この島からは逃げられない〜甥っ娘たくやの40日−2日目・夜−


島に到着して2日目



 昼間は「相原の店に美人の店番がいるぞ!?」ということで、あたしを見に島の人が入れ替わり立ち代わりやってきたので休む暇さえなかった。
 おかげで休憩時間になったらひと泳ぎしようと服の下に着ていた赤のビキニが無駄に……してたまるかってことで、疲れてぐったりしている伯父さん用にあっさりとした晩御飯を簡単に作ると、そのおじさんの目の前でパパッと服を脱ぎ、お店から徒歩1分の海へと飛び出したのだった。
「ん〜、気持ちいい〜♪」
 築何十年かもわからない古いお店の中に何人も人が入っていれば、暑くて当然。エアコンなんて便利なものもなく扇風機だけで過ごした一日のおかげで汗だくの身体を海に飛び込ませる。
 この島の海岸は遠浅で波も穏やか。旅館も一軒だけだし交通の便が悪いので観光客こそ少ないものの、あたしは結構な穴場だと思っている。
 時間も9時を回っていて真っ暗だから。危険なので沖に出たりはしない。だから今日は足の付く場所で軽く水遊びをして汗を洗い流す程度で済ませる。
 ―――ま、一ヶ月あるんだし、ちゃんと泳ぐのは今度でいっかな。
 なにせ明日も明後日も店番だ。ほとんどお客も来ないという話だったので、あたしを見に来る人の波が去れば、時間だって取れるだろう。
 だから今日はこれで上がろうと浜辺に戻ったら、
「ねえねえ、今から花火するんだけどあなたもどう?」
 と、見知らぬ女性二人に声をかけられた。



「夏休みを利用してあちこちの海を回ってるの」
「ここの海は綺麗よね〜。あ、ちゃんと花火の後始末はして帰るからね♪」
 夏休みを利用して友達と日本中を車で旅しているという。幼馴染の明日香の運転がアレなだけに、この島を皮切りに向かう先々の予定や、別の大学の話を聞かされながら、あたしたちは手に花火を持ちながら、夏の暑い夜に話に花を咲かせていく。
「でも女性二人だけの旅って聞けんじゃないですか? えっと、変な男が近寄ってきたり……」
「その点は大丈夫よ。ちゃんとボディーガードはつけてるから」
 ………ボディーガード?
「てか、むしろ声かけてきて欲しいって感じかな。この島ではそっちも大漁だったし♪」
 ………大漁? なにが? 男に声をかけてほしいって……?
「あ、やっとあいつら来た。おそーい、なにやってんのよォ!」
 ようやくこの二人がどういう目的で海に来ていたのかを理解し、苦笑いを浮かべていると、海岸の向こうから車二台分のヘッドライトの光が近づいてきた。
 その二台はあたしたちの傍で停車すると、男性四人が降りてきて……
「あんたら好みの若い子ゲットしといたよ。んじゃ、長い夜を楽しもっか♪」



「やめてください……あ、あたし、こんな事するつもりは……んゥ!」
 車二台は後部座席を倒してスペースを作ると、一台にはさっきの女性一人と男性一人が乗り込み、もう一人の女性も自分の相手と近くの岩場に向かっていった。しかもこの場で衣服を脱いで全裸になって。
 夜に遊ぶ場所もない島だから、こんな時間に出歩いている人は少ない。だからって全裸になるのに抵抗はないんだろうか……あまりに大胆な行動を目の当たりにし、すぐに車内から響いてきた喘ぎ声にあてられながらあれこれ考えていると、取り残された男性二人が、肩と腰とに手を回されていた。
 こちらも当然のように全裸である。
 ―――この二人の相手って……もしかしてもしかしなくても?
「キミもこの島の娘なの? もしかしてアイドルとかやってない?」
「や、ややややってません! あの、離して、あたしもう帰らなきゃ!」
「今夜は帰さないぜ。俺たちのこと忘れられなくさせてやるからさ」
「先に言っときますけど、実はあたしオト……んっ!」
 叫ぼうとした瞬間、あたしは身体を強張らせて息を詰まらせる。二人の手が水着に覆われていない肌を滑ると、ゾクリとする震えが小波のように全身へ広がり、途端にジュワッ…と股間から愛液が滲み始める。
 ―――この二人、上手……んあっ!
 潮の香りを含んだ夜風に吹かれながら、あたしの身体は火照りを帯びていく。
 手の平が触れている場所から静電気のようなビリッとした心地よさが走り、それがジワジワとあたしの理性を狂わせていく。胸の下から脇へと撫で上げられれば、今日一日イヤと言うほど男の人の目に晒されたあたしの乳房が激しく高鳴り、太股からウエストへと指を滑らされると勃起したクリトリスがビリビリと痺れてしまう。
「キミってエッチな体つきしてるよね。結構こういった遊びにも慣れてるのかな?」
「そんなこと……あるわけ…な、ない……んうゥ!」
「ウソがバレバレだって。名前も知らない男に触られただけでおマ○コこんなに濡らしちゃってさ」
 ナンパ男の手がボトムの内側へ滑り込むと、淫唇を割り開き、ツプッと指先を膣口へ挿入してきた。熱気で汗ばむ身体をすり合わせながら、入り口の浅い場所を掻き回されると、それだけでイかされそうになる。横から差し出された舌先にもおずおずとではあるものの自分の舌を絡ませ、涎を滴らせながら口づけを交わし始めると、もう“女の子スイッチ”が完全に入ってしまう。
「んむっ、んんうゥ、あ、ンムっ、や、ぁ、キスは……んんゥ!」
「ちょっと本気はいってきちゃった? おマ○コがギュンギュン指を締め付けてきてるよ」
「おねが……だめ……このままじゃ…あたし……い…イく……イっちゃうゥ……!」
「ふ〜ん、指じゃイきたくないわけだ。それじゃ俺たちのチ○ポが欲しい?」
「安心していいよ。もし恋人がいたって、絶対にそいつよりキミをイかせてあげちゃうからさ」
 あたし男なんだけど……そう言うべきか迷ったんだけど、車のバックドアが開けられ、後部座席を倒した広い空間に身を横たえられると、これから起こる事への期待感で胸がいっぱいになって何も言えなくなってしまう。
 ―――うわ……スゴく…大きい……
 ルームランプの橙色の明かりに照らされ、あたしは腰の辺りに押し付けられていた男性器の姿を改めて目の当たりにしてしまう。二人とも、言うだけあってかなりの巨根で……そのうちの一人が車の外から、M字に脚を広げさせられて局部だけを車外に突き出しているあたしの身体へ覆いかぶさってきて、
「んぁあぁぁぁぁぁぁぁ! あイィ! こんな、すごい、いきなり奥なんてぇぇぇ!!!」
「うおっ、すげぇ、この子のマ○コ、こんだけドロドロなのに締め付けがスゲ……!」
 車内にあたしの声が響き渡る中、男は欲望のままに激しく腰を振りたてた。一突きごとに子宮へ衝撃が突き抜ける。ピストンのリズムに合わせて弾む乳房に顔をうずめられながら、恥骨へ叩きつけるような荒々しい抽送にあたしはあられもないよがり声をあげてしまう。
 ―――だ、だってしょうがないんだもん! これから一ヶ月も、夏の間ずっと女の身体でいなきゃいけないんだから……でも、でも、この人のおチ○チンすごいぃぃぃ! 子宮が潰れそうなぐらい、強く、突かれて、ダメェェェ!!!
 吸われれば母乳が噴出しそうなぐらいに膨らみきった乳首が吸いたてられ、乳房を唾液まみれにされながら、さっきよりずっと狂気じみた光を瞳に浮かべ、
「なあ……このまま中で出していいだろ? 孕ませたいんだ」
「………っ!」
 膣内で……あたしの事を孕ませたいといわれた瞬間、あたしの胸はドクンって大きく跳ね上がっていた。
「もうたまんねェ。マジボレだ、今日は絶対に孕むまで犯し抜いてやる!」
 まだ生理もきていないあたしが妊娠できるかは別にしても、膣出しはやっぱり……でも、あたしのおマ○コは子種を欲しがっているのか、太い肉棒を締め上げ
「ハァ、ハァ、ダメってイったってもう遅いんだよ! 子宮に、今からたっぷりザーメンぶっこんでやる! イく、孕ませて…絶対俺のオンナしてやるからなッ!!!」
「やあっ、あはァ! そんな、ダメ、困るぅぅぅ! お願い、他の事なら何でも…なんでもするから……赤ちゃんだけは……くァあンっ! イく、んっ! んはァアアアアアアアッ!!!」
 一際深い場所へ肉棒をねじ込まれた途端、子宮の入り口にめり込んだ肉棒の先端から、一気にザーメンが噴出する。
 あたしのおなかの中が埋め尽くした精液の勢いに、熱さに、量に、もしかしたら本当に妊娠しちゃうかも……と混濁した頭でうっとりしながら考えていると、ここにいるはずのない人の声がいきなり聞こえてきた。
「お前らここでなにやってる! 海はラブホじゃねえぞ!」
 ―――お、おじさん!? なんでここにいるの!?
 突然の身内の登場で、冷水でも浴びせかけられたように一気に我に帰る。
 ―――こんなとこ、おじさんに見られるわけには!
 左右をあたふた見回し、隅っこのほうに丸められていたナンパ男の着ていた服にあたしの目が留まる。それをすぐさま引き寄せ、慌てて顔を覆い隠すと、ほぼ同時に伯父が車内を覗き込んできた。
「チッ、どこでも盛りやがって。これだから島の外の連中は……おい、それと、この辺で俺の甥っ子(たくや)見なかったか?」
「いえ、(男の子なんて)見てないですよ」
「そっか。それじゃあお前ら、さっさとどっかいけ。海を汚すんじゃないぞ。車の中のヤツもだ。わかったな!?」
 どうやらあたしを探しに来てくれたらしい。ちょっとした散歩にしては帰るのが遅くなってるから心配してくれたんだろうけど……でも、別の意味で来るのが遅かった。
「へへへ……あのおっさんが来た途端におマ○コ締め付けたよね。もしかしてキミの身内?」
「……………」
「何も言わないんだ。あっそ……んじゃ、第二回戦といこうか!」
「んぅうぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜!!!」
 シャツで顔を抑えたままだったあたしの手を払うと、男はあたしの唇を奪い、唾液を流し込み、腰を抱えて抽送を再開し始める。
 もしかしたら、あの場で伯父に助けを求めたら助かったかもしれないのに……あたしはあられもない声をあげ、腰をくねらせて―――

 この夜、他の人たちを相手を入れ替えながら、何度も膣の奥まで犯し抜かれた。
 避妊なんて考えずに、休みなくあたしの身体は内も外も白濁液に穢されて……伯父の家に帰りついたのは、夜の三時を過ぎた頃だった―――





 もしも、車内にいたあたしの事に気づかない振りをしていただと解っていれば……これ以後のあたしの運命は変わっていたかも知れない。
 だけど疲れ果てていたあたしは、室内に充満する伯父の精液の臭いに気づく事もなく、布団に倒れこんだのだった……


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