プログラム48「決定されている結末・・・」


 プログラム48 勝つ事の出来ない賭け 「んぁ・・・あくぅ・・・」  切なげな声をあげながら、さやかはまた一歩前へと進んでいく。 「ひぁぁ・・・くぅ・・・ふぁぁ・・・」  かれこれ15分は歩いているだろう。縄はもうさやかの淫汁でネトネトだ。 「ひぁぁぁ・・・・ぁぁぁぁ・・・」  最初の頃に比べると、少し歩く速度が速くなっている。まぁ、それもそうだが。 「くぅぅぅぅ・・・んくぅぅぅ・・・」  自分でも気が付いてるようだ。歩く速度が速くなっていることに。その証拠に、イ きそうになる瞬間が増してきている。瘤を通っていなくても、絶頂感を迎えそうに なっている。 「あぅん!!・・・ひ・・・あ・・・」  しかし、思ったよりも粘るな。まったく、楽しませてくれる。 「さやかお嬢様、随分楽しんでいるみたいですねぇ」  あんまり気持ちよさそうな声を出すから、少しからかってやる。 「そ・・・んな・・・楽しんでなんか・・・ひぁ!?」  身体を仰け反らせるさやか。くくく、イったな。 「どうしたの、お姉ちゃん!?」  かすみが身体を思い切り仰け反らせたさやかに驚く。 「あ・・・あぁ・・・」  嗚咽を洩らすさやか。その表情は後悔に曇っている。やはりイってしまったよう だ。 「どうしました? さやかお嬢様。まだ時間は四分の三近く残ってますよ?」  しかし、それに気付かないふりをして煽ってやる。 「あ・・・はい・・・」  くくく、気付かれなかったと思ってホッとした顔になりやがった。 「あ・・・ふぁ・・・あぅぅぅ・・・」  お? またイきそうになったのか? 一生懸命堪えようとしてやがる。 「はぅ・・はぁ、はぁ・・・下、下萄さん・・・」 「はい、なんですか?」 「あ・・・あの・・・縄を一度ふ・・・拭いてくれませんか?」 「どうしてです?」  まぁ、理由は解っているが・・・ 「あ・・・その・・・」  言おうとして言葉を紡ぐ。そりゃそうだ、感じてしまって、溢れ出た淫汁で濡れた 縄を 拭いてくださいと言ってるようなもんだからな。 「へ・・・変な感じがするんです。気持ち悪い感じが・・・」  どう言って誤魔化すかと思えば、気持ちが悪いから・・・か。ばかな女だ。 「くくく、『気持ち良過ぎる』の間違えじゃないですか?」 「な・・・!?」  驚いた表情で俺の顔を見るさやか。自分でそうですと言ってるようなものなのに な。 「別に驚くよな事では無いですよ。股縄渡りの醍醐味でね、自分の愛液でぬめる縄を 渡ると、快感が増すんですよ」  顔を俯かせるさやか。自分でさっき言った言葉の意味が理解できたんだろう。 「ですから、拭くことは出来ません。その状態でイくのを我慢して頂かないとねぇ」 「そ・・・そんなぁ・・・」  我慢できるわけが無い、そんな表情をするさやか。とそこへ・・・ 「こらぁ、まさひろ!! お姉ちゃんをこれ以上苛めるなぁ!!」  かすみが突然叫んできた。いったい何なんだ? 「なんです? かすみお嬢様」 「むぅ、まさひろってばさっき言っていた条件と違ってうなり。何も濡れてない状態 で歩いて我慢するのが条件じゃなかったの!?」 「おや? 確かにそう言いましたが、これはさやかお嬢様が感じてお出しになられた 物。それで感じすぎるから拭ってくれというのはちょっと可笑しいんじゃないですか ねぇ?」 「可笑しくないなり!! 条件外のことでしてもフェアじゃないよ」 何がフェアだ。馬鹿馬鹿しい。 「わたくしは確かに濡れていない縄を跨げといいました。しかし、感じれば溢れてく るのは必須でしょう? ならばそれは仕方の無いことです」 「う、うゆぅ、なんか解せないなり」  所詮、中○生のおつむじゃその程度だよ。 「それとも、かすみお嬢様が逆に渡りますかな?」 「うやぁ、そりは勘弁おば・・・」  かすみはさやか以上に感じやすいからな。5分も持たないうちにイってしまうだろ う。 「かすみ・・・お姉ちゃんは・・・だい・・・丈夫・・・だから・・・ふぁ・・・」  さやかはその場に立ち止まっていた。 「困りますねぇ、さやかお嬢様。わたくしが話し込んでる間に休むなんて」 「私・・・そんなつもりは・・・」 「罰として、愛液のぬめりに加えて、この媚薬入りローションを塗った縄を歩いても らいますよ?」 「そんな・・・」 「こらぁ!! そんなの聞いてないなり!!」 「ルールを破ればペナルティを与えられる。当然でしょう?」 「うゆぅ・・・」  まったく、しばらく静かに願いたいものだな。 「わかり・・・ました・・・」 「くくく、よろしい」  さぁて、たっぷり塗してやるからな・・・


プログラム49へ