第7話


 (なんで・・・)
 下腹がむずむずする。授業中だというのに・・・さっきのショーで感じてしまったのは特殊な空間のせいだと思っていたのに。もしかして私は本当に淫乱なのだろうか。
 (触りたいよ・・・)
 古典教師の声が遠い。授業の中身なんて少しも頭に入ってこない。股間に手が伸びそうになるのを必死に我慢する。
 スカートのファスナーを開けてそっと手を入れれば、誰にも気づかれず触れるかも。机に身をよせて手元が陰になるようにすれば大丈夫じゃないかな。幸い席は一番後ろだし古典教師はとても怖いから皆よそ見をしないはずだ。
 駄目、机の上で拳をぎゅっと握る。こうしないと本当に触ってしまいそう。
 う〜息が荒い。触りたい、触りたい、触りたい。
 (だめ・・・授業に集中しないと。)
 シャープペンシルを握って黒板に集中しようとするけど、黒板の字が上手く読めない。頭がくらくらしてきた・・・あれ・・・何か・・・気持ち・・・いい・・・

 「恵子ちゃん、雨宮さんの様子変じゃないですか。」
 「ふふ、雨宮さんは今必死におなってる最中よ。」
 「え〜マジですか、薬の副作用です。」
 「さあ、知らないけど。でも今面白いことを考えついたわ。」
 「・・・顔が邪悪ですよ・・・」

 古典なんて将来必要ないじゃないかよ。だいたい光源氏ってマザコンロリコン貴族だろ、そんなやつの一生なんてどうでもいいだろ!それよりも今は雨宮さんが気になる。あ〜何で俺は教卓のまん前なんだろ。後ろを振り返ることができないっての。
 雨宮さん、大丈夫かな。さっき教室に入ってきた時はまだ顔が真っ赤だった。それにクラスの奴等が雨宮さんに向ける眼差しには蔑みや欲望しかなかった。でも、おかしいよな。何で女子達はあんなに雨宮さんに対して攻撃的なんだろ。ちょっとおとなしいだけで嫌なところなんて全くないのに、不思議だ。

 「じゃあ残りの時間でプリントをやってください。先生はこれから出張なので委員長があつめて明後日の朝までに先生の机の上においといてください。」
 ガラガラ、ピシャン。

 そういい残して古典教師はでていった。雨宮さんは・・・
 なっ!机に突っ伏してる!どこか具合が悪いのか!慌てて駆け寄ろうとするが佐藤と水野がシ〜っというジェスチャーをしており、こっちにおいでと手招きしている。いったいなんなんだ。

 (ん、ん、ン・・・あん、だめ、だめ〜)「あんっ!」ピュッ。
 「雨宮さん、そろそろいいかな〜」
 私はハッとして周りを見回してみた。周りにはクラスメートの顔、顔、顔。皆にやついて私を見ている。心臓が口から飛び出しそうだ。
 「ちゃんと終わったみたいだね、立ってみてくれる。」
 周りにはクラスメート全員が集まっていて皆が私を見てる。どの顔にも蔑みの色が露わだ。恵ちゃんは手で顔を覆っているし護君も目をそむけている。
 「いや!」
 握っていたシャープペンシルを放りだして両手で顔を覆って机につっぷした。自分の愛液の臭いが鼻につく。
 「あはは、いくら雨宮さんが淫乱でも学校でオナニーしちゃ駄目だよ。」
 「そういう淫乱で変態なことは家だけにしないとな。」
 「みてみて、椅子の愛液すごいよ、床までしたたってるぅ。おしっこ漏らしたみたいだよ。」
 「シャーペンでオナニーって、愛液でべっとりじゃん。」
 誰かが私の放りだしたシャープペンシルを拾って皆に見せているみたいだ。皆が口々に話し出している。
 「やだやだ〜」
 あまりのことに何も考えられない。思考がストップしてる。冷笑と嘲笑がクラスに響いてる。
 (皆、みないで・・・)
 
 「ほら、佐藤が立てっていってるじゃん。」
 肩に手が置かれ、乱暴に引き立たされる。手で顔を覆うことができないのでうつむくことでしか皆の視線から逃れられない。
 「雨宮さんがもう一度ショーやりたいんだってさ、裸でオナニーするってさ。2000円でイクところがみられるよ。」
 佐藤さんの宣言で男の子達が色めきだつ。私、どうなっちゃうんだろう・・・助けて、恵ちゃん、護君。

 
 佐藤の指示で雨宮さんは裸に剥かれ、教卓の上に無理やり座らされた。クラスでテクニシャンだと豪語し経験豊富な斉藤と、田中と山田の変態コンビが雨宮さんの服を無理やり剥いだ。こいつらは剥いてる最中に雨宮さんの体を触りまくっていた。  
クソ、俺だって触ったことないのに。 
 
 教卓の上に雨宮さんはM字開脚で座らせられた。雨宮さんの可愛らしい胸や綺麗なマ○コ、肛門までもがクラスメートの前に晒されてしまった。ツンととんがったピンクの乳首も、雨宮さん自信の愛液で濡れたピンクのアソコも、色素の薄い肛門も丸見えだ。マ○コと肛門がヒクヒクと蠢いているさまが良く見える。雨宮さんの顔は羞恥で真っ赤になっている。
 そんな彼女の姿を見て俺は興奮してしまった。さっき出したばかりだというのに俺の股間は大きなテントを作っている。今こそ教卓の前の席で嬉しいと思ったことはない。

 
 う〜この席からじゃ彩ちゃんの隅々まで見ることができないじゃない!神田が憎い!佐藤の指示で自分の席から見ることになってしまった。不平不満を言っていた男子も佐藤のひと睨みで黙り込んでしまった。彩ちゃんの両隣に佐藤と水野が陣取り、あとは皆おとなしく座っている。いざとなったら私が彩ちゃんを助けてあげるからね!

 それにしても・・・彩ちゃんは可愛いな〜


続く