第6話 少女エスパー ミナ  美樹原 美奈


身長165センチ、B85 W56 H86 高校2年生17歳である。 私は、ピンクのマイクロビキニに白いオーバーニー、そしてその上には私のサイズには小さすぎる程の ピンクのTシャツを着て参加となった。両手には、エスパーグローブがはめられ、肘までの長さがある。 一斉に中央の城を目指して戦ってきた私達だが、周りからは次々と悲鳴が聞こえてくる。 トラップにかかり、血の海へと転落してしまう子、敵の恥辱攻撃をうけ、その場で力尽きてしまい、 血の海へと落とされてしまう子・・・。倒れてしまった女の子達は、みんな墓場へと運ばれ、すべてを晒されてしまう。 そんな中、私は洞窟コースを潜り抜け、ついに場内突入エリアまでたどり着いた。 しかし、会場に設置されたオーロラビジョンは半分近くの子がゲームオーバーとなり、晒されてしまっていた。 私は城の入り口の一つににたどり着いた。 ここで私はいくつかの選択を迫られる事になる。 この城は全部で5階、そして様々なコースが用意されていた。 城壁など、すべて強化プラスチックのようなものでできている、遊園地のような雰囲気だったが、 やはり技術は進んでおり、そんなことを感じさせない雰囲気だった。 入り口には地図が掲示されており、巨大なモンスターや罠が待ち受けているようだった。 私は場内に入り、1階へと進んだ。何人かの女の子は既に入っており、各自のコースを進んでいた。 赤いじゅうたんが中央に敷かれ、その先には3つの入り口があった。 通常営業では点くであろう「非常口」の文字も、今日は消灯されている。 私はこの事が、初めから非常に気になっていた。 テスト営業の段階で事故がおこったらどうするんだろう?という単純な疑問ではあったが、これは見事に的中した。 これは事故ではなく、すべて営業者の作った恥辱ショーだったからだ。 私は3つの扉をよく見てみた。 ・剣のマークの部屋 ・盾のマークの部屋 ・杖のマークの部屋 この3つがあった。まるでテレビゲームがそのまま現実に現れた感じだった。 私はこのマークから想像すると、体力に自信がないので杖のマークならば自慢のバランス感覚で進めるのではない かと思い、杖の部屋を選んだ。 おそるおそる扉を開ける。すると、目の前には眩しいほどの光であふれていた。 壁はすべて銀色に塗られており、目の前には5m四方の銀色のプールが広がっていた。 そして、その上には2本の平均台が渡されていた。 長さは5mほどしかなく、この上を渡っていくには簡単そうだった。 部屋自体はそれほど広くないが、プールからの高さは4m以上はある。 目の前には、銀色の巨大な女神像が立っている。 女神の口に取り付けられていたスピーカーから声が聞こえてきた。 「私は『銀の女神像』、この杖の部屋の主です。」 どうやら、この女神と戦う事になるらしい。 「私とここで戦い、勝てばここを通します。ただし、あなたが負けてしまった時点で、あの女の子のようになって  しまうのです」 私は、女神像の後ろに目をやった。すると、そこには全身を銀色にぬられてしまった女の子が、手を鎖で吊るされていた。 うつむいており、ぐったりとしていた。 「さきほどこの子は、私との戦いで力尽き、この銀のプールへ落ちてしまいました。善戦したのですが、ここで倒れて  しまいました。」 この部屋で力尽きてしまうと、どうやら銀の像にされてゲームオーバーらしい。 「それでは、準備してもらいます。この2本の平均台の中央へ来てください。」 この平均台は30センチほどの間隔でかけられており、私はその真ん中へと来た。 「その上にある鎖を、腕に付けてください。」 腕輪のようになった部分を両腕にはめて、スタンバイした。 「これからバトルを始めます。ルールは簡単。この2本の平均台が交互に光り、しばらくするとそこでストップします。 最後に光ったほうの平均台へ一歩進んでください。全部で5問です。」 このゲームは、光を見て進んでいく、動体視力が必要とされるゲームだった。 まず第一問。1秒くらいの間隔で点滅が始まる。 ここは難なくクリア。 第2問、ここもクリア。しかし、次第に点滅が早くなってきた。 3問、4問とクリアし、ついに最後の問題まで来た。 「先ほどの女の子も、ここまではたどり着いたのですが、ここで間違えてしまいました。頑張ってください。」 5問目がスタートした。 ・・・・ 見えない・・・・ほとんど同時に光っているように見えるほどのスピードで、点滅している。 そして点滅が止まった。 「さあ、がんばって。」 私は、ほとんど勘で右足を踏み出した。 ドガアアァァァァン!! 何? 「・・残念でした。あなたはここでリタイアです。さようなら・・・」 間違えたの? すると、突然平均台が左右に開きだした! ああああぁぁぁぁっ!! 私、このまま落ちる!! そう思った時、平均台が止まった。 足は限界に近いほど開いている。 「では、最後に言い残す言葉はないですか?」 「く・・・いやっ、こんなところで負けたくない!!」 「では、死ね!!」 女神の像の指から水鉄砲のように液体がほとばしった。 それは私の恥部に向かって発射された。 ビシャッ!! 「はあぁぅ!!」 これは媚薬ローションだった。ジワジワと水着を伝って、私の恥部を刺激してくる。 「ぃゃぁ・・・ぅぅぅぅ」落ちないように必死に耐える私。 しかし、体は敏感にローションに反応する。 意識が朦朧としてきた。口からは涎が垂れ始める。 女神からはローションが絶え間なく発射される。 「も、もうダメ・・・」 私はバランスを失い、体は後ろへと倒れていく。 体をよじらせながら、銀色のプールへと転落していった。 「イヤアアアアアァァァァァァァッ!!!!」 ザボオオオーーーン!!! く、苦しい・・・早く・・・上げて・・・ 数秒後、私は両腕を鎖によって吊り上げられ、全身を特殊な塗料によって染め上げられた。 水着はすべて溶け、全裸のまま見事な銀色の像となって女の子の隣へ吊るされた。 こんなはずじゃ、なかったのに・・・ そして、次のチャレンジャーがドアを開けた瞬間、私の意識は消えていった。 Result 城内1階 銀の女神像との戦いで敗れ、銀のプールへ転落。銀の像へと変えられてしまい、戦死。 GAMEOVER (続)


第7話へ