プログラム89「擦れる縄に・・・(後編)」
プログラム89 縄に濡れて・・・(後編)
「さぁ、思いっきり可愛がってやる」
「やだ・・・やだやだ・・・ダメェェェェ!!」
グイ!! ズルズルズル・・・
「ひぃ!? んはぁぁぁぁ!!」
苦痛が走る。そう思って歯を食いしばった瞬間、不思議な快感が走った。荒いザラ
つきは一切なく、スムーズに縄が私の恥部を擦りあげてくる。等間隔に設けた瘤が私
の敏感に勃起したクリトリスを撫で叩いていく。
「んはぁ!! や・・・そんな・・・んぁぁぁぁ!! 何でぇぇぇぇ!?」
予想外の刺激に、頭の中が混乱してきた。あれだけ荒い麻縄が痛みも与えず、快感
だけを与えてくるなんて・・・
「ひぁぁぁぁ!! やぁぁぁ!! んひぃぃぃぃ!! いぃぃぃぃぃぃ!!」
一つ、また一つと瘤がアソコをクリトリスを責め上げていく。ローターとは違い、
切なく激しい快感だ。
「どうだ? 縄に擦られる感想は? 気持ちいいだろう?」
シュルシュルシュル・・・
「あひぃ!! ひぃぃぃぃぃ!! ダメ・・・ダメェェェ!!」
下萄は巧みに縄を擦りつけてくる。時に強く、時に優しく焦らすように擦れる縄
に、私は早くも絶頂感に追いやられていた。
「くぅぅぅぅ・・・だめぇ・・・はぁん!! ダメェェェェ!! ひぁん!! んくぅぅぅ
!!」
「くくく、いいぞ。段々艶っぽい声が出せるようになってきたじゃないか!!」
シュルシュルシュル・・・
「ひぃぃぃぃぃ!! ダメェ!! ダメダメダメダメダメェェェ!! あ・・・あ・・・
あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
一段と強く擦られた瞬間、私は縄で最初の絶頂を迎えた。
「あ・・・あぁぁ・・・ぁぁぁぁ・・・」
「どうやらイッちまったみたいだな? どうだ? 気持ち良かっただろう?」
「あ・・・んぁぁぁ・・・はぅ・・・んぅぅう・・・」
縄をゆっくり前後に動かしながら聞いてくる下萄。その前後運動の与える焦れった
い快感に掠れた喘ぎを洩らしてしまう。何か、この短時間で物凄くいやらしい身体に
なった気がするが、今はそれ所ではないな。
「どうした? 早く応えろよ?」
「んぁぁ・・・ひぁん!! んくぅぅぅ・・・」
前後運動を止めずに更に聞いてくる。そんな恥ずかしいことを私に応えろというの
か、この男は?
「ほらほら、どうしたどうした? 早く応えないとどんどん焦らすぞ?」
「やぁん・・・んぅぅぅ・・・くぅぅぅん・・・」
しかし、私の口からは、甘味で焦れったい快感に甘い喘ぎ声を洩らすだけで、話す
事も侭ならない。いつの間に、こんな可愛らしい声をあげるようになったのだ、私
は?
「くくく、まるで子供みたいな喘ぎ方だな。まぁ、さっきまで処女だったから仕方な
いがな」
「んくぅぅぅん・・・言うなぁぁぁ・・・」
「さて、これ以上焦らされたくなかったら気持ち良かったかどうか応えてもらおう
か?」
「んぅぅぅ・・・絶対に・・・言うもんかぁぁ・・・」
「そうか。だったらそのまま悶えてろ」
シュルッ、シュッ シュルッ、シュッ
「んはぅぅぅ・・・くふぅぅぅん・・・やぁぁぁ・・・」
そう言うと更に私を焦らすべくゆったりとした強弱をつけて擦りつけてくる。これ
は流石に辛い・・・
「さぁ、時間はあまり無いからな、早めに堕ちるのを期待してるぜ?」
「な・・に・・・? なんの・・はぁん・・・話・・・んぅ・・・だ?」
しかし、そう訪ねても、下萄はそれ以上語らなかった。
「はぁん・・・んはぁ・・・もう・・・あぁん・・・止めてぇ・・・」
下萄が語らなくなってからどれくらい時間が経ったのだろう? すでに脚の間には
私の身体から溢れ出た愛液でいっぱいになっている。焦れったい快感に段々息苦しく
なってきた。だが、私の言葉の虚しく、ヤツはひたすら同じペースで縄を動かし、擦
りつけているだけだった。よく、ここまで一定したペースで動かせるなと、感心させ
られてしまうが、この状況はそんな事を言ってられない。ましてや、アソコがすでに
限界だ・・・
「たの・・・む・・・んはぁ・・・アソコが・・・はぁん・・・もう・・・ダメェ・
・・」
「何がどう駄目なのか応えてもらおうか? それが出来なけばこのままずっと苦しめ
る。さっきもそう言ったがな」
「う・・・」
その言葉に詰まってしまう。ここで言ってしまえばこの男に屈することになる。こ
こまで何とか粘ってきた意味が無くなってしまう。でも・・・
「さぁ、どうした? 早く言わないと更に1時間以上するぞ?」
そうか、1時間も焦らされていたのか。そして更に後1時間。すでに腰は痺れきっ
ている。身体中、苦痛に似た快感に支配されている。これ以上我慢するのは・・・
「はぁん・・・ダメェ・・・そんなにされたら・・・んくぅ・・・狂ぅ・・・」
ダメ、これ以上我慢したら本当に狂っちゃう。
「だったら応えろ。気持ちいいのか? それともまだ焦らされたいのか?」
「はぁ・・・んはぁ・・・きもち・・・」
もうダメだ・・・限界だ・・・
「気持ち・・・いぃ・・・」
「何だって? もっとはっきり応えろ」
「んはぁ!! あぅん・・・はぁ・・・気持ち・・・良い!!」
「くくく、そうか、そんなに気持ちいいか?」
「あぁん・・・気持ち良い・・・」
言って・・・しまった・・・。だが、今はこのもどかさをどうにかしないと。いざ
となったらまた拒絶すれば良いだけだ。いまは一刻も早く・・・開放されたい。
「そうら、ご褒美だ。たっぷりイけ!!」
シュルシュルシュルシュルシュル・・・
「んはぁぁぁぁぁ!! いぃぃぃぃぃぃぃ!!」
いきなり縄が激しく動く。その瞬間、私は軽いアクメを迎える。
「いひぃぃぃぃぃぃ!! いぃ!! いぃのぉぉぉぉぉ!!」
そしてそのまま、絶頂の波に飲まれていった・・・
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