第7話「近親相姦」その4
『私と……結婚してくれないか』
『………ええ』
そう……あれはどれほど昔の事だろうか。たくやが生まれる前……記憶も色あせ、あれほど愛した彼女の名前
もすぐには思い出せなくなっている。
『………さん、幸せな家庭を築きましょうね』
『ああ、必ず君を大事にするよ』
そう言って私は彼女の肩へ手をかけた。
美しい……たくやに受け継がれた彼女の美しさだけはどんなに私の記憶がかすれても忘れてしまう事は無い。
だが……彼女はたくやを産むと……
その前に、彼女にこれを手渡さなければ――
『一つ……頼みがある』
『なんです、あらたまって。私に出来る事ならなんでも言ってくださいね』
優しい声に励まされ、私は背後に隠していたものを彼女へと差し出した。
それは……どこからどう見てもメイド服だった。
「やはり夫婦生活にメイド服はデフォルトだぁ〜〜〜!!」
「なに他所様の家でとんでもない寝言ほざいてんのよ、この変態親父ぃ!!」
む、か、彼女が私に暴力だと!? それは何かの間違いだ。エッチのときには常に私の言うなりだった彼女が
こめかみにエルボースマッシュだなんて……
「いいかげん離れてよぉ。いつまであたしの胸を揉んでるつもりよ!!」
胸だと? 先ほどから手の平を包み込むような柔らかさが気持ちいいな〜〜、とは思っていたが…手のひらに
収まらないじゃないか。いつの間にこれほど成長……はっ、もしや私が会社に行っている間に誰か他の男と!?
「やっ! ほ、本当に寝てるの? まさか起きてて寝たふりなんて……くぅ…い、弄らないで……やっ、離れて
ぇ!」
「ルーミット、少し動かないで。客人に対して力ずくというのも気が引けますが当家のメイドに手を出すなど持
ってのほか。少し懲らしめを――」
「ジャ、ジャスミン先生、ストップ、ムチはストップッ!」
―――その直後、風きり音がしたかと思うと私の体は鞭の鋭い痛みに打ち据えられていた。それはもう、ビシ
バシッとくる痛みはプロの女王様に違いないと思うほどに……って、ぬぉおおおおっ!
「い、痛いじゃないか。私が何故に下僕だ!?」
どうやら私は寝ていたようだ。痛みから逃れるように身を捻ると自分が今までベッドで横たわっていたのだと
気づかされる。
私の背を打ったのは……どうやらベッド脇に立つ女性のようだ。後ろに隠してはいるが手には鞭で持っている
のだろう。どう見てもキツそうな性格してるし。しかし……めがねをかけた知的な表情はなかなかに魅力的だ。
スーツを隙なく着こなしたスリーサイズの方もなんとも……見事なものだ。
「父さん……起きて早々、鼻の下を伸ばすのはやめてよね。まったく…恥ずかしいんだから」
そ、それほど伸びていたかな? 自分では睨み付けていたつもりなのだが……と、その声はたくやか?
「…………お…おおおおおおっ!? たくやがメイド服〜〜!!!」
しかもたくやがいたのは私と一緒のベッドの上。少し服の裾が乱れたクラシックなメイド服と乱れた息にたく
やが軽い興奮状態なのはすぐわかったが、枕の側でスカートを整えながら胸をかばう姿は………ぷちっ。
「ご主人様と呼んでくれぇ!!」
「寝ぼけるのもいいかげんにしろぉ!!」
いざ、飛びかかって茶色というくつろいだ色のブラウスに包まれた大きな乳房に飛び込もうとしたところに、
背後に倒れこみながら跳ねあがったたくやの蹴りがカウンターとなって私の顔にめり込んだ。
「……………………ふっ……そんなところも母さんそっくりだ」
「あたしの母さん何者だぁ!」
「まぁ、それはさておき――」
鼻血が出たか。だが、そんな事でメイド姿のたくやへの熱くてドロドロと沸騰している私のリビドーを止めら
れると思うなぁ!!
「あっ……や、やめてっ!」
ここまで来てやめる父親がどこにいる。顔に食い込む足を掴むとそのまま横へと押しやり、たくやの足を開く。
予想していたのは白や青だった。男との経験はあるが未だ純真さを忘れていないたくやには特に白を身につけ
ていて欲しかったのだが………
「な、なんで黒い下着をつけているんだ……ま、まさか勝負下着!?」
そう、たくやのふっくらとした股間を隠していたのは黒、しかもアダルトな意匠が男の興奮を掻き立てる極上
品だ!
「ち〜が〜う〜〜!! これはメイド服と一緒に無理やり帰せられたの。だから」
「無理矢理か…ならば脱がそう。心配はいらん。全てお父さんに任せておきなさい」
「やっ…な、何考えてるのよ、だめ、脱がさないで……いやぁ!!」
たくやがどれほど拒もうが私は初志を貫徹する!
私を押しのけようと暴れまわるたくやの両足を脇に抱え込むと、両手をめくれあがったスカートの中に差し込
んで私を誘惑するいけない下着の腰紐をしっかりと掴む。
こんなものを付けていなくてもたくやは美しい……いや、ノーパンのメイドにだからこそ感じる萌えもあるの
だ。下着を脱がした後のたくやがどのような恥らう姿を見せてくれるか考えるだけで……だめだ、欲望が押さえ
られなくなりそうだ。昨日は最初からたくやが全裸だったから脱がす興奮を味わえなかっただけに……
「さぁ、父さんの前に全てを晒しなさい!」
「いいかげんになさいませ!」
――ビシッバシッビシッ!
「ヌガァ!! な、なにをする! ――あ、たくや、待ちなさい!」
背中を鞭で打たれた痛みで私の力が緩み、手を離してしまった隙をついてベッドから転がり落ちたたくやは鞭
を手にした美人の背後へと隠れてしまう。
「ジャスミンさん、助かりました」
「――いかにルーミットの父君と言えど、当家のメイドは全て主の所有物です。どのような理由があろうとも主
の許可無くメイドに手を出す事は何人であろうとも許される事ではなく、財産権を侵害するものでもあります」
「………へ?
「ルーミットも当家のメイドに採用されるほどの美貌を持っているのですから近親間でも劣情を抱く事はやむを
得ない事でしょうが、当家にいる期間中はそのようなふしだらな行為は止めていただきたい。よろしいですか?」
「と言う事は……家に帰ってたくやとエッチしろ、そう言う事か?」
「そうです。親子間の関係にまでは当家も介入いたしません」
「ジャスミンさぁん……そんな事を言わないでちゃんと説得してください。このままじゃあたし、父さんが恐く
て家に帰れないんですけど……」
涙目になってジャスミンと呼ばれる女性にすがりついたたくやだが、理知的な美貌の彼女はそんなたくやに冷
たく、けれど奥に何か企んでいそうな輝きを灯した目で見下ろすと、感情を感じさせない声で冷静に話を続けた。
「明日までルーミットは当家に滞在します。その後、門の外を出れば道で犯そうが森で犯そうが、それはあなた
たちの自由です。ですが、ルーミットが当家にて働く事を希望するのであれば――」
「うっ……それってつまり…父さんにエッチな事をされたくなかったらメイドとして働けと……」
「強制はしませんわ。判断するのも決意するのもルーミット自身。既に親から離れて自分でそのような判断をす
る年齢にはなっているのでしょう?」
い…いかん、そんなのいかんぞ! いますぐだ、私は今すぐたくやを抱きしめて親子の絆を確かめ合いたいの
に何日も待たねばたくやを抱けないなどと……そんなのイヤだ!…が、ジャスミンが威嚇するように鞭を持って
いるからやめとこう。あれは痛すぎるから、うん。
「………一晩、考えさせてもらえますか。あたしにも都合があるから……」
「ええ。もう日は暮れてしまっていますから相原様も今日はご宿泊ください。ルーミット、後でご自宅に電話を
しておきなさい」
「はい……」
力無くうなだれるたくやに命令したジャスミンは扉を向かう前にもう一度私の顔を見つめると、
「ご主人様はもうご夕食を終えてしまっているので相原様のお食事は別途こちらに運ばせていただきます。それ
と館の中の移動は自由になさって構いませんが、夜間は庭での遭難の危険がありますので外出はご遠慮ください」
ど…どんな庭なんだ……ここは富士の樹海か!?
「それと重ねて申し上げますがメイドへ淫らな行為を成される事だけはくれぐれもご自重ください。もし、その
ような事実が露見した場合は――」
いや、だから鞭をパシパシ鳴らさなくても……わかりました……
「ではこれで失礼いたします。ルーミット」
「はい……じゃあ父さん、これで……」
ああ…たくや、行ってしまうのか……責めて父さんの大きくなったコレを静めてから……
―――パタン
だが私の心の声はたくやに届かなかったらしく、恭しく頭を下げたジャスミンと困り顔で悩んでいるたくやは
扉の向こうへと姿を消してしまった。
ふむ………暇だ。
食事は上手かった。妻を誘ったフランス料理の三ツ星レストランに勝るとも劣らない味……さすが若き大富豪
の館だけのことはある。
だが私のいる部屋のはテレビが無い。ラジオも無い。本も無い。メイドもいない。
背広から携帯を取り出してみれば圏外。まさに陸の孤島のようなこの場所で、どうやって暇をつぶせばいいの
だ。
風呂に入ろうと思えば、すぐ隣にジャグジーがある。だが期待していたのとは裏腹にメイドが体を洗ってくれ
ると言う事も無く、トイレで下の世話をしてくれると言う事も………たくや、どこに行ってしまったんだぁ……
父さんは、父さんはものすごく寂しいぞぉ………
ベッドに仰向けになって天井を見つめていれば、思い浮かぶのは亡き妻との甘い思い出と、昨日のたくやの蕩
けるような肉欲の感触。
ああ…一人寝の夜がこんなに苦しいとは……たくやが、メイド服のたくやが一つ屋根の下にいるというのにぃ
〜〜〜!! ――ティッシュはある。こ、この歳で、この歳で自己処理せねばならんというのか……ひどい、あ
まりにも酷すぎる! たくやよ、後生だからこっそりとこの父の熱い昂ぶりを静めに来てはくれんのかぁぁぁ!
!
―――コン、コン
もはや我慢ならん、枕に赤黒く充血して肥大したアレを擦りつけて悶々と夜を過ごしてやろう、そう決心しか
かっていたちょうどその時、廊下へと続く扉が控えめにノックされた。
「たくやか!? たくやなのか!?」
その音を聞いた私の体は反射的に勢い良く跳ねあがり、スリッパを履く事さえもどかしく思いながら扉へと駆
けよってドアノブを引いた。
―――だが、そこに立っていたのは私のたくやではなく、ましてやメイド姿のたくやでもない。ピシッと隙無
くスーツを着こなし、腰に届くほどに長いストレートの髪をポニーテールに結い上げた女性、ジャスミンだった。
「………何か用かな。こんな夜更けに男の部屋を訪れるなど」
僅かに落胆はしたものの、宿敵のような女性が目の前にいる事で逆に興奮が収まった私は顔を少々険しくしな
がらジャスミンをにらみつけた。
「随分と嫌われたものね。美しい女性が訪れれば、まずは喜んで部屋に通すものではなくて?」
「………どうぞ。何も無い部屋で退屈していたのでね。話し相手は大歓迎だ」
自分で美しいとはな。――だが、確かにジャスミンは美しい。身に纏うスーツには少しの遊びも無く彼女のボ
ディーラインを遠慮無く締めつけている。それ故に見て取れるウエストのラインにも一切の無駄が無く、胸の膨
らみやヒップの丸みも若々しいたくやに負けないほどの張りとふくよかさを持っている。
だが長い髪を揺らして部屋に入る彼女の姿を目で追う私の目はタイトスカートから伸びる両足へと吸いつけら
れる。太股を擦り合わせるように歩く彼女のすらりと伸びた脚はストッキングをはいておらず、生の肌を私の前
に晒している。その扇情的なラインを這いあがればスカートが股間の奥への暗がりを作り、たくやの事しか考え
られなくなっている私でさえもつい覗いて見たいと思ってしまう。
そんな視線を知ってか知らずか、ジャスミンはソファーではなく、私が横になっていたベッドの端に腰をかけ
ると挑発するように右足を跳ね上げて足を組む。優雅ささえうかがわせるその動きに生唾を飲みそうになるのを
堪えると、私は彼女が見える位置のソファーに腰を下ろす。
女狐――それが私が抱いた彼女へのイメージだ。
「それでなんの話をしに来たんだ」
「女が男の部屋を訪れたんだから…それぐらいの理由、察してもらえないのかしら?」
「さてな。いささか鈍いものでね、口に出してもらわないと人の心など分かるわけが無い」
ソファーの前に置かれたテーブルの上には寝酒にと置かれたワイン、そして二つのグラスが置いてある。考え
ても見れば、これはジャスミンが用意させたものなのかもしれない。そう思いながら手をつけていなかったワイ
ンのコルクを抜くと、ルビーよりも深みのある赤い酒をグラスへと注ぐ。
「そんなところに座っていないでこちらにこないか。せっかくの良い酒だ、余らせるのはもったいなかろう」
「それって私を口説いていると取ってもよろしい?」
「馬鹿を言うな。私は妻帯者だ」
「ふふふ…それは残念だわ」
ベッドから立ちあがろうとする際、熟れ膨らんだ彼女の美巨乳が屈めた上半身の下でたわわに揺れる。ブラウ
スのボタンが弾け飛びそうな揺れ具合に目を奪われるが、直後に顔を上げた彼女と目が合ってしまい、照れを隠
すようにワイングラスを持ち上げた。
「―――どういうつもりだ。色仕掛けか?」
「あら、やはり私のことをそう言う目で見ていたんですか? 自分の娘さんに倒錯していらっしゃるのかと思っ
ていましたら、意外と気が多いんですのね」
「下着をつけずに男の部屋へ来たくせに何を言う。ブラウスから乳首が見えていたぞ」
「まぁ…やっぱり。恥ずかしいわ、ふふふ…♪」
ソファーの側へやってきたジャスミンは頬を染めながら胸を隠す。あまりの胸の揺れ具合にでまかせを言って
みたのだが……まさか当たりとは。
最初に見たクールな美貌からは想像できないほど照れた表情は可愛らしい。眼鏡の向こうの切れ長の瞳に柔ら
かい笑みを浮かべたジャスミンは私の正面の椅子に座るのかと思いきや、わざと胸や腰を振って私の注目を引き
寄せながら回りこみ、隣に――偶然にも昨日のたくやが座った位置と同じ場所に――腰を下ろす。そして私の腕
にスーツとブラウスとに包まれた見事な膨らみを押しつける。
………悪くは無いな。妻はそれほど巨乳ではないし、たくややジャスミンのような巨乳の感触を味わえるのは、
なんとも心地がよい。
空調が適度に効いた部屋の中で、彼女の豊満な肉体はやけに熱く感じる。まるで興奮しているかのように火照
っている彼女は身をグイッとよじって体を密着させ、パイずるように腕を胸の谷間に抱え込み、形の良い唇を私
の耳元に近づける。
「ねぇ……ルーミット、いえ、相原たくやさんを当家に譲ってはいただけませんか?」
「………なに?」
その言葉を聞いて、ジャスミンの肉体の温もりの気持ち良さも忘れて私の眉は逆立ってしまう。
「我が主はたくやさんを気に入っております。出来れば自分の子を産ませたい、そう思うほどに……そうなれば
メイドとしてではなく、我々のもう一人の主、奥方様として迎える事になります。彼女にとっても悪い話ではあ
りませんわ。いわゆる玉の輿なんですから」
たくやに子…妊娠だとぉ!?
「そ……そんな事は断じて――!!」
「もちろん、ただで…とは申しませんわ」
ジャスミンの手が私の股間へと伸びる。そして彼女が部屋に来る前からいきり立っていたペ○スを手に掴み、
布地の上から優しく扱き始める。
「くっ……!」
「たくやさんの事は調べさせていただきました。もし彼女が望むのであれば男に戻るための研究費も当方で出し
ても構いません。そして男に戻り、片桐明日香さんを妊娠させて子を残してから再び女に戻り、その上で当家に
来ていただく……その場合、片桐さんにも養育費は支払いますし、そしてあなたにも相応のポストを――いえ、
当家の親類となるのですから社長になって頂いても構いませんわ」
完全に勃起したペ○スの形を確かめるようにズボン越しに何度も股間をなぞり、吐き出す事が出来なかった精
液がタップリと詰まっている玉袋を指先で弄ぶ。腹筋に密着した男根がその巧みな指使いにしっかりと反応を返
してしまうとジャスミンは嬉しそうに笑みを浮かべ、ジッパーの取っ手を摘み、ジジジッ…と引き下ろして行く。
「………ダメだ…たくやは私の……」
このままジャスミンのいい様にされてはいけない。だが……私の体はこのまま彼女に愛撫されつづける事を求
めてしまっていて、パンツの中からしなやかな指先にペ○スを引出されるのを拒む事が出来なかった。まるで金
縛りにでもあったように自分のペ○スが扱かれても指一本動かす事ができず、腰の奥でざわつき始めるオスの欲
望に歯を噛み締めながらも、隣に座る女性の美しい顔に精を撒き散らしたい欲求が芽生えてしまう。
「ふふふ…ものすごく大きい……媚薬入りのワインはよほど気に入っていただけたようですね」
「なっ…一服持ったのか!?」
「ええ。食事にも精のつくものを使わせていただきました」
い、いかん。このままではジャスミンを押し倒してしまい、弱みを作る事になる。そうなれば社会的地位どこ
ろか妻にも見放され……いや、たくやさえ私のところにいてくれれば構わないが、だがそれさえもこいつらは奪
おうと…
「ひ、卑怯な……」
「ふふふ…何を考えているかは存じませんが、私のしている事は主から命じられたおもてなしに過ぎませんよ」
「もてなし…だと?」
「ええ。ですから私も……お客様のお手を煩わせないように同じ薬を飲んでまいりましたわ。だからほら、もう
こんなに……」
そう言ってジャスミンがスカートを捲り上げるとドロドロに愛液をまとわりつかせた恥丘が物凄い勢いで視界
に飛びこんできた。今にも湯気が立ちそうな割れ目には果実を割ったかのような深紅の粘膜が顔を覗かせ、周囲
にむっとするような熱い臭いを放っている。
「少し…量が多すぎたかもしれませんわね。いかがです? ご自分の娘の前で私を抱いてみませんか?」
「娘……たくやが見ているのか!?」
「ええ。私が部屋に入るずっと前から扉の傍らでご主人様に「おしおき」されていますわ。でも…今はそんな事よ
り私と楽しみましょう……」
た、たくやが廊下でおしおき!?――い、いや、この女が言う事だ、嘘に決まっている。私が慌てて廊下で出
たところで笑い者にする気でいるんだ!
だが…だが万に一つ、たくやがあの男に犯されていたとしたら……たくや…たくやが……わ、私はどうすれば
いいのだぁ!!
1:私が愛しているのはたくや一人! もう我慢できん。そこにいなくとも探しに行く!(廊下へ――)
2:心頭滅却…般若心教……この程度の誘惑に屈するものか。たくやへの愛はこの程度で揺るぎはしない!(興奮を抑え――)
3:た…たくやが見ているなんて嘘だ……うっ…巧い……もう我慢できん。ジャスミン、犯す!(欲望のままに――)
続く