてる太めの チュロスが隠していたのであった。 「あ、あの、、その恰好、外出て大丈夫なんですか?」 「一応、外では赤いフランネル製の布(ムレータ)を巻いているさ。けど ね、蒸れたときはこうしているんだよ。これがホントのむれーたかもね。 あっはははは〜」 (ひどいダジャレ..) 「ちなみに僕はこの姿を”フルチンコ”と名付けている!」 (この先生、バカなの?何で、こんなバカにみんなが..) 「ちなみに良いことを教えてあげよう。君のおっぱいは素晴らしい。だか ら男はどうしても目がいってしまう。それは女も同じさ!素晴らしいちん ぽは、ウブな女でも見てしまうのさ。君も決して例外じゃない!」 「えっ?」  確かに、チラチラ見えるちんぽに、さすがの葉須香も気になってしまい ゆらゆらと左右へ揺れるチュロスとチンポを葉須香が目で追いかける。 「さてと、今の葉須香くんなら、はっきりと言えるはずだよね?」 「はい、先生のちんぽとチュロスが揺れています..」 「え?チュロスと何かね?」「ちんぽです!」 「もう1度」「ちんぽ!」「リピート」「ちんぽっ!」  よく見ると葉須香の口がだらしなく開き、目がとろんとなっていく。  身体の方も左右へ揺れており、これこそが校内一のスケコマシ、ガスパ チョ・田里のフルチンコ催眠であった。 「葉須香くん、もう君は僕のボディタッチがすごい快感となって襲ってく るんだよ。さて、手を叩いたら、意識だけは元に戻るよ」  パンッ!!「あれっ?私、何を?」 「それは君が僕のちんぽを見ていたのさ」 「!み、見てません。そんな先生のち、ち、ち、ち、ぽぽなんて!」 「ふふっ、君のおっぱいを揉む僕なりの忘れんぼの罰はどうかね?うんう ん、これはなかなかの美乳かもな。服の上からと言うのが残念だ」 「せ・先生..急に揉まないでください!私、頭が混乱しちゃうんです」 「アハハッ、それなら僕の手を払ったほうがいい。君は男におっぱいを揉 ませる淫らな女じゃないだろ?」 「・・・そうなんですが..何か手を払えなくて..」 「それは僕の手が受け入れたってことで捉えていいのかい?」 「そ・そういうことでもないんですが..あれ?」 (何で私の手が動かないの?こ・声も出せなくなっているし..)  すでに葉須香の全身からは力が抜けており、身体がすごく火照っていた。  すると胸を揉んでいた田里の手が服の上から乳首を摘んで引っ張ってく る。と同時に葉須香の身体には、ものすごい快感が襲ってきた。 「はぁぅっ..これって何なのぉぉ..」  田里はすかさず、もう片方の手で葉須香の股間を撫でてきた。 「いやぁぁっ..下はさすがにだめぇぇ..」  葉須香は何故か無防備のままで恥部を弄ってくる田里の手を受け入れて いた。  その田里の手が今度は大胆にも葉須香の服を脱がし始めた。何故か脱が されてる葉須香は全く抵抗してこない。 「ほら、葉須香”チャン”。手は下ろして」「ええぇ..」  田里は葉須香を強引に脱がすのではなく、優しく1枚ずつ服を剥いでいく。  まるで執事が令嬢の服を着替えさせるように葉須香は最後まで無抵抗の ままで下着までも外されてしまったのである。  数分もしない内に、部員たちの目の前にはソックスと靴しか履いてない 葉須香の全裸姿が出来上がった。  ただ田里としては、もう少し葉須香には抵抗して欲しかったようであり、 あっさりと裸に出来たことに物足りなかったようだ。 「さーて。葉須香チャン。今後は忘れ物する度に罰として裸になってヌー ドデッサンのモデルになってもらうからね。それでいいね?」 「・・・は・はい..わかりました..」 (何でこうなったんだろう..部活ぐらい普通にしたかったのに..)  こうして部活でも、わすれんぼの罰をすることになり、ほとんどヌード デッサンのモデルをするばかりだった。 「今日も忘れ物をしたのかい?そんなに裸になりたいのかい?」 「ち・違いますっ!」 「じゃあ今、服や下着を脱いでいるのは何故か言ってごらん〜」 「違うの..これは罰だから..」 「おっぱいやおま●こを丸出しにして、そんなことを言っても説得力がな いですよ。ほら〜、台に上って。今日も部員のみんなに葉須香チャンの恥 ずかしいとこをデッサンしてもらうんだ」 「あぁ..じろじろ見ないで..」  毎回、葉須香の裸を描ける役得を得た男子部員は今日も堂々と葉須香の 豊満なおっぱいを描いており、おま●この方もしっかりと見ながら筆を走 らせていた。 「葉須香ちゃん、今日もあそこはしっかり閉じてるね〜。悔しいけどすご いぜ」「けど、少しヒクヒクしてるとこが最高だなぁぁ」 「あんまり恥ずかしいところは..見ないでくださいぃ、はぁぅんっ..」  男子部員たちに視姦されていく内に快感に翻弄された葉須香が甘い吐息 を出して悶えはじめた。 (なんで感じるの?み・みんなが見てるから?そんなの嘘だわぁぁ) 「おやおや、残念だけど葉須香チャン。今の君は少し欲情してるんじゃな いかな?」 「違う..ちがぅ..」(感じてない..感じてなんかないよぉ..)  もはや田里の方が優位になっていたが、ここで意外な提案を田里が出し てきた。 「君はもはや、僕のフルチンコの思うがままだね。そう、こんな感じで」  田里が指でパチンと鳴らしただけで、葉須香の目の焦点がうつろとなっ た。 「さて、もう1度聞くけど、今の君はどんな感じだい?」 「おま●こが熱くて、まだ処女だけど、ちんぽ欲しいです」 「ふふ、僕の牝犬催眠は順調のようだ。が、しかし、この上玉はもう、僕 専用にしたいところだ!他の男に裸を晒すのはどうも気分が悪い..」  どうやら笛地たちにいろいろされてるのが気に入らなくなった田里は究 極の催眠を思いついた。 「!そうだ、この僕のフルチンコに心の底から感謝するようにしてあげよ う!葉須香チャン!君はもう明日から忘れ物を一切しなくなる!リピート」 「私は忘れ物を一切しません!フルチンコに誓って!」 「そうさ!もう、わすれんぼの葉須香は明日から居ないのさ。君が今まで 必死に頑張ってたものは僕の催眠で簡単に実現できるのさ」パチン! 「あ、あれ?私、ぼーとしていたような..」 「少し疲れたんじゃないかな?そうだ、明日からの罰なんだが、たまには 逆にしてみるのはどうかね?」 「逆って?」 「君が一切、わすれものをしなかった場合にヌードデッサンをするのはど うかね?」「えっ?それって忘れた場合は..」 「君は制服を着て、普通のデッサンをするだけさ。どうかな?」 「せ、先生がそれでいいなら、その罰受け入れますっ!」 (えっと、この場合、忘れ物をしない場合だけ、ヌードデッサン?ここだ けの罰になるだけなら問題ないよね?でも何で?)  疑問に思う葉須香に田里だけがニヤリと笑う。 (くくっ、明日から楽しみだ!もう僕の前でしか葉須香チャンの裸は拝め ないのさ!フルチンコの催眠は最強さ!!)  そう言った田里は自信満々で翌日を迎えたが、部活では葉須香が裸にな らずに座っていた。 「っておい!!何で忘れ物をするんだ!おかしいだろ!」 「わ、私だって別に好き好んで忘れてませんっ!」  パチン!「仕方ない!僕の本気のフルチンコ見せてあげよう!」  で翌日も、その次の日も、しばらくは葉須香が部活で裸になることはな かった。 「・・・今日も脱がない..本当にずっと脱がなくていいのかな..」  部活のヌードデッサンから運よく解放されたのに葉須香は釈然としなか った。  依然として忘れものは続いており、忘れ癖が悪化しているのも確かだ。  もしかしたら罰は必要なのかも..と素直に感じていた。 「先生、もし良かったら、以前の罰に戻しても..」 「!!ダメだ、ダメだ、ダメだあああぁ!何故、君は忘れ続けるんだあ!」 「だ、だから、私だって頑張っているんですっ!」 「僕のフルチンコも頑張ってるんだああああ〜!こんな屈辱はじめてだ!」 「えっ?」 「そういえば話は変わるが、君はもしかして最近、悪夢をみるかい?」 「ええええええ〜、何で分かるんですか?」  実は田里の指摘通り、葉須香は屋外でヌードデッサンの罰をされる夢を しばらく数日間、続けて見てしまった。悪夢で目を覚めても再び眠ると、 夢の中の葉須香は外で堂々と服を脱いでしまうのであった。  バッ!「えええ〜また変な夢を見ちゃったよぉぉっ。どうして私が外で 脱がなくちゃいけないんだろう。そんな恥ずかしいこと、夢でも絶対に出 来ないはずなのに..けれど、何か忘れ物を絶対にしてはいけないという 決意もすごかったよね..」 (これって、もしかしたら明日は!) 「そうよ!明日こそ、忘れ物はしないのよ!こんな悪夢見たらもう、本当 に何も忘れない!絶対、忘れないっ!」  けれども、この日の教室では、レベルアップした罰として葉須香はおっ ぱい丸出しで立っていました。


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