その4
「こらぁ! 起きんかいっ!」
アタシはキノコ仙人を蹴り起こしていた。普通の人ならそのまま逝っちゃうようなハードな蹴りだったが、ジジイ
の兄貴ならこのくらいで丁度いいだろう。
「ごへぇ!! なんじゃ? あああっ! 目が見えんっ! これではぴちぴちギャルの恥じらいロストバージンが
拝めないではないかぁ!!」
分厚い布で目隠しされ、後ろ手に縛られているという、ちょっと死刑囚っぽい格好にさせられたキノコ仙人は
泣きそうな声をあげて身悶えしていた。
「そんなもん誰が拝ませるものかっ! さあ、キノコを引っこ抜く手順を説明しなさい」「ううう……嫌だと言ったら?
……ぐわぁぁぁぁっ! やめ、やめろぉぉぉっ! そんなにグリグリしたら潰れてしまふうううううっ!!」
何をしたかは想像にお任せします……。
「仙人様ぁ。姫様は本気なんですぅ♪ 話してくださらないと、さっきの三百倍ぐらい酷い事をされちゃいますよぉ♪」
シェリナがナイスフォローを入れてくれる。
「ぐは! さっきの三百倍も酷い事をされたら、間違いなく潰れてしまふ……わかった! ここはおぬしらのその熱意
と殺気に免じて口頭で伝授してやろう・・・…しくしく」
泣く泣く要求に応じるキノコ仙人。
「……では、まずキノコの表面に挿入補助粘液を分泌させなければならん。これには色々な手段があるが、初心者なら
お口でやるのがよろしかろう……」
「はぁ? いまいちよくわからないんだけど、具体的にどうやるかあんたがやって見せてよ」
「わしがかぁ! そんな汚らしいことなどできるものかっ! ……がああああああっ! そっ! それはきついっ!
回すなあぁぁっ! 中身が噴き出してしまふううううっ!」 何をしたのかは、やっぱり想像にお任せします。
「これ以上酷い目に遭いたくなかったらとっととやって見せなさいっ!」
「うう……目隠しされた状態でやるのか……ちょっと背徳的な快感があったりして……」「あの……姫様……わたし、
わかりますぅ♪」
シェリナがおずおずという感じで声をかけてきた。
「え? わかるって何が?」
「あの……ですから、お口でするってことの意味ですぅ♪ はっきり言って、キノコ仙人さんが見本を見せるのは
あまりにもおぞましすぎますぅ♪」
なんだかよくわからないが、シェリナは耳まで真っ赤になっている。まあ、どうせろくな行為でないのは確かなの
だが、かなり恥ずかしさをともなうらしい。
「おおおっ! でかしたぞ娘さん! 早速やってくれ! たっぷり音を立てるんじゃぞ! でないとわしはこのとおり
目隠しされて……ぐおおおおおおっ! またそれかぁ! 頼むからこめかみグリグリ責めはやめてくれぇ!!」
ええ。さっきからやってたのはこめかみを両側から拳で挟んでグリグリするという責めだったのですが……何か
勘違いしてません?
「だったら余計なこと言わないの! 必要最低限の指示だけしなさい!」
「うう……遠縁の親戚によくそんな酷いことができるのぉ…」
「え? これって酷いの? アタシはジジイにもっとハードな事してるけど……」
「不憫な弟よ……心の奥底から同情するぞぉ」
「……あのぉ……もう始めちゃっていいでしょうかぁ?」
「あ! シェリナ、御免! じゃあ、お口でするっていうやつの見本見せてね」
「みゅうう……はいぃ……」
なんだか凄く後悔したような表情を見せるシェリナ。
「シェリナ、恥ずかしいならやめてもいいんだぞ」
リアンが横から言うが、シェリナはきっぱりと首を横に振った。
「いえ、大丈夫ですぅ。姫様のお役に立てるなら、恥ずかしくても我慢しますぅ♪」
おお! 忠臣だぞシェリナ! なんだか胸の奥がジーンとしちまったぜ! 無事に城に帰ったあかつきには、
ケーキ喰い放題に連れて行ってやろう。…って、待てよ、あののほほんとしたシェリナが恥ずかしがるような
ことをアタシたちもやらねばならないのか…。「……じゃあ、やります。まず、こうやっておっぱいで挟み込んで…」
シェリナはそう言いながら魔法のキノコを豊かな胸の間に挟み込んでいた。かなりの大きさのキノコが二つの白い
果肉に包み込まれて見えなくなる。
「それは必ずしなけりゃいけないのか?」
リアンがちょっと不安げな表情で言う。はっきり言って彼女の胸のサイズでこれはムリだろう。
「え? こうすると喜んでくれますぅ♪」
「はぁ? 喜ぶって、キノコが?」
「ちがいますぅ! お師匠様ですぅ♪」
そう言ってシェリナは物凄く恥ずかしげな表情を浮かべた。
「お師匠様って……シェリナの? 宮廷魔道士筆頭のグロムゼン様ぁ!?」
これは意外だった。確かにグロムゼン卿はなかなかの美男子だが、非常に口数が少ない人なのである。はっきり
言って何を考えているのかよくわからない。
そんな人がシェリナと……その……かなり深い関係……って、こんな恥ずかしいことまでするのかぁ!!
おっぱいで、男の人のモノを挟んであげると喜ぶなんて……。
「そっ……それでぇ……こうやってむにゅむにゅしてあげます」
シェリナはおっぱいの左右から手を添えて豊かなふくらみをむにゅむにゅと揉みこね始めた。白く柔らかな肉が、
赤黒いキノコを挟み込んでフニフニと形を変える様は、同性のアタシが見てもなんだかドキドキしてしまう。
「おい! 音が聞こえんぞ、なにがどうなっておる? キノコは濡れ始めたか?」
「え?」
「刺激したらキノコの先からヌルヌルした粘液が出てくるのじゃ。それをキノコの表面に塗り込めてから挿入するの
じゃぁぁっ! ……あのぉ、やっぱりわしがじかに見ながら指導した方が…・・・ぬぐおおおおおおおおっ! 股間は
踏まないでくれぇ! わしのぉ! わしのキノコちゃんがぁ!」
「口頭で十分ですっ!」
今、キノコ仙人を攻撃しているのはリアンである。リアンったら、かなり大胆な攻撃をするなぁ…。
「あ……少しヌルヌルが出てきましたぁ……」
シェリナのおっぱいの間からは、ぬちゅっ、くちゅっという粘液音が聞こえてくる。シェリナったら、なんだか
目がトロンとしてきたぞ。少し嬉しそうだな……。
「んっ……キノコさん、熱いですぅ♪ あんっ! お師匠様の事思い出しちゃう……お師匠様ぁ……はむんっ!
ちゃぷっ、ちゅぷっ、ちゅううっ!」
おっぱいの間から顔を覗かせたグロテスクな先端部に小刻みにキスし、舌を這わせるシェリナ。
なんだろう。物凄くドキドキする。アタシもちょっとだけやってみたいような気分になってきた。
ふと横を見ると、リアンも食い入るようにシェリナの口元を見つめている。しかし、無意識だとは思うがキノコ仙人
の股間を踏みつけてる足をグリグリするのはいかがなものだろうか…。
「ううう……その調子じゃ、いい音がしておるぞぉ! ああああぁぁ! 踏みにじられる刺激が次第に快感に!
このままでは目覚めてしまふうううううっ!」
一体何に目覚めるのやら…。
続く
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