「真夜中の図書室」作品

濡れたレオタード  第2回

第2章

すごい暑さ。
冴子のスタジオは、高台にあるから
博多湾が見下ろせるし、風が吹き抜けるんだけど。
でも、今年の暑さは、ものすごい。
冴子のエアロビクススタジオは、空調が効いていて、快適だ。
亜湖も、冴子も、大胆なレオタードを着ている。
V字に深く切れ上がった、ハイレグのレオタード。
うしろは、Tバック。
スパッツをはこうとしたら、冴子にとめられた。
「スパッツなんか、やめなさいよ。あんな、ダサイもの」
クラブでは、絶対にできない格好だけれど、ここでなら…
冴子のほかに、見る人はいない。

今日は、澤田くんと、それに、長谷川くんも遊びに来る。
冴子の家に着くなり、知らされる。
亜湖を出迎えた冴子は、思いっきり大胆なレオタード姿だ。
背中も深い切込みで、後姿は、裸同然だ。
男たちは、きっと挑発されるだろう。
どうしようか迷ったけれど、冴子なんかに負けたくない。
長谷川くんの前で、冴子より魅力的な自分の姿を、見せ付けたかった。

「亜湖のために、長谷川くん、呼んであげたんだよ」
冴子は、恩に着せるように言う。
亜湖が、長谷川くんに好意を持っているのを知っているのだ。
「長谷川くんのクラスのとき、亜湖、普段より、生き生きしてるもんね」
そのとおりだった。
長谷川くんのクラスが、最高に楽しい。
笑顔がサワヤカだし、人柄も、一番気に入っている。
長谷川くんのことを、そう思っている生徒は、大勢いるかもしれないけど、でも、あたしが一番長谷川
くんを思ってる、亜湖は、そういう気持ちでいる。
だから、レッスンも、最前列中央、長谷川くんの真正面で受ける。
亜湖と冴子と、ふたりでエアロビクスを始めて少したったころ、長谷川くんが到着。
「澤田くんは?」
「後から、来るよ」
長谷川と冴子が交わした目配せに、亜湖は気がつかない。
長谷川の視線が、レオタード姿の亜湖をじっと見つめる。
汗に濡れたレオタード。
乳首が透けて…
「すごいな、亜湖さん」
長谷川の熱い視線が、股間を見つめる。
ヘア、透けてる…
亜湖は、恥ずかしくなった。
「ふふ、すごいっ」
Tバックが深く食い込んで剥き出しになった尻を見つめられる。
まるで、長谷川の視線に犯されているような感じ。
長谷川が、亜湖の眼を見つめながら言う。
「きれいだよ、亜湖さん、すごく似合ってる」
それから、あの、亜湖が大好きな笑顔を浮かべて、言った。
「オレ、うれしいよ、亜湖さんの、こんな姿見られるなんて」
亜湖は、うれしさがこみあげる。
恥ずかしいくらい大胆な格好だけど、思い切って、良かった。
「すっごく、きれいだよ…すっごく」
「ああん…亜湖ばっかり」
「冴子さんも、きれいだけど、オレ、亜湖さんの大ファンですからね」
「あ、ひっどぉい」
「もうすぐ澤田が来ますよ、冴子さん」
長谷川は、ビールを飲みながら、待っていると言って、リビングに出て行った。
レッスンが終わって、ぐっしょり濡れたレオタードを脱いで、シャワーを浴びる。
昼食のしたくが終わるころ、玄関のチャイムがなる。
「あ、来た来た」
冴子が、うれしそうに出迎えに行くのを、亜湖は長谷川と顔を見合わせながら、ほほえましく見送る。
「冴子さん、うれしそう」
「ははは…冴子さん、澤田にめろめろですからね」
亜湖は、先日みせられた、冴子と澤田のセックスビデオを思い浮かべる。
「ねえ、亜湖、澤田くん、珍しいお客さん、連れてきたよ」
冴子の後ろに、黒人青年がついてきた。
そのあとに、澤田。
「やあ、ディック!」
「あ、亜湖さん、ディック、初対面かな?」
亜湖が入会するちょっと前まで、メルモ・スポーツクラブでインストラクターをしていた、ディック・
コックス。
サンディエゴ出身の、元カリフォルニア州エアロビクスチャンピオン。
メルモと契約して、全国各地のクラブで指導している。
長身の長谷川よりも、頭ひとつ高く、190センチは超えているだろう。
筋肉質のぶ厚い胸板、たくましい腕。
人懐こい顔が微笑むと、きれいな白い歯がのぞく。
ジーンズの前の部分が、もっこりと大きく盛り上がっている。
「こちら、亜湖さん」
「ハジメマシテ、亜湖サン、ドーゾ、ヨロシク」

昼食が終わるころ、ワインが5本空いていた。
「今日は、ディックのお相手してあげてよ。せっかく来てくれたんだし」
「あたし、英語、あんまり得意じゃないんだ」
「あはは…そんなこと、気にすることないよ」
「でも…」
「大事なのは、ハート…愛よ」
「そうね…」
リビングに移動して、缶ビールを開ける。
亜湖は、ディックと長谷川に挟まれてソファに腰を下ろす。
ディックは、ひとなつっこい、優しい目をしている。
亜湖は、微笑み返す。
ディックがにっこりする。
日本に2年近くいるというディックに日本語は、十分理解できた。
冴子はむかいがわのソファに澤田と並んで腰を下ろす。
澤田は、冴子を抱き寄せる。
ミニスカートのすそがまくれあがって、黒いパンティがのぞいている。
澤田の指先が、冴子の太ももを撫でている。
澤田が、冴子に口付けをする。
冴子が応える。
二人は、ねっとりと舌を絡ませる。
ディックは、テーブルの上の缶ビールに手を伸ばす。
亜湖と眼が合った。
あっという間に、唇を吸われていた。
「だめ…やめて…」
ディックが、怪訝そうな顔をする。
「オレノコト、キライデスカ?
「ううん…そういうことじゃなくて…」
「ジャア、イイデショ? オレ、亜湖サン、スキニナッタヨ」
「は、長谷川くん…」
「亜湖さん、おれも、きみが大好きだよ」
「えっ…」
「ディックも、オレも、きみが大好きだって言ってるんだよ」
「そ、そんな…」
「ん? ははは、亜湖さん、ディックのキスは、亜湖さんが大好きだって言う、ご挨拶だよ」
「えええっ! やだぁ…あたし…」
長谷川がキスをしてくる。
亜湖は、応えた。
大好きな長谷川くん…
「澤田のやつ、始めちゃったよ」
澤田は、冴子のパンティに指をかける。
冴子は腰を浮かして、パンティが脱がせやすいようにする。
ひざを持ち上げ、足首からパンティが抜かれると、冴子は澤田にしなだれかかる。
澤田は、冴子のパンティをテーブルの上に放り投げた。
冴子は、澤田のジーンズのファスナーに手を伸ばすと、すばやく引きおろす。
ショーツの上から、もっこりと膨れ上がった部分を撫で回す。
「あああん…」
冴子のあえぎ声。
いかにも切なそうな。
澤田の指が、陰裂にもぐり込んで、蜜壷をかき回している。
亜湖は、ワインの酔いがぐんぐん回ってくるのを感じていた。
澤田と冴子の痴態を見せつけられ、いかがわしい遊びに引き摺りこまれて。
「長谷川くん、やめて…」
長谷川の指が、亜湖のパンティにかかる。
「亜湖、きみとこうしたかった…」
「いやよ…」
「スタジオで、きみと向き合っていると…」
長谷川が、亜湖のほほに口付けをしながら、耳元でささやく。
「きみのことしか、目に入らなくてさ…」
ディックは、長谷川に任せている。
長谷川が亜湖をどうやって落とすか、見物というわけだ。
ジーンズの上から、充血して膨れ上がった男根をさすりながら、亜湖の様子を見つめている。
「だめ…こんなこと、だめ…」
「オレが、きみを見つめているの、気付いてなかった?」
「う、うん…」
気付いてた。
長谷川くんが、あたしのこと、じっと見てくれてること。
「オレ、亜湖が休んだ日なんか、落ち込んじゃってさ…」
視界の隅で、冴子が澤田のペニスをしゃぶっているのが見える。
美味しそうに。
先端から根元まで。
頭を上下させて。
じゅぼじゅぼと、音を立ててペニスをすわぶっている…冴子…
だめ…こんなこと、いけない…
「冴子、いいよ…いいよぉ…すっごく…いきそうだ…冴子…」
澤田が、腰をヒクつかせる。
「冴子、サック、ウマイネ」
ディックは、ファスナーを引き下ろし、いきり立つ肉棒を引き出した。
亜湖は、息を呑む。
亜湖の手で握れそうにない太さ、長さも…
ディックは、ゆっくりとしごく。
びくん、びくん…
「亜湖、ディックばかり見ないでよ」
つい見とれてしまったことに、恥ずかしさで一杯になる。
「ああいうの、巨根ていうんだろうけどさ」
長谷川の指が、太ももに割って入る。
内側の軟らかい、あの感じやすい場所を触られて、亜湖のからだをしびれるような感覚が走る。
汗をかいて、しっとりした内もも。
「亜湖、巨根が欲しいの?」
長谷川の指がパンティのまたに触れて、ううん、と言う返事が震える。
「冴子、イク、イクよっ!」
澤田の声。
冴子の頭が激しく上下する。
「ううううう、ぐぐぐぐっ」
澤田は、腰をびくびくと振って、冴子の口中に射精する。
「あぐっ、あぐっ、あぐっ…」
冴子は、音をたてて飲み下す。
「ああ、冴子のフェラで、いかされちゃったよ…」
「冴子、グッド・コック・サッカー、ネ」
「ディックも、やってもらいたいだろ?」
「Oh! ヤッテ、欲シイ、ネ」
「怖いよ…あんなにでっかいんだもん…」
「出来るさ、冴子…」
澤田は、冴子の耳元にささやく。
「やってやれよ…」
澤田は、ジーンズを脱ぎ捨て、下半身むき出しになると、冴子を抱きかかえるようにして、ディックの
そばにやってくる。
「ディック、おまえもジーンズ、脱ぎなよ」
ディックは、ソファから立ち上がると、ジーンズを脱ぎ捨てた。
黒々としたハガネのような巨砲を突き出して。
ディックが白い歯を見せながら、にたりとした。
亜湖は、長谷川にしがみついている。
長谷川は、左腕で亜湖をしっかり抱きしめる。
右手は、パンティの上から、亜湖をさすっている。
さっき、ひと撫でしたときに、亜湖の陰裂がたっぷり密を分泌していることに気付いている。
長谷川くん…だめ…そこ、触っちゃ…だめ…
いちばん恥ずかしい部分、濡れている部分を長谷川の指が這い回ることで
からだの芯から湧きあがってくる快感は、隠しようがなかった。
薄いTシャツの下で、乳首が硬く膨れ上がり
やめなくては
こんなこと、いけない
という気持ちが、砕け散ってしまいそうだった。
ソファに座ったディックの股のあいだに屈みこんだ冴子が、亀頭をすわぶり始める。
そのときだった。
長谷川の指が、パンティの股ゴムを潜り抜け、密壷にズブッと挿しこまれたのは。
「だめっ…だめっ…」
亜湖は、長谷川の手を掴んで、抜こうとする。
しっかり食い込んだ指は、びくともしない。
長谷川が、耳元でささやく。
「亜湖、無理するなよ…もっと、自分に素直になれよ…ほおら。こんなになってる…これが、亜湖の本
心さ…」
こちらをにやついた顔で見ている澤田から、亜湖はあわてて視線をそらす。
からだが、熱く燃えている。
子宮が、突き上げられたがっている。
いや…あたし、そんな女じゃない…
長谷川の胸に抱かれて、やめなくては、と言う気持ちに襲われながら、からだは、長谷川の指に応える
ように、蠢いている。
長谷川が、ジーンズを脱いだ。
だめ…長谷川くん…
言葉には出せなかった。
パンティを脱がされるとき、腰を上げてしまう。
それから、お尻を持ち上げるようにされて。
ソファに座っている長谷川くんの腰にまたがるようにして
長谷川くんのアタマにしっかり抱きつくようにして
長谷川くんの手に導かれて、腰を沈めていく。
ああ…
はいる…
長谷川くんの…
声…出ちゃう…
あううう…
突いて…
長谷川くん、もっと、突いて…
……恥ずかしい
自分から、お尻を、ぐりぐり動かしてた…
冴子さんも、あたしと同じようにして…
ディックの腰にまたがるように…
すごい…
あれ、はいるの?
ホントに、入れるの?
冴子さん、すごい声を出して…
腰、グラインドさせて…
ディック、しっかり支えてるから…
冴子さん、落とさないように…
長谷川くん、あたしのこと、しっかり支えてくれてるから…
思いっきり…
すごい…
ディックの、あれ…冴子さんの中に、はいってしまった…
長谷川くん、噛んで…
あたしの乳首、噛んで…
ぎゅーっ、て…
ね、噛んで、噛んで、長谷川くん…
「あああああっ!」
亜湖の淫らな声が響く。
冴子も、つられるように、声を上げる。
「ディック、すごい…すごいよ…やって、やって、やって!」
「Oh, yeah!」
「ファック・ミー!」
足を投げ出してソファーに座ったふたりの男。
股間にいきり立つ肉棒を、おのが肉にしっかりとくわえ込んで、汁を滴らせながらよがるふたつの女体。
床に座り込んだ澤田は、膨れ上がった肉棒をしごきながら、2組の男女を眺めている。
「長谷川くん、噛んで…」
亜湖は、とうとう自分から求めてしまう。
「ねえ、噛んで…」
胸を突き出すようにして。
「乳首、噛んで…」
「あああああああああっ!」
長谷川の歯が触れただけで、乳首から子宮に電流が流れる。
子宮が、きゅうううっと反応し、肉壷が長谷川の肉棒を締め上げる。
「うほっ!」
強い締め付けに、長谷川は思わず声を漏らす。
「亜湖、絞まって…くううっ」
肉棒をくわえ込んだ唇の隙間から、大量の唾液状の汁がぼたぼたと溢れだす。
「亜湖、たいしたすけべ女だぜ」
「いやあ」
「こんなにスケベ汁、垂らしてさあ」
「言っちゃ、いや…」
「金玉、ぐしょぐしょだ」
そう? そんなに?
だって…だって…
長谷川くんのせいだよ…
長谷川に抱え上げられる。
じゅぼっ、と音がして、肉棒が抜け出る。
長谷川は、亜湖のからだの向きを変える。
後ろから抱え込むようにして、再び挿入した。
「ああああん」
「ほら、いいだろ?」
「ああん…いい…」
「こうしたら、クリも、おっぱいも弄りながら、やれる」
うん…うん…
すごく、いいよ…
さっきと、違う場所、突くんだもん…
長谷川は、腰をつかって、亜湖を突き上げる。
右の人差し指で、爪弾くようにクリトリスをはじく。
左手で、乳房を揉みしだく。
結合部から子宮を貫いて、乳房に強い快感が駆け抜ける。
ああ…いい…
ソファが、ぎしぎしと音を立てている。
長谷川の、ディックの動きに、悲鳴をあげているようだ。
亜湖のぼんやりした視界に
澤田が、いきり立った男根をしごきながら立ち上がり
ディックとつながっている冴子の背後に立ち
ディックが腰の動きを止めたとき
冴子のアナルに、ぶっすりと男根を挿入した。
「すげえ…」
長谷川が、亜湖の耳元でつぶやいた。
すごい…
冴子は、ふたつの穴にふたつの男根をくわえ込んで
前後の男たちにかき回されながら、昇りつめていく。
「Oh! Come!」
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