たくやちゃんの性少年育成日記−1


○ 月×日・日曜日・晴れ

「ブラにショーツに……これで大体そろったかな? それにしても女の子ってどうして口も服の種類が多いんだろ…はぁ〜……」
 一度は男に戻れたものの、弘二によって再び女にされてしまったあたしは「今度は長期戦になる」という留美先生と麻美先輩の言葉に愕然としながらも、新しい下着や服などを購入するために街に来ていた。
 幸いにも、再び始めたレストランやキャバクラのアルバイトで結構色をつけてもらえたおかげで軍資金の心配はない。麻美先輩と千里、男に戻る可能性を少しでも増やすために仲の悪い二人を説得して両方に研究費を払ってもこうして買い物にこれるほど……はっきり言って、男の時よりも収入がいい。嬉しいのか悲しいのか……
 ともあれ、嘆いてばかりいても仕方がない。ここ数日で手持ちの服、特に下着がなくてどれだけ苦労したか。そんなわけで資金ができて早速街へと繰り出してきたわけである。
「さて、それじゃそろそろ帰ろうかな」
 寂しいけれど、今日の買い物は一人ぼっちだ。
 あたしが女になった事で明日香は明らかに落胆しているし、綾乃ちゃんも今日は都合が悪くて、弘二は…論外。あいつも女になってれば連れてきておもちゃに下かもしれないけれど、男連れで下着を物色するわけにもいかないし。
 ランジェリーショップに入るときはさすがに恥ずかしい思いをしたけれど、誰かいないとこう言う買い物はそれほど楽しくもない。大き目の紙袋に新しい服を積めてもらったあたしはゲーセンにも寄らず、さっさと帰宅するために地下鉄へと乗り込んだ。
(電車って言えば……松永先生に襲われたのもこの電車よね)
 そんな事で電車に乗れないと言っていては、あたしが使える交通手段は明日香の車だけだ。……毎回あれに乗れるほど、あたしには度胸もないし人生を捨てたくもない。
 混雑する時間帯とずれているので車内はかなり空いている。とりあえずこれなら痴漢の心配がない事に胸を撫で下ろし、入り口の傍のポールに捕まり、暗いだけの外の景色から自然と車内へと視線をめぐらせ……
(あれ? あそこにいるのって明くんじゃない)
 あたしが入ってきた場所の隣の扉、こちらに背を向けるように立っているけれど背格好や横顔を見ていると間違いなくあたしが家庭教師をしている明くんに間違いがない。
(明くんも街に出てたんだ。ゲームソフトでも買ってきたのかな?)
 ここであえたのも何かの縁だし、降りる駅も同じだ。よければそのまま軽い食事でもおごってあげようかなっと優しいお姉さん気分で車内を縦断し、その背に向けて声をかけようとする――ちょうどそのとき、急に電車が減速を始め、バランスを崩した明くんがあたしの胸へと倒れこんできた。
―――○○駅〜〜、○○駅〜〜
「わったった…と」
 とっさに明くんを抱きかかえながらも、あたしの体も背後へと流され、ポールにぶつかってようやく止まる。――けれど、そこで「いったぁ〜…」と息をつく暇もなく扉が開くと……大勢の乗客がなだれ込んできて、あたしと明くんは反対の扉まで押し流されてしまった。
(んっ…もう、何で日曜なのに電車がこんなに込むのよ。これじゃ痴漢が出たらどうしようもないじゃない)
 この電車は急行で、あたしの降りる駅まではあと一つしか駅に停まらない。それまでこんな身動きの取れない状態で痴漢にあったら、いつもの様に流されるがままに陵辱されてしまうに違いないし……
「………………」
 怯えながら首を動かし、左右、そして後ろを確認する。
 あたしの周囲にいるのは家族連れやサラリーマンなどだけれど、全員があたしのほうへ背を向けている。お尻に体をぎゅっと押し付けられている……これなら自分で擦りつけたりしなければ大丈夫そうだ。さすがに触られただけで発情しちゃうほどじゃないし。
 けれど、そう思ったのもつかの間の安息でしかなかった。胸を撫で下ろしたあたしは、胸をグイッと押し込まれるような感触に、驚きながらも反射的に首を前へ、そして下へと向けなおす。
(あ、明くん!?)
 再び動き出した電車の扉とあたしの間に挟まっていたのは明くんだった。そう言えば抱きかかえた後、殺到する人並みから守るようにずっと腕を回していたのを、いまさらになって思い出した。
「……………」
 あたしと体が密着していても明くんは無言のまま身じろぎ一つしない。けれど度重なる女性化の結果、90センチを越えてしまったあたしの乳房にはこの少年が緊張し、身を強張らせているのが痛いぐらいに伝わってきた。
―――ガタンッ!
「んっ!」
 突然電車が跳ねるように揺れる。とっさにあたしは明くんの体に回した腕へ力をこめると、小さな体を巨乳の間に抱きしめた。
「………大丈夫?」
 ゆれが収まってから数秒して、あたしが明くんの耳元へと小さく話し掛けると、頭が小さく縦に揺れただけでそれ以上の返答はなかった。
(……もしかして、あたしだって気づいてない?)
 考えてみれば、あたしのほうが明くんに気づいていたからと言って向くも気づいてくれていたわけではないし、声をかけたのも今が最初だ。
(じゃあ、誰か知らない人の胸を押し付けられてると思って、緊張してるのね)
 だったら早くあたしだと言う事を教えて楽にさせてあげたほうがいい。あたしは買い物袋を握ったままの腕を明くんのお腹のあたりで解き、
「……んっ」
(え……なに、さっきの反応……)
 あたしが腕を下ろす途中で、明くんの唇から甘い吐息がこぼれ出る。
(そういえば……ちょっとだけ手が当たっちゃったっけ。でも…まさかそんな……)
 反射的に頭に浮かんだ考えを否定しようとするけれど、明くんとしてきちゃったエッチな思い出がそれを許してくれない。明くんが興奮してる……その考えを裏付けるように少年の体は小刻みに震え、少しでも遠ざかるように必死に扉へ体を寄せていた。
(どうしよう……あたし、そう言うつもりで抱きしめてたわけじゃないんだけど……)
 そう思いながらも、あたしは明くんの背中で自分の胸がひしゃげるほど体を摺り付ける。そしてもう一度少年の体の前へと手を回し、今度は抱きしめるのではなく、軽く両手を組むだけ……明くんの、股間の前で。
「―――!?」
「あんまり…動かないでね……」
 成長期の敏感な性器をあたしの手首でなぞり上げる。すると帰ってくるのは大きくはないけれど固さを帯び始めた熱い感触だ。
「なによ、これ……こんなに大きくしてるの?」
「ご…ごめん…なさい……ごめんなさい……」
 確かめるだけの言葉だったんだけれど、明くんにしてみれば痴漢――じゃないんだろうけど気持ち的にはって事で――がバレて、怒られると思ったのだろうか、背後にいるのがあたしだと気づいた様子もなく、俯いて何度も謝罪の言葉を述べる。
「……もう、怒ってなんかないのに」
 こんな態度を見せられたら、怒るのとは逆に慰めてあげたくなっちゃう……その思いにストレートな反応を示したあたしの両手は、自分でも信じられないぐらい大胆な行動をとり始めた。
 こんな混雑した車内で、明くんのズボンのチャックを下ろし始めたのだ。
「あっ…な、なに……」
「怯えなくてもいいの……あたしが全部してあげるから……それに」
 紙袋を床に落とし、チャックの中へと入り込んだ指先は明くんのブリーフに指をかけて引き下ろすと、びんっと大きくなった包茎ペニスを露出させる。
「イヤとは言わないでしょう。こんなにしてるんだから……大きな声を出さなかったら、お姉さんが気持ち良くしてあげるわ」
(だめだ、あたし自身が悪乗りし始めた。ここまできたら……やめられないの、あたしの方じゃない)
 右手を明くんのおチ○チンへ絡みつかせると、感じさせすぎないように注意しながら分厚い皮に包まれたおチ○チンを扱き始める。するとニチャ…ニチャ…と粘つく音を先っぽのほうから響かせながら、痙攣に包まれたおチ○チンはむくむくと大きくなっていく。
「ふふふ…いけない子。こんな誰かに見られそうな場所でおチ○チンをおっきくして……」
 大きくて、やわらかな乳房で明くんの体を扉へと押し付けながら、あたしの手の動きは少しずつ激しさを増していく。皮を擦り下ろすたびに露出する先端を左手の指先で撫で回し、あふれ出る先走りを掬い取った手をシャツの内側へと滑り込ませて少し汗ばんだ胸板を撫で回す。
「あっ…あっ……んっ……!」
(柔らかい……明くんの体、女の子みたいに柔らかい……)
 手コキのリズムにあわせて短く喘ぐ明くんの乳首を大きく広げて胸板に這わせていた指の腹ではじく。女の子のそれよりもずいぶん小さいけれど確かに固くなっているそれを人差し指から小指まで、羽がふれるような優しさで先っぽをピンッと四回弾くと明くんの感じ方がより激しくなっていく。
「ねぇ……そろそろ出したいんでしょ。おチ○チンがビクビクしてるわよ」
「ちがっ……ぼく…そんな……」
「そうなの? じゃあ…やめちゃおっかな」
「えっ……」
 あたしの吐く息でくすぐるように囁き、あたしは明くんの股間をまさぐる手の動きを止めてしまう。――明くんの反応はすぐだった。
「あ、あの…………もっ…と……」
 まるであたしの手をねだるかのよう荷自分から下腹部を擦り付けてきて、子犬が甘えるようにねだる言葉を口にする。
(でも明くんの家庭教師としては、もっと主語と述語を明確にした言葉でしゃべってくれない事には……どうして欲しいか、分かってあげないんだから)
「だめよ。ちゃんと……言わないと」
「でも……」
「だったらこれで終わりね」
 あたしの指が明くんのおチ○チンから離れようとする。けれど本気で離すつもりはない。もう射精したくてビクビク暴れているのに放って置いたら明くんがかわいそうだし……明くんが、離させてくれないし。
 自分の肉棒とは呼べない大きさのペニスから離れようとする指の気配に気づいた明くんは、あたしの手の上から自分の手を重ねてくる。
「つ…続けて……ここでいいから…お願いです、最後まで……い…イかせてください……」
 その行動と言葉が、明くんが堕ちたなによりの証だった。
「いいわよ。あたしの手でイかせてあげる。駅につくまで何度だって……」
「あっ、あっ、あっ……そ、それ…激しい……ッ!」
 ぐいぐいと乳房を押し付けながら、あたしは明くんのペニスに手を滑らせる。揺れる車内の中で指先を縦横に肉茎に滑らせ、胸から下ろした左手で絶えず先端をいじりまわす。
「あっ…ああぁ……ぁんんんっ……!!」
 あたしのほうへと突き出したお尻がビクッビクッとひっきりなしに痙攣を繰り返している。萎縮するどころか、ますます熱くなっていくおチ○チンはあたしに触れられてためにためた精液を吐き出したいと叫んでいるようだった。
「だめ…やっぱりだめ…こんな場所じゃ…ばれちゃうよぉ……」
「そっちのほうがダメ。ほら、我慢できないんでしょ。思い切りイっちゃいなさい」
(早くイってくれないと…あたしの方が我慢できなくなっちゃいそうなんだもん。早くイって見せて……ああぁ…どきどきしちゃう。こんなところで明くんをイかせちゃうなんて……)
 痴漢している人はこんな気持ちであたしに触れているんだろうか……電車の中でいけない事をしていると知りつつも、その背徳感に興奮を高ぶらせてしまうあたしは……逆に限界に来てしまう。それまで手の平に包まれてビクビクしているおチ○チンを優しく扱ってきたのに、イかせてあげたい気持ちが爆発するように突然強く握り締めるとカリを覆っている肉厚の皮を強引に引き下ろし、男なら誰もが敏感な亀頭を無理やり露出させてしまう。
「イッ……!」
 悲鳴を迸らせようとする口元を左手で塞ぎ、いきなり剥かれて驚いているのか戸惑っているのか跳ねまわるペニスを握り締める。
(今……楽にしてあげるからね)
 あたしはそのまま前へと体重をかける。すると射精直前の高ぶりで燃えるように熱かった明くんのペニスが、電車の金属製の扉へと触れる。
「――――――ッ!!!」
 ぱっくり開いていた射精口から露出したばかりの裏筋を扉へゆっくり擦りつけると、おチ○チンの熱も冷める……事はない。夏場でも多少冷たさを感じる扉に触れてなお、明くんのペニスはさらにいきり立ち、先走りで扉をヌルヌルにしながら体を一気に伸び上がらせると、手の中でひときわ大きく逞しいものを脈動させた。
「―――――ッ、―――――――――――――――――――ッッッ!!!!!」
(わぁ……精液が窓ガラスにまで飛び散っちゃった。ものすごく溜まってた…ううん、あたしの手で感じてくれたのね……)
 根元から尿道を押し広げて白く濁った塊が真上に向けて吐き出される。肩越しに明くんの前を見れば、おチ○チンを擦りつけていたあたりから白い花火を打ち上げたかの様にドロッとした精液が幾筋も張り付いていて、それだけで明くんの絶頂の深さが手に取るように分かってしまう。
「フゥ〜……フゥ〜……フゥ〜……」
「満足してくれたようね。どう? あたしの手の感触……そんなに気持ち良かった?」
 明くんがへたり込んでしまわないように脇に腕を通して支えてあげながら、大量に精液を吐き出して勢いを失いつつあるペニスを右手の指で弄んだ。
「あっ……」
「あれぇ…まだ満足してないの? ここがどんどん大きくなっていってるわよ」
「だって…だってぇ……」
 泣きそうな声を上げる明くんを前にして苛めすぎるのも可哀想かと思い始めたあたしは、正体を明かして謝ろうとおチ○チンから手を離す。――すると、その手を引き戻すように明くんの両手があたしの腕を掴んで動きを止めてしまう。
「………あっ、ご、ごめんなさい……」
(明くん……そう、そんなにして欲しいんだ)
 ここでやめようと考えていたあたしも、明くんにそんなにせがまれてはもうちょっとイかせてあげないと可哀想かな、なんて思ってしまう。
「いいのよ。まだ時間はあるんだし……あたしが君をもっと気持ち良くしてあげるからね」
(時間と言えば…そろそろ、よね)
 もう一度手でイかせてあげてもいいんだけど、同じ事を繰り返すのはあたしの方がつまらない。明くんが必死に快感をこらえる様子を見てしまうとそんな事はどうでも良くなるんだろうけれど、どうせなら……
(明くんをいじめてあげちゃおっかな……その方が感じてくれるみたいだし)
―――カチャカチャカチャ
「えっ…お姉さん、なに……」
「君のズボンを脱がしてあげるの。汚れたら大変でしょ?」
「けど……でも……」
 言葉では嫌がっているけれどはっきりした抵抗を見せないのをいい事に、あたしは明くんのズボンの前を全快にすると、腰の左右に手を当ててするりと下ろしてお尻を露出させ、続いてすっかり勢いを取り戻したペニスとその周囲を混雑した電車の中で剥き出しにしてしまう。
「ひッ……!」
「恐がらなくてもいいんだからね……あら? 恥ずかしいんじゃなかったんだ……もうこんなになっちゃって……」
―――グチュ、グチュ、グチュ
 扉に飛び散った精液をぬぐった右手で明くんのおチ○チンを扱くといやらしい音が周囲へと響く。けれど聞こえているのはあたしと明くんだけで、周りの乗客には電車の走る音にまぎれて気づかれてはいない。……でも、明くんを辱めるにはこれで十分だ。
「あっ…あんッ……僕…僕……恥ずかしいよぉ……こんなところでぇぇぇ……」
「嘘はダメよ。こんなに固くして、恥ずかしい何てことないでしょ」
「だって…こんな所でっ……ふ…あぅぅ……また……出ちゃうよぉぉ……」
「……もうイきたいの? 電車に乗ってから十分ほどよ。それなのにもう二度目を出したいんだ……ふふふ、君ってスケベね」
「だって……お姉さんが……ズボンを脱がすから……だから…僕……恥ずかしくて……」
「恥ずかしいのに気持ちがいいんでしょう? そういう子はスケベじゃないの?」
「………………」
「そう、いわないんだ。じゃあ……」
「!……スケベ…です。僕…スケベだから……だから……お願いします………」
(うわぁ……明くんがここまではっきりねだってくるなんて……まぁ、先生してるあたしがこれだからかな、あははは……でも、今そんな事を言ったのは…ふふふ♪)
「じゃあ気持ち良くしてあげるけど……その前にみんなに見てもらいましょう」
「!? い、いや…それだけはやめて…やめて……」
「だ〜め。もう遅いんだから。だって――」
 あたしの言葉の途中で、暗かった窓の外がいきなり白い光で満たされる。
「だって……駅についちゃったんだもん」
「あっ…ああっ……!」
 あたしと明くんの視界の先はトンネルの暗闇じゃない。明るいホームに並んだ人々の姿だ。
 その光景を見た明くんは怯え、あたしの腕の中で体をすくめて行くけれど、アソコだけはますます高度を増し、天井に向かって突き上がって行く。
「……みんなに見てもらおうか。明くんがホームの人に向かってイっちゃうところ。もうすぐ……ほら、電車が止まったわ。……もうすぐ…もうすぐ」
「いや…いやいや……僕…なんでこんなに……やめてぇぇ……」
―――ガクンッ
「電車、止まったわ。よく見て。よぉく……」
「ヒッ……!!」
 今度は緩やかに停まった電車。そして、明くんが体を緊縮させていくのを感じながら、あたしは扉が開く音を聞いた――
「………えっ?」
 開いた扉は明くんの精液の飛び散ったほうではなく反対側。以前、あたしがそうされたように、後ろのほうで人が入れ替わる音と声がするけれど、あたしたちのいる所では人の入れ替わりはほとんどない。それでも明くんの体を隠すように抱きしめたあたしは、精液まみれの手でペニスを扱きあげてしまう。
「いっ…あっ……だめ、だめ、だめぇぇ……っ!!」
―――ビュクッ
「ふふっ…おチ○チンからまた精液が出てるね。そんなに見て欲しかったの?」
「違う……僕…恥ずかしくって……なのに勝手に…勝手に…知らないよぉ……
「ものすごくビクビクして……ものすごく飛び上がってる。見て、君の正面……窓ガラスまで精液が飛び散っっちゃって……向こうのホームの人に見られてるかもしれないよ」
 あたしの言葉を聞いて明くんは再び俯き、電車が新たな乗客を乗せて動き出してもあたしの行為に反応を示そうとしなかった。きっともう一度おチ○チンを剥いてあげたり、首筋にキスしたりすれば振り向かせてあげる自信はあるんだけど……どうせなら、そろそろ気を治してもらいたいし。
「明くん、そろそろ機嫌を直してよ。先生が悪かったからさ」
「………え…先生……えっ?」
(あっ、やっぱり驚いてる。結構喋ったはずなのに気づいてなかったのね……)
「ごめんね。ちょっと調子に乗りすぎちゃった。ほら、周りの人に気づかれないようにズボン履いて。駅に着いたらトイレで綺麗にしてあげるからね」
「どうして先生が……」
「ん、ちょっと声をかけるタイミングを逃したと言うか……話し掛けようとしたら人がいきなり乗り込んできたから、そのまま抱きかかえてこうなっちゃったんだ。明くんは…あたしだって気づかなかった?」
(あらら、あたしの言葉でそんなに顔を赤くしちゃって……もうちょっと、苛めてあげようかな……なんだか新たな世界に目覚めちゃった気がする。どうしようかな……)
「―――そうだ。気持ちよかった?」
「えっ…なにが」
「もう、なにがじゃないわよ。あたしにさすられて気持ちが良かったかって聞いてるの。ねぇ、スケベな明くん」
「あっ…んむっ……」
 肩越しに振り向いた明くんのアゴを掴んだあたしはそのまま強引に唇を奪うと、舌を絡め合わせながら体の向きを返させる。そしてあたしだと知ってたくましさを取り戻したおチ○チンを股間と太ももの付け根の窮屈な隙間へと挟みこむ。
「んっ……明くんのビクビクがあたしの股間に伝わってきてる……こう言うの素股って言うんだけど、どんな感じ?」
「先生の…先生のアソコに僕のおチ○チンが……すっごくムレムレで、吸いつくぐらい湿ってる……先生も、感じてるんですよね……僕だけじゃなくて……」
(ふ〜ん、そう言う事言うんだ。だったらやっぱり…苛めてあげてもいいよね)
「明くん……感じて悶えてるの、君のほうよね。ほら…こうすると……」
 あたしは足の間に挟まったおチ○チンをよじるように太腿を動かし、おチ○チンが抜けない程度に腰を前後に蠢かす。あまり男の人にこういうのをした事はないんだけれど……あたしが腰を振るたびに明くんはあたしの乳房に顔をうずめ、服にぎゅっとしがみついてくる。
「せ…せんせぇ……」
(やだ…そんな顔を聞かされるとなんか続々きちゃう……明くんって可愛いんだから……)
「また…先生…またイっちゃう……ッ!」
(あたしも…明くんのおチ○チンがアソコに擦れてるの。ああぁ…割れ目を割り開いて食い込んでくる……)
 混雑した電車の中で、あたしと明くんは互いにしがみつきながら腰を振る。いつしかあたしだけじゃなくて明くんも腰を振りだし、呼吸を合わせて勢いよく性器が擦れあうとあたしの粘膜が下着越しによじれるように刺激され、滲み出した愛液が太腿まで伝い落ちていった。
「せん、セェ…僕…僕……いくよ。スケベでも変態でもいい。だから、だから……イっても…イっても……」
「まだダメよ……駅に着いてないじゃない。もうすぐだから…ほら、もっとあたしのここを抉って……」
 あたしの愛液をすっかり吸った肉棒を手に掴むと、あたしは下着の上からアソコへ押し付ける。そしてそのまま腰をひねり、脚を開いて膨らみを下ろすと肉棒は陰唇の下から淫核の根元へと突きあがってくる。
「ふふふ…あたしの中に入りたいって言ってるみたい。ほら、明くんも腰を振って。は…あぁん…アソコがグチュグチュッて鳴ってるよ。聞こえる? あンッ、ああ…んんんッ!!!」
「先生、先生、イく、こんなの、我慢なんかできないよ、イく、イく、イッ……ん〜〜〜――――――ッ!!!!」
――――――ドプッ
(ああぁ…明くんの熱いのがあたしのアソコに当たってる……三回目なのに…スゴく熱い。あたしも…イっちゃう……!!)
 絶頂の嬌声を上げそうになる明くんの唇を濃密なキスで塞ぎながら、あたし自身の体も下着の上からでも感じられる熱い精液の噴射に子宮まで痙攣してしまう。
「んっ…んっっ………明くん、スゴくいっぱい出したね。あたしのアソコもどろどろよ。ふふふ……」
「あっ……せんせ………僕…電車の中で……電車で……」

―――まもなく〜×××駅〜〜×××駅〜〜。お降りになるお客様はお早めに扉のほうへ――

(っと、いけない。もう着いちゃった。せっかく絶頂の余韻に浸ってなのに……もう、融通が利かないんだから)
「あの…先生、どうかしたんですか?」
「いい? 明くんは気にしなくてもいいの。それより…早くズボンを履かないと回りの人に気づかれちゃうわよ」
 そう言っている間にも、電車はトンネルを抜けて明るいホームへと滑り込む。十秒もしないうちに今度こそあたしたちの側の扉が開くだろう。あたしも床に落とした紙袋を掴むと、一番に走り出せる用意を整える。
「先生…あの、もう一度…もう一度でいいですから……僕の…僕の家に……」
「また今度でいいの? せっかくこの後もって思ってたのに…どうする?」
「えっ…で、でも僕……」
「じゃあこう言って上げよっか。……いじめて欲しかったら、あたしに着いてきてね」
「!?」
 電車が停まる。扉が開く。
 出来心からのちょっとしたいたずらもこれまでだ。だけど……


 あたし、本当に危ない世界に目覚めちゃったかも。


(続くかも?)


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