33・夏の暑さで暴走してます・その4−2
ふと目覚めたのは、セミの声がやかましかったからだ。
どれだけ寝てたんだろう……と言うか、いつ寝たんだろうか。
簾に弱められた陽の光が差し込んできているからまだ昼間なのは間違いないけれど、俺は全裸で、全身に力が入り、目覚める前から射精を堪えているのは……いったい何故なんだ?
「あ、やっと起きた」
奥歯を食いしばりながら、首をピクピク痙攣させながら起こすと、相原と目が合った。俺のチ○ポを水着で寄せ上げた胸の谷間にはさみ、飛び出した先端をチロチロと嘗め回している相原と……だ。
「この性犯罪者……ひとんちに勝手に入ってチ○チン丸出しで覗きィ?」
え、俺、そんなことしたの? なんか途中から記憶が……オ、オオオオオオウッ!
俺と視線を合わせたまま、大事な先端を水着で隠したオッパイを抱きかかえた相原は、背筋に冷たい震えが駆け巡るような妖艶な笑みを浮かべ、、身体を上下に揺さぶり始める。すると粘つく音を響かせ、俺のペ○スが相原の谷間で圧迫され、蕩けるような温もりと押しつぶされそうな圧迫の中で狂ったようにビクビク痙攣を繰り返してしまう。
「あたしのオッパイ、気持ちいい? オッパイを犯してる気分はどう?」
こ…これってパイズリだよな……と声を絞り出すことも出来ず、俺はガクガク頭を揺すりながら畳を掻き毟り、布団を握り締める。
「おチ○チン、結構大きかったんだね……ちょっと癪だけど、その分楽しめるから、ま、いっか♪」
癪なのは、男の相原のに勝ってるから……なのだろうけれど、強く押し付けられたおっぱいの谷間から飛び出した亀頭を、甘噛みされ、唇でカリ首を締め上げられ、舌の先で裏筋を舐め上げられて、情けなくも俺は声のボリュームをどこまでも跳ね上げながら、跳ねるように腰をガクガク打ち震わせてしまう。
だって仕方ないじゃないか。相原の、あの巨乳でパイズリフェラされてるんだ。い…今にも射精しそうなの、堪えるのに必死なんだよォォォ!!!
「ふふっ……先っぽからおつゆが出てきた。んっ…んん……ん……おいし………♪」
まさか吸ったのか? 飲んだのか? 俺の…俺の我慢汁。相原が、あの相原が俺のチ○ポを……あんなにイヤらしい顔で!
「出して…いいのよ? あたしのオッパイで…ちゃんと受け止めて上げるから……」
そんな、こと、で…できる、わけない。相原は、男で、俺の、友達で、ビキニが、よく似合ってて、だけど、女で、仮が、オッパイに、めくり、あ…あげられ……うァああああああっ!!!
「我慢、しないで。あたしね、オッパイに射精されるの大好きなの。オッパイの谷間をね、精液でドロドロにされるのも、顔中に精液を浴びせかけるのも大好きなの。ほら、水着の上からでも、尖ってるのわかるでしょ? パイズリして、おチ○チンしゃぶって、おマ○コがグチョグチョになるぐらい興奮しちゃってるんだ……♪」
そんなこと言うなァァァ!!! 相原、俺、お前のオッパイにぶっ掛けちまうゥゥゥ〜〜〜………!!!
「んんんゥ〜〜〜………♪」
相原が胸を寄せ上げると、かなり大きめの俺のチ○ポもその乳の中に完全に埋没してしまう。そして隙間なくオッパイに包み込まれた状態で臨界に達した俺は、相原の胸の奥に突き上げるように腰を浮かし、思いっきり射精してしまっていた。
けど何かおかしい……二つの巨乳の膨らみに締め付けられているとは言え、相原の生乳にペ○スを挟み込まれる感触は生まれてこの方味わったことのない最高の感触で、それに比例するように狂おしいぐらいにチ○ポもイってるはずなのに、精液がほとんど噴き出さない。玉袋はギュッと収縮し、絶えず脈動を繰り返しているのに、俺のチ○ポは一噴き二噴きで射精を終え、ただむなしく痙攣を繰り返すばかり。
これは昨日、相原にバスの中でしてしまったと言う“とんでもない事”を想像しながら、つい一人エッチしてしまったのが原因だろうか。さすがに三回はやりすぎだったか……と思っていたら、
「ん〜……さすがに四発目じゃ精液も少なくなっちゃってるわね」
既に昨晩の回数以上に抜かれていた。そりゃ出ないわけだ。
けど、相原のオッパイに埋もれているチ○ポのほうは別だ。精力なんて欠片も残っておらず、肩で息をしても追いつかない有様だと言うのに、ドロドロの――きっと四発分の俺の精液でドロドロの――谷間の中でギンギンに充血しきった状態を保ってる。
まったく俺の下半身は節操無しだ。相原は男だと言うのに。クラスメートだと言うのに。友達だし、彼女持ちだし、俺には不釣合いなぐらい美人で、グラビアアイドルよりもグラマーで、チ○ポからこいつの体温を感じるだけで発狂しそうなほど興奮していると言うのに。
けど……いや、だからこそ、俺は、相原に―――
「あたしとSEXしたい?」
したい、ものすごくしたい!……あ、しまった、誘導尋問にィィィ!!!
「クスッ……そういう自分に正直なとこ、嫌いじゃないんだけどな……」
まだパクパクと開閉を繰り返している俺の射精口を舌先でツンツン弄んでいた相原が笑みを浮かべる。そして今にもビキニから零れ落ちそうなオッパイを両腕ではさんで締め付けながら身体を浮かせ、チュポンと谷間から俺のペ○スを引き抜くと、こちらの腰をまたいで布団の上に仁王立ちになる。
「したんなら……させたげてもいいよ。あんたの童貞……あたしが貰ってあげるから」
何を……言ってるんだ?
相原の言っている意味が理解できない。だって……相原は………
窓から差し込む弱々しい夏の日差し。それを背中から浴び、俺に対して逆行で立つ相原は、抱えていたオッパイから両腕を解くと、水着のボトムに少しだけ指を差し入れ、左右の腰紐へと移動させる。
「あたしね……女になってから、毎日いろんな人とSEXしてたんだよ」
その言葉にドキッとする……なぜか胸が痛くなって、けどそれとは真逆に、スルリと水着を脱ぎ降ろした相原を前に、俺の股間は痛いぐらいに猛り狂う。
と言うか狂わなきゃおかしいだろ!? 初めて見る女の子の生おマ○コなのに、そしてそれが、相原の……真後ろの席からずっと見てきたヤツのおマ○コなんだから……!
「じゃあ……しよっか」
少しだけ恥ずかしさを滲ませつつも喜びを押し殺しきれない相原は、こちらに背中を、そして簾の下ろされた窓へ胸を向けると、ビキニを半脱ぎにして露出させた股間を俺の腰の上に下ろしてきた。
「んうっ……♪」
こ、これが女の……相原のおマ○コ………!
「あ……押し広げ…られて………は…ぁ……んうゥ………!」
おっぱいの谷間よりも熱くて、キツくて、狭いおマ○コが、相原が腰を下ろすたびに俺のチ○ポを飲み込んでいく。まるで強烈な輪ゴムに締め付けられながらヌメヌメとした内側の粘膜に亀頭をねめ上げられ、今にも射精してしまいそうになる……が、パイズリフェラで精液を全部搾り取られた俺は、イきたくてもイけない、イかせてもらえない。空っぽの陰嚢は金玉を身体の中に押し上げそうなぐらいに収縮しているのに……!
「あ…ン……全部入っちゃった……どんな、感じ? あたしに……犯された気分は……どう?」
ああ、そっか。これって逆レイプになるのか……そんな考えが頭をよぎるけれど、声に出して言えるほどの余裕なんてこれっぽっちも残っていない。俺はただ、音が鳴るぐらい強く奥歯を食いしばると、俺のチ○ポの上に乗っかった相原の腰を両手で掴み、突き上げるように腰を叩きつけてしまっていた―――
−*−
「あグゥ、んあッ、ああああァん! いい、おチ○チン、気持ちいいよォ!!!」
相原の、中も、ス…スゲェ気持ちよすぎて……ま、またイく、お、おおおおゥ……!!!
胡坐をかいた俺の目の前で、弓反りになった相原の背中が小刻みに上下する。汗の浮いたその背中に俺は身体を擦りつけるように密着し、すぐそこにある耳たぶに舌を伸ばしながら、射精できなくなったチ○ポで相原のおマ○コを掻き回すと、
「そこ、いい、いいいいいィ! 膣内(なか)で、暴れて、いいトコ、当たってェェェ!!!」
簾はかかって網戸は閉まっていても、ガラス窓は開いている。それなのに外に聞こえるのも気にせずに相原はよがり声を上げ、イけない苦しさの漲った俺のチ○ポを根元まで咥え込み、貪欲な動きで締め上げてくる。
この世にこんなに気持ちいいモノがあったんだ……きっと、相原に搾り取られていなければ、数分、悪けりゃ数十秒であっと言う間に射精させられていた。今も身じろぎするだけで無数のうねうねが絡み付いてきて、脳髄をドロドロに溶かそうとしてくる。
「もっと、もっと激しくゥ! 突かれるの、好…きィ! 子宮に、おマ○コにズンズンくるのが、スゴくいいのォ!!!」
奥の…ゴリゴリした感触が……!
「ひゃうン! あアぁん! いいのォ、クラスメートの童貞が……とっても、気持ちいいィ!!!」
相原……相原、相原、相原ァァァ! ちくしょう、何で、おまえ男になったんだよ、俺……もう止まんねえぞォ!!!
「ああ、イく、そんなに強くされたら、イっちゃう、おマ○コで、女のおマ○コで、イっちゃう、オンナに…なっちゃうゥ〜〜〜〜〜〜!!!」
―――――――――――――――ッ!!!
背筋に強烈な電撃が駆け抜け、玉袋に火が付いたのかと思うほど熱くなった瞬間、目の前が真っ白になって……相原に童貞を奪われながら煮詰めてきた最後の精液がおマ○コの奥へと迸る。
膣出しは……ヤバい……気がするけど………妊娠させられるなら、相原を俺のものに出来るなら―――!!!
「クッ……うっ……中…に………あたしの…中にぃ………」
俺は射精した瞬間、膣内に熱いものを感じた相原も、俺の腕の中で全身を震わせながら動きを止める。そんな相原のおマ○コの中で数十秒もの間、射精の余韻に浸り続けた俺は……相原を抱きしめたまま、二人して畳みに敷かれた布団の上へ倒れこんでいた。
「………ねえ」
もう、簾の向こうからはほとんど日差しは差し込んでいなかった。とっぷりと日が暮れて、薄暗くなっていく室内で、俺は相原の体温を体中で感じながら、その声を聞いた。
「あたしのお腹にさ……赤ちゃん……出来たと思う?」
それは……どうなんだろ。てか、俺、やっぱり物凄くマズいことしちゃったのか!?
「ふふっ……大丈夫よ、多分。だってあたし――――――」
相原はなぜか途中で言葉を切ると、俺の傍から身体を起こしてしまう。
待てよ、もう一回……何時間つながりっぱなしだったのか知らないけど、俺はもっと相原といたい。だけどその何時間もの間、射精で傷に何度も絶頂を味合わされていたおかげで、一度脱力した身体は起き上がることさえ出来ない。頭はガンガンと痛くて、相原の中から抜け落ちたチ○ポはだらしなく萎えてしまっている。
このままじゃマズいと、そう思っても、一度眠気に襲い掛かられると意識が保てなくなる。相原を追いかけられず、グッショリ湿った布団の上に身を横たえた俺は、相原が傍にいなくなっただけで胸にぽっかり穴が開いたような空虚な気持ちに襲われながらまぶたを閉じてしまう。
そういや……俺、いつから相原の顔を見てないんだっけ―――
−*−
「くオらァ! いい加減に人の布団を解放しなさいよね!!!」
のわあァ!……と蹴り起こされた俺は、見覚えのない部屋で目を覚ましながら、ぼんやりする頭を掻き毟っていた。
………おお、目の前に相原がいる。相原、好きだ―――――――――!!!
「寝ぼけるのは夢の中だけにしろォ!!!」
SEXの続きがしたくて相原へ飛びつこうとした俺の顔に、カウンターで膝が……って、グオオオオォ! 容赦なく痛い、半端なく痛い、これって夢じゃなくて現実かァ!?
「あんたねェ、ボケたことするのもいい加減にしなさいよね!!!」
ふと目をやれば、相原が来ているのはうちの学園の制服だ。それに窓の外も明るくて……あれ? 俺、和室で寝てたんじゃなかったっけ?
「まったく……人んちにいきなり押しかけてきたと思ったら、熱中症で倒れて、一晩中あたしのベッドを占拠してたんでしょうが。こんなことなら救急車を呼んで病院に送りつけとけばよかったわよ」
え……俺………ここにずっと? じゃあ相原とSEXは……?
「なっ!? し、してるわけないでしょうが、この欲求不満の変体野郎! あんた、し、親友を何だと思ってェェェ!!!」
あれ? もしかして夢? しかも俺、とんでもなく恥ずかしいことをカミングアウトしまくってませんか!?
「知らないわよ、このバカ! どうせ終業式前で授業なんてほとんどないんだから、もっぺん寝てなさい! いくら欲求不満だからって、あたしの部屋でオナったりしたら許さないんだからね!!!」
顔を赤くしながら叫んだ相原は、プリプリしながら部屋を出て行ってしまう。そして俺はと言うと、いまいち事情が飲み込めないものの、時間が遅刻寸前、しかも相原の部屋に俺の制服があるわけがなく、身体を起こすだけでも頭がフラフラしていて、急いで後を追いかけるようなラブコメ展開もとてもじゃないが出来そうにない。
まあ……ダチの家だし、お言葉に甘えてもう一眠りさせてもらおうか。
それにしても昨晩の俺の夢は、なんと言うかあまりに生々しかった。汗で濡れた相原の肌の艶かましさに、膣内の蕩けるような温もりは、とても夢とは思えないほどリアルに思い出せる。
が……オナニーするなと念を押されてしまった以上、自慰に耽るわけにもいかないし、そんな元気もない。やれる事と言えば寝ることだけ。ただ、その前に窓の外に目を向けると、外に飛び出した相原が家の前で恋人の片桐と一緒になっているのが見えた。
片桐は時間ギリギリまで待たされたことにご立腹の様子で、一人で先にいこうとして、相原はその後を追いかける……そんな様子を二人の姿が曲がり角の向こうに消えるまでぼんやり見つめてから、俺はなんかいい匂いのする相原のベッドにばたんと倒れこんでいた。
ちくしょう……俺もひと夏を一緒に過ごしてくれるストロベリーな相手が欲しい……
そんなことを考えながらも、理想の彼女像として思い浮かべたのが全裸の相原だったあたり、既に手遅れなのかもしれないが……ええい、畜生、開き直ってオナってやる、あいつのベッドで彼女のいない寂しさを紛らわせてやるぅ〜〜〜!!!
MA-Change!(XC3)-前へ