第4話
3rdチャレンジャー 長谷川 みずほ(はせがわ みずほ)
身長 154cm
体重 42kg
B 80
W 52
H 81
服装:白Tシャツ 紺ブルマ 白ハイソックス 白ジョギングシューズ 赤色はちまき
生徒会所属、副会長を務める3年生の17歳である。
体格は5人中もっとも小柄だが、がんばり屋で努力家である。何事も最後まであきらめない。
「聖華女子高校、2ndチャレンジヤーのちなみちゃんも転落しリタイアとなってしまいました。
残るチャレンジャーは3人です。」
私達は、二人が平均台から力尽き転落していくのを目の当たりにし、恐怖とプレッシャーで何もしゃべれなく
なっていた。
「・・・じゃあ、あたし行ってくるね。絶対渡りきって、戻ってくるから。大丈夫、絶対だからね。」
「みずほーッ!絶対落ちちゃダメだよ!!!」
私は、プールサイドのスタート地点へ走っていった。仲間の声援を受け、絶対渡り切ることを誓った。
「さあ、みずほちゃんの挑戦です。スタート地点へ立ちました!」
50mの平均台が果てしなく見える・・・。そして、プールの半ばには、リタイアして転落してしまった二人が
浮かんでいる。・・・絶対に渡りきってみせる!
「では、みずほちゃんのチャレンジ、スタートです!」
私は、ハイソックスを伸ばし、スタートした。
怖い・・・こんなに高いところを渡るの?
高さは3mとはいえ、夜の照明だけの中でプールの上を渡るのは想像以上に恐怖心が高まっていった。
「さあ、みずほちゃん、順調に渡っていきます。あっという間に第1チェックポイントに到着です。」
バランス感覚には自信があった私は、なんとか第1チェックポイントにたどり着いた。
「それでは、カードを選んでください」
私は、一枚カードをめくった。
”手錠”とかかれている!
これは・・・
「はい、それでは足元にある手錠をしてもらいますが、まず平均台にまたがってください。」
私は、手錠を持ち平均台にまたがった。その時!
ザバアッツ!!
なんと、水中からダイバーが現れ、手錠を私から奪った!!
そして、私の両足に手錠を平均台の下からかけたのだった。
「それでは、このまま進んでください。」
・・・このまま?私の両足は平均台に固定されているため、立つことが出来ない。
つまり、手と腰の動きだけで進むしかないのであった。
「こんな・・・こんな格好で進むの?」
「さあ、みずほちゃん、腰の動きが重要ですよ!!制限時間はありません。」
私は、両手を平均台にのせ、腰を少しずつ持ち上げながら進んでいった。
「ああっ・・・」少しずつ平均台が股に食い込んでいく・・・
「おお、うまいですね。さすが3rdチャレンジャーです。これはクリアできそうだ」
頭が・・へんになりそう・・・
「さあ、第2チェックポイントに到着です。手錠をはずしてあげてください。」
ようやく、20m地点までたどり着くことができた。しかし、ここからは難関が続いていく。
「ではカードをめくってください。」
私はおそるおそるカードをめくった。
”下平均台 制限時間1分”と書いてある!
「みずほちゃん、これは難しいチャレンジとなってしまいました!これはバランス以上に体力が必要です」
そう、このチャレンジは、文字通り平均台の下につかまり、進んでいくというものであった。
「それでは、手袋をはめて、下にぶらさがってください。」
私は、平均台にしがみつくようにつかまり、足をかけた。
そして、更にさきほどまで付けていた手錠までかけられてしまう。
「制限時間は1分です。スタート!」
私は、力いっぱい進み始めた。
しかし、予想以上に体力が必要な競技で、中間地点の25m付近で止まってしまった・・・
その上、足は手錠で縛られており、なかなか前に進めない
「さあ、もうダメか?がんばれ!!」
あ、あたし、もう進めない・・・
腕がもうしびれてきた・・・
そして、ついに腕を放してしまう!!
「あーっと、ここでアウトです。」
私は、足だけが手錠につけられたまま、宙吊りの格好になってしまった
「それでは、みずほちゃんには残念ですが、ここでリタイアしてもらいましょう」
その瞬間、平均台の裏から、シャワーのようにローションが噴出してきた!!
「ああっ・・・ふぁあああっ・・・」
思わずあえぎ声が出てしまう・・・
ブルマはあっという間に溶かされてしまい。あそこをさらしたまま吊り下げられてしまった。
「えー、みずほちゃん、ここで意識をなくしてしまいましたので、転落していませんが、このままの格好で
リタイアです。」
そう、私は下半身をさらしたままこのゲームにピリオドを打った。
長谷川 みずほ(17歳)記録:25m地点で脱落
私立聖華女子高等学校 残り2人
(続)
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