プログラム86「身に染みていく快感(中編)」
プログラム86 暴かれる痴態(中編)
「んぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
ここまでで、もっとも激しい部類に入る絶頂に激しく呼吸をする。いくら息をして
も、一向に落ち着く気配がこない。私自身、驚くくらい興奮している。
「くくく、随分派手にイったな? そんなに良かったか?」
ヤツのさげずむ声が耳に入ってくる。しかし、頭の中が真っ白な状態の私にとって
はその言葉すら聞き取れない。
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「くくく、応えられないくらい感じたようだな? だが、こいつで責めるのはまだま
だこれからだ」
こいつで・・・というのは多分、さっき見せた多種多様な筆の事だろう。数で言え
ば10本はあった。それを全部使うつもりなのか?
「ひ・・・いや!?」
快感に馴染みきっていない私は、やつのその言葉に怯えてしまう。これ以上快感を
与えられたら、狂ってしまいそうだ。
「くくく、いくぞ?」
「い・・・や・・・やめ・・・あ・・・くふぅぅん・・・」
脇の辺りに、くすぐったくもどかしい刺激が走る。どうやら筆がその辺を弄ってい
るのだろう。だが、これは切な過ぎる・・・
「くくく、そうら、こうするとどうだ?」
脇を左右共に上下に筆が蠢く。あぁ、この刺激・・・堪えられない。
「いや・・・ん・・・くぅ・・・だめぇ・・・やめ・・・てぇぇ・・・」
弱々しく拒む私。だが、そんな物はこの男には通用しないのは既に十分解ってい
る。だが、刺激されると言わずにいられない。口から勝手に洩れてしまうのだ。
「くくく、身体を捩じらせても無駄だ。こうやって色んな場所から責めてやる」
「あ・・・やん・・・ん・・・くぁ・・・ひぁん・・・」
何度も何度も甘い声が漏れる。筆に擽られる度、私のアソコの奥から切なく重い衝
動が走る。
「そら、そら、そら」
「ひぁぁん・・・んぅ・・・くふぅん・・・やぁん・・・やめ・・・ダメェ・・・」
時にはお臍の辺りを、時には乳房を、時には乳首を、時には脇を刷いてくる。その
一つ一つに確実に追いやられているのが解る。・・・私は・・・こんなに弱い女だっ
たのか?
「ほら、ここはどうだ? ここは? それともここか?」
「あ・・・やん・・・ひぃ!? ダメェ・・・そこダメェ!?」
脇をなで、乳首を撫でてきた次の瞬間、私のもっとも恐れている箇所に筆が触れて
きた。
「んぁぁぁ!! ひぁぁ!? あくぅぅぅ・・・ダメ・・刺激が・・・強すぎるぅ!!」
アソコを、敏感なクリトリスを筆が一刷き二刷きしてきた。目隠し無しでも凄かっ
たのに目隠しをしているものだから、その刺激は軽く刷かれるだけで軽く達してしま
いそうになる。
「くくく、良い反応をするじゃないか? 目隠ししてる分、気持ち良いだろう?」
「はひぃ!! んぁぁ・・・くぅぅぅ!!」
ヤツのその言葉に、沈黙をするつもりだった。だが、身体がこの快感に身を捩じら
せ、喘ぎ、そして応えてしまう。
「くくく、拒否しようとしても身体は正直だな? いやらしい喘ぎ声といい、オ○ン
コの濡れ具合といい、もっと正直になったらどうだ?」
冗談ではない。それはつまり、快感の軍門に下れと言っているようなものだ。そん
なことになったら・・・
「くぅぅ・・・はぁん!! 絶対に・・・んぁぁ・・・イヤァ・・・ひぃぃぃぃぃ!?」
拒否しようとした瞬間、さっきまでとは違う快感が走った。さっきまでの絵の具用
の筆じゃない。もっと別の何かだろう。与えられた刺激で解る。筆の瞬間的な刺激と
違い、少し持続した形で快感を送ってきたのだ。
「くくく、いい反応をするじゃないか。そら、もっと感じろ!! もっと悶えろ!! こ
の筆を全て駆使して嬲ってやる!!」
徐々に荒々しい口調になりながら、私の身体を色んな筆が舐め回していく。
「ひぃぃぃぃ!? ひぃ・・・ひぃぃぃぃ!! くぁぁ・・・うぁ・・・んぁぁぁぁぁ
!!」
じっくりと爪先の隅々まで筆が身体を襲う。それだけでもその刺激に狂ってしまい
そうなのに、さらに追い打ちとして・・・
「んはぁぁぁぁぁぁぁ!!」
私のアソコを色んな筆が蹂躙していく。激しく仰け反りながら何とかこの快感から
逃れようとするが、すでに仰け反ったところで快感を流すことは出来なかった。
「くくく、そろそろ絶頂を迎えさせてやる。このいやらしく美しい肉真珠を責めて
な」
「ひぃ!? うひぃぃぃぃぃぃぃ!! あ・・・あ・・・あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
クリトリスが筆の洗礼に打ち震えさせられる。凄まじい快感が仰け反りきった身体
の芯へと響き渡る。
「あひぃぃぃぃ!! ひぃ、ひぃ、ひぃぃぃぃぃぃ!!」
「くくく、そらそらそら!! イけ!! 思いっきりイけぇぇぇ!!」
「んぁぁぁぁぁ!! ダメ、ダメェェェェ!! イク、イクぅぅぅぅぅぅ!!」
次の瞬間、身体は限界まで引き攣り、強烈な絶頂の波を受けきれないまま激しく身
悶えた。
「うぁぁぁぁ!! ダメェェェ!! また・・・またイクぅぅぅぅぅ!!」
一度クリトリスで絶頂を迎えたのにも関わらず、下萄は立続けに絶頂を迎えさせる
べく激しくクリトリスを舐ってくる。
「きひぃぃぃぃぃぃ!?」
そして2度目の絶頂を迎えてしまう。さっきまでは一回一回間が空いていたが、今
度の連続絶頂に、身体中が弾けそうになっているのが解る。
「あ・・・あぁ・・・ぁぁぁぁ・・・」
一旦筆責めが治まったというのに、身体は何度も痙攣を続ける。連続でイくのがこ
んなに辛いなんて・・・
「くくく、クリトリスだけで2回もイきやがったな?」
「・・・・・」
その言葉に項垂れたまま沈黙する。抵抗しても自滅するだけだからだ。
「だがな、これで終わりと思うなよ?」
「え・・・?」
力なく顔を上げる。目隠し越しでも感覚的に解る。恐らくヤツは物凄く卑猥な表情
でニヤついているはずだ。
「くくく、まだ責めてないところがあるだろう?」
「は・・・?」
その言葉に一瞬わけが解らなくなる。だが、一瞬のこと、何のことか解った瞬間、
身体がその刺激に怯え始める。
「ま、まさか・・・?」
「くくく、多分そのまさかさ」
「そんな、もうこれ以上は・・・」
これ以上されたら、本当に狂ってしまう・・・
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