肉欲の罠(修正版) 4
沼 隆 おことわり この作品は、フィクションで、 登場する人名、地名、団体名は、 実在するものと一切関係がありません。 登場人物 牟田 拓也 〈相模原国際経済大学〉学生 柿沼ルミ子 ほしの麗奈 * * * 牟田 沙織 拓也の義姉 草野 修 ドールショップ〈カルーセル〉主人 * * * 倉橋 亜美 ランジェリーショップ〈わぎな〉店員 (1) 〈女優〉 拓也は、2回射精した。 ベッドの中で、ルミ子と抱き合っている。 昼食のサービスを待っている。 チャイムが鳴った。 ルミ子が、注文した、サーロインステーキとワインが、届いた。 ルミ子がベッドから出ると、拓也も起き上がる。 拓也が、下着をつけようとすると、 「裸のままで、いなさい」 と、言って、パンツを取り上げた。 「え?」 「裸のままで、いるのよ」 「見られるよ」 「見せてあげなさい、立派な、チンポを」 「おれ、恥ずかしいよ」 「タクヤ、恥ずかしいなんて、言わないで。 あんたの口から、そんな言葉、聞きたくない」 「え?」 「大きなチンポ、ホントは、自慢なんでしょ?」 「う・・・・・・」 小学校の修学旅行の時に、 人並み以上だと、気がついた。 小学2年で、包皮がむけていた。 兄貴が、〈むけチン〉と言って、冷やかした。 「見せてやるのよ、 そのチンポで、あたしをキモチよくさせたって」 「あ、ああ」 「それに、 こんな場所の従業員、なれてるから、 ここは、男と女が、セックスしにくる場所なんだから、ね」 ルミ子は、全裸のまま、ドアに向かった。 「タクヤの、おチンポ、見て、 びっくりするかも。 ふふ、どんな顔をするか、見たいんだ」 拓也は、裸でいるしかなかった。 肉棒をむき出しにしたまま、ラブソファに座る。 「入って」 ルミ子が、従業員に指図した。 「はい」 若い女の声が、応えた。 拓也は、ドアの方向に目をやる。 ドアは、仕切り壁の裏側にある。 ドアが閉まる音がして、 ステーキの匂いが、部屋に広がる。 ぐううっ 拓也の腹が、鳴った。 仕切り壁の後ろから、ワゴンが現れ、 そして、若い女が、現れた。 「いらっしゃいませ」 といいながら、全裸の拓也を見て、 「あっ」 と、一瞬、驚いた。 けれども、なにもなかったように、ワゴンを押してきた。 「テーブルに、おいてちょうだい」 「はい」 客室係の若い女は、言われるままに、 ステーキの皿を、拓也の前のテーブルに並べ ワインボトルを置いた。 拓也の肉棒が、気になる様子で、 ちらちら、目をやった。 女は、白いミニのワンピースを着ている。 ホテルの制服なのだろう。 光沢のある、薄い生地で、 それが、ぴったりとからだに張り付いていて、 下着が、はっきりと透けて見える。 料理をテーブルに並べるとき、女は屈み、 胸の谷間が見えて、 大きな乳房を見せつける。 ブラジャーの下に、乳首が透けて見える。 小さなTバックが、 尻の割れ目に食い込んでいる。 こんなサービスもあるのか、 拓也は、そう思った。 女は、タレントの誰かに似ているな、 拓也は、すぐに気がついた。 ほしのあき、に似ている。 この子のほうが、若そうだけれど。 「お召し上がりください」 女が、立ち上がって、お辞儀をするころ、 ルミ子がトイレから戻ってきた。 黒いレースのパンティを着けていた。 客室係が、ワゴンを押して、出て行こうとするのを、 ルミ子が呼び止めた。 「きちんとサービスをしていきなさい」 しかりつけるような口調で言われて、 「は、はい」 白いミニの女は、拓也たちのところに戻ってきた。 「ワイン、注ぎなさい」 「はい」 女は、床にひざまずいて、ふたりのグラスに赤ワインを注ぐ。 「タクヤ、食べて」 「うん」 ステーキを食うのは久しぶりだ。 「おいしい?」 「うん」 「よかった」 ルミ子も、一切れ、口に運ぶ。 「おなか、すいてたんだね」 「うん、はらぺこだよ」 「ゆっくり、食べて」 女は、ワインを飲んだ。 ふたりに向かい合って、ひざまずいている女は、 ふたりの裸の客に、サービスを続ける。 女は、ルミ子にはほとんど目もくれないで、 ステーキを、うまそうに食べ続けるタクヤを観察している。 拓也は、ワインをガブリと飲む。 食欲が落ち着いてくると、拓也は、 目の前で、ひざまずいている女をじっくり見る余裕が出てきた。 自分と、同年代に見える。 だから、この子を最初に見たとき、 全裸でいることが、恥ずかしかったが、 その気持ちが、消えていた。 ワインが、少し効いてきたのかもしれない。 大胆になって、股間のものを見せつけるように、両膝を開いていた。 「ねえ、タクヤ、この子、誰かに似てるって、思わない?」 「うん」 拓也は、肉の破片を飲み下しながら、言った。 「タレントの、ほしのあきに、似てる」 「ふふ、そうね、そうよね、ほしのあきに、似てるよね」 「うん」 「でね、この子、ほしの・れな って言うの」 「え? ルミ子さん、この子、知ってるの?」 「タクヤこそ、この子、知らない?」 「いいえ」 「知ってると思った、ふふ、 麗奈、けっこう、売れてるんだけどな」 「え? タレントさん?」 「そうね、そうよね、麗奈」 「で、なんで?」 タレントの女の子が、ラブホテルでルームサービス? と、はっきりとは、聞けなかった。 「うふふ」 ルミ子は、含み笑いをした。 「タクヤに、紹介しようと思って」 「どういうこと?」 麗奈が、DVDをセットして、 ルミ子がリモコンのスイッチを入れた。 アダルトビデオだ。 《女優志願・秘穴責め ほしの麗奈》 「おくちで、しろや」 「ちんぽ、おいしい」 「お●んこ、ぐちゅぐちゅ、やんけ!」 「いれて! もっと、おくまで!」 「ハメたるでぇ」 「うん、ぶっといち●ぽで、麗奈に、ハメて」 拓也のチンポも、ぶっとくふくれあがっていた。 ルミ子が、にぎる。 「いいでしょ?麗奈ちゃん」 と、ルミ子が訊いてきた。 拓也の肉棒は、正直に反応していた。 「うん」 正直に答えた。 「気に入った?」 「気にいったって?」 「タクヤくん、AVに出てみない?」 「えっ?」 ルミ子は、たばこの煙を吐きながら言った。 「あたしね、〈カイカン企画〉っていう、会社をやってるんだけど」 「カイカンキカク?」 「AV制作の会社だけど」 「ああ・・・・・・社長さん?」 「そうよ」 「すごいなぁ」 「ほかにも、アダルト関係中心にね」 「そうなんだ・・・・・・」 〈このホテル、あたしのものなの〉 「ああ・・・・・・」 「驚かせたら、ごめんね」 「いや、なんか、実業家ってふんいき、あるし」 「そう、実業家なのよ」 ほしの麗奈が、自分のビデオを、じっと見ている。 拓也とルミ子の話に耳をそばだてている。 「うちの、ビデオに、出てよ、タクヤ」 ルミ子の声には、うむを言わせない雰囲気があった。 (実業家だもんな・・・・・・) と、拓也は思った。 「タクヤのような子に、 うちのビデオに出て欲しいと、 ずっと前から思ってたんだよ」 「じゃあ、ルミ子さんが、おれを誘ったのは・・・・・・」 「タクヤが、ピザを配達に来たとき、 一目で気に入ったの」 「へえ・・・・・・」 「ビジネスのこともあったけど、 タクヤと寝たかったんだ」 「・・・・・・」 「さっきまで、ふたりでしたこと、楽しくなかった?」 「いえ、楽しかったっす」 「あたしも、すごくよかったよ、タクヤ」 ルミ子の指は、拓也の肉棒をさすり続けている。 「悪い方に取らないでよ、タクヤ」 「いや、別に、かまわないんですけど」 「だめかなぁ?」 「ちょっと、考えさせてください」 「いいわよ」 ルミ子は、たばこを、おいしそうに吸った。 サマになってるなあ、と拓也は思った。 テレビの大画面に、 麗奈が、男とセックスをしているところが映っている。 「拓也が、おチンポで、女の子たちをイかせるところを、見たいの」 「おれ、帰って、いいですか?」 「怒らせちゃった?」 「そういうことじゃなくて・・・・・・考えたいんです」 「わかった、じゃあ、よく考えてね」 「はい」 「いい返事、もらえると、うれしいな」 「麗奈、タクヤを送ってあげて」 「はい」 一階に下りていくエレベーターの中で、 麗奈は、タクヤの手を握り、 タクヤの腕にFカップの乳房を押しつけながら、 「いっしょに、お仕事、しようよ、タクヤくん」 と、拓也の肉棒が硬くなりそうな笑顔で言った。 (2) 沙織 拓也の義姉、沙織も、町田にいた。 午前中、上原真樹夫と、セックスして、昼前に別れた。 とても気持ちがよくて、何度もイった。 真樹夫は、仕事がある、と言った。 沙織は、パスタランチで昼食をすませた。 午前中の、セックスの火照りが続いていて、 下半身が、ふつふつと、うずいている。 余韻が、パンティを濡らしている。 パスタ屋のトイレで、パンティをはきかえた。 2時に、もう一つ、約束がある。 ラブホテル街に近いコンビニで、沙織は待っている。 男は、草野修(くさの・おさむ)という。 駅ビルの中に、〈カルーセル〉というビスクドールの店を持っている。 個性的な作家の作品を買い付けて、販売している。 沙織は、看護学校生のとき、草野の店に入って、 すてきなビスクドールに感激した。 人形は、値段が高くて買えなかったのだが、 おしゃれな草野に惹かれたのである。 「高くて買えません」 と言う沙織に、 「見るだけでも、かまいませんよ」 と言った。 「あなたのような、可愛らしい女の子が、 ドールを楽しんでくれたら、 それこそ、私の願いなんですよ。 お店も、きらきら輝くんですよ」 と、付け加えた。 沙織は、すっかりキモチよくなっていた。 「お茶でも、いっしょに、どうですか。 私は、1時間ばかり、昼休みを取るんです」 と、誘われて、沙織は断る理由がなかった。 2回目に、〈カルーセル〉に行ったのは、 それから1ヶ月後のことだった。 「ドールを見たくて、来ました」 と、草野に言ったのだが、 ほんとうは、草野に会いたくなったのだ。 中年の男とのセックスは、初めてだった。 草野が「イク」ことを教えてくれた。 沙織が、看護学校を卒業して、 クリニックに勤めるようになって、 結婚しても、関係が続いた。 オフの日、草野の休憩時間に、近くのラブホテルで、 癒された。 自分勝手なヒトだと、沙織は思っている。 沙織が非番の日に、1時間だけ、ホテルでセックスをして、 それでおしまいなのだ。 草野のビスクドールの店は、儲かっているらしいのだけれど 沙織に一日つきあうことはない。 沙織が非番の日でも、 生理日だとキャンセルなので、 一ヶ月に1度会うくらいのものだ。 (生理日みたい!) 沙織は、不満である。 コンビニで、草野を待っている。 雑誌をぱらぱらめくっていると、 後ろに人の気配がして、 ぽん、 と、背中をたたかれて、 ふりむいたら、 拓也が立っていた。 「よぉ」 拓也は、にやにや、薄ら笑いを浮かべている。 「ネェさん、こんなところで、なにしてるの?」 「・・・・・・」 「待ち合わせ?」 「いぇ・・・・・・あの・・・・・・」 「午前中の約束、終わったんだ」 「そうだけど・・・・・・拓也くんは?」 「返事、聞いてないぜ」 「え?」 「待ち合わせか、って」 「そうだけど」 もうすぐ、草野が来る。 沙織は、焦っていた。 「待ち合わせのヒト、来たみたいだよ」 中年の、しゃれた雰囲気の男が、 ちょいワルおやじってヤツが、 ふたりに近寄ってきた。 「やあ、こんにちは」 男は、二人に声を掛けたのだった。 拓也は、ちょこっと、頭を下げた。 「沙織さん、こちらは?」 「おれ・・・・・・」 「ナンパ?」 「いえ・・・・・・じゃあ、おれ、これで」 拓也は、皮肉な笑みを浮かべて、沙織をじろっと見ると、店を出て行った。 「沙織、会いたかったよ」 草野は、部屋に入るなり、沙織を抱きしめ、 唇を重ねていった。 沙織の吐息が、草野の口腔に広がる。 舌をうごめかせて、 沙織の歯茎を、舌を、なめ回す。 ぬちゅぬちゅぬちゅ 「沙織・・・・・・」 「シュウさん」 草野修は、オサムなのだが、 沙織は、シュウさん、と呼んでいる。 「かわいいよ」 「うふ」 キャミソールにミニスカートという格好なのだ。 「セクシーだよ」 「ん」 「沙織」 「あ、いたっ」 「ごめん、ごめん、つい、ちからが入ってしまったよ」 キャミソールの胸元に、乳房の谷間。 草野は、そこに吸い付いた」 プニュプニュした弾力。 キャミを脱がせ、ブラをはがし、 はやる気持ちで、ミニスカートをはぎ取って、 沙織をベッドに押し倒した。 ばたばたと、服を脱ぎ捨てて、パンツ1枚になって、 沙織に覆い被さっていく。 肉棒が、パンツをテントのように状にふくらませている。 「さおりぃ」 草野は、入れたかった。 肉棒を、沙織の穴に埋め込みたかった。 沙織のパンティをはぎ取って、 自分もパンツを脱ぎ捨てると、 沙織の濡れ具合を確かめもしないで、挿入した。 潤っては、いたのだが。 「あうっ」 穴は、肉棒をしめつける。 「さおりっ、しまるぅ、しまるよおっ」 「き、キモチ、いい?」 「あああ、いい、いいよ、さおり、キモチ、いい」 ぐちゅ 草野は、沙織がひざを抱え込んだポーズにすると、 一気に奥まで貫いた。 「あああああっ」 沙織が、かわいい悲鳴を上げる。 亀頭の先端が、子宮を突き上げる。 草野は、ひいては突き、突いてはひいて、 ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、 「ああ、いい、いい、シュウさん」 「ああ、おれも・・・いい・・・うっ」 「シュウさん・・・のっ・・・ちんちん・・・あうっ・・・子宮・・・突いて・・・るっ」 「ああ、まんこ、しまるっ、しまるよっ、さおりっ」 ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ、ずちゅっ 草野の腰の動きが、次第に速くなっていく。 ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ、ずちゅ 「さ、さおりっ、おれっ、いくっ」 「・・・・・・っ」 早々と射精した草野は、 沙織を胸に抱くようにして、呼吸を落ち着かせている。 (ほんとに、身勝手なんだからっ!) 沙織は、いかなかった。 射精が終わると、草野の陰茎は、みるみるしぼんでいったのだ。 すぐに沙織の体から抜け落ちて、 しわしわのコンドームに包まれたおちんちんが、 股間から、だらしなく垂れ下がっている。 「沙織、この頃、旦那とエッチしてるのかな?」 「え?」 沙織は、意味がわからなかった。 「どういうこと?」 「沙織のここ、味が違うんだよ、今日は」 草野は、沙織の性器を指先でなぞった。 くちゅ 「ここがさ、今日は、違う味がするんだよ」 「違うって言っても・・・・・・クンニ、してないのに」 「そういう味、じゃなくって・・・・・・ そうだねぇ、ハメごこち、っていうか」 「ハメごこち?」 「今日は、いつもと、違うんだよ」 「そんなぁ」 「なんかさあ、ぐにゅぐにゅ感、っていうか、 きゅんきゅん、締め付けてくる感じがさあ」 「いやだぁ」 「旦那さんと、ハメた?」 「もう、シュウさん、ったらぁ」 沙織は、ホテル街の入り口で草野と別れた。 携帯をチェックしたら、メールが2つ届いていた。 〈ありがとう、とっても、楽しかったよ、サオリさん、すっごくよかった〉 真樹夫からだった。 〈昼ご飯、食べた?〉 夫の淳史からだった。 着信履歴にも、3回残っているのだが、 お休みの日に、楽しんでいるのに、 じゃまされたくなかった。 無視を決め込んで、 町田でウインドーショッピングをして、 夕方、家に帰るつもりなのだ。 真樹夫のメールはうれしいのに、 淳史のメールは、うっとうしいのだった。 シュウさんの、おざなりなエッチにも、腹が立っていた。 体の芯で、肉欲が青白い炎を、ちらちらと 燃やし続けているのだ。 (3) アダルトビデオ 倉橋亜美は、カレシのたっくんの携帯に、何回も電話するんだけど、 「いま出られません」モードなのだった。 たっくん、夕方ごろ、亜美の部屋に来たみたいなんだけど、 なぜわかるかっていうと たっくんが、いつも持ち歩いているバッグと、 DVDが入った袋が、置いてあったからなのだ。 DVDが入った袋は、口が開いていたから、中身が見えた。 「もおおおおおおおおお!」 亜美は、一人しかいない部屋で、むかついて、うめき声を出していたのだった。 『アイドル麗奈ちゃん ロスト・バージン』 『アイドル麗奈ちゃん 絶頂ダイアリー』 『ほしの麗奈 おくまでお願い』 『ほしの麗奈 イクまで突いて』 『ほしの麗奈 びしょびしょなんだもん』 『ほしの麗奈 秘穴責め』 『麗奈はアイドル いかせてお願い』 『麗奈はアイドル フェラチオ天使』 『ほしの麗奈 おくちでゴックン』 『ほしの麗奈 癒しじょうず』 ブラのサイズ、90F 「ふん!」 亜美は、袋をけっ飛ばした。 窓から道路に捨てちゃぇっ、と思ったけれど、 ベンショーするのは、たいへんそうだし…… で、なんか難しい字が書いてあるんだけれど 「穴」なんて、スケベな字が使ってあるのを、 プレーヤーにソーニューした。 「もおおおおっ!」 ほしの麗奈ちゃんは、とってもエロいのだった。 「あああああああああああああああああ!」 あんまり大きな声を出したので、 お隣のおばさんが 「うるさいねぇ、静かにしてよ、こんな時間にい!」 と、吠えたのだった。 モザイク、ぜんぜんかけてなくて、 チンコも、マンコも、むき出しっていうか、 もう、完全無修正、丸出し、 なのだった。 ごっくん 亜美は、つばを飲み込んだ。 パッケージのどこにも、 無修正、とか、 丸出し、とか、 丸見え、とか、 ナマちんこ、とか、 ナマまんこ、とか、 書いてないのだった。 亜美は、裏ビデオは、もう何回も見ているけれど、 正規品みたいに、ちゃんとパッケージに入っているわけだし、 どういうワケ?????? と、思ったのだった。 で、見ながら、マンコが濡れているのだった。 「もおおおおおおお」 たっくんのバイクの音が聞こえてきて、 エンジンが止まる音がして、 たっくんが、帰ってきた。 「勝手なこと、するんじゃネェよ」 亜美は、『麗奈の穴』を止めていなかったのだ。 「だって、たっくん、遅いんだもん」 亜美は、たっくんが脱いだ服をたたんで、部屋の隅に置く。 たっくんは、パンツ1枚になる。 亜美は、たっくんに抱きついていく。 なんだか、ぐったりしているおちんちんを、 おくちでゲンキにしてあげたくて、 さっきからおしゃぶりしているのだけれど、 たっくんのおちんちん、ずるり〜ん、って めんどうくさそうにしているのだ。 「なんでだよぉ」 「なんででもねぇよ」 「だって・・・・・・ちんちん・・・・・・」 「バイトで、くたびれてるんだよぉ」 「ええっ、きょう、バイトするって、言ってた?」 「友だちに、頼まれちゃってさ」 「なんの、バイトなんだよぉ」 「なんだって、いいじゃねぇか」 亜美は、すっぱだかになって、 たっくんに抱きつく。 おっぱいを、 ぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐりぐり たっくに、こすりつけて、 「ねえ、しようよぉ」 小さなテレビの中で、ほしの麗奈が、 「ネェ、入れてよぉ」 と、言った。 「亜美、おまえ、AV出てみねぇか?」 「えええっ!」 「なあ、出なよ」 「やだよぉ」 「ちんけな店で、パンツ売ってないでさ」 「やだってば! そんなこと、させたいの?」 「金、かせげるらしいぜ」 「なに、言ってんだよぉ」 「1本、100万くらい出るんだってよ」 「やめてよぉ」 小さなテレビの中で、ほしの麗奈が、 バックから挿入されて、 「うぐぅ、うぐぅ、うぐぅ」 って、うめきながら、 おくちは、別の男のちんちんを、しゃぶっている。 亜美は、ちょうど、それを見た。 「あんなこと、いやだよぉ」 「出ろって」 「よその男とやるんだよ!」 「あたりまえじゃん」 「やだよ、そんなの」 「1本、100万で、10本……1000万だぞ!」 「……」 「1000万だって」 「……」 「1000万」 亜美は、起き上がると、 たっくんのおちんちんからコンドームをはがしてやって、 自分の「穴」の後始末をする。 「やだよぉ」 亜美は、もう一度言った。進む