プログラム５「処女覚醒」

プログラム５　知ってしまった快楽 

「あく、痛い。痛いです」 
　あれからクリトリスを嬲りながらゆっくりと腰を動かす下萄さん。けど、気持いい 
と感じたのは最初の間で、今はあそこからくる痛みしか感じない。 
「ほらほら、何を言ってるんです？　そんなに力を入れるから痛いんですよ。もっと 
力を抜いて、さぁ!!」 
「はぁ、くぅぅぅぅん。あ、はぁぁぁ……」 
　彼の指示どうりに力を抜こうとする。しかし、普段こんなところに力を入れたり抜 
いたりしたことが無いため、思うようにいかず、苦痛が続くばかり。 
「くぅぅ、無理です、力が抜けなぃぃぃ……」 
「仕方がありませんねぇ。クリトリスだけでなく他の所も責めたほうがよさそうです 
ね」 
　そう言って今度は私の胸を揉み始めました。 
「はぁ、くぅぅぅん。あふっ」 
　さっきまでと違う責めに、一瞬快感が走ります。更に彼は、私の体を抱き起こし、 
キスをしてきたのです。 
「はむぅぅぅん。んぐぅぅぅ。ん、ん、むぐぅぅぅん」 
　舌を強く吸われ、頭がまたクラっとしました。その瞬間からだの力が抜けました。 

「ようし、よし。力も抜けたことだしたっぷり可愛がってあげましょう」 
　そう言って彼は再び腰を激しく動かし始めました。 
「え、あ？　きゃうん!!　はぁぁぁ!!　くふぅぅぅん!!」 
　先程までの苦痛とはまったく違う、そう、ここに来て味わったどの快感よりも凄い 
快感が私の体を突き抜けました。 
「はくぅぅぅん!!　な、何この感じ？　何でこんなに気持ちい…きゃふぅん!!」 
「くくく、ようやく感じが出てきましたねぇ。それではどんどんいきますよ。それ、 
それ、それ!!」 
「はひぃぃぃん!!　くふぅ、こんな、こんなに気持いいなんて、はぁはぁ、だめぇ、 
もうだめなのぉ、たまらないのぉ……」 
　身も心も蕩けるような快感が、今の全てと感じるくらい気持ちが良かった。世の中 
にこんな快感があったなんて、と今はじめて思い知らされました。 
「はぁぁぁん!!　気持ちいい、気持ちいいよぅ……もう、もういっちゃうぅぅぅ!!」 

「そうですか、もういくのですか？　だったら派手にいきなさい!!　そうら!!」 
「あひぃぃぃ!!　いく、いく、いくぅぅぅ!!」 
　彼の激しい突き上げに私は初めてのＳＥＸで絶頂を迎えてしまいました。そしてさ 
らに…… 
　ジョボボボボボ…… 
「ほほぅ、さすがわお嬢様、やはりマゾの血が濃いようですな。初めてで潮を吹くと 
は。くくく」 
　一瞬、おもらしをしてしまったと思い、恥ずかしそうに顔を赤らめた私に彼はそう 
言いました。 
「潮を…吹く？」 
「そうです。お嬢様の本来尿を出す場所から、マゾ女の証である潮を吹かれたので 
す」 
「あぁぁ、そんなぁぁ。私、私そんな恥ずかしいことを……」 
「くくく、心配することはありませんよ。これからは毎日潮を吹いてもらいますか 
ら」 
「そんな、私そんなの嫌です!!」 
「しかし牝奴隷になるといったのはお嬢様、あなたでしょう？」 
「そ、それは、ものの弾みで・・・」 
　そう言いかけて言葉を紡ぐ。結局、何もかもこの男の思いどうりに事が進んでるよ 
うに思えました。 
「そうそう、お嬢様。芋茎の効果は薄れましたか？」 
　そう考えていると下萄さんがそう話してきた。 
「あ……」 
　そう言われて、私は再びあそこが熱く、痒く疼いてきているのに気づいた。 
「いや、そんな？　さっきまで治まってたのに……」 
「くくく、あの程度で治まるほどこの薬はやわではありませんよ」 
　いやらしい笑みを浮かべて再び私の両足を掴む。 
「さぁて、先程のＳＥＸであそこの具合もかなり良くなったようですし、次の調教を 
始めますか」 
そう言って彼は、私の両足を部屋に設置されている鎖に繋ぎ、両足が上を向いたま 
ま開かれるといった形をとらせました。彼に犯されている間は気づきませんでした 
が、この部屋にはそういった何に使うかわからないものばかり設置されていました。 

「これ以上、なにをするんですか？」 
　私は、何をされるかわからない恐怖と、そしてあそこの疼きを癒してもらえるとい 
う期待の混じった声で彼に尋ねました。 
「くくく、お嬢様が思ったより飲み込みが早いのでね、ご褒美におもちゃを差し上げ 
ようと思いまして」 
「おもちゃ？　だったらどうしてこんな格好をさせるのですか？」 
「まぁ、おもちゃはおもちゃでも、大人のおもちゃですからねぇ。それを見て逃げよ 
うとされても困りますし。そういうわけでこのままじっとしててくださいよ」 
　そう言うと彼は部屋の隅のタンスらしい場所へと去っていった。 
　 
　しばらくした後、下萄さんは戻ってきました。 
「いやぁ、いいものを選ぶのに時間がかかりましてねぇ。その分気に入って頂けると 
思いますよ？」 
　そう言って私の目の前に現れたのは、男性器を模したモノや、丸い球状をしたモノ 
まで数種類にわたった何かでした。 
「くくく、素晴らしいでしょう。大きさも不慣れなお嬢様のために小ぶりにしておき 
ましたし」 
「これはいったいなんなの？」 
「ですから先程も申し上げたように、大人のおもちゃですよ。まぁ、正式に言えばバ 
イブレーターと言いますがね。あ、こちらの楕円形のものはローターといいます。よ 
く覚えておいてください」 
　さもうれしそうに下萄さんは語る。けれど、何もわからない私にとっては恐怖に対 
称にしかならない。 
「くくく、だいぶ疼いているみたいですねぇ？　あれからまた汁が溢れてますよ？」 

　顔を強張らせ、視線を彼が持ってきたものからそらしていると、彼の鼻息をあそこ 
に感じた。 
「いやっ、そんなにじっと見ないで」 
「何を言ってるんです？　先程から何度も見られているでしょう」 
　しかし、先程とはまったく違うアングルなうえ、今度は脚が開いているため、お尻 
の穴まで見えてしまっている。いくらなんでもそれは恥ずかしい。 
「まぁ、恥じらいがあるのも、牝奴隷の条件のひとつですからねぇ、いいでしょう。 
そんなことより、そろそろこれを使わせてもらいますよ？　よろしいですね、お嬢 
様」 
　その言葉と同時に彼はローターと呼ばれるものを私のあそこに近づけてきた。 
「さぁいきますよ、くくく」 
　その時、彼の笑いが悪魔の微笑みに聞こえました。これから起こる、新たな快楽地 
獄と共に……