27・XC'mas2008 子羊たちのクリスマスソング2
「ふ〜、なんか一人で歌いまくっちゃったァ♪」
自分で入れた曲とリクエストとアンコールをあわせて全部で六曲。ざっと三十分以上も個室に備え付けられたステージの上で振り付けつきで歌い続けたあたしは、あははと楽しそうに笑うとフラフラしながら座席へと戻って行く。
―――うふふ、わざと酔っ払った振りするのも大変だな〜♪ ちょっとだけ飲みすぎちゃったかな〜♪
ノンアルコールのドリンクと偽って手渡されるアルコールが意外に口当たりが良くておいしいおかげで、結構な量をついつい飲んでしまった。そこへ持ってダンス月で連続で歌ったりしたものだから、身体に一気に火がついてしまい、ワンピースの下にはうっすらと汗がにじんでいるほど身体が熱くなっていた。
「たくやちゃん、スゲェな。下手なアイドルより歌が上手いじゃんか!」
「てかもう芸能人になったほうが良いんじゃね? オレ、絶対ファンクラブはいるし!」
「あっりがと〜♪……それにしてもなんか、この部屋って暖房熱いね〜」
激しく動いた直後だし余計にそう思うのかもしれない。席に戻る前に少し歩を止めて三人に買ってもらったばかりのシャツの襟を引っ張ると、パタパタと手で服の内側で火照っている肌を仰いだ。
「おっ!?」
「んなっ!?」
「おおおっ!?」
―――もう…なんで肌をちょっと見せただけで身を乗り出すのかなぁ……本当に三人ともスケベなんだから♪
あたしが歌っている間、ヤンヤヤンヤとはやし立てていた三人の目は、左右にステップを踏む足の動きに纏わりつこうとして翻ってしまうスカートの裾やブラだけでは上下に弾むのを押さえつけきれない豊かなな乳房に釘付けになっていたのには気がついている。ばれてないと思っているのだろうけれど、こそこそと股間を押さえていれば丸わかりだ。
―――でも残念でしたァ♪ あったしは男だから、エッチなことはしてあげないんだもんね〜だ♪
これはかなり悪酔いしているな〜……歌い終わると身体を支えていたテンションの糸までもがプッツリと切れてしまったみたいで、ほんの一歩二歩進めばたどり着けるはずのテーブルの端にさえ辿り着けないほどに足がふらついている。もう十歩ぐらい歩いたはずなのに、真っ直ぐ歩くこともおぼつかない足は右に行ったり左に行ったり、前に行ったかと思えば後ろへよろけ、
「あはははは〜、なんか楽しいね、これって〜♪」
ケラケラと笑うと、次の曲を歌う男子に向かってぴょんとダイブした。
「の、のわあああああッ!」
「マイクをパ〜ス!……って、あたしごとパスされちゃったァ♪」
壁際に設置されたソファー上の座席の上に飛び乗ると、勢いに任せたまま抱きとめてくれた相手の胸に顔をうずめてしまう。
「ビックリしたァ! なに考えてんだよ、いきなり!?」
「お〜♪ やっぱり三年間鍛えてただけあって筋肉質ぅ♪ ぷにぷに、ぷにぷに♪」
「くすぐったいって! ちょ…のわっ! 変なとこ触んなよ!」
変なところって何処かなぁ?……クスクス笑いながら服の上から乳首を弄ぶのをやめると、あたしは相手の太ももの上に手を置き、猫のように背中を反り伸ばして熱を帯びた顔を上に向ける。
「抱きとめてくれたお礼……ちょっとだけしてあげよっか?」
「―――――――――ッ!?」
あたしの手が脚の上を滑り、カチコチになっている股間をズボンの上から包み込む。浅く開いていた太ももの間へ指先を滑り込ませてお尻の穴の傍からくすぐったさを沸き起こさせるように撫で上げ、大きく脈打った肉棒を左右からキュッと挟みこむと、あたしが男だった時よりも何倍も逞しい元・運動部は驚きの表情で身を強張らせる。
期待しただろうか……それとも怖がっているだろうか……頭の中では何度もリハーサルを繰り返していたあたしとのエッチな行為も、まさかあたしから責められるとは思っていなかったはずだ。同級生で、力は何倍もの差があって、女になる前からそれなりに気心の知れた相手のペ○スを撫で回してイヤらしく微笑んでいるなんて……当のあたし自身が未だに信じられない。
―――でも……ふふふ、ここは物凄いんだ……あたしのよりちょっと大きい。悔しいけど……嬉しいかも♪
「たくやちゃん、や…やめろって。他の二人が見てるし……っ…あゥ……!」
あたしの手がズボンの上で踊るたびに、制止しようとする声が上下に揺れる。その気になれば無理やりにでも引き剥がせるのにそうしないのは、チャックの真下で加熱して行くペ○スが原因であることは間違いない。こういう事だけは心得てしまったあたしのしなやかな指先に扱きたてられて悶々を募らせている様を唇を嘗め回しながら見つめていると、最初は軽いお触りだけで事を済ませよと思っていたあたしの胸に、にわかに同級生を弄びたい欲求がこみ上げてきてしまう。
「ねえ……今日はどういうつもりであたしをここへ呼んだの?」
「どういう……つもりって………」
「あたしを他の女の子の代わりにしたの? それとも……三人がかりであたしをどうにかしようと思ってたの?」
「バッ、な、なに言ってんだよ!? 俺たちは―――」
ほとんど顔の真下にいるあたしに向けて焦って反論しようとする唇に、あたしは空いている手の人差し指を押し当てて言葉を押しとどめる。そしてテーブルを挟んで向かいの座席にいる二人に流し目を送ると、人差し指を唇から離し、手はそのまま抱きついている相手の首に巻きつけ、自由になったのに言葉を忘れたみたいにナニも言わない唇へはアゴを突き出して首を仰け反らせながらあたしの唇を押し付けた。
「んっ……んんっ………!」
―――もう……キスも初めてなの? 緊張して身体をこんなに硬くして……この分じゃ童貞確実かな?
酔った勢いなのかもしれないけれど……経験“済み”の分だけ優位に立ったあたしは、こんなにも誘っているのに手を触れようともしてこない相手の胸にニットのワンピースにぴったりと包まれた乳房を押し付けながら顔をひねって唇をよじり合わせる。そして鼻を鳴らして気分を盛り上げると、唇同士を密着させたまま片手で器用に二人が見ている前でベルトをハズし、ズボンの中から窮屈そうにしていたペ○スを引っ張り出した。
「あは、すごォい♪ こんなにスゴいのを隠してたんだ…♪」
ネットリと絡みつくような口付けを話すと、あたしは潤んだ相貌を下へと向け、若竹のようにそそり立つペ○スを握り締める。ビクビクと震えている同い年の相手のペ○スを愛おしく撫で回すと、手のひらに透明な液体が塗り広げられ、無わっとする熱気が真上にあるあたしの顔に向かって立ち上ってくる。
「本当に……期待してなかった?」ペ○スを弄びながらイタズラっぽく問い訊ねると、返事は無言。その代わりに肉棒は熱く脈打っているので、あたしは完全に包皮が剥け切っている逞しいペ○スに顔を寄せ、
「それじゃあ……今からう〜んと気持ちよくしてあげるね♪」
「う、うわぁあああっ!」
タップリと濡らした唇を亀頭に吸い付かせ、先端から包み込むようにじわじわと口に中へと含んでいく。ペ○スを咥えていくあたしまでもがもどかしく感じるほどに敏感な亀頭をゆっくりと口粘膜で包み込んでいくと、フェラ初体験の相手は上ずらせた声を上げて表情を強張らせる。
―――まだまだこんなものじゃないんだけどね♪
けれど良く見知っているクラスメートのペ○スを口に含んでいくのは奇妙な感覚だ。どんな男性のペ○スを頬張るのよりも背徳感を強く感じてしまい、
―――いけない気分が昂ぶって……今日のあたしって、どんどんヤらしくなっちゃう気分……
備考に抜けるペ○スの雄臭に興奮をさらに煽り立てられながら、ようやく唇がカリ首に到達すると、あたしは大玉の飴を舐めるように舌で亀頭を転がし始める。尿道口を擦り、カリ首を穿り、先端だけを口に含みながらそこだけ重点的に舌奉仕を加えていくと、苦味の圧液体が先端から滲み出し、ドクンドクンと大きく脈打ちながら精液が競りあがってくるのが伝わってくる。
「はい、それじゃここまでね♪」
「え……そ、そんなァ!」
もうそろそろ射精すると感じたあたしは、チュポンと音がなるほど最後の瞬間まで尿管を吸いたてながら唇を離した。もう十秒と経たずに射精してしまいそうだった男子はお預けを喰らって複雑な表情を浮かべるけれど、本当の事を言ってくれない相手にこれ以上のことをしてあげるつもりはない。
「さ……それじゃそろそろ話してくれるよね? 三人であたしをどうするつもりだったか……言ってくれたら最後まで弄んであげるし、それを……あたしにしてみてもいいんだよ?」
「するっていったって……なあ?」
射精直前でお預けを喰らった男子が他の二人と目配せするけれど、どうしたものか結論は出ないようだ。
「そう……せっかくあたしの方から誘ってあげてるのに……」
あたしは悲しそうに表情を沈ませると、体を起こし、手を背中のワンピースのボタンにかける。
何を始めるつもりなのだろうか……疑問に思いつつも、あたしが服に手をかけたことで、さらに期待を跳ね上げたのは、向かいの座席に座っている男子だった。あたしはそちらへ視線を向けると、
「ん……ねえ、着慣れてないからボタンをはずしにくいの。はずしてくれない?」
「マ、マジで!?」
「もちろん♪………でもね」
ただより高いものはなく、あたしもそれなりの対価を貰わなければ、これ以上指一本肌に触れさせるつもりはない。
「あたしに触りたいなら、服は全部脱いできてね♪」
「脱ぐって……ここでですか!?」
「ええ、そうよ。あたしの服を脱がせたいならパンツも全部脱いで欲しいな♪」
あたしの言葉に、さすがに期待を押しとどめるだけの戸惑いも感じているらしい。あたしが声をかけた相手だけでなく、他の二人にも女体の神秘の探索か羞恥心かで葛藤が生まれているようだ。
―――でもね、
「せっかく女の子が誘ってるのを断っちゃうの?」
―――それに、
「大事な場面で決断できないようで、いつになったら恋人が出来ると思う?」
―――それとも、
「あたしじゃ……イヤ?」
トドメをさすようにアルコールの酔いが回って潤んでしまっている瞳でジッと見つめると、ワナワナと震えていた一人が勢いよく立ち上がり、ついに自分の服に手をかけ始めた。
「待てよ、抜け駆けはずるいぞ!」
「三人で最後に土下座しようってきめてたのに、この裏切り者!」
そう言いながらも負けじと残りの二人も服を脱ぎ始め、あっという間に全裸になった三人はあたしを取り囲み、買ってもらったばかりのニットのワンピースに手をかけてくる。
「あん♪ もう……乱暴はダメだってばァ……♪」
だけどソファーの上に力ずくで押し倒され、スカートの中に手を入れられるのは………いい。はしたないと思われるかもしれないけれど、クラスメイトのペ○スで無理やり唇を割り開かれ、乳房を揉みくちゃにされながら秘唇をなぞられると、犯されていると言う気分がスゴくして、背筋のゾクゾクがちっとも収まらない。
ワンピースも結局、ボタンは首のすぐ後ろの一個をはずしてもらえただけで、強引にずりおろされて肩の部分の布地で両腕を押さえつけられると、ちょっとした拘束衣だ。ノースリーブのワンピースの下に来ていた長袖シャツは襟元から引き裂かれ、ちょっとお気に入りの薄いピンク色のブラが露わになると、それも中央の紐であっさりと引きちぎられる。顔はイけてるのに力任せで乱暴だなァ…と体育会系批判していると、露わになった左右の乳首を両方いっぺんにむしゃぶられてしまう。
―――ああぁ……い、いいィ………♪
あたしから誘って強引に犯してもらっているようなものだけれど、二つの乳首を左右いっぺんにチュウチュウと吸われるのは、言いようのない最高の気分だ。もし母乳が噴けるなら、物凄く濃厚なミルクを乳首の先端から射乳してしまいそうな気持ちの良さだ。
………でも母乳は出せないから……さ、先っぽが尖っちゃ……あああッ、だめ、甘噛みされたら飛んじゃうって、あぁ〜……ほ、本当にイかされそう、やっぱり三人がかりは……!
乳房を揉みしだかれ、お尻を揉みしだかれ、太股を揉みしだかれ、恥丘を揉みしだかれ……あたしの体の至る場所に、色気の前に理性を失った三人の手が這い回っている。部活を引退して勉強ばっかりで性欲が溜まりに溜まった犯りたい盛りのクラスメイトたちは、あたしの顔の前で腰を振って童貞ペ○スでノドの奥を突きながら、ついに……下着の中へ指を差し入れ、おチ○チンを失ったあたしの股間を穿りだした。
しかも二人一緒に、左右から、窮屈なヴァギナを押し広げて膣粘膜をかき回す。
―――ァう! ッあ、やあッ、ダメダメ、そ、そこはァ! あ、あうぅうううッ。あたし、ひッ、ああああああ!!!
ノドを太い逸物に塞がれてくぐもった声しか上げられないけれど、初めての女の子のおマ○コタッチに我を失ってヴァギナをグチャグチャにする二人の指に、あたしの意識なんて簡単に吹っ飛ぶ。指の動きを押さえ込んでしまうほど膣を緊縮させ、痙攣させ、愛液までビュクビュクと噴いて……きっと本気汁だ。白く濁った濃厚なヤツだ。あたしはクラスメイトの前で本気汁を噴き出しちゃってるんだ……
………そ、そんなにイってるのに、乳首も、おマ○コも、クリトリスもォ! も…もう許してェ……あ…あああ、ど、何処に顔をうずめてるのよ!? ちょ、何する気!? あっ……あッ、あッ、アッ、ダメ、イく、し、舌がおマ○コに……ひぁあん、ら、らめェ〜〜〜!!!
おマ○コにディープなキスをされながら、クリトリスをつまみあげられ、頭のネジが全部いっぺんに吹っ飛ぶような絶頂が襲い掛かってくる。そして頭をフェラしてあげてる男子の股間へと息を付く暇もなく引き寄せられると、ノドの奥に亀頭をめり込ませたペ○スが激しく脈打ち、大量の精液を口ではなくノドにめがけて直接流し込んできた。
「んぶぅううううううッ! んぐッ、んんんゥ―――――――――!!!」
とても飲みきれる量じゃなく、唇とペ○スの隙間からこれでも一生懸命ごくごく飲んでるのに、恍惚の表情で延々と精液を吐き出し続けちゃって……そう言うところは可愛いから、裏筋辺りくすぐっちゃおっと。
「いあッ!?」
絶頂真っ最中のペ○スは不意を撃った舌先からの刺激で、ビクンと大きく跳ねた。まるでキノコのようにカリ首が膨らみ、ヴァギナクンニと繰り乳首攻めでイきっぱなしになっているあたしは「引っかかりやすくなったエラに唇を引っ掛け、よ〜く知っている男の弱点を片っ端から舌で嘗め回し、自由になっている肘から先を持ち上げて陰嚢をヤワヤワと揉みしだいてあげる。
「うあっ、だ、それは…うあああっ、た、たくやちゃんッッッ!!!」
………ふふふ…クラスメイトの精液……タップリと飲んじゃった……♪
だけどメインディッシュはこれからだ。あたしを酔わせて無理やり犯してくれちゃったのだから、何度でも何度でも満足させてもらわないと気がすまない。せめてあたしが明日香にしようとしていた回数の三倍ぐらいは満たしてもらわないと、せっかくのクリスマスに付き合ってあげた甲斐がないというものだ。
「ねえ……そろそろちょうだい………♪」
舐めてもらわなくても受け入れ態勢は整っていたのに、犬のように鼻先を突っ込まれて股間を嘗め回されたのだ。もうふやけてしまってそうだけれど、それならそれで乱暴にかき回されたって構わない。
こう愛の精液を飲み干してあたしが囁くと、三人は顔を見合わせて、誰が先かと順番を決め始める。さすがに他の二人よりも先にあたしを抱きたいと思うのは当然だろうけど……出来れば早くして欲しいところだ。
―――コンコン
「あの……お客様、申し訳ありませんが……」
控えめなノック。そしてあたしたち四人だけの個室のはずの場所に、足を踏み入れる人物がいた。
赤と白で彩られた帽子と衣服。それにモジャモジャっとした口元の白いひげ……それは誰がどう見てもサンタクロースなのだが、今日はクリスマスということでサンタのコスプレをしたカラオケBOXの店員さんだ。
なんだろ……クリスマスプレゼントでもくれるのだろうか? なんて思っていたけれど、あたしの予想は“ある事実”を忘れていたので、見事に大はずれだったりする。
「当店は“そういう”行為をなさる場所ではありませんので……すぐに出て行ってもらえますか?」
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